国家公務員Ⅰ種

「受験資格」
試験実施年度の4/1現在21歳以上33歳未満の者、および21歳未満で試験実施年度の翌3月までに大卒見込みの者。

「試験内容」
1次
1.教養試験(多肢選択式、公務員として必要な一般的知識、知能についての筆記試験。時事、文章理解、判断、数的推理、資料解釈。また、自然、人文、社会から選択)
2.専門試験(多肢選択式、各試験の区分に応じて必要な専門的知識、技術などの能力についての試験。

2次
1.専門試験(記述式、1次と同じ事柄についての筆記試験)
2.総合試験(記述式、総合的な判断力、思考力などの能力についての筆記試験)
3.人物試験(人柄などについての個別面接)

「試験の区分」
行政、法律、経済、人間科学Ⅰ(心理系)、人間科学Ⅱ(教育・福祉・社会系)、理工Ⅰ(一般工学系)、理工Ⅱ(数理科学系)、理工Ⅲ(物理、地球科学系)、理工Ⅳ(化学・生物・薬学系)、農学Ⅰ(農業科学系)、農学Ⅱ(農業工学系)、農学Ⅲ(森林・自然環境系)、農学Ⅳ(水産系)
以上のうち1つに限り受験出来る。

「受験手続き」 
所定の申込書1部に必要事項を記入し、所定の受付期間内に所定の申込先へ出来るだけ郵送で提出する。郵送は配達記録郵便扱いにする。

「受験料」
無料。

「試験地」
1次
札幌、盛岡、仙台、秋田、千葉、東京、新潟、長野、静岡、名古屋、金沢、京都、大阪、神戸、松江、岡山、広島、高松、松山、福岡、北九州、熊本、鹿児島、那覇の全国24都市。
2次
札幌から那覇までの9都市のうち1次試験地による。

「将来・収入性」
合格者の中で、早い場合は入省後3年で係長に昇進することも。初任給は、大卒で行政職員約20万、研究職員約22万。扶養、住居(最高2万7000円)、通勤(最高5万5000円)、期末・勤勉手当等がある。

「難易度」
司法試験と肩を並べる超難関の試験。

「合格・採用」
最終合格者は採用候補者名簿に得点順に記載される。人事院は、最終合格者発表後に、各省庁に対して合格者の希望官庁を考慮の上、成績順に推薦し、各省庁では、面接、身体検査などを行って採用者を決定する。採用は試験実施の翌年4月。

「勤務」
勤務時間は1日8時間、原則として土・日曜は休み。研究職員についてはフレックスタイム制も導入されている。

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最終更新:2010年06月23日 21:38