『モーニング戦隊リゾナンターR 第18話 「中澤ネットワーク」』


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【劇場版予告・高橋愛ver】

並行世界を旅する女、高橋愛

旅の途中で受けた度重なる機械化軍団の襲撃に愛は決意する―敵の本拠地に乗り込んで決着を付ける

敗走するロビタ型ロボットを追跡してたどり着いたNeo Tokyo Cityでは二つの出会いが愛を待っていた。

「アイちゃん。 帰ってきたんだね」―愛をアイと呼ぶ老婦人、そしてもう一人は

「あなたはまさかレジェンドの…」―心に空白を抱えた少女、聖。

二人との交流の中で判明した事実。―信じられない、今が西暦2131年だなんて。

「あなたは、里沙ちゃん」―120年の時を越えた出会いは一つのシステムを起動させる。

“ガイノイド、アイとリゾナンター新垣里沙の接触を確認,akシステム始動!” ―ガイノイドアイに己の野望を打ち砕かれた男の残したシステムが愛をアイと認識した

セキュリティシステムが、高速交通機関が、全ての機械化システムが愛に牙を剥く―その毒牙に里沙が傷ついた

里沙ちゃんの現在は私が守る―「いい加減にしてください。 リゾナンターなんて無かったんです。 私、悪い夢を見てました」―削除されたリゾナンターとpepperの記録

高層ビルが変形した超大型ロボットの鉄槌が愛を襲う―お前をあんな鉄の塊なんかに殺させやしない、お前を倒すのはこのあたしだ!!

道を別った友の助けを得て最後の戦いに挑む

「あんたたちがいくら過去を削除したって、リゾナンター高橋愛はここにいるぜ!!」

モーニング戦隊リゾナンターR 劇場版『Return to the Future』 撮影進行中

          ◇          ◇          ◇

世界の破壊者、高橋愛。 その手が掴む真実とは?

瓦礫の山の前で唖然と立ち尽くす高橋愛。 そこは確か喫茶リゾナントがあった場所。

「マスター、無事だったんですか!?」

突然呼びかけられた愛は、声の主をしげしげと見つめる。 この男の人は…。
「間賀さん!!」

喫茶リゾナントの常連客の一人、間賀時夫が心配そうに見つめている。
間賀がいるということは、愛は元居た世界に戻ってきたということなのか。
帰還を喜んだものの、リゾナントの有様が腑に落ちない。
まさか、ダークネスが?  何があったか間賀に尋ねてみる。

間賀によると、愛の激しい浪費で出来てしまった借金のカタにリゾナントは差し押さえられてしまったという。
うそぉぉぉ。 思わず声を上げてしまった愛に間賀は携帯の画面を見せる。
そこには「Look at Meeeeee!!」と題されたブログ記事。
多彩な洋服を購入して着飾っているのは間違いなく愛だ。
状況を踏まえる限り、この世界もまた愛が元居た世界ではないようだ。

愛の仲間の中でも新垣里沙や田中れいなは特に心配していたという。 愛ちゃん、また騙されたんじゃないと。
愛は以前ダマされた時のことを思い出した。 当たり屋とおれおれ詐欺、二度の被害に遭ったが、最終的にはガキさんとれいなが話を付けてくれた。
みんなの力で守ってくれた大事な場所を、浪費の所為で失うなんて。

モーニング戦隊リゾナンターR 第18話 『中澤ネットワーク』

みんなに事情を訊かれた愛はブログなんて知らない。 そんなに買い物した記憶だってない。真相を突き止めると言って店を飛び出して行ったという。

「そして二週間前です。 マスターからの手紙が届いたのは」
手紙には借金返済のためにリゾナントを手放すという旨書いてあったらしい。

店の什器を二束三文で売り払い、賃貸契約も解除して明け渡したリゾナントの成れの果ての姿が今目の前にある瓦礫の山というわけだ。

「一ヶ月の賃料ぐらいなら、店の常連客のカンパで何とかしようという話もあったんですが…」
地主の意向が強くて、急ピッチでの取り壊しになったらしい。

リゾナントに住んでいた田中れいなは仕方なく新垣里沙の家に身を寄せているという。
まさかのがきれなキターーー!
勝手に頬が緩んでしまう愛だったが、やがて怒りがわき出してくる。
ほんとうにこの世界の私、高橋愛ときたら…。

熱い視線を感じた愛が目を転じると、間賀が目を凝らして愛の方を見つめている。
そういえば、間賀という常連客はいつも愛に舐めるような視線を注いでいた。 美しいって罪やざ…。

「マスターが二人いる!!」

振り返った愛の目に映ったのは。高級そうなワンピースにアクセサリーをじゃらじゃらと着けた自分そっくりの女だった。

「ちょっと、あんた!」
この状況を問いつめようともう一人の愛に詰め寄る。
「ごめんなさーい」
走って逃げ出した高級ブランドを身につけた愛の後を追う愛。

もう一人の愛の意外な健脚は、追跡している愛を引き離していく。
瞬間移動を使って一気に距離を詰める愛。
うわっ! 瞬間移動に驚いたもう一人の愛は、周囲の人を突き飛ばして小さな遊園地に逃げ込んだ。
もう一人の愛が瞬間移動を使おうとしなかったことを訝しく思いながら、園内を探索する愛を呼び止めたのは…。

「高橋さん」
久住小春と光井愛佳の二人だった。

「私たちには視えましたよ。 偽物を捕まえるためにここにやって来る高橋さんの姿が」

愛は自分のことをリーダーだと思っているらしい二人と行動を共にする。
暫し探索を忘れ、アトラクションを楽しんだ三人はミラーハウスにやってきた。

「見て見てこんなところにコブダイがいるよ」 「何やて!」
「久住さん、何ですのその胸。ペッタンペッタンて餅ついてはるんでっか」 「小春の胸は巨乳!」
「落ち着いて二人とも」 「オラウータンって喋れるんだ」
「何をっ!!!」

汚い言葉で罵りあう仲間。 愛はチカラを解き放ち、心の声を聞いてみた。するとこの事態を面白がる誰かの声が聞こえた。
この場にもう一人いる誰かが鏡に紛れて、小春や愛佳の真似をしていたのだ。
事態を飲み込めず争っている二人を残して追跡を再開した愛は、もう一人の愛を野外劇場に追いつめた。

舞台では子供向けのヒーローショーらしきものが開催されている。
ショーの出演者は悪役一人、その名もポロリ星人。紫系のセクシーなボディスーツに思い切り寄せた胸。
魔王のようなマントをまとい、厚化粧の顔に角のような被り物をつけたアラフォーの女だ。かなりイタいぞ。

「オーホッホッホッホッホ。 この三十路メーターが30になる前に、お前たちの若さを吸い取るぽろり」
いやお姐さんならすでに四十路が近いんじゃあとマジレスした愛は、鬼のような視線で射すくめられた。

「さあみんなで力をあわせてポロリ星人をやっつけよう」
司会者に促された子供たちが色とりどりのカラーボールを投げつける。

「痛いぽろり、やめるぽろり」
口ほどになく泣き言を言うポロリ星人、勢いづく子供たち。

「お姉さんもぶつけなよ」
坊主頭に鼻水を垂らした着物姿の男の子が愛にボールを渡す。
愛がためらっているとボールを奪い、見事なフォームで剛速球を投げ込む。ポロリ星人の顔面に直撃だ。

「ひぃぃぃ、やられたぽろり」

退散するポロリ星人、飛び上がって喜ぶ子供たち。
じゃらじゃら。 坊主頭の男の子の腕に見覚えのあるアクセサリー。

「あなた、それをどこで?」 「しまった!」

舞台裏に逃げ込んだ男の子はポロリ星人のもとに。
その姿は発光して、愛の姿に。
息を飲んだ愛の目の前で再び、光が煌めくと能面のような顔をした女の姿に変わった。
ポロリ星人はそんな女を自分の背後に庇った。

「ようこそ世界の破壊者さん」

愛の姿をしていた女―辻希美の【変身】能力を使って、リゾナントに揺さぶりをかけたのは愛と接触するためだったと言うポロリ星人。

「あいつの読み通りやったわ」 「あいつって?」

「私、中澤裕子のことやがな」

愛は目を疑った。
舞台裏の狭い通路の向こう側から黒い戦闘服に身を包んだ女が歩いてくる。 その顔はポロリ星人と瓜二つだ。

「正確には私たち中澤裕子やけど」
通路の反対側からもう一人、和服を着こなした旅館の女将風の女が歩いてくる。

彼女もまたポロリ星人と同じ顔をしている。
三つ子?変身?それとも…。

「クローンなんかとはちゃうで」
間近で声がした。

背後の壁が割れ、スーツを着こなした中澤裕子が感情を押し殺した目で愛を見つめている。
女の背後からもう一人、ぼさぼさ頭にジャージ姿の中澤が飛び出して…。

「はぁぁぁぁっ!」

腰の辺りに衝撃を受けた愛の意識が遠くなる。
「皆さんお見事です」 若女将風の中澤が賞賛する。
「さすが気功使いの姐さん」「いやいやあんたの空間裂開がスゴいんちゃうん」
「全ての世界を統べてきた我ら中澤ネットワークにかかれば世界の破壊者とて恐るるに足らん」

口々に互いを誉めそやす四人の中澤裕子。

ただ一人、ポロリ星人は黙って倒れ伏した愛のことを見つめていた。
震える辻希美をあやすように抱きながら。

【次回予告】
「元居た世界に戻れるかわからんあんたには悪い話や無いはずや」
愛に急襲をかけた中澤ネットワークは、取引を持ちかける。
「あんたら悪者のくせに何で世界を守ろうとする」

明らかになる辻希美の変身能力の秘密。
「ののの生きる場所はうちが作る」
相容れない二つの正義が対峙するとき、そこにあるもの、それは…。

次回モーニング戦隊リゾナンターR 第19話「覚悟」
全てを繋いで笑顔を探せ!!