小川麻琴の苦労話


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私は小川麻琴。
今は山梨の研究所で保田さんの助手をしている。
私はこの一癖ある人と一緒に生活している。もちろん、その生活は普通ではないしとても苦労する。

「小川!」
「はい、はい。何でしょう保田さん。」
「今から言うものをすぐに買ってきて。」
「またですか。」
保田さんはいきなり私を呼ぶことが多い。元々Mの技術者で思いついたらすぐに行動する主義の人である。M時代から周りの人間をこき使っている。

「やっと着いた。」
私は1時間もかけて、樹海を抜けて町にいく。そこで機械の部品やら生活にいる物を買っていくのだ。保田さんは研究に没頭するので絶対に買出しにはいかない。
その割には買ったものを見た保田さんは・・・

「何で、こんなものを買ってくるのよ。もっとましなものを買いなさい!」
文句があるんならたまには買出しに出向いてほしいものだ

ふと私はコーヒーのパックに目がいった。
そういえば最近、愛ちゃんのコーヒー飲んでないなぁ。久しぶりに喫茶リゾナントに行きたいなぁ。こないだリゾナンカーでみんなを助けに行った時にリゾナントには行ったけど、あのドタバタでそれどころじゃなかったからなぁ。

プルルルル
私の携帯は鳴った。まさか・・・
「はい、もしもし。」
「小川!あんたいつまでかかってるのよ!早く戻ってきなさい!」
「わ、わかりました!」

やはり保田さんだ。それにしてもMの諜報部員だった私が今じゃあひとりの研究者にこき使われてるとは。

えっ、なんでそうなったか?聞いてよ、あの日のことは忘れもしない。

私はM日本支部で報告書を提出し終えたところだった。すると廊下で段ボール箱を持った保田さんがいた。この日で保田さんはMを辞めて、自由に研究をするつもりだったのだ。

「あら、小川。ちょうどよかったわ、荷物が多いから手伝って。」
「はい、わかりました。」

私は気前よく保田さんを手伝った。だが、知らなかった。それが保田さんの謀略であることを・・・

私は保田さんの車にすべての荷物を詰め込んだ。
「御苦労さん、お礼にいいものをあげるよ。」
「えっ、いいものって何ですか?」

でも、私が振り向いた時に見た姿はスプレーを持った保田さんだった。
プシュー。

あれは催眠スプレーだ。私はそのまま眠ってしまった。
「お手伝いがいるのよ。小川、恨まないでね。」

そして小川さんは私を連れていってしまった。

数時間後、私が目を覚ました時にはすでに山梨に作られた研究所にいた。
「これはどういうことですか!」
「あんたを私の助手にしたの。ボスには許可得てるから。」
「そんな・・・」

ほぼ拉致同然で私は保田さんの助手になったのだ。

実を言うとまだ昼間の保田さんはマシだ。夜になると・・・・

「まったくみんな任務、任務って付き合い悪いのよ。」
そう、保田さんは最近酒を飲むと愚痴を言うことが多い。替え歌でMメンバーへの愚痴を連発している。
「さぁ、飲め!あんたは一生私の助手なんだから。」
(勘弁してほしいよ。一日でもいいから、逃げだしたいよ。そうだ!)

深夜、私は簡単に荷造りをして空間転移装置の前に立った。

(保田さん、すいませんけどほんの数日間、喫茶リゾナントにお世話になりますので。)
私は起動スイッチに手を伸ばした。これで私の楽しい生活がやってくる。

「何やってるの?」
ビクッ!後ろを振り向くと保田さんが立っていた。
「いえ、これは・・・」
「あんた、そんなに私から逃げたいの?」
「いえ、そんなことは・・・」
「じゃあ、それは何?」

保田さんは私の荷物を指さした。

「罰として昼にできた発明の実験台になりなさい。」
罰にするということは碌でもないものだ。

「さぁ、いくわよ。」
保田さんは私の襟首を掴んで引っ張った。
「嫌だー!」

愛ちゃん、ガキさん、一度でいいから私を外に連れ出して・・・お願い。