■ サバーアップ -光井愛佳- ■


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■ サバーアップ -光井愛佳- ■

「黒い、人狼ですか?」
「そやぁ…知らんか?」
「そうですね、狼型の【獣化】能力者自体は、組織にも複数いるはずです。
でも、今のお話にあるような人狼が、あの施設の警備の中にいた記録は残っていなかった…
…私の方でも少し、調べてみましょうか…」
「うんたのむわぁ…いっつも堪忍な、困ったことがあるたび話聞いてもろて…」
「いいんですよ、私でよければいつでも…そう、さっきの話ですけど、
その…『保管庫』と呼ばれる場所で、黒い人狼に『喰われて』いた、
という大きなリボンの女の子についてですが、何かほかにありませんか?」
「いや、さっき話したんで全部や」
「そうですか…」
「ん?」
「いえ…それにしても工藤遥さん…でしたっけ?すっかり元気になったみたいで」
「そや!そやぁ!あの生意気盛りめ…
…でも、ほんまや、ほんまそうやってん…必死やってんな。
組織の人間やって負い目があってんな…みんながそれ知ったら追い出されるかもしれん…
…嫌われるかもしれん…そんなんなこと抱えて、言えへんかってんな…
一時期ずうっとふさぎ込んでる時期あってな…表向きは頑張ってな、
新垣さんつかまえて能力の制御にめっちゃ精出しとったけど、そんなんバレバレや…
でも、なんや、ふっきれたみたいでな、いろいろと過去の話も…してくれるようになってん…」

「はい…」


「最近なウチ…うれしいんや…後輩がな、みんなええ子やん?
いままでずうっとウチが後輩で、年上ばっかと付き合うてきてんから、
意外と、後輩の扱い不器用やってん…
それで、譜久村とか鈴木とかにな、
きついこと言うたり…そんたびにああまたやってもうたって…
…また嫌われるて…」

「ええ…」

「でも、だあれもウチを嫌わへんかってん。
みいんな光井さん光井さんゆうて寄ってきてくれはるんや…
…なんや、ウチも同じや…工藤とおーんなじ…はは…ほんま可愛くて可愛くて…」

「…」

「…あれ?ウチなんでこんな話?今日ってたしか久しぶりに凰卵の卒業生の子らと…
そのあとみんなで居酒屋来て…あれ?…」
「やだなぁ光井さん、そのあと『同じリゾネイターである私』と、酔い覚ましに来てるんですよ」
「ああ?……ああ、そうや…そうやった…」
「それより光井さん、フクちゃ…いいえ譜久村さん?でしたっけ?彼女は最近どんな…」



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投稿日:2014/10/11(土) 09:23:47.76 0