玄霧藩国 @ ウィキ

31700102『技術開発に関する安全規定への参加』

最終更新:

kurogirihankoku

- view
だれでも歓迎! 編集

■技術開発に関する安全規定への参加■


 玄霧藩国政庁です。
 昨今の技術開発により、共和国の技術力は日々進歩を続けています。
 それに伴い、新たな倫理的危険性の生まれる可能性が予見されたため、
共和国全体での、足並みを揃えた安全規定を設けることになりました。

 玄霧藩国は、この共和国技術安全規定に参加し、
技術開発から心が失われないよう、努めていくことをここに表明します。

 安全規定の大まかな内容は以下の通りです。

1.知類に含まれる生体を部品として組み込むこと の原則禁止
2.兵器・研究目的での自己学習についての研究 の原則禁止
3.兵器・研究目的での自己増殖についての研究 の原則禁止
4.敵性兵器等の異文化技術の民間での研究 の原則禁止

 原則禁止、というのは、所属藩国政府及び藩王会議、そして大統領府により、
調査を受けた上で認可を得た場合、一部認められる場合がある事によります。

 1は、心持つ知類が体の一部または全部を部品として利用されることを禁止し、
最初から、部品として利用されるべく知類を生み出すことも禁止するものであります。
(脳などを含まない)クローン医療に関して直接禁止するものではありませんが、
そうした医療が社会的な問題や被害者を作る場合は、それぞれの法律で対処します。

 これについての補足として、人型戦車には知類(搭乗者等)を部品として扱う
自動操縦システムが搭載されている機体がありますが、NWにて藩国により開発され、藩国により管理されているI=D、人型戦車は、これらが藩国に管理されている限り、
例外としてシステムの搭載及び使用を許可します。
 ですが、これら以外全ての人型戦車・I=D(以下、機体と表現)において、そのような知類(搭乗者等)を
部品として扱う自動操縦システムの使用及び藩国による許可無き新規開発を禁止いたします。

 2に関しては、以下の理由から禁止し、一部のみ許可制とします。
a:ゴートホーンに生体脳が使われていたように、非良心的なライフサイエンスの運用につながりかねないこと。
b:ラーニングの研究は心の研究につながり、心持つ存在を一方的に、道具として使役、運用することにつながりかねないこと。
c:どのように変化、進化するかが予想しがたく、起きうる問題が事前に予想しがたいこと。これについては、黒曜子事件を想起のこと。

 3は、その発展が、かつてNWを滅亡させかけた「マンイーター」に匹敵するという予測が立てられ、その危険性が無視出来ないために制定されました。
マンイーターそのものは兵器目的で開発された物とは異なりますが、自己増殖による急速な拡大は、同種の問題を強くはらみます。
 4は、セキュリティや技術暴走の危険を未然に防ぐためのものとなります。


 忘れてはならない事として、私たちにとっての同胞として、機械知類が存在します。
 機械知類に心があり、自己学習、自己増殖することは問題ありません。
一方で、そうした心あるもの、心につながるものを、兵器や道具として作成、運用することにつながる研究は禁止いたします。

 機械でなく魔法によって生活のための技術を賄っている私たちにとっても、これは同じ事がいえます。
 大事な事は、目的に囚われて心のありようを見失わない事です。
 この原則に則る限り、この制度などなくとも問題は発生しないでしょうし、
政府機関などから必要以上の規制がかかる事はないと考えています。
 皆さんの良心と思慮深さに期待します。ご協力宜しくお願い致します。


                                 玄霧藩国藩王 玄霧弦耶
                                    同摂政 雅戌

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー