■ チェリィブロッサム -研修生- ■


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■ チェリィブロッサム -研修生- ■

「この子たちはどなたなんですか?」

キッズ…そう呼ばれていた子供たちです…
とはいえ、この記録はだいぶ古い…みなさんあなたより年上ですよ…

「そうなんですか。」

こちらの子の【能力】が、今のあなたと似ています…
もっともそれは現象面において、ということですが…

「すごい、この方は『戻す』ことが出来るんですね。」

…より正確にいうと事象の確定を先延ばしにする…そして…
確定させるか…発現点まで無かったことにするかを選択する…

「へえ。」

そしてこちらの方もあなたと似た【能力】者です。

「『止める』力…私と同じだ…」

ええ…まあ…

「お二人とも随分と長く…私なんかまだまだなんですね。」

たしかに、あなたは、数秒が限界…
彼女は数分…この方の場合は数時間とも…数日とも…
誰も限界を知らない…そういった意味では大きな差がある…


「二人とも、一度お会いしてみたいな…」

…それは残念ながら…彼女たちは、すでに死亡しています…

「まあ…」

…【能力者】というものは、どれほど強力な【能力】を持っていたとしても、
その運用を誤れば、あっけなく…実にあっけなく敗北する…
彼女たちの死は実に…実に多くの教訓を含んでいる…そうは思いませんか?

「はい。」

まあいいでしょう…それと、先ほども少し触れましたが…
彼女たちは、あなたのもつ【能力】の…
『現在発揮されている機能』と『多少似ている』にすぎません…

「はい。」

幼少時より覚醒していたあなたには、あなたなりの【能力】の運用が、
すでに出来上がっている…
もちろん、それはとても価値ある機能だ…

「はい。」


ですが…知りたくはありませんか?
あなたの可能性を…あなたが『本来』どんな【能力者】になるはずであったのかを…

「はい。知りたいです。」

よろしい…
さて、記録は拝見しましたよ…ご家族は残念でしたね…
もっとも、あなたはさほど興味もないでしょうが…

「ふふ。」

そうだ…いつまでも番号というのでは味気がありませんね…
これからは名前でお呼びしましょう…

「いいんですかそういうのって。」

気にすることはありません…もうあなたは『研修生ではない』のですから…
もっとも、他になにか名乗りたい名前があるなら、それでもかまいませんが…
なにかありますか?

「特にないです。」

そうですか…
では行きましょう『さくら』さん…

『小田さくら』さん…





投稿日:2015/04/07(火) 19:01:01