883 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2011/06/07(火) 13:00:28.27 O
今日もあの店のコーヒーを飲んでいる。
まだ幼げの残る女性マスターがおかわりを煎れてくれている。
従業員が1人いるが、この店を2人で切り盛りしていることを聞いて驚いた。
何故始めたのかを問うと笑顔で答える。
大変だと促すと少し困ったように笑って答える。
おかわりのコーヒーを受け取り、止めたくはないか?と問う。
マスターは考えるように首を傾げたあと、笑って答えた。
今日もあの店のコーヒーを飲んでいる。
マスターにおかわりを問われたが、断った。
出発時間が迫っていた、もうここには来れないと告げる。
女性は少し泣きそうな笑顔で答えた。
あの笑顔は、どれほどの出会いを経験して生まれたのかは分からない。
それでも、あの子は最後まで笑顔でいるつもりなのだろう。
どんな時でも武器として盾として浮かべ続けるのだろう。
ただそんな笑顔が、時として誰かを支えるものになるのだろう。
c□~
お昼の保全
最終更新:2011年06月08日 21:22