『kodama』



この街はいつも切ないリズムをかかえたまま
重たい空が街の熱を奪う

窓の向こうを見つめたまま
悲しみばかり形になってゆく

そうやって歩いてきた
いつからだったろうか
ずいぶん歩いたなぁ
靴もボロくなった

明日消えてしまうかもしれない世界
永遠に続くかもしれない世界
だけど一つだけ確かなのは
命は限りあるものだから

上手に描いて 色を塗って 消えないようにする


言葉は魔法で 心は広がる海で
そこに日常の 雲が広がってゆく

涙がこぼれて 悲しい順に雨になる
聞こえる雨音は こだまする悲しみか

耳をすませば 遠くで聞いた声で感じたい やさしさを
信じたい いつの日か

雲のすき間から走り出した光り
心の闇を照らしながら
涙をひとつ抱えていく

雨のち晴れを待ってる
まだ悲しみがこだまする




投稿日:2013/03/28(木) 23:56:05.73 0








最終更新:2013年03月30日 00:24