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ブリタニカ・コンサイス百科事典(socialismの項)より全文翻訳 |
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①私的所有(private property)と②所得分配(distribution of income)は、社会的管理に従属する(subject to social control)とする社会的有機体の体制(system of social organization)のこと。 |
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「社会的管理(social control)」という言葉は広く多義的に解釈することが可能であるため、社会主義は、<1>国家主義者(statist)から自由至上主義者(libertarian)まで、また、<2>マルクス主義者(Marxist)からリベラル左派(liberal)までの範囲に及ぶ。 |
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この言葉は最初、メンバー全員の精神的・肉体的な安寧幸福のために非競争的な労働に従事する人々の強制的ではない共同体を強調したシャルル・フーリエ、アンリ・ド・サン=シモン、ロバート・オーウェンらの信条を描写するために用いられた。(「空想的社会主義 utopian socialism」を見よ) |
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カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスは、社会主義を資本主義から共産主義への過渡期の段階と認識し、彼らが(フーリエ、サン=シモン、オーウェンらの)社会主義の諸運動の中で有益であることを発見した内容を、彼らの“科学的社会主義(scientific socialism)”を開発するのに流用した。 |
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20世紀においてソ連邦は厳格な中央集権的社会主義の第一の模範であったが、その一方で、スェーデンとデンマークは非共産主義の社会主義で著名だった。 |
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「集産主義」「共同体主義」「社会民主主義(社会民主制)」を見よ。 |
(2) |
オックスフォード英語事典(socialismの項)より抜粋翻訳 |
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<1> |
社会的有機体に関する政治的・経済的理論(a political and economical theory of social organization)であり、①生産・②分配・③交換の手段は、その全体を共同体によって所有されるか規制されるべきだ、と提唱するもの。 |
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<2> |
その理論に基づく政策またはその実行のこと。 |
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<3> |
(マルクス主義理論では)資本主義の打倒と、共産主義の実現の間の過渡的な社会状態。 |
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「社会主義」という言葉は、無政府主義(anarchism)・ソ連邦の共産主義・社会民主主義(social democracy 社会民主制)という大きく隔たった複数の立場を記述するのに使用されてきた。しかしそれは、経済市場での無制限の労働に対する反対(という立場)を必然的に含意している。 |
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19世紀末以来、殆どの欧州諸国で興起している社会主義の諸政党は一般に、社会民主制(social democracy)に傾斜している。 |
(3) |
コウビルド英語事典(socialismの項)より全文翻訳 |
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社会主義とは、全ての人々が国家の富から利益を享受する平等な機会を持つ体制を創出すること、を一般的な目的とする左翼的な政治原則の一つの組み合わせである(a set of left-wing political principles) |
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社会主義の下では、国家の主要な産業は通常、国家によって所有される。 |