『米』 第一話


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 ・・・セヨ・・・・アオ・・・イニ・・・セヨ
アオイオモイにキョウメイセヨ!!
蒼い想いに共鳴せよ!!


「・・・共鳴せよ」
そう呟き、ゆっくりと開かれた鞘師の眼に映ったのは真っ白い見知らぬ天井
「ここは・・・どこ?」
体を起こした鞘師の両手にはふかふかのベッドの感触
ブゥゥゥンと低く響き渡る空気清浄機の音もかすかに香る塩素の消毒剤の臭いも覚えがない

「私はなにをしていたんだっけ?」
起き上がった鞘師はつい今しがた寝ていたベッドの周囲を見渡した
ベッドの端にいつも身につけている愛用のペットボトルホルダーを見つけ、手を伸ばす
腰に付けたペットボトルホルダーの中の液体がちゃぽんちゃぽんと軽やかな音をたて静かに揺れる

四方白い壁で覆われた長方形の部屋。広さはホテルの一室程度といったところか
室内には先程まで横になっていたベッドと小さなテーブルと一脚の椅子があるのみ
天井の高さは4m程度と普通と比べわずかに高い程度で、換気口などは見当たらない

「そうだ・・・香音ちゃんと買い物にでかけたんだよね」
学校帰り二人でウインドウショッピングし、屋台のたこ焼きをわけあった
他愛もない話で笑いあって盛り上がり、リゾナントに向かうことになって・・・そこから記憶がない
「香音ちゃんはどこ?」

一目で見渡せるこの部屋の中に誰かが隠れられるスペースは存在せず、あえて隠れる理由もない
ただ・・・『室内』に限ってだけだが
「やっぱりあのドアから外に出るしかないのかな」
目の端に入ったなんの特色のない普通のドアが開けてくれとばかりに圧倒的な存在感を放つ


重厚感のある金属で作られているわけでも、宗教的な装飾も付けられていないのに、ドアから感じる奇妙な違和感
ここにいるということがまず異常なのだ
というのも鞘師自身がなぜここにいるのか何一つとして心当たりがないからだ
しかし、何もない部屋にただいるだけでは何も進まない
とはいえ・・・この状況で恐怖や不安を感じるなというのは酷であろう
「なんだかゾンビが出てくるゲームみたい。このドアを開けたら何かが飛び込んでくる、とかないよね?」
リゾネイターの鞘師とはいえドアになかなか脚が進まない。いや進めたくなかったというのが正しいのだろう

これがゲームなら室内に何か武器や攻略のヒントとなるアイテムが存在していてもおかしくないだろう
事実を述べるならば武器ならもう手にしていた。愛用のペットボトルホルダーである
しかしベッドの下からも机の裏からも椅子の裏からもこの状況を説明しうる情報は得られなかった
手に入ったのは結局ペットボトルホルダーと机の裏に貼ってあった特段変わりない③と書いてあるシールだけ
水もない、食料もない、おまけに鞘師自身の鞄もない。外と連絡する手段はない
自分でこの現状を打破しなくてはならない-それが鞘師の導きだした答えだった

「香音ちゃんを探さなきゃ」
ドアノブに手をかけゆっくりと回す。音をたてることもなくゆっくりとドアが開く
開かれたドアの隙間から割り入ってくる光はない。少なくともドアの外は屋外ではない
何が起きても大丈夫なようにゆっくりと、そうゆっくりとなんの抵抗もなくドアは開いた

ドアの先に広がっていたのはまたもや白い壁に囲まれたホテルのエントランスほどの開かれた空間
ささやかなダンスパーティが開かれてもおかしくないくらいの広さだが、何も装飾品は置かれていない
床は大理石なのだろうか、天井から下げられたやたら大きなシャンデリアの光を反射している
壁は鞘師が今出てきた部屋と同じ壁紙で覆われ、いくつかのドアが打ちつけられている
1,2,3・・・・自分自身が開けたドア含め全部で8枚、部屋はお互い4組ずつ向かい合うように造られている

「正八角形の舘」
脳裏に浮かんだのはかつて日本でブームとなった推理小説の「舘」シリーズ
奇妙な舘で起こる不可思議な事件の数々。鞘師自身は読んだことはないがその情報だけ聞かされていた
ゾンビが出てくるゲームに奇妙な構造の建物が揃うだけで不安が否が応でも増えていく


扉の後ろに何かが潜んでいる恐れがあると思い最後の最後まで気は抜けなかった
ゆっくりと自分の周囲に気を張ることを忘れず、扉を閉める
「何だろう、これ」
閉じられた扉には金属プレートが打ちつけられており、『/』と印が彫られていた
スラッシュと日本語に正すと読まれるその文字は強調するように凹凸が付けられている
これは明らかに誰かが何らかの目的をもって造られたものであることは誰が見ても明らか

他の扉にも目を凝らして見ると同様のプレートが貼られている
鞘師のいた部屋の両隣のプレートは『―』と『|』
「いちといち?それともよこぼうといち?」
皆目見当つかないものの、部屋があるということはその中に何かがあるのかもしれないことの裏返し
もしかしたら香音がいるのかもしれない、そんな期待も僅かに抱かれた
とにかく入ってみなければ何も進まない。鞘師は左隣の『-』のプレートの部屋の前へと歩を進めた

扉は鞘師の『/』の部屋とまったく同じ材質、大きさであった
そのプレート以外にはなんの特色もないただのドア
「・・・いきなり開けるのは危ないかもしれない」
開けようとしてドアノブに向けた右手を途中で止める
ペットボトルホルダーから水が飛びだし、鞘師の右手に棒状になっておさまる

水限定念動力―通称、アクアキネシスが鞘師の能力
液体ならばなんでもあやつることができる能力。水を棒状にも刀のようにも、はたまた盾にも変形できる

右手の水の棍をくるくると右へ左へと鮮やかに回転させ、一旦ぴたりと止め、構えの姿勢を向ける
そして頭上から扉へと思いっきり強く打ちつけた
扉はバリバリと音をたてあっけなく崩れ、プレートがゴトンと音をたて床に落ちる
壊された扉の向こうには鞘師のいた部屋とほとんど同じ光景
真っ白い壁と一組のテーブルとイス、そしてベッド、その上に横たわる人影
「香音ちゃん!」
探し人の姿がそこにあった


部屋にはまだ入れない。部屋の中に仕掛けられたトラップの可能性が頭をよぎる
四角い部屋とはいえ、壁の中に何もないとは言い切れない
水の棍で何も仕掛けられていないことを確認しながらゆっくりと香音のもとへと近づいていく

改めて眺めると部屋の構造がまったく鞘師のいた部屋と同じ構造だと気がつく
ベッドの位置からテーブル、椅子、扉の配置が全く同じなのだ
鼻につく消毒剤の臭いも空気清浄機の音も同じ。ホテルのように統一されているようだ

「香音ちゃん!香音ちゃん!」
鞘師はベッドで仰向けに寝ている香音の体を大きく揺さぶって起こそうとする
呼吸はしているようで胸が大きく浮き沈みしている。唇の血色も悪くない
服の乱れもなく、怪我をしている様子もない
「う~ん、うるさいんだろうね・・・もうちょっと休みの日くらい寝かせて欲しいな」
「香音ちゃん!おきて!休みじゃないよ!おきて!」
なおも大きく揺さぶる鞘師に対して香音はねぼけているのか目をこすりながら起き上がろうとする
「・・・あれ?里保ちゃん?おはよう、あれ里保ちゃんの家にお泊りしたんだっけ?」
「そうじゃないって!香音ちゃん、痛いところない?」
質問の意図がわからない香音は首をかしげ「別に何ともないんだろうね」と答えた

「それより、ねえ、里保ちゃん、ここどこ?香音のカバン知らない?」
周囲の白い壁や荷物がないことにようやく気がついた香音はベッドの下にないか覗き込んでいる
「ごめん、私も分かんない。ベッドの下に何かあった?」
「何もなかった。ここどこなのか里保ちゃんもわからないんだ・・・あっ!」
香音が何かを見つけたようで大声を上げた
「どうしたの?香音ちゃん何か見つけたの?」
「扉が壊されているんだろうね!里保ちゃん!大変だよ!何か化け物がいるんだろうね」
何も言えなくなった鞘師は黙って椅子に座りこんだ

しかし香音もなにも分からないことが判明した
(一体ここはどこでなんのためにここにいるんだろう?)
鞘師は椅子に座りカバンを探そうと必死な香音を目で追い始めた
「カバンないよ~どこ~香音の携帯どこ~」


必死で荷物を探すため布団の中にもぐりこむ香音に鞘師が声をかける
「ねえ、香音ちゃん、何か覚えてない?昨日の記憶とか」
「う~ん、里保ちゃんと一緒だったことくらいしか覚えていないんだろうね」
布団からひょっこりを顔を出して答える

「あのね香音ちゃん、これに思い当たる節ないかな?」といって鞘師は扉のプレートを差し出す
『-』とかかれたプレートを受け取り「なにこれ?」と問いかける
「この部屋の扉にかかっていた・・・・と思われるものなんだけど」
思わず扉を壊したのは自分であると言ってしまいそうになり思わず云い直す
「う~ん、まずこれどっち向きなの?縦向き?横向き?」
香音はくるくるとプレートを持って回し始めた
そこで鞘師はプレートの裏になにか小さく書かれていることに気がついた
「香音ちゃん、ちょっとそのまま持っていて」鞘師は顔を近づける

「『すずきかのん』」
「え?香音の名前がかかれているの?やったあ」
小さく刻まれていたことになぜか誇らしげに喜ぶ香音と訝しがる鞘師
(これにはやはり何かの意味があるんだ。こんなことをするのは・・・やはりダークネスなのか?)

ダークネス・・・超人的な力を持った選ばれし者たちにより理想的な社会を作り上げろうとする謎の組織
そして、これまで何度となく敵対してきた、彼女達リゾナンターの宿敵

しかしダークネスの仕業とするにはどうしても腑に落ちないことがでてくる
(なぜ、私達を生かしているのか?そしてなんのためにここに集めたのか?そしてここは何のための施設なのか)
組織の大きさから考えるにリゾネイターは簡単につぶせるにも関わらず『あえて』潰しに来ない
むしろ成長を楽しんでいるような素振りさえあったと元リーダーの高橋も新垣も語っていた
ダークネスのリゾネイターへの対応は一貫性に欠けており、目的は未だに謎


必死で頭を巡らせ考えていると香音が「ん?」と声をあげた
「香音ちゃんどうしたの?」
「今ね、どこか近いところからえりちゃんの笑い声がした。探しに行こう!」
鞘師には全く聞こえなかったが、それがたとえ気のせいでも動くことに意味がある

「こっちなんだろうね」と鈴木が先頭に立って向かった先は鞘師の右隣、プレート『|』の部屋
改めて目を細めてみると、他の5つの部屋にも同様のプレートが取り付けられるのが確認できた
この隣の部屋には『\』のプレートがやはり同様に張り付けられている
これまでみた4つの部屋のプレートはいずれも違う形をしている、後で調べる必要があると鞘師は感じた

「ほら、やっぱりえりちゃんがいるんだろうね」
「まって、香音ちゃん!危ないよ!何があるのか分からないのに開けちゃダメだよ」
不用意に開けようとする香音をたしなめたが、意も介さず思いっきりドアを開けた
ドアの向こうでは生田が携帯を手に持ってにやにや笑っていた
「んふふ~♪あ、香音、里保やん!やっほ~おはよ~」
こちらに気付いたのか携帯から目を離し大きく手を振ってきた
「おはよ~えりちゃん」「お、おはよう、えりぽんなにしてるの?」
不可思議な笑いに鞘師は生田が奇妙な状況に耐えられないために精神を病んでしまったのではないかと危惧する

「え~知りたい?んふふ♪えりね、目が覚めたらねここにいたとよ、あ!ここどこかわからん?
 それでね、とりあえずなにかないかなって探したらコートの中に携帯があったと!
 カバンはないのに携帯だけがあったと!これって奇跡やない?
 それで困ったから新垣さんに電話しようとしたら、つながらなくて・・・新垣さんに拒否されたと!
 それでショックをうけて、新垣さんになぐさめてほしくて画像フォルダの新垣さん写真をみてたと」

あまりのKY加減に状況側がむしろ浸食されるのではないかとすら感じる正常な生田の姿に安堵の溜息が洩れる
ただ生田の話が本当ならば外部との連絡は付けられないことになる
何かあった場合には誰にも頼ることが出来ない状況であることが少なくとも判明した
道重にも田中にも連絡することが出来ないのだ。全て自分の力で解決しなくてはならないのだ


しかしKYな生田はともかく比較的常識人の香音がいきなり部屋を開けたことに鞘師は違和感を感じた
「あのさ、香音ちゃん、もしさ、部屋開けていきなり怪物いたらどうしたの?途中に罠があったらどうするの?
 香音ちゃん一人じゃ対処できないこともあるかもしれないから次からはもうちょっと慎重に行こうよ
 私達大事な仲間なんだからね」
「・・・そうだね、ごめんね里保ちゃん。えりちゃんの声しか聴こえなかったから大丈夫だと思ったんだろうね
 でも確かに何かあったら困るから、次からは気をつけるね」
素直に香音は鞘師の忠告に首を縦に振って笑い返した

「ところでやけど、他のみんなはどこにいったと?」
新垣写真によって元気を取り戻した生田の言葉で、鞘師はこれまでの状況を簡潔に伝えた
自分達も心当たりがないこと、ここがどこかわからないこと、プレートのこと、そして他にも扉があることを
「それなら、全部の部屋を見に行くと!聖がおるかもしれんやん」

3人で残りの5つの部屋を調べると、生田の予想通り一部屋につき一人の仲間がいた
生田の右隣、『\』の部屋には譜久村
その右隣、プレート『-』の部屋には飯窪
更にその右隣、または鞘師の正面の部屋、プレート『/』には石田
鞘師の2つ左、鈴木の部屋の左隣の部屋、プレート『\』には工藤
その左の部屋、工藤の隣の部屋、プレート『|』には佐藤
鞘師の部屋を起点として時計回転に鞘師、鈴木、工藤、佐藤、石田、飯窪、譜久村、生田の部屋
もちろん8つの部屋の構造はすべて同じで、どこにも外とつながる出口はみつからなかった
すなわち・・・

「どこにも出口がないってことっちゃね。あ~あ、どうすると~」
KYな主は大きく手を広げ仰向けになった
「静かにしてください、生田さん!まあちゃんが起きてしまうじゃないですか!」
石田が生田に注意すると生田は小さく胸の前で手を合わせ謝った
息はしている、脈もある、怪我もしていないのになぜか佐藤は目を覚まさないのだ
これからのことについて相談しなくてはならないという譜久村の提案もあり8人は佐藤の部屋に集まった
「まあちゃん、大丈夫でしょうか?」
石田はしきりに佐藤の様子を気にしており気が気でいられないようだ


「だーいし!少しは落ち着いて!だーいしが焦ったってなんも変わらないんだから!
 年上なら年上らしく堂々と構えていろよ!」
ハスキ―ボイスが石田に突き刺さり、石田はバツが悪そうに俯き黙ってしまう
そういう工藤も内心不安なのだろう無意識に佐藤の右手を握ったままだ

「しかし、一体ここは本当に何なのでしょう?出口もありませんでしたよね」
美術が得意な飯窪が建物全体の見取り図を工藤の部屋になぜか置かれていたメモ帳に描いている
正八角形の建物に8つの扉。しかしどこにも出口がない
「私達どこから入ってきたんでしょうか?」
出口がないということは入口もないということ。そう、彼女達は一体どうやって連れて来られたのか
「くどぅの千里眼でもこの建物の中しか映せないなんてここは本当に私達がいた世界なんでしょうか?」
千里眼の能力を持つ工藤ならば自身が届かない範囲まで情報を集めることが出来る
―それにも関わらずこの建物の外は工藤曰く「真っ黒」でなにも視えないという

「とにかくみんなが覚えている最後の記憶をまとめることにしましょう」
8人のまとめ役となりつつある譜久村の提案もあり一人一人が順々に話し出す
鞘師と香音はお互い一緒にいたこと、工藤は格闘訓練中、石田は能力の練習中
生田は携帯のメール、飯窪は画集を読んでいたこと、譜久村は先輩と相談していたこと
それぞれの記憶を飯窪がまとめて文字に書き起こすが
「なんも共通点ないとね」生田の正直な発言がすべてを物語る
「そうですね・・・私もこういったことは初めてですし」と語るは譜久村
「まあちゃんはどうなんでしょうか?早く目覚めてくれればいいんですけど」と石田が佐藤の手を握る

ここに連れられてきた目的―それが誰にも皆目見当がつかない
何をするのか、何をさせられるのか-不安と恐怖が渦巻く中、突然ドシンと地響きがおこる
「な、なんなんだろうね?」
「じ、地震?やだ!地震怖いよ」
「違うっちゃ、さっきのは何かが落ちたような揺れっちゃん!」
「!! みんな、ホールに行きましょう!」
そういい工藤は一人部屋の入口のドアへと向かい、扉に手をかけた


「待って、遥ちゃん!せめてみんなに何が『視えた』かを伝えてからにし・・・」
そこまでいいかけて譜久村は言葉を失い、工藤と眠っている佐藤を除いた6人も凍りついた

工藤によって開かれたドアの先にそれは立っていた。

【 ピ ピピピ ・・・ ピ ピピピ 】

「こ、これはなんなんだろうね!!」
「鈴木さん、みたらわかるでしょう!ロボットですよ!ロボット」
扉の前に立ちはだかっていたのは自分達よりも、扉よりもはるかに大きな四足歩行型ロボット
「なんでこんなのがここにおるっちゃ!さっきまでおらんかったやろ?」
「そんなこと私に言われてもわかりませんわ!こんなこと初めてなんですから」
ロボットの肩に備え付けられたレーザーが標準を合わせるべく動きまわる
「そんな!まあちゃん、はやくおきてください!逃げないと危ないよ」
「・・・」
天井のシャンデリアが重厚感ある鉄の胴体を照らし、照らされた体には恐怖でひきつる工藤の顔が映る
「くどぅ、速くそのロボットから離れてください!レーザーに狙われたらひとたまりもありませんよ!」
慌てふためくメンバー達を尻目に鞘師は一人、ただ冷静に覚悟を決めていた

謎の洋館に集められた私達8人、そこに現れた謎のロボット
出口はなく、逃げ場もない。敵の目的は不明だが、あのロボットから私達を始末する気なのは疑う余地はない
少なくとも私はまだ死ぬ気はないし、誰も死なせない
それならすることは一つ、戦って、生き抜く。そして、この状況から抜け出すんだ!

静かにロボットに向けられた二つの眼には熱い「生」への執着の炎が燃えたぎる

【ピ ピピ ・・・ モクヒョウ ハッケン モクヒョウ ハッケン サイサツシマス】
抑揚のない電子音が静かに響き、赤い二つの光が8人を見下ろした



「米」の第一話です。読み方はまだ明かしません。前話で軽く予告していた話ですw
出オチにならないように頑張って書いて行きます
主役は鞘師さんです。別に鞘師さん推しではなく、理由があるので他メン推しはご理解ください
次回は一ヶ月以内に上げれればいいんですが期待しないでください




投稿日:2013/03/11(月) 19:14:58.89 0


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