スマイの憂鬱


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私は天才科学者、Drマルシェ

遺伝子をいじって最強の生物を作ったり、ボスや仲間から依頼を受けた装置を開発する毎日

そんな私のもっぱらの悩みはこの暑さ

暑さで脳の機能が格段に低下し、普段の私なら考えられないような凡ミスを幾度となく繰り返してます

そして今日も、サンプルに雑菌を混ぜておじゃんにするというありえないミスをしてしまいました

こんなときは…冷蔵庫に入れておいたスイカでも食べてリフレッシュするのが一番ですね

ついでに麦茶もいただくこととしましょう

(ガチャッ)

「あのさあ、人の部屋入るときはノックくらいしてよね」

は、はい、すみませんでした

「しっかりしてよね」

(バタン)

      • え?え?ミ、ミティ????

な、なぜ、冷蔵庫の中にミティがいるんですか?氷の魔女のイメージを保つためですかね?

って、そうではなくて、冷蔵庫ですよね、部屋ではないですよね

み、見間違いって可能性もありますし、もう一度開けてみることにします

(ガチャッ)

「♪ロ~マンティック 恋の~  ・・・だから何勝手に人の部屋のドア開けてんのよ」

ヒィィ、す、すみません

(バタン)

や、やっぱりミティが中にいるよ。冷蔵庫の中でメール打ちながら、i Pod聴いてましたよ

しかも一人で『ロマモー』口づさんでました

…なんかいろいろと観てはいけないものを観てしまったような気がします

そんないけない私にミキ様、お仕置きキボンヌ、キボンヌ・・・ってそういうキャラじゃないですから私は!!

はっ、取り乱してしまいました。冷静になりましょう

      • そうだ、これは組織の経費削減の一環なんですよ!冷蔵庫にミティがいれば、自然と冷えますから

それなら、エコカー減税を使ってボスの車も新車に・・・なるわきゃあないですよね(笑)

というか、一体何を言っているんですか、先ほどから私は!

ふう、落ち着け私、こんなときは素数を数えるんだ『2』『3』『5』『7』・・・

「マルシェ、何してんの?」

『71』『73』・・・あ、いや、ちょっとトラぶってまして

「ふぅん、ま、いいや、冷蔵庫開けたいから、そこ、ちょっと避けてよ。麦茶飲みたいから」

あ、はい、わかりました、でも気をつけてくださいよ、ミティ

               ・
               ・
               ・

え?え?ミティ?なんでいるの?中にもミティ!外にもミティ!

      • あ、そうか、ミティは双子だったんですね

      • んなわけない、んなわけない、じゃあ三つ子だぁ

ってアホか、そんなことありえないっちゃ!!

いけない、いけない、口調がれいなみたいになってるの

うわぁ、さゆの口癖までなってしまっちぇる、うわぁ、愛ちゃんまで入ってきた

「マルシェ、なに一人で騒いでるの?ま、いいけど」

(ガチャッ)

「だ・か・ら、部屋を開けるときはノックしろって。いくら『二度あることは三度ある』と、あっ!」

「・・・」

冷蔵庫を開けたミティさん、黙ってしまいましたね・・・

あ、ゆっくりこちらを振り向きました。口元は笑ってますけど、目が笑っていないです

「・・・ねえ、マルシェ、今日、暑いよね~」

そ、そうですね

「かき氷食べたくない?食べたいよね?」

は、はい、食べたいです

「だよねえ~マルシェもかき氷食べたいよねえ~」

あ、ゆっくりと冷蔵庫の方を振りかえりました

「ねえ、固めてもい~い?」
「いやぁぁぁ~~~~」

甘えた声でいっているのに、こんなに背筋が凍るなんて・・・

辻さん、反省した時にはもう遅いんですよ、この世界じゃ

「ほら、マルシェ、まっかっかな『いちご味』だよ~まだまだあるからたくさん食べてね」