■ サイコサイコ -石田亜佑美X石川梨華- ■


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■ サイコサイコ -石田亜佑美X石川梨華- ■

「あらあら、薄情なお友達たちねぇ。
いいの?アンタ一人におっかぶせて、みーんな尻尾巻いて逃げちゃったけど?」

「いいんです!」

走り去る軽を振り返りもせず見送る。

「これが!ウチらの!作戦です!」

ドヤ顔。
仁王立ち。

石田の自信は揺るがない。

「ふーん。」

ボンテージ。
体のラインがきわどいほどに強調された、艶やかな黒のエナメル。

石川梨華

その強敵に、石田亜佑美が一人、対峙する。

「さぁ!石川さん…かかって来い!」

――――

その凶事は、突然、幕を開けた。


「はやく!はやく!はやく!」
「か、鍵!鍵!鍵!」
「ヒャー!」
「押すなって!押すなよ!まーちゃん!」

軽乗用車。
すし詰めの少女たちを乗せ、裏のガレージから飛び出す。

「ヒヒヒヒ!ヒャー!」
「お願いっ!まーちゃん!前見て!前!」
「ってゆうか、まさきちゃん運転できるんだね!」
「ハルだって!いちおう訓練受けてるっすけどね!」
「そこ張り合ってる場合?」

運転するは佐藤優樹。
助手席に鈴木、後部座席に工藤、石田、鞘師。
そして中央の隙間に折り畳まれるように、飯窪。

「うわぁ!来たぁ!」
「は…跳ね…てる…あんなのありなの?」
「追い付かれる!」
「まーちゃん!もっと速く!」

右に左に振り回される車内、その混乱の中、鞘師は石田の腕をつかむ。

「…あゆみちゃん…見た?」
「はい!見ました!鞘師さん!」
「どう?」
「はい!あのあと、『おっしゃってた通り』です!」
「…『やれる?』」
「もちろん!」


「よし…香音ちゃん!ナビで…」
「ん、もう出してる。」
「鞘師さん!この場所どうですか?」
「…堤防?…うん、いける…じゃあ、一番近い『トラック』は…ここか、まずこの道をまっすぐ行って…」

――――

「まったく…マメもさゆも留守だなんて…間が悪かったわ…」

ボンテージ。

「まさか『高橋だった』なんてさ…
我慢できなくなっちゃって、そのまま来ちゃったのよね。」

体のラインがきわどいほどに強調された、艶やかな黒のエナメル。

「まあいいわ…アンタでいい…マメにも聞くけど、今はアンタでいい…」

脱色で傷んだ髪をかき上げる。


「ねぇ?アンタ…『高橋』…どこ?」



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投稿日:2015/03/01(日) 06:07:11.80 0