特快うねっこψの補聴器使用歴のページです。

私は生まれて7ヶ月で難聴(感音性難聴)がわかり、補聴器がつきました。
補聴器からは、いろいろな音が入ってきましたが、なかなか慣れるのが難しかったです。

補聴器をつけていない時の環境は、事実上無音の世界で、耳介に携帯ラジオ(出力が80mW)をくっつけて、
ボリューム半分でラジオの音がやっと聞こえる状態です。2センチくらいラジオを離すと音が聞こえません。

障害名:両耳の聴力レベルがそれぞれ90dB以上を越えるもの。3級。
左耳は全然聞こえません。右耳に補聴器をつけており、聴覚はすべて補聴器をした右耳のみに頼っています。

幼少時代は箱型補聴器(メーカーは多分フィリップスかな?)でした。
あの箱型は意外と頑丈だった。補聴器に水をかぶってしまった場合でも、父親がドライヤーで
乾かして復帰!という事もありました。電池寿命も長く、3週間くらい持ったかな。
今のデジタル補聴器と比較して、性能が優れているわけでもなかったが、
幼少時代の私の耳にはじめて音を入れるためのものという観点から、
このような性能でも十分に用は足りた。

ただ、箱型だと、自由に動き回ったり、耳元で音を聞くには不便なため、
小学低学年の頃に耳掛け型補聴器に代替えしています。

余談だが、小学生に上る前の時代、耳鼻科の先生の協力で両耳装用を試したことがありましたが、
左耳は補聴器をつけてもまったく聞こえないため、両耳装用が困難という事情があり、今でも
右耳のみの片耳装用です。

2012年5月頃、デジタル補聴器(機種名はフォナック Naida V UP)に代替え。
30年間、アナログ補聴器の音が標準だと思っていた事もあり、デジタル補聴器特有の音に慣れるのに、
約半年かかりました。補聴器って適切に調整してもらい、その音に慣れないと使えないものですね。

デジタル補聴器は「デジタルだからピンピンに聞こえる」と期待していたのですが、実際に使ってみると、
期待外れで、「こもったような」重たい音質で聞こえ始め、しばらく違和感を感じました。
だが、慣れもあるようで、慣れてくると、重たい音質から、少しずつやわらかい音質へ変わっていきます。
Naidaに置き換えてから1年後、上手に言葉の聞き取り、音楽鑑賞をこなしています。

近い将来、人工内耳へ置き換える可能性があり、人工内耳の事をいろいろ調べています。
※90dB以上なら、重度付近の高度難聴。

2013年12月14日、総合支援法で補聴器を作ってもらうことになり、機械の方はどうするかと思ったところ、
ワイデックスならBravissimo Lite、フォナックならNaida I UPのどちらかという事でした。
Naidaの音に慣れていることもあり、やはりNaida I UPの方を作ってもらうことになりました。

Naida I UPは6チャンネルしか無いこともあり、高い音が揺れて聞こえるなど、粗っぽい感じの音でした。
本来は予備の補聴器をいう位置づけで作ってもらったので、こういう音でも無理は無いかなと思ったけど、
アナログ補聴器に似た感じの聞こえ方であることもあり、慣れるのが早く、比較的使いやすい補聴器だと…。

Naida V UPはサウンドフローで音量感が変わる違和感に馴染めず、結局予備機扱いとして、
メインはNaida I UPの方を使っています。

単に高い補聴器が良いというわけではなく、自分の耳、ニーズ、ライフスタイルに向いた補聴器を選び、
しっかりとフィッティングしてもらえば、15万円くらいの安い補聴器でもすんなり使えるものです。

2019年2月頃、ワイデックスのBravissimo Lite2に変更しました。
慣れるまでは2ヶ月を要しましたが、フルデジタル補聴器特有の聞こえになじんでいきました。

後に補聴器屋さんでアナログ補聴器モードを実装してもらい、
このモードは音楽鑑賞、ゲームプレイ時のみ使っています。

※会社で仕事をする時、車の運転をする時は、メインで使うエブリディモードです。
アナログ補聴器モードは、騒音の環境ではうるさすぎる。
最終更新:2021年01月17日 06:10