しのあさんの冒険(ホラー)


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突然ですが、私しのあはゾンビになってしまいました。
見た目はいつもと変わらないんですけど、人を見ると食欲が湧くんです。
まだ食べてませんよ?食べてませんけど・・・
目の前にある果物を見ても何も感じないのですが、窓の外にいる人を眺めていると涎が出るんです。

でも人を食べるわけにはいかないので果物を食べてみたんですけど、
身体が受け付けないみたいで吐いちゃうんです。
とりあえず、もうすぐ血盟会議なので行かなきゃいけないんですけど、
血盟員見て涎垂らさないか心配です・・・

道中お腹が鳴りまくりでしたが耐えました。がんばれ私!

animo「いらっしゃい、しのあ・・・?大丈夫?顔色悪いよ?」
どうやら空腹が顔色に出てるようである。
それにしてもこの姫様、美味しそうである・・・お腹すいたなぁ・・・
animo「しのあ・・・?涎出てるよwww」
はっ・・・いけない。食欲に負けるわけにはいかないんだ。
でもほんと美味しそう・・・
animo「まだ数人来るから中入ってて。・・・・しのあ?」
しのあ「あ・・・はいw」

ギランにあるこの血盟のアジトはなかなか部屋が広い、ホール並である。
至る所にモンスターの剥製が飾ってあって狩りギルドだと再認識させられる場所だ。

夜雲「やぁ。久しぶり!元気してた?」
ダークエルフの夜雲さんが手を振っている。
夜雲「見て見て!ウサギリング買ったの!」
指が美味しそう・・・じゃなくてウサギリングかぁ・・・
ACが2下がる装備だけど高い。
しのあ「お金持ちですね~。私もウサギリング欲しいなぁ~」
夜雲「しのあにはキノコスープあげる!狩りがんばって!」
いつもならすぐに飲みたくなるはずのキノコスープだけど・・・
今は別に欲しいと感じない。でも目の前に飲んで欲しそうな顔をしている夜雲さんがいる。
……飲んじゃえ!
ゴクゴク!
しのあ「ありがとう^^ 美味しかっt うっ」
やばい 吐きそうだ。やっぱり身体が受け付けない。
でもここで吐くわけにはいかない・・・外で吐こう。
夜雲「喜んでくれてよかったわー♪また作ってくるからねー」
しのあ「ささ、早速狩り行ってきます!」
私は走り出した。アジトの裏には井戸があるのだ。

しのあ「おぇ・・・かはっ・・・はぁ・・はぁ・・・」
やばい・・・目眩がする・・・何か・・何か食べないと・・・
あーるしぃ「君、大丈夫か?」
あ・・・美味しそうな・・・・・ご飯♪
私はふらふらと立ち上がり、目の前のプリンスに倒れかかった。
しのあ「ご飯・・・ご飯・・・」
あーるしぃ「ご飯?そうか、腹が減ってたのか。カバンにおでんが入ってるからちょっと待ってて!」
カバンの中を探している目の前の私のご飯。
もう、我慢できない・・・・
しのあ「いただきます!」
あーるしぃ「?」
………
……

しのあ「ふぅ・・・お腹いっぱい♪」
振り返るとそこには元人間だった残骸があった。
私、食べちゃったんだ。人を・・・
ごめんなさい。でも仕方がなかったの。
……

animo「しのあどこ行ったんだろ?夜雲なにも聞いてないの?」
夜雲「うんwキノコスープ飲んだとたんすごい勢いで飛び出していったからw」
ガチャ。
しのあ「遅れましたwすいません~」
みんな私を見て固まっている。どうしたんだろう?
animo「し・・しのあ?、激闘だったのかしら・・・?」
夜雲「口のあたりとか服とか血だらけよ・・・?」
あ、しまった。返り血がすごかったんだった。
とりあえず洗ってこよう服と・・・・口も。
……

つづく?