『承げ!!!!!リゾナンター』 


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「リゾナントシティももうすぐ無事4周年を迎える。だが油断するな。日々のパトロールを怠るな。頼んだぞリゾナンター諸君!」

「「「「「「「「ラジャー!!」」」」」」」」

若々しさ溢れるフレッシュな声とともに、8人は敬礼の後、揃って基地を飛び出した。
…飛び出しかけた。


「待ちぃっ!待たんかいあんたら!なに普通に『ラジャー!!』言うとんねんクジュッキーズ!あんたらリゾナンターちゃうやろ!」
ようやく治りかけている脚をかばうようにしながら、光井愛佳が8人の前に立ち塞がっている。

「えー、リゾオリメン主義派の人にとってはそうかもしれませんけど」
「もうテンプレにも載ってますしいいじゃないですかぁ」
「別に最初の9人をないがしろにする気はありませんから」
「むしろこの作者も9人時代引きずってる口みたいですよ」

「やかましいわ!そういうこと言うてんのとちゃうねん!それやったらそれで話の最初に何らかの説明せぇ言うとんのや!読んでる人混乱するやろ!」

「ですけどこのシリーズでそこまでする必要……はうっ!ごめんなさい!でも光井さんのその冷たい目…素敵ですっ」
「田中さんのお弁当食べてしまってすみませんでした!」
「まぁちゃんは天使になりたい」
「…新メンバー書けないなら書こうとすんなよ(ハスキーボイス)」

「ほらみい!こういうガッカリなことになるやろ!そやから言うてんねん!どうしてくれんねんこれ!」
ここぞとばかりに、しゅびしぃっっと指を突きつけ激しいツッコミを繰り出す光井マングローブ愛佳。
勝敗は決したかに見えた。

「まぁちゃんはいろいろな人をたすけて神様にあいたいんです。いってきまーす」
「ちょ、佐藤…!待て言うてんねん!話聞け!まさかこんな調子で話続ける気ぃか!こら!待ちぃやって!おい!」

しかし、あの田中れいなをも骨抜きにしたという小学生…もといこの春から中学一年生にはさしもの愛佳も敵わなかった。

「行ってきます」「行ってきまぁす」「すみません光井さん!」
「お前ら後で覚えとけよぉぉぉ!!!」

脚をかばう愛佳を若々しさ溢れる全力ダッシュで置き去りにし、8人は今度こそ基地を飛び出した。


「光井さんだいぶ怒ってたけど大丈夫かな…」
街に着いたところで、愛佳チルドレン香音が心配そうな声を出す。

「大丈夫大丈夫。なんとかなるっちゃん」
「そうそう、なんとかなるって香音ちゃん」
「いざとなったらわたしのチカラで何とかするから。お金のチカラで」
「お金の力かよ!出たよ財閥発言!『All is money』の精神!」

「ゴゴゴゴゴゴゴゴ………」
「…ねえ、はるなん…何してるの?」
「ジョジョ立ちに決まってるじゃん」
「ジョジョ…立………?」
「ねえ、まぁちゃん寝るのとパトロールとどっちとったらいい?」
「…パトロールだろ。っていうかさっきからめっちゃ体ぶつかってるんだけど」

悪いこと言わへんからこのまま突っ走るんはやめときって!
今からでも無理やりリゾオリメン登場さして話進めな大事故になるって!

そんな愛佳の必死の叫びも空しく、無情にも話はどんどん進行していくのであった。


「おーおー、またキャピキャピしたんがわらわらおるな」

そのとき、表現からして明らかにジェネレーションが異なる感満載の声が降ってきた。
声の出どころには、言うまでもなくダークネスの大幹部・中澤裕子の姿があった。

「あ、あの人は……!」
「あはは、また関西弁だぁ~」
「そこ?えりぽんそこ?っていうか笑うタイミングじゃないよ今!」
「出たなダークナス!」
「そうそう闇のルートでナスの売買をする組織の……って里保ちゃんボケが微妙だよ!ボケたのか噛んだだけなのかすら判断つかないよ!うまく拾えないよそんなの!」
「あなたの心に優しい風が流れますように」
「だからそれ亀井さんの台詞!しかも次回予告のときの台詞!っていうか結構前の人様のネタ!(※参照http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/404.html)」

「あーうるさいうるさい!のっけからしょうもないことゴチャゴチャゴチャゴチャ!あっちでやっとれ!」
「す、すみません。ほら、行くよあっち。どうせこれ以上大人数動かし続けるのも無理だからこの作者じゃ」
空気を読んだ香音に追い立てられ、大事故寸前(?)で9期メンバーは戦線を一時離れる。

「あなた…『覚悟して来てる人』……ですよね。人を「始末」しようとするって事は、逆に「始末」されるかもしれないという危険を、常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね…」
「あ…?なんやと?覚悟なんざ毎瞬しとるわ!何年この世界で生きてきとる思てんのじゃコラ!」
「はうっ…ごめんなさい!一度言ってみたくて……ジョルノ・ジョバァーナの名台詞をどうしても一度言ってみたくて……」
「はるなんが危ない!『カムオン!リオン!アタックモード!』」
「待ってー!亜佑美ちゃん待って!今すぐライオンさん戻してって亜佑美!こんなふざけきった話で安易に出していい設定じゃないって絶対それ!怒られるって!おい作者!お前も空気読めよ!」
「鈴木さん遠くからツッコミ大変そう~」
「だからさっきから体ぶつかってるってば!何回ぶつかるんだよ!周り見えてんのかよ!」
「ん~…見えてるのと見えてないのの真ん中ぐらい」
「どっちだよ!っていうかお前らもういいよ!はるが一人で闘(や)るから!」

ハスキーな声でそう言い放つと、リゾナンター最年少のヤンキー少女は、ダークネス最年長の元ヤンキーばっちゃんと単身向かい合った。

「…ってコラ!誰がばっちゃんや誰が!辻加護でも『おばちゃん』やったで!」
「あんたらが日本の未来はイェイイェイウォウウォウ言ってる頃、はるかはまだ生まれてなかったんだ!」
「!!マジか!?」
「あそこにいる最年長のメシ(ジョジョバカ)のお父さんとお母さんは36歳なんだ!」
「!!!!!マジスカ!?マジで言うてんのかそれ!?」

ぐらり……と、中澤の体が揺れる。

「効いてる……くどぅーの口撃が…あの中澤さんにダメージを与えてる…!」
ツッコミから実況へと回った香音が、驚きの表情を浮かべつつ読み手に状況をアピールする。

「ぐ……子どもや思て甘く見とったわ。お前…ウチの若い頃によう似とるな。大したタマやないか」
「はるかケンカちょー強いんで!ヨロシク!」
「今はまだチワワでも、いつか狩猟犬になる日が来る…!今のうちに芽を摘んどかな……危険やな」
「はっ!今でもあんたの喉笛食いちぎるくらい、よゆーでできっから!チワワ舐めんな!」
狂犬の系譜に連なる匂いを嗅ぎ取り眼光の鋭さを増した中澤に対し、遥は一歩も引くことなくハスキーな声と掲げた拳をセットにして睨み返す。

「ガチだよ……ガチの殺(や)り合いの空気だよこれ……」
新旧狂犬同士の対峙から発される凄まじいばかりの気迫を、絶対音感の持ち主である香音は人並み以上に感じ取っていた。

「…って絶対音感全然関係ないじゃん!」
それでもツッコミは忘れなかった。

「ほんま大したやっちゃな……そやけど!」
「!!」
突然、中澤の前で空間がパックリと裂ける。

「あれは……いくつかある中澤さんの能力設定のうちの一つ、“空間裂開能力―スペース・リッパー―”!!」
もちろんツッコミだけでなく実況&解説も香音は忘れない。

「どうや?お前の能力で、ウチのこの能力に対抗できるんか?」
「無理だ!くどぅーの能力設定は今のところ一つしか出てきてない!しかも戦闘系能力じゃない!これじゃ勝ち目は薄いよ!」
香音の状況説明的実況は続く。

「そや、今まで出てきたお前の能力はたった一つ。しかも戦闘の役には立たん千里………ッ!!なんやて!」
突然、遥の前で空間がパックリと裂ける。

「空間が裂けた!あれはッ!今のはッ!間違いなく中澤さんの“空間裂開能力―スペース・リッパー―”ッ!!どうしてくどぅーも使えるの!?」
状況説明おつ香音。

ドドドドドドド…………


こっそりジョジョバカが心の中で入れる効果音をバックに、遥はやや俯いたまま思わせぶりな沈黙を保つ。
そして、ゆっくりと顔を上げた。

「何ッ!」
「くどぅー!その目はッ!」
赤く光った遥の瞳に浮かぶ勾玉文様。

「そう、はるかの能力……“写輪眼”であんたの能力をコピーした」
「って待たんかいーーーーー!!!」 「待てぇぇーーーーー!!!」
もちろん、同時に即ツッコミが入った。

「写輪眼て!何か忍者の漫画のあれやろ!知らん人分からへんわ!っていうかだから千里眼やろお前のは!せんりがんせんりがんしぇんりがんしゃりんがん…って強引すぎるわ!」
「おい作者いい加減にしろ!自分自身ろくに知らないものを話に入れようとするな!しかもダジャレって!せんりがんせんりがんしぇんりがんしゃりんがん…って強引すぎるから!」
紛れもなく強引すぎる展開に、中澤と香音は全力で物申した。


「リンリンさんが……好きだった漫画ですね……」

そのとき、香音の隣でことの成り行きを悠然と見守っていた聖が、ポツリと呟いた。
何となくさみしい空気がその場を包む。

「なんやねん!なんやねんこの空気!ウチか?ウチが悪いんか!?っちゅうかまるでリンリンが故人みたいな言い方してやんなや!」
「リンリンさんは……リンリンさんはいつも笑顔を忘れない人でした!どんなに辛いときだって!悲しいときだって!」
「そやから!別に今もそやろが!何でそれを永遠に失ってしまったみたいな言い方しとんねんって!」
「わたしは……わたしたちはその笑顔をいつまでも忘れちゃいけない!明日に……未来に繋いでいかなきゃいけない!それがわたしたちのすべきこと!」
「ちょ、なんやねんこの唐突すぎなクライマックス感!お前まさか……強引に終わろうとしてへんか?」

何かに気付いた中澤の耳に「ジャキッ!」的な音が、そしてその目に信じられない光景が飛び込んでくる。

「な、ちょ、それ…!ロケットランチャ……」
「新たに萌芽するチカラ…「こ、この能力はッ……!」「バカなッ!色だけではなく味までッ!?」次回、リゾナントブルー85(はう)話『茶色のセレナーデ』(チョコレート色ですっ!)」
「次回予告!?やっぱりめっちゃ終わる気やないか!なんやってんここまでのくだり!なんやねんこの話!読んでくれた人に時間返せ!っちゅうか待て!待ていうてんねん!!」
「この番組は譜久村の提供でお送りいたしまし……た!!」
「あああぁぁぁっっっ!!!!」


ちゅどーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!


「あなたの心に優しい風が流れますように」
番組スポンサーである聖(※再参照http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/404.html)に怖いものなど何もなく、さっきの本番中に練習していた絵里の台詞を、満を持してドヤ顔で言うのであった。


こうして今回も譜久村の提供により、戦いは終わったのであった。
そして、青空を守るため、リゾナンターたちは今日も胸の高鳴る方へゆくのであった。