モーニング戦隊リゾナンターR 第14話 第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」


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【これまでのストーリー】
世界を守る為に幾つもの並行世界を旅するモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
「お前を正しい方へ導いてやる」 サイボーグ「A」を同行者に「常夜」の世界に辿り着いた愛は後藤真希という能力者と対峙した。
かつてもう一人の高橋愛を救い、導きながらもある事件を機に闇へと還った後藤真希。
罪を犯さねば生きていけない人間に劫罰を下してきた後藤真希、人は人を救えるという愛。
熾烈を極めた二人の戦いは、愛の“光”によって終息した。
「A」の操るジェットストライカーで「常夜」の世界を去る愛の心に、真希の最後の言葉が響く。
「愛ちゃんはかわいいねぇ」


第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」

「突撃晩ごはん!!の時間です。 今日わたくしラブリー高橋がお邪魔しているのは…石川梨華さんのお宅です」

テレビ番組のレポーターとして1軒の家を訪問している愛、旅の同行者「A」がカメラマンを務めている。
その家の住人石川梨華は、かつてニュース番組のキャスターとして活躍していたという。

「まあそんな栄光の時代もありましたけどね、今じゃあご覧の通り平凡な主婦ですよ」

継ぎ接ぎだらけの割烹着に姉さん被りの出で立ちではにかむ石川梨華。

「いやぁ、何を仰るやら。 平凡な主婦というよりも貧乏くさい昭和の主婦…大変失礼いたしました。 
キャスターを辞めた現在でもこのように美しい石川梨華さんのハートを射止めた幸せ者は、どんな素敵な殿方なんでしょうか」


質素な家の中にある家具といえば小さなちゃぶ台と古ぼけたタンス一棹だけだった。 タンスの上に飾られている写真立てを目敏く見つけた愛。

「おやっ、もしやその写真立てには旦那様とのラブラブなツーショットが飾られてるのでは?」
「イヤですわ、恥ずかしい」
「イイじゃないですか、 見たって減るもんじゃなし。」 写真立てを後ろ手に隠す石川梨華に好色な中年男のような物腰で迫る愛だったが…

|「いやぁぁぁぁーっ」 甲高い叫び声と共に繰り出された回し蹴りを食らった愛は、吹っ飛んで石川家の壁を突き破る。
「ごめんなさい、つい我を忘れちゃって」
「いえいえいえ、こちらこそ失礼しました。 それにしても見事な蹴りでしたけど何か格闘技の経験でも」
「格闘技なんて恐ろしいですわ。 スポーツはサルを少し齧った程度ですの」
「ウキーッ、誰がサルやねん・・・・・・重ね重ね失礼しました。 成る程フットサル仕込みの蹴りですか。 もしやご主人と出会われたのもフットサルを 通じてでしょうか」
「きゃぁぁぁぁぁっ」 顔を真っ赤に染めた梨華の豪快な右アッパーを喰らった愛は、舞い上がり石川家の天井を破り屋根を突き抜けて…。

「ごめんなさい、つい」 謝る梨華。
「アハハハァァ、えーとこんな石川梨華さんが作るのはどんな晩ごはんでしょうか」

鼻血を垂らしながら、収録を続ける愛。

「ハイッ。私の自慢料理、スペシャル焼きそばです」

そう言って梨華が披露したのはごく普通の焼きそばだった。
淡い桃色のしょうがが大量にトッピングされている。


「うーん、一見普通の焼きそばのようですが、どこがスペシャルなのでしょうか」
「それはですねえ」 もじもじしながら話す石川梨華。
「私の愛情がたっくさん入ってるんです」
「なるほど、料理は愛情というわけですね」
「キャーッ」 黄色い悲鳴と共に振るわれた梨華の掌底を辛うじて避ける愛。
「あはっ、命のある内に頂いちゃいましょうかね」

箸を手に焼きそばの盛られた皿に向かう愛。
期待と不安が入り交じった表情で見つめる梨華だったが、中々箸が進まない愛の様子に顔を曇らせる。

「…あの、もしかして美味しくないですか」
「いやあ、実はお昼ご飯にファミレスでラザニアを平らげてきたんで、正直油っこい料理はちょっと。
…いやでも美味しいですよ、この 焼きそば。 食べてはいないですけど一目見ただけでわかりま…」

よよよと泣き崩れる梨華。 裸電球が消えると共に何処からともなく一筋のスポットライトが…。

「私ってダメな妻ね、料理すら満足に出来ない。 こんな私なんてあなたの妻でいる資格ゼロよね」
「いや、あーしはあんたの旦那さんじゃないし」
「悪くない」 
「えっ」 
「世界一上手いと言えば嘘になってしまうが、悪くない。 少なくとも私は嫌いじゃないぞ」

カメラマンを務めていた「A」がその手を休めて、梨華の作った焼きそばを黙々と口に運んでいる。

「カメラマンさん、そんなに気を使っていただかなくても」
「この顔が嘘をいっているような顔か」

部屋の明かりが灯り、どこからともなくのどかな音楽が。

「梨華、嬉しい」 喜びで体をくねらせる梨華。 「おかわりありますからね」


数十分後、石川家を後にする愛と「A」、その手にはピンク色の包みが。

「いやぁ、ほんと焼きそばを出されたときは死ぬかと思った、だってトイレの芳香剤の匂いがしてるんやもん、信じられん」
「…お前には人の心が無いのか」
「あひゃひゃっ、それはちょっと悪かったなあとは思うけどさあ。 それにしてもあんたあんな物口にして平気なの」
「感覚のセンサーなどどうにでもなるがな。 それに…」
「それに?」
「味はともかくだ、あの料理には作った人間の温かみが感じられた。 それを悪くないと言ったのは真実だ」
「あんた結構良い人、じゃなくてサイボーグやね」 「A」の肩に馴れ馴れしく手を回す愛。
「お前というやつは…」 愛の手を払いのける「A」。
二人の会話は石川梨華の素性に及ぶ。

「あの女サイコキノだな。 その能力を自分の筋肉に作用させて、打撃の威力を増強していた。 
更に蹴り足や拳が炸裂した瞬間に発動させた第二波でお前の身体を大きく吹き飛ばしていた」 

こんな高レベルのサイコキネシスの発動を無意識の内に行える石川梨華は、ただ者じゃないと分析する「A」。

「でもあの人は悪い人じゃない」

二人は電柱の陰から石川家の様子を窺っていた人間を見つける、どぶ鼠色のスーツを着たサラリーマン風だ。
二人で囲み問い詰めようとしたが、逆に…。

「やいやいお前ら二人して俺のR様に何をした、いやむしろ何をされた、どんなハードなお仕置きを受けたんだ。 ちくしょう、羨ましいぜっ!」
「俺のRだと」 「Rって石川さんのことか」
「R様のことを馴れ馴れしく呼ぶんじゃない、このクソ野郎共が。 かつてダークネスが誇る粛清人として名を馳せたR様をお前ら風情がなあ」
「かつてとは過去形だな。 すると現在は粛清人の任から離れたということか?」
「あの石川さんがそんな人にはとっても見えん。 っていうかそういうあんたは誰。 俺のR様って馴れ馴れしいな。 
石川さんには素敵な旦那さんがおるっちゅう話やけど」
「うるさい、黙れ、黙れ。 ベクトルの違う質問を同時にしやがって。 俺の優秀な頭脳が混乱しちまうだろう」
「優秀やったらこの程度で混乱なんてせん、て」 愛の呟きを聞き咎めた“俺”が噛みつく。

「キサマ、何か言ったか。」
「…ぁ、ぃぇ。 すみません」
「そうか、素直で宜しい。 まずはお前の疑問から答えてやろう。 俺様が誰かっていう疑問だな。俺はだな…」
そう言って背広の胸ポケットに手を入れた俺の下腹部に愛の膝蹴りが、同時に鋼鉄のヨーヨーを飛ばす「A」。
「ゲボッ」 鮮やかな攻撃にたまらず苦悶し、胃液を吐く"俺”の手には一枚の名刺、そこには株式会社ダークネスという文字が。

「どうも、すいやせん。 懐から何か武器を出そうとしたのかと思って。 それに石川さんの家で何発も喰らったんでつい」 “俺”に対して平身低頭している愛。
「ふーん、お前胸のポケットに手を入れてる人間を見たら片っ端から襲いかかるわけ。 恐ろしい子。 父さんはお前をそんな風に育てたつもりはないけどね」
「そんなこと言ってもあーしはあんたの娘じゃないし」
「うん、何か言った? 俺が警察に通報したらお前ら逮捕されちゃうよ、、臭い飯を食っちゃうよ、前科が付いちゃうよ。 
それをこういう風に穏便に済ませてやろうっていう仏心がわかんないかなあ。 父さんはお前…」 

「いい加減にしてくれないか、全く話が見えてこない。 さっきの石川梨華という女といい、お前といい。」 声を荒げる「A」。
「聞かせて貰おうか、株式会社ダークネスとは何だ」
「A」の一喝が効いたのか、“俺”が不承不承な様子ながらも話し出す。


「いいか、よく聞け。 そもそもダークネスとはな、神に等しい力を授かって生まれた俺たち能力者が愚かな人間共の上に君臨して、
世界を正しい方向へ導くために結成された組織のことだ。 どうだ、驚いたか、たじろいだか、ビビったか、小便をチビったか」

「何かありきたりやね、そういうの」 「特に目新しい情報でもないな」

「な、何。恐れを知らぬ愚か者めが。 まあいい、そしてR様はな、ダークネスの並みいる能力者の中でも一、二を争うほどのサイコキノだ。
その強大な力を認められたR様は、組織に刃向かう愚か者をあの世に送り込む粛清人の任務を仰せつかったんだ。」
「静粛人って?」
「バカが、粛清人だ。 まああながち間違いでもないな。 組織に刃向かう人間を静かにさせるわけだからな」 仄かな笑みを浮かべる「A」。
「で、粛清人の石川梨華がなぜあんなボロ家でままごとみたいな生活を送るようになったんだ」 続きを促がす。

“俺”の表情が一瞬歪む。

「粛清人として数多くの反動分子を処断してきたR様だったが、リゾナンターという奴等に対しては少し様子が違った。
いや、R様が最初から実力を100%発揮してたなら、リゾナンターごときに遅れを取ることは無かったと思う。
だが、組織の上層部のリゾナンターに対する方針は他の反動分子に対するものとは違っていた]

「違うって、どこがぁ」 暢気そうな愛。

「上の奴らの考えることは俺には判らねえ。 だがどこかぬるいんだ。
あいつらリゾナンターのの中には戦闘に長けていない人間も結構いた。 
そいつらを徹底的に攻め立てて攻略の突破口を作りゃあいいと思うんだが、実行に移そうとはしない。
俺からすればまるであいつらの能力の未知の領域を引き出して強くする為に戦ってるって感じだったな。」


「で、“俺”様はどう考えていたんだ、そんな上層部の方針を」 “俺”をからかうような口ぶりで話す「A」。
「上の連中はゆくゆくリゾナンターを仲間に引き入れようと考えていたんだと思う。 スパイを長期間に渡って潜り込ませたのもその為の布石だろうな。」

「ならん」 愛は断言した。 「リゾナンターはダークネスなんかの仲間にはならん、絶対に」

“俺”の顔に冷笑が浮かんだ。

「奴らの意思なんか関係ないんだよ。 いいか、奴らリゾナンターが俺達との戦いで強くなることは闇に近づいていくことを意味する」
「そんなのデタラメや。」
「強さは心の闇の中から生まれてくる。 平和を守るため、悲しみを打ち払うためという思いが純粋であればあるほど、闇に打ち勝つ
強い力を求めてしまう。 その思いは心を焦がしていつしか自分を闇色に染めてしまうんだよ」
「違う。 力は大切なものを守ろうという思いから生まれてくる。 闇から生まれてくることなんて断じて無い」
「アホらしい」 “俺”がバカ負けしたように肩をすくめて、その場を立ち去ろうとする。 

「待て、話は終わっていない。 ダークネスという組織がどんな経緯で株式会社へと変わっていったのか聞かせてもらおう」 「A」が“俺”の腕を掴む。

舌打ちしながら、その腕を振り払おうとする“俺”だったが、「A」の握力は強く…

「イテテテッ、判った話すからその腕を放せ、いやお願いだから放して、っていうか放してください、何でもお話しますから」

「A」が腕を放すと、大げさな様子で痛がり腕をさする“俺”。
「A」の視線に射竦められると不機嫌そうな表情で、話し続ける。

「ある日、R様と同じく組織の幹部だった“魔女”がリゾナンターにこれ以上無いってぐらいこっぴどくやられた。 
“魔女”と犬猿の仲だったR様はいい気味だと笑っておられたが、心の中はリゾナンターへの怒りに打ち震えておられた。
確かにR様と“魔女”はいがみ合っていた。 だが二人は心の底から憎み合っていたわけじゃない。お互いがその実力を認め合っていた。
だから組織の不可解な方針が原因で“魔女”が敗れ去ったことは、自分にとっても屈辱だと考えられたR様は立ち上がられた。
戦友の復讐のために、御自分のプライドのために。
単身リゾナンターに戦いを挑まれたR様だったが、いつになく冷静さを欠いておられた所為か遅れを取ってしまった。
その現場に居合わせなかった俺は、R様が敗れた報せを列車の中で受け取った。 
すぐにでも駆けつけたかったが、厳しい情報統制と禁足令が敷かれて叶わなかった。
R様の生死すら俺には知る術がなかった。 “魔女”、R様という実力者を相次いで失った組織は、ついに“G”という切り札の投入に踏み切った」

Gの響きに顔を曇らせる愛。 “俺”は構わず続けた。
「だが救世主“G”でさえも勢いに乗ったリゾナンターを止めることは出来なかった。 幹部級の実力者の相次ぐ敗退。
それまで力と恐怖で抑え込んでいた傘下の組織の離反を呼び、ダークネスは弱体化していった。 
そしてある日司直の摘発を受けたダークネスはその活動を停止させられた。 そして株式会社ダークネスとして生まれ変わり、合法的な事業を進めている」
「悪の組織が合法的な組織だと」
「ふざけるな」 「A」と愛が口々に言ったが…

「まあ腐ってもダークネスということだな。 俺たちの組織は立法や行政、マスコミにまでも浸食していた。 完全に叩き潰してしまうと困る人間も多い。
それに、事業で得た収益の一部は被害者への補償に充てられているわけだから文句はあるまい」 "俺”がうそぶいた。

「悪の組織の成れの果てが一体どんな事業を展開しているというんだ」
「情報網の構築経験を武器にした情報産業だ」
「情報だと?」
「ああ、お前らが何処か別の世界から、やってきたことも知ってるぜ。 てっきりR様を狙っていると思って急いで駆けつけたんだが…」 

俺の口調が変わったことに気付いた愛とΑが視線を向けると俺の表情がそれまでの憎々しげなものとは打って変わっていた、どこか弱々しそうで…。


「リゾナンターに敗れて消息を絶っていたR様が、この町で暮らしているのを見つけてもう3ヶ月になる。 
最初は旧ダークネス時代に犯した行為の責任を問われることを恐れて、身を隠しておられるのかと思ったんだが、どうもそうじゃないらしい。 
何ていうか心底あの暮らしを楽しんでおられるように思える。 今のR様がもし命を狙われたなら…」
「あんた、あのR様のことを好きなんじゃあ」 

脈絡の無い愛の言葉を聞くと俺は強い電流に打たれたように、ピクッと震えた。

「お・お・俺が・・あ・あ・あの・・R様のことを・好きだって・・」 どんどんと震えが大きくなっていく。
「どうやら図星みたいやね。 だってあんた、あーしらが石川さんの命を狙ってると思って、守りにきたんやろ」
「わはははっ、一体何を言い出すかと思ったらこのガキは、笑わせてくれるぜ」
「ガキって、あーしもとっくに二十歳を超えてるし、立派なレディし」
「うっせえんだよ、このオラウータンがどの面下げてレディだとぬかしやがる」
「ウキィ、誰が猿やねん、っておっさん失礼がし」
「俺の体が震えだしたのは、考えていることをお前に見破られたからじゃない。 そう、条件反射だ」
「条件反射って?」

 …俺の体が覚えてるR様から受けた数々のお仕置きの記憶。 R様のことを話してたらそれが蘇ってきただけだぜ。  
ヘマをしでかした俺をお仕置きルームに呼び出し射るような眼差しで睨みつけるR様。
ああ、あの汚いモノを見るような視線を思い出すだけで俺はイってしまいそうだ。

「ちょーっ、おじさん」

 …「どうしてここに呼び出されたか判ってるよね」ー出てくる言葉こそありきたりだが、そこには何の温かみも感じられない。
「ダークネスはあんたみたいな能無しを必要としないのよ」―血が通ってないような冷たい声で俺のミスを糾弾するR様。
あぁぁーっ、またR様に蔑まれたい、罵られたい、痛っ。

「エロい妄想はやめるがし」 “俺”の頭を殴りつける愛。


「俺の知ってることはあらかた喋ったぜ。 もう行っていいだろう。 会社は一応早退してきたが戻って片付けて起きたいこともあるんでな」

ようやく「A」に解放され、その場を立ち去ろうとする“俺”に声をかける愛。

「Rさんを倒したリゾナンターのみんなは今どうしてるの?」
「けっ、そんなこと知ったことか。 知っていてもお前なんかに教えねえよ。 情報が欲しければ代償を支払うんだな。 」 と刎ねつける“俺”の眼前にピンク色の包みを突きつける愛。
「ほらほら、石川梨華お手製の焼きそばやよ。 リゾナンターのことを教えてくれたらあんたにあげるやよ」 見せびらかすように小刻みに動かす。

最初はその誘惑を刎ねつけていた“俺”だったが、その魅力には抗えず…。

「うぐっ、これは、この味、この香りは、俺が味わったお仕置きの中でも最高レベルの苛さだぜ」 目から涙を流しながら、名刺に何かを書き付ける。
「おらよ、これが奴らリゾナンターの根城だった喫茶店の住所だ」
「だったって?」
「ダークネスが活動を停止して暫くして奴らは揃って姿を消した。 店は閉店状態だ。 常連客の熱意でそのままの状態が保たれてはいるようだがな」

リゾナンターが姿を消した理由を尋ねる愛に対して、“俺”は…。

「何でもこの世界の危機を救わなければならないとか言っていたようだ。 その為に戦わなければならないとも」

“俺”を残しその場を後にする愛と「A」。
愛は“俺”に訊いた喫茶店に行ってみるという。

「ここからそんなに遠くないみたいやから」 一方「A」は情報を集めると言う。 石川梨華の家で落ち合うことにして別れる二人。


オフィスビルのワンフロアを借り切った株式会社ダークネス。
その受付を訪れた一人の男。
長身に黒ずくめの衣装をまとった男が応対に出た社員に告げる。

「Rの居場所を教えてもらおうか」

怪訝そうな社員を不思議な力でオフィスの奥まで吹き飛ばした男は、騒然とした社内を見渡しながら呟く。

「やっと会えそうだなR。 粛清人、黒豹、鉄の女、全ての世界の全てのRは、私Jが消去する」 

――続く――

【次回予告】
喫茶リゾナントを訪れた愛を襲う1発の銃弾。
その危機を救ったのはJだった。
かつてmotor worldで仲間の命を奪った粛清人Rへの復讐に燃えるJは愛に告げる。
「高橋愛、私はお前と戦いたくない。 だから私の復讐の邪魔をしないでくれ」
強大な力をもってRを襲うJの前に立ち塞がる“俺”。
一つの復讐劇が終わる時、さまよえる魂は何処に戻る。
モーニング戦隊リゾナンターR 第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
全てを繋いで、魂よ帰れ!