ネタ > 『坂の上の雲』ナレーション風

まことに小さな世界が 開化期を迎えようとしている。
――冬の国は冬越し村に、3人の男がいた。
この貧しき農村に育った軍人子弟は、鉄白戦争が起こるにあたって、勝利は不可能に近いといわれた白夜騎兵団を滅ぼすに至る作戦を立て、それを実施した。
その学友の貴族子弟は、氷の国の外交官として野盗化した傭兵団と交渉し蒼魔軍を破るという奇跡を遂げた。
もう一人は、税制、貿易といった冬の国の古い秩序に新風を入れて冬の国中興の祖となった財務長、商人子弟である。
彼らは、魔王の門弟の体質で 前をのみ見つめながら歩く。上っていく丘の上の青い天に、もし一羽の不死鳥が輝いているとすれば、それのみを見つめて、丘を上っていくであろう。

元ネタ
まことに小さな国が開化期を迎えようとしている。
──四国は伊予松山に、三人の男がいた。
このふるい城下町にうまれた秋山真之は、日露戦争がおこるにあたって勝利は不可能に近いといわれたバルチック艦隊をほろぼすにいたる作戦をたて、それを実施した。
その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇蹟を遂げた。
もう一人は、俳句、短歌といった日本の古い短詩型に新風を入れてその中興の祖となった俳人、正岡子規である。
彼らは明治という時代人の体質で前をのみみつめながら歩く。
のぼっていく坂の上の青い天にもし一だの白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼっていくであろう。

  • 坂の上の雲のナレーションを聞いたら三子弟が思い出された -- (kakis) 2010-12-29 14:13:40
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最終更新:2010年12月29日 14:12
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