『■ ライクオアヘイト-福田花音X和田彩花- ■』


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 ■ ライクオアヘイト--福田花音X和田彩花- ■

「教訓!教訓!雨の日にサッカーしたらどうなるでしょ~かっ?」
「…あやちょ…それ教訓じゃなくてクイズでしょ?…」
「ヒント~!ボールに殺されまーす!」

この狂ったやりとりだけで即座に状況を理解できる自分に軽い自己嫌悪を感じつつ言葉を続ける。
「ふーんそういうこと、どんな能力だったの?…それとそれヒントじゃなくて答えね。」
「サッカーボールは雨水ゼリーで出来たおおきな蛸さんウインナーになってうぎゃーな感じぃ」
「水を操るってこと?ふーん。なんか助けるまでもなかったってとこかしら。で、いまボールちゃんはどうしてるの?」
「いまー高橋さんと新垣さんが来てる~。」
ちょっと、そこ大事なとこじゃん。
リゾナントの皆さんが今覚醒したばかりの能力者の元に即現れた。
ということは鞘師里保もまたリゾネーターだった、そう考えるべきね。
「なぁんだ。ちょっとがっかりかな?」
「がっかり~?」
「がっかりって言うか…ううんなんでもない」
そう、これはジェラシーだ。
同じ呪われた力を持ちながら、日の光のもとで生きられる彼女たちへの嫉妬だ。
自分たちの行けない『そっち側』へあの子は簡単に入れてもらえるのね。
「それにお友達になれたかもしれないじゃない?」
言葉を飾る。
「花音ちゃんにはもう友達いるよ~憂佳ちゃんも~紗季ちゃんも~」
そうね…この子のこういうとこ好きだわ。
「彩は花音ちゃんとか絶対無理ぃ~ぎゃはは!花音ちゃん不思議さんだしぃ」
チッ…やっぱきらいこの子。
「不思議とか!あなただけには!絶対言われたくないんですけどっ!」
「ひゃー花音ちゃん~なんか急に怒ってるし~変なの~」
だめだわ、まともに相手しちゃ…落ち着いて花音。


「でもきっとなれるよ」
え?
「彩にはわかる。あの子『こっち側』だから。」

…ほんと…不思議な子…

「で?我らがリーダーは今後どうしますか?和田彩花さん」

そう、これが私達のリーダー、和田彩花。

あなたのもとでのみ、私は『無力』でいられる。

誰よりも、強く、気高く、美しい、天駆ける戦士。

そして…

「とりま彩がどうすればいいのかわぁ~花音ちゃんにまかせまぁ~す。」

チッ…史上最低のバカ!