『Defend-inspired by The Red Moon-』



everKrack

次元が歪む午前零時
月が紅く染まる――― まるで光と影のDANCE―――
これは目眩なの?蜃気楼なの?

鏡の中のface、それはfake?
深く熱く染まる闇の中で、私の結界が暴かれる
“イカれた眼”
何か獲物を狙うかのように―――
これが私なの?本当の私って何なの?

愛の力は表裏一体。
愛のために全てを守り、愛のために全てを壊す
私の知らない、私がいる

守りたい――― 守りたいが故に壊す
純潔でありたい――― 純潔でありたいが故に牙をむく

今夜も月が紅く染まる
自分自身に弄ばれる
真偽など無い、全て私なの
“quest”
私という迷宮に堕ちてゆく―――

未来は遥か遠く
未来は霧の中に
“エヴァークラック”
答えは私の中に
怖がらないで、私の愛を―――





キリノナカ

流れてゆく 流れてゆく 時間だけが
きりがなくて きりがなくて まだ霧の中

闇色に染まる その笑顔を見せたままで
“天使”と揶揄される そんな貴方が好きだった
だからこそ私は 貴方を許せないの
堕ちるまで堕ちて 何もかもを滅ぼすの?

壊れてゆく 壊れてゆく 守りたくて
断ち切れない 断ち切れない 絆の証

悪い冗談と 笑ってごまかしてた
激しく吹く風に 立ち向かう旅立ちを
分かってはいたけど それがアナタの“定め”と
私の頭には いつもアナタが過るの

乱れてゆく 乱れてゆく 吐息だけが
きりがなくて きりがなくて どうすればいい?

闇と光の 狭間で揺れる
月に照らされ 悩める私

信じた日々を 悔やみたくない
何が真実? 答えは見えない
仲間と共に 明日へと生きる
“貴方”の言葉 “アナタ”の涙





MAD BREAKER

欲望に呑まれた奴等が唇を舐め回す
狂った時代に寄り添い生気の無い顔で

憤りで上げた拳は誰の為だったのか?
言い聞かせる「もう自分の為だけじゃない」の言葉

もう大丈夫だよ 一人じゃない
信じられる仲間 守る為に

涙を流すだけじゃ苦しみは消えない
俯き歩くだけじゃ太陽は見えない

思い返す“あの日”の大切な約束の為に
愛の欠片もない現実を打ち破ろうともがく

飛べない鳥じゃない 飛べなくても
羽根の無い翼を 広げて走れ Oh-Go for it!

両手を天に翳し深く息を吸い込み
吐き出せたら見える新しい世界!!

涙を流すだけじゃ哀しみは消えない
俯き歩くだけじゃ月は輝かない





Ruby's Blanket

今までどうもありがとう 明日の空は晴れるかな
笑顔のままで 涙は見せずにいたい

やがて月は欠けるけど また満ちてを繰り返して
痛み・苦しみ 抱えたままじゃいれない

ブランケットみたいだよ あなたの優しさ
震える私を包み込み 温めてくれる…

忘れないよ 今までの時を
忘れないで 最高のあの夜を

外へ出れば 逆巻く風 時代に頬を打たれても
それでもいい 思い出はこの胸の中 誰も奪えない

またいつか会えるその日まで 遠い空の下
ずっと幸せ祈ってる お互いの幸せ祈ってる

忘れたくて 瞳閉じてみても
忘れられず あなたの夢を見た

気付かされた 私にでも 誰かを守れるんだと
あの瞬間 いつも思い出す 出逢ったあの場所のこと
この足で歩み出す










「everKrack」
このスレでの設定に加え、現実世界でナルシストだったりりほりほをはじめとする自分好みの美少女に過剰な愛情を注いだり果ては最新写真集のその内容と、あらゆる一面を持つさゆのカオスな感じを表現してみました

「キリノナカ」
憧れの“貴方”と、共に戦ってきた“アナタ”へのガキさんの思いを表現しました
それぞれの“あなた”が指すのは誰かはまあ察しがつくと思います

「MAD BREAKER」
れいなの中に同居する激しさと優しさ、一匹狼だった頃から仲間を得た今に至るまでを表現してみました

「Ruby's Blanket」
愛佳の視点からの愛ちゃんとの関係を、ストーリーと現実世界をリンクさせた感じで表現しました

「everKrack」
「キリノナカ」
「MAD BREAKER」
「Ruby's Blanket」
での四部作「Defendーinspired by The Red Moonー」でした









最終更新:2011年11月21日 12:12