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&color(navy){&bold(){中川八洋氏}}については、初めて名前を聞く方も多いと思いますが、特に&color(navy){&bold(){西洋思想}}について、&color(navy){&bold(){保守主義の立場から体系的に諸理論を整理・批評}}した貴重な解説書を著述している学者です(但し後述の&COLOR(CRIMSON){★重要な注意事項}も参照のこと)。
(*補足説明)保守主義のガイドラインとしては、近年、[[潮匡人氏『日本人として読んでおきたい保守の名著』>http://www.amazon.co.jp/dp/4569800076]]や[[岩田温氏『逆説の政治哲学』>http://www.amazon.co.jp/dp/4584123349]]などの秀逸な図書が刊行されており、中川八洋氏の見解を相対的に見るためにも、これらを併用することが望ましいが、下記の理由に示すとおり、総合的に見て中川八洋氏の著作がガイドラインとしてなお圧倒的に優れていると考えます。)
当ページにて、ガイドライン・総論を一瞥された後は、ページ末に列挙されている&COLOR(CRIMSON){西洋政治思想の各論}に進まれることをお勧めします。
そして、西洋思想について一定の理解を得られた後には、さらに、同じくページ末に列挙されている&COLOR(CRIMSON){戦前~戦後(さらに現代)に至る日本の思想問題の各論}に進んでいただければ当ページの目的は十分に果たされたことになります。
**◇中川八洋氏の著作を機軸に据える理由
|BGCOLOR(#CCCC99):(1)|BGCOLOR(#CCCC99):ポイントが明確で読みやすいこと|BGCOLOR(#D7EBFF):高度な内容が書かれているにも関わらず、中川氏の主張が極めて明瞭なため、政治思想の初心者であっても、何とか読み進めることが出来ること。|
|BGCOLOR(#CCCC99):(2)|BGCOLOR(#CCCC99):ガイドブック機能が高いこと|BGCOLOR(#D7EBFF):著作中に、西洋思想を理解する上で知っておくべき良書(正しい思想家)と悪書(間違った思想家)の充実したリストを掲げており、中川氏の解説を頼りに、それらの古典に順次挑戦していくことが可能なこと。|
|BGCOLOR(#CCCC99):(3)|BGCOLOR(#CCCC99):自主憲法制定まで視座に据えていること|BGCOLOR(#D7EBFF):単に西洋思想の解説に留まらずに、それらの理解を現実の日本政治の改善にどう活かすか、を考究し、究極のゴールとして明治憲法に範を取った自主憲法制定を志向し、その具体的内容まで提案していること。|
**◇制約事項:自虐史観が残っている人は時期尚早です
|BGCOLOR(white):朝鮮半島や東南アジアについては日本が侵略した訳ではないが、中国については日本の侵略戦争であり、日本は中国に関してはきちんと謝罪すべきだ|
|BGCOLOR(white):靖国神社に祭られている一般の英霊には感謝の念を表すべきだが、東条英機元首相などのA級戦犯は分祀すべきだ|
といった類の半可通な歴史認識の方は、こちらのシリーズに参加するにはまだ時期尚早です。
チャンネル桜などの歴史関連動画を視聴したり、当サイトの歴史関連ページを探るなどして、自虐史観の残滓を確り漱ぐことに注力して下さい。
**&color(CRIMSON){★重要な注意事項}
|>|BGCOLOR(#CCCC99):&COLOR(navy){&bold(){中川八洋氏}}の&COLOR(navy){&bold(){西洋思想の解説}}は&COLOR(navy){&bold(){非常にお勧め}}ですが、残念ながら同氏の&color(CRIMSON){&bold(){戦前~戦後の日本の政治・思想状況に関する著作}}は、|
|>|BGCOLOR(PINK):①読みやすく興味深い内容ではありますが、②実証的裏付けが乏しく、&color(CRIMSON){&bold(){余りお勧めできません}}。ご注意下さい。|
|>|BGCOLOR(#CCCC99):&COLOR(navy){&bold(){戦前~戦後の日本の政治・思想状況}}に関しては、当ページ下部や[[村上重良「国家神道論」、丸山眞男「天皇制ファシズム論」の検証]]などのページで紹介していますが、|
|>|BGCOLOR(#D7EBFF):堅実な&COLOR(navy){&bold(){実証研究に基づく論説}}を発表している ①&COLOR(navy){&bold(){竹内洋・井上義和・植村和秀氏}}のグループや、②&COLOR(navy){&bold(){新田均・八木秀次氏}}のグループの著作をお勧めします。|
|BGCOLOR(#CCCC99):<1>|BGCOLOR(#CCCC99):これについては、西洋思想という膨大な諸観念の塊を、自在に切り分けて整理し要点を抽出する中川八洋氏の強力な「構想力」「独創性」が、地道な事実検証を積み重ねること、あるいは他の研究者の研究結果と比較し整合性を検証すること、により自分の仮説を躊躇なく修正していく必要が生じる実証研究に際しては、残念ながら逆に仇となってしまっている、ことが原因と考えられます。|
|BGCOLOR(#CCCC99):<2>|BGCOLOR(#CCCC99):その点で、①竹内・井上・植村氏や、②新田・八木氏の研究成果は、一種の集合知としてバランスの取れた内容が提示されており、当サイトの&COLOR(CRIMSON){戦前~戦後(さらに現代)に至る日本の思想問題各論ページ}も、この①・②を機軸としてまとめられています。|
**◇最速! 理論派保守養成プログラム《概要》
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ1】|>|BGCOLOR(#CCCC99):中川八洋氏の著作を読む|BGCOLOR(#CCCC99):→予めゴールを知っておく|
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ2】|>|BGCOLOR(#CCCC99):政治思想の古典を読む|BGCOLOR(#CCCC99):→有益vs有害:4X3、プラス1|
|~|BGCOLOR(yellow):《1》|BGCOLOR(yellow):自由を守る4人の有益な思想家と著作|バーク、ハミルトン、ハイエク、ポパー|
|~|BGCOLOR(yellow):《2》|BGCOLOR(yellow):隷従への道を囁く3人の有害な思想家と著作|ルソー、ヘーゲル、マルクス|
|~|BGCOLOR(yellow):《3》|BGCOLOR(yellow):有益だが見過ごせない問題点のある思想家と著作|ロック|
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ3】|>|BGCOLOR(#CCCC99):理論派保守として乗り越えるべき壁|BGCOLOR(#CCCC99):→標準的な政治思想を押さえる|
|~|BGCOLOR(yellow):《1》|BGCOLOR(yellow):現在の標準的な政治学の教科書を読む|批判的にチェックしていこう|
|~|BGCOLOR(yellow):《2》|BGCOLOR(yellow):西洋政治思想を毒するJ-J.ルソー対策として|フランス革命の誤謬を知る|
|~|BGCOLOR(yellow):《3》|BGCOLOR(yellow):日本政治思想を毒する丸山眞男対策として|日本ファシズム論の誤謬を知る|
|~|BGCOLOR(yellow):《4》|BGCOLOR(yellow):西洋思想の標準的知識を押さえる|分析哲学の概要まで押さえることが必要|
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ4】|>|BGCOLOR(#CCCC99):理論派保守の目標地点|BGCOLOR(#CCCC99):→憲法と法理論を押さえる|
|~|BGCOLOR(yellow):《1》|BGCOLOR(yellow):法学基礎理論(基礎法学)をまず押さえる|ドイツ系法学と英米系法学の違い|
|~|BGCOLOR(yellow):《2》|BGCOLOR(yellow):次に様々なスタンスの憲法基本書を一瞥する|芦部信喜、佐藤幸治、阪本昌成、各々の憲法論|
|~|BGCOLOR(yellow):《3》|BGCOLOR(yellow):最後に保守主義・自由主義の立場からの憲法構想を把握する|日本会議による提案、中川八洋案|
**◇時間的な目安
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ1|BGCOLOR(aqua):50~100時間|BGCOLOR(aqua):結論だけ知るなら、これで十分|
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ2|150~300時間|以下はステップ1の論証です|
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ3|150~300時間||
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ4|150~300時間||
|BGCOLOR(pink):計|BGCOLOR(pink):ミニマム500時間、マックス1000時間|BGCOLOR(pink):いざ! 左翼・売国奴討伐に出陣!|
-これだけ見ておけば大丈夫。
-なお''結論''だけなら、''ステップ1(50~100時間)で十分''です。ステップ2以下は、なぜそのような結論になるのかの論証です。
(※&color(crimson){&bold(){注意事項}}:''結論''だけ押さえた場合、&color(green){&bold(){保守主義を理解したつもりで、実は保守主義と密接に関連した自由主義と正反対の「右の全体主義」(つまり保守ではなく右翼ないし極右的スタンスに陥ってしまう危険}}があります。詳しくは【ステップ4】など参照))
&color(navy){&bold(){中川八洋氏}}については、初めて名前を聞く方も多いと思いますが、特に&color(navy){&bold(){西洋思想}}について、&color(navy){&bold(){保守主義の立場から体系的に諸理論を整理・批評}}した貴重な解説書を著述している学者です(但し後述の&COLOR(CRIMSON){★重要な注意事項}も参照のこと)。
(*補足説明)保守主義のガイドラインとしては、近年、[[潮匡人氏『日本人として読んでおきたい保守の名著』>http://www.amazon.co.jp/dp/4569800076]]や[[岩田温氏『逆説の政治哲学』>http://www.amazon.co.jp/dp/4584123349]]などの秀逸な図書が刊行されており、中川八洋氏の見解を相対的に見るためにも、これらを併用することが望ましいが、下記の理由に示すとおり、総合的に見て中川八洋氏の著作がガイドラインとしてなお圧倒的に優れていると考えます。)
当ページにて、ガイドライン・総論を一瞥された後は、ページ末に列挙されている&COLOR(CRIMSON){西洋政治思想の各論}に進まれることをお勧めします。
そして、西洋思想について一定の理解を得られた後には、さらに、同じくページ末に列挙されている&COLOR(CRIMSON){戦前~戦後(さらに現代)に至る日本の思想問題の各論}に進んでいただければ当ページの目的は十分に果たされたことになります。
**◇中川八洋氏の著作を機軸に据える理由
|BGCOLOR(#CCCC99):(1)|BGCOLOR(#CCCC99):ポイントが明確で読みやすいこと|BGCOLOR(#D7EBFF):高度な内容が書かれているにも関わらず、中川氏の主張が極めて明瞭なため、政治思想の初心者であっても、何とか読み進めることが出来ること。|
|BGCOLOR(#CCCC99):(2)|BGCOLOR(#CCCC99):ガイドブック機能が高いこと|BGCOLOR(#D7EBFF):著作中に、西洋思想を理解する上で知っておくべき良書(正しい思想家)と悪書(間違った思想家)の充実したリストを掲げており、中川氏の解説を頼りに、それらの古典に順次挑戦していくことが可能なこと。|
|BGCOLOR(#CCCC99):(3)|BGCOLOR(#CCCC99):自主憲法制定まで視座に据えていること|BGCOLOR(#D7EBFF):単に西洋思想の解説に留まらずに、それらの理解を現実の日本政治の改善にどう活かすか、を考究し、究極のゴールとして明治憲法に範を取った自主憲法制定を志向し、その具体的内容まで提案していること。|
**◇制約事項:自虐史観が残っている人は時期尚早です
|BGCOLOR(white):朝鮮半島や東南アジアについては日本が侵略した訳ではないが、中国については日本の侵略戦争であり、日本は中国に関してはきちんと謝罪すべきだ|
|BGCOLOR(white):靖国神社に祭られている一般の英霊には感謝の念を表すべきだが、東条英機元首相などのA級戦犯は分祀すべきだ|
といった類の半可通な歴史認識の方は、こちらのシリーズに参加するにはまだ時期尚早です。
チャンネル桜などの歴史関連動画を視聴したり、当サイトの歴史関連ページを探るなどして、自虐史観の残滓を確り漱ぐことに注力して下さい。
**&color(CRIMSON){★重要な注意事項}
|>|BGCOLOR(#CCCC99):&COLOR(navy){&bold(){中川八洋氏}}の&COLOR(navy){&bold(){西洋思想の解説}}は&COLOR(navy){&bold(){非常にお勧め}}ですが、残念ながら同氏の&color(CRIMSON){&bold(){戦前~戦後の日本の政治・思想状況に関する著作}}は、|
|>|BGCOLOR(PINK):①読みやすく興味深い内容ではありますが、②実証的裏付けが乏しく、&color(CRIMSON){&bold(){余りお勧めできません}}。ご注意下さい。|
|>|BGCOLOR(#CCCC99):&COLOR(navy){&bold(){戦前~戦後の日本の政治・思想状況}}に関しては、当ページ下部や[[丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証]]などのページで紹介していますが、|
|>|BGCOLOR(#D7EBFF):堅実な&COLOR(navy){&bold(){実証研究に基づく論説}}を発表している ①&COLOR(navy){&bold(){竹内洋・井上義和・植村和秀氏}}のグループや、②&COLOR(navy){&bold(){新田均・八木秀次氏}}のグループの著作をお勧めします。|
|BGCOLOR(#CCCC99):<1>|BGCOLOR(#CCCC99):これについては、西洋思想という膨大な諸観念の塊を、自在に切り分けて整理し要点を抽出する中川八洋氏の強力な「構想力」「独創性」が、地道な事実検証を積み重ねること、あるいは他の研究者の研究結果と比較し整合性を検証すること、により自分の仮説を躊躇なく修正していく必要が生じる実証研究に際しては、残念ながら逆に仇となってしまっている、ことが原因と考えられます。|
|BGCOLOR(#CCCC99):<2>|BGCOLOR(#CCCC99):その点で、①竹内・井上・植村氏や、②新田・八木氏の研究成果は、一種の集合知としてバランスの取れた内容が提示されており、当サイトの&COLOR(CRIMSON){戦前~戦後(さらに現代)に至る日本の思想問題各論ページ}も、この①・②を機軸としてまとめられています。|
**◇最速! 理論派保守養成プログラム《概要》
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ1】|>|BGCOLOR(#CCCC99):中川八洋氏の著作を読む|BGCOLOR(#CCCC99):→予めゴールを知っておく|
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ2】|>|BGCOLOR(#CCCC99):政治思想の古典を読む|BGCOLOR(#CCCC99):→有益vs有害:4X3、プラス1|
|~|BGCOLOR(yellow):《1》|BGCOLOR(yellow):自由を守る4人の有益な思想家と著作|バーク、ハミルトン、ハイエク、ポパー|
|~|BGCOLOR(yellow):《2》|BGCOLOR(yellow):隷従への道を囁く3人の有害な思想家と著作|ルソー、ヘーゲル、マルクス|
|~|BGCOLOR(yellow):《3》|BGCOLOR(yellow):有益だが見過ごせない問題点のある思想家と著作|ロック|
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ3】|>|BGCOLOR(#CCCC99):理論派保守として乗り越えるべき壁|BGCOLOR(#CCCC99):→標準的な政治思想を押さえる|
|~|BGCOLOR(yellow):《1》|BGCOLOR(yellow):現在の標準的な政治学の教科書を読む|批判的にチェックしていこう|
|~|BGCOLOR(yellow):《2》|BGCOLOR(yellow):西洋政治思想を毒するJ-J.ルソー対策として|フランス革命の誤謬を知る|
|~|BGCOLOR(yellow):《3》|BGCOLOR(yellow):日本政治思想を毒する丸山眞男対策として|日本ファシズム論の誤謬を知る|
|~|BGCOLOR(yellow):《4》|BGCOLOR(yellow):西洋思想の標準的知識を押さえる|分析哲学の概要まで押さえることが必要|
|BGCOLOR(#CCCC99):【ステップ4】|>|BGCOLOR(#CCCC99):理論派保守の目標地点|BGCOLOR(#CCCC99):→憲法と法理論を押さえる|
|~|BGCOLOR(yellow):《1》|BGCOLOR(yellow):法学基礎理論(基礎法学)をまず押さえる|ドイツ系法学と英米系法学の違い|
|~|BGCOLOR(yellow):《2》|BGCOLOR(yellow):次に様々なスタンスの憲法基本書を一瞥する|芦部信喜、佐藤幸治、阪本昌成、各々の憲法論|
|~|BGCOLOR(yellow):《3》|BGCOLOR(yellow):最後に保守主義・自由主義の立場からの憲法構想を把握する|日本会議による提案、中川八洋案|
**◇時間的な目安
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ1|BGCOLOR(aqua):50~100時間|BGCOLOR(aqua):結論だけ知るなら、これで十分|
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ2|150~300時間|以下はステップ1の論証です|
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ3|150~300時間||
|BGCOLOR(#CCCC99):ステップ4|150~300時間||
|BGCOLOR(pink):計|BGCOLOR(pink):ミニマム500時間、マックス1000時間|BGCOLOR(pink):いざ! 左翼・売国奴討伐に出陣!|
-これだけ見ておけば大丈夫。
-なお''結論''だけなら、''ステップ1(50~100時間)で十分''です。ステップ2以下は、なぜそのような結論になるのかの論証です。
(※&color(crimson){&bold(){注意事項}}:''結論''だけ押さえた場合、&color(green){&bold(){保守主義を理解したつもりで、実は保守主義と密接に関連した自由主義と正反対の「右の全体主義」(つまり保守ではなく右翼ないし極右的スタンスに陥ってしまう危険}}があります。詳しくは【ステップ4】など参照))