「いいことある記念の瞬間」


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「いいことある記念の瞬間」

【次回予告】
  『愛ちゃん寝ちゃだめだ!』〝うええおええ丼〟に混入された【超強力睡眠薬】
     メンバー達が次々と倒れていく中 持ち堪えていた愛に限界が迫る!
      他に喫茶リゾナントにいる者は非能力者である常連客のみ・・・
       今 敵に襲撃されたら一溜まりも無いのは目に見えていた!

        そしてついに愛は声を発する事無く地面に倒れ込む
       それを見計らったかのようにリゾナントを取り囲む敵の姿
       リゾナントに降りかかる幾多の危機を救ってきた常連客
その隠れた戦士達が今 再び立ち上がる!!起死回生 指揮官保田の策・・それは!!!



       「あんた達 や~~~ておしまい!」『アイアイサーーー!』
   リゾナンターの戦闘服を身に纏った9人のおやじ達が敵の前に立ち塞がる
身構えポーズを決める度に 特殊合金を編み込んだ筈の強化スーツに裂ける音が木霊する
 思わずうろたえてしまう敵戦闘員! 駆けつけた戦闘服開発者の麻琴が思わず涙目!
  サブリーダの豆吉が言う『愛造!死ぬ時は一緒なのだ!!』『ガッテンャョ!!』
      『たったひとつの理性を捨てて崩れかかった四十路の体
     闇の悪魔をしばいてスルー オサ~ンがやらねば誰がやる!』

           -9人のかなしきおやじ達は胸の高鳴る方へ-

 『どう言う事だ!リゾナンターの仲間か?それとも体 いじっちゃったのか!?』
      『こ・・こいつらのデータが無い!作戦失敗 退却せよ!』

≪目覚めた愛達をズタボロのスーツと満面の笑顔で取り囲んだリゾナントおやじ達が迎える≫


次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「いいことある記念の瞬間」



    その姿を見た瞬間 再び眠る様に気絶してしまうメンバー達だった・・



【本編】
「いいことある記念の瞬間」((44)617ver)

こんにちわ。またお会いしましたね。ペッタン・コーパルですイェイイェイ!

今日はまた一つ、『かなしみ文書』についての新たな発見をご紹介したいと思います!

それはあの、多くの『かなしみ文書』研究家に強いトラウマを与えたと言う恐怖の文書…。かなしみ戦隊リゾナンターSS『いいことある記念の瞬間』ですッ!!
実は世紀の大発見!!“あの事件に参加していた人物”の「日記」が発見されたのですッ!!

リゾナンターたちが【超強力睡眠薬】で眠らされてしまった喫茶リゾナントに迫る敵…。それを撃退したのは、非能力者である常連客たちだったと記されています。
しかし皆さんは、疑問を感じなかったでしょうか?たとえ強化スーツを着込んだとはいえ、ただの一般人…。なぜ彼らは敵を撃退できたのだろうか?と。

しかし、今回発見されたこの日記には、その謎を解く鍵があったのです…。もし、その「常連客」の中に、ある「格闘技」の専門家たちがいたとしたら…?

*** ***


SS4年2月25日

この日は素晴らしい出来事があった。
場所を終えた後に、よく行くお気に入りの喫茶店に、幕下の新弟子3人を連れて行ったんだ。

そこにはいつもキュートな笑顔の、ちょっと訛のあるマスターと、少しヤンキーっぽいけど、博多弁バリバリの喋りが可愛いウエイトレスさんがいて…。
そしてOLさん風から大学生、高校生、なぜか中国からの留学生まで、バラエティに富んだ、しかしなぜかみんな飛び切り可愛い常連さんたちが集まっている、僕のお気に入りの場所だった。

しかも実は…。ここだけの話、あの!トップアイドルの!月島きらりちゃんが!ここの常連なんだ!
最初は眼を疑ったよ。僕はきらりちゃんの大ファンなんだ!しかもよく来てるんだよね。それも僕がここに入り浸る大きな理由だった。

しかし、今日はそこで異常事態が発生した。僕は今日もお店にいたきらりちゃんを見つけて、離れた席から今日も可愛いなあ…なんて、それとなく見てたんだけど…。
かなり眠そうな様子だったきらりちゃんが、突然テーブルに突っ伏して寝てしまったんだ。

最初は周りの常連さんたちが心配して見てたんだけど、すぐにその常連さんたちもバタバタと倒れて行ってしまって…。
そしてなんだか苦しそうだったウエイトレスさんや、とうとうマスターまでもが倒れてしまったんだ。

そして同時に店の外に現れた怪しい人影…。黒装束に身を包んだ、見るからに怪しいヤツラが店を取り囲んで侵入して来ようとしている…!明らかにヤバイ!!

しかし、突然「保田さん」と呼ばれている常連のオバハンがみんなに号令をかけた。
このオバハン…ある意味、外にいる連中よりも怪しげなんだけど…。

でも、いつもいる常連のオッサンたち、愛造さんや豆吉さんは事情がわかっているようで、素早く指示に従って、なんと!あの「リゾナンター」のスーツを着込み始めたんだ!
このお店のマスターやウエイトレスさん、そして常連の女の子たちは、実はあの正義の味方「リゾナンター」だったんだよ!!

僕は絶対無理だ!って言ったんだ。だけど大丈夫って言われて…、とうとう僕も「リゾナンタースーツ」を着込む事になったんだ。
確かに素晴らしい伸張性があって、僕も、新弟子たちも何とか着る事が出来たよ。結局最後には破れちゃったけどね…。

そして次々に侵入してくる「敵」と戦う事になったんだ!
僕も当然腕には覚えがあるからね。新弟子たちとどんどん「敵」を投げ飛ばしていったんだ。
でも、いかんせん投げ飛ばすだけじゃあ「敵」のダメージも少なくて…。また襲ってくるんだよね。これじゃあキリが無い。
そして僕たちはともかく、一緒に頑張っている愛造さんや豆吉さんたち、オッサンたちには疲れが見えてきたんだ。

これはヤバイな…。そう僕が思い始めていたその時…。きらりちゃんの寝言が聞えたんだ。

「…小春、“のど輪”好きィ~…」

そう、きらりちゃんの本名は小春って言うんだ。もちろん僕は知っていたさ。そして彼女はTVで「相撲講座」をやるほどの相撲ファンなんだ!

そうだ!のど輪だ!これならダメージが大きいかも!!さすがきらりちゃん!!

「のど輪ッ!」「のど輪ァアッ!!」「のど輪ァァァアアア~ッ!!!」
ガンガン「敵」に勢い良くのど輪をブチかましていく。「張り手」もいいけど、人間の「急所」であるのどを突かれて吹っ飛んだ「敵」は次々とのびていく。
のびた「敵」には、愛造さんや豆吉さんたちが止めを刺して外へ放り出していった。

なんだかノッテ来たぞ!ちょっとヒーローの必殺技っぽくしてみようか!?
「超のど輪ッ!」「超のど輪ァアッ!!」「超!超!超!超!超のど輪!!」

そして最後はなぜかきらりちゃんの寝言とユニゾンになったよ。
「のどチョオ----------------------ゥ!!」

…こうして僕らは「敵」を撃退できたんだ。皆の力ときらりちゃんのおかげだね!

眼が覚めたリゾナンターの皆も、僕たちの勇姿を見て安心したのか、また眠ってしまっていたなあ。
スーツの開発者だと言う小川さんも、感激で涙目になっていたよ。

…そして、この事件がきっかけで…、なんと僕は芸能活動もしているリゾナンターの皆さんと『NHK福祉大相撲』に出演する事になって…。
そしてついには、リゾナンターを抜けたきらりちゃんの代わりに「リゾナント・レッド」として、ダークネスの魔女・ミティと戦う事にもなったんだ。

この日は、まさに僕にとって『いいことある記念の瞬間』だったんだね。

  時津風部屋 西の関脇 豊ノ島 大樹




【解説】
娘(狼)に立てられてから2年間の間に数多の作品が投下されてきたリゾスレ。
何十人もの作家がその想像力で作り上げてきた作品群はバラエティに富んでおり、最も面白い作品、最も癒される作品といった質問をスレ住人にしたところでその解答は絞りきれないだろう。
だが最も危険な作品、あるいは最も衝撃的な作品という質問をしたならば、かなりの割合の住人は一つの作品の名前を挙げることだろう。
その名は『黒い羊』(第1章へのリンク)。
余りに絶望的で悲惨なオープニング。
その後の展開は作品の中枢に関わることなのでここでは割愛するが、その第1稿が投下された直後は賛否の声を上げることを忘れさせるくらいの衝撃を、読んだ者に与えた。
その作者ぺっぱあの人が、かなしみ戦隊シリーズ史上、最も危険な予告編の本編化に挑んだのが、本作『いいことある記念の瞬間』である。
その笑劇的な展開ゆえに用語wikiの登場人物&能力一覧(第25話)においても、有害情報として一部フィルタがかけられている問題予告編に、最も危険な作品の作者が挑んだ結果起こった化学反応の一部始終を既に本項の読者は見届けているだろうが、こうした悪ふざけの展開もかなしみの人の持ち味の一つであることは紛れも無い真実である。
ほんの数日前にこれもかなしみの人の世界にリゾナントした『コードネーム「pepper」-ガイノイドは父の夢を見るか?-』の感動的な最終章を投下したのと同じ人物だとは信じられないぐらい、吹っ切った作品を投下したぺっぱあの人。
その作風は大作映画のように情景が浮かんでくるというように表現されることが多いが、数枚の画像と十数行の文字で自らの想像した世界を表現するかなしみの人との相性は極めて合致しているということは今回のトリビュート企画でも証明されたことであろう。
作品内に笑いの要素を織り込むことはあっても、基本的な作風はシリアル一本だったぺっぱあの人にとっては、今回のトリビュート作品は記念すべき初のコメディ作品でもある。



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