1スレ286


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  • 作者 伊南屋
  • 投下スレ 1スレ
  • レス番 286 308-311
  • 備考 電波ハーレム 完結

286 伊南屋 sage 2006/08/10(木) 14:11:03 ID:unIIJw2u
 場を、重い沈黙が支配していた。
 以前、雪姫と付き合う事を、雨と円に告げた店。
 今回は円の代わりに光が入り、四人掛けの座席を占めている。
 何故こんな事になったのか。
 簡単だ。ジュウが全てを雪姫に話したのだ。
 どうにも黙っていることが出来なかった。
 その後、雪姫と雨の間で話がなされ、このように集まる事となった。
 最初に口を開いたのは雨だった。
「ごめんなさい雪姫、それにジュウ様も。私のワガママでこんな事……」
 テーブルの上で頭を下げる雨に、ジュウがどう声を掛けるべきか迷っていると。
「頭を上げて、雨」
 意外にも雪姫が雨に優しく声を掛けた。
「私も悪いんだよ。ジュウ君を最初に横取りしたのは私だから……。雨の気持ちを知ってて裏切ったのは私だから」
 ジュウはただ黙ってそれを聞く。胸の底に言い知れぬ不安を抱えながら。
「だからね、雨。こうしない?」

「ジュウ君をみんなのもの……。ううん、みんなでジュウ君のものになろう?」

 時が止まった。少なくともジュウにはそう感じられた。
「そ、それはつまりその……あの……」
「ハーレム、ですね」
 そうだ。つまりはそういう事だ。
 バカげてる。有り得ない。そんな事だれが納得を……。
「それで雪姫は良いのですか?」
「うん、雨と光ちゃんさえ良ければね」
「私は、良いです。ジュウ様のものになれるのならば、それは嬉しい事です」
 その答えにジュウは絶句する。すがるように光に目を向ける。
 光なら断るはずだと。
「光ちゃんは?」
「お姉ちゃんが……そう言うなら」
「うん、じゃあ大丈夫だね」
 光が、あの光ですら納得した。ジュウはこれが夢でないのかと疑心暗鬼になる。
「雨。薬は持ってきてる?」
「はい、ここに」
 自らの意志を乖離し進む事態に思考が追い付かない。
「じゃあ、4P頑張ってね? 御・主・・人・様」
 それでもジュウは、目の前で微笑む雪姫は夢ではないのだと、自分の手を握ってくる雨と光の感触は現実だと。
 心の底で納得し、理解していた。

続く。

308 伊南屋 sage 2006/08/20(日) 11:35:51 ID:7xroZaf6
「それじゃ、はい、ぐいっと」
 そう言われても……。
 ジュウは躊躇いを隠せないでいた。
 目の前には錠剤。雨の説明によればこれは以前使った薬であるという。
 前回は粉にして溶かして使ったので錠剤のまま服用すれば更なる効果が期待できるらしい。
 今四人はとある宿泊施設にいる。
 繁華街からやや奥まった路地。そこは所謂ホテル街だ。無論、ジュウ達が居るのもそのホテル街の一角にあるラブホテルの一室である。
 その部屋で、全裸の美少女三人に囲まれ、薬を勧められている。
 異常な状態にホテルに入る時にすれ違ったカップル。その男の方が向けてきた驚愕と羨望の混じった視線を思い出す。
 あの男に言ってやりたい。
 そんなに良いもんじゃない、と。
 少なくとも自分はこの事態に困惑しか出来ない。
 そんな思考に逃げていた意識を現実に戻す。
 そこには変わることなく錠剤と、それを流し込むための酎ハイ。
 正直こんなもので飲み込んで命に関わったりしないだろうか?
 まあ雨が何もも言わないので大丈夫なのだろう。
 しかし、だからといって飲むわけではない。ジュウはただ錠剤を睨み付け黙り込む。
 痺れを切らしたのは雪姫だ。全裸のまま立ち上がり、ジュウの目の前のものを奪い、一気に口に流し込む。
 次の瞬間にはジュウと雪姫の唇は重ねられていた。
 それだけでなく、雪姫は唇を割開き、ジュウの口中に自らの中にあったものを流し込んでいく。
 炭酸とアルコールの味に混じって微かな苦味がある。恐らくは錠剤が溶け出しているのだ。
 雪姫は唇を離さない。飲め、ということだろう。
 もはやそれしかない。ジュウは諦めて口の中のものを飲み下した。
 瞬間。ジュウの体を熱が支配する。喉から胃を焼くアルコールと、それとは違う内から滲むような、疼きにも似た熱。
 酩酊感と高揚感が同時に押し寄せてくる。それらに意識を混濁させ、ジュウの理性が失われていく。
 理性の後に残ったのは体の火照りと、思考すら支配する獣の衝動だけだった。
 ジュウは衝動に任せ、雪姫の体を掻き抱いた。荒々しい抱擁に雪姫が息を詰まらせる。
 それでも抵抗を見せないのは服従の証か。むしろ切なげに雪姫は瞳を伏せた。
「ジュウ様……」
 ジュウの背に雨が体を重ねてくる。全体的に小振りな作りのその体から体温と鼓動が伝わってくる。
 それはジュウを安心させる、まだ幼い母性。


309 伊南屋 sage 2006/08/20(日) 11:58:44 ID:7xroZaf6
 しかし、母性というものを求めて止まなかったジュウにとってはそれで十分だった。
「わ、私もっ!」
 光が絡み合う三人に身を割り込ませ、ジュウの腹の辺りに抱き付く。
 まるで幼い子供が父親に甘えるように身をすり寄せる光に、ジュウは手を差し伸べ頭を撫でてやった。
 唇を雪姫に、背を雨に、腹を光に。
 それぞれに触れあわせ、その感触に酔いしれる。
 真っ先に異変に気付いたのは光だった。
「あ……」
 腹のその下、ジュウの股間で熱を含んだ塊が鎌首をもたげ始めていた。
 全員の視線がそこへ集まる。
 雄々しくそそり立つそれに、思わず雪姫、雨、光の三人が顔を赤くする。
「いつもより……おっきい?」
 そう口にしたのは雪姫だった。
 なる程、言われてみればジュウのそれは普段よりも心持ち猛々しくその存在を主張していた。
「ここはやはり……」
 雨がそれに手を伸ばしつつ言う。
「みんなで、でしょうか?」
 雪姫と光がその意を汲み取り頷き合う。
 三人は同時にジュウの足元に跪き、それぞれ舌を差し出す。
 亀頭、幹、付け根に舌が這わされる。
 それらは位置を替えながらジュウに刺激を与え、射精へと追い立てる。
 くぐもった鼻息と、唾液の立てる水音が室内に響く。
 熱心に舌をジュウのペニスに絡め、三人は競い合うようにジュウを頂点へと導く。
 そして、それは呆気ないまでに唐突に訪れた。
 先端から大量の精液が迸り、三人の顔を白く染める。
「少し、薬が効きすぎましたか」
「そだね、ちょっと早いかな?」
「でもさ、ほら……」
 顔の精液を拭いながら言葉を交わす雨と雪姫に、光が指差してみせる。
 そこには変わらずに硬さを保ち、その身を痙攣させるジュウの牡の証があった。
「ねえ、誰から行く? 私もう出来るんだけど」
 そう言った雪姫は自らの指を股間に這わせている。そこから既に十分に濡れているのが分かる程に淫らな音を立てている。
「ここは一応正妻の雪姫からで」
 雨の言葉に異を唱えるものはいない。雪姫は嬉しそうに微笑むとその身をジュウに擦り寄せる。
 性欲に支配されたジュウは雪姫をベッドに俯せに組敷く。
 そのままジュウは雪姫の背後から侵入した。
 抵抗も少なく、雪姫はジュウをその身に受け入れる。
「ふぅ……っん」
 ジュウが腰を前後させると、それに合わせ雪姫の体がビクビクと痙攣する。


310 伊南屋 sage 2006/08/20(日) 12:21:49 ID:7xroZaf6
 しばらくゆるゆると動かしていたジュウだったが、その動きはすぐに激しい、責め立てるような激しいものになった。
 腰と尻がぶつかり小気味良い音が響く。猛烈な突き込みに、雪姫はあっと言う間に限界まで追いやられる。
「はっ、はっ……! くうぅん、い……くっ……いくぅっ!」
 雪姫の背が大きく仰け反る。体を震わせ、雪姫が絶頂に達する。しかし。
「ひゃあ!? や、だ……めぇ」
 ジュウは動きを止める事なく腰を打ちつける。雪姫の敏感ぬった体は、与えられる刺激に先より更に高く絶頂に打ち上げられる。
「くっ……う。やぁ、また……いっちゃ……ひゃうっ!」
 雪姫の体が跳ねる。強い性感に意識が白く染められ、雪姫は体をぐったりと横たえた。
 雨と光が戦慄する。
 最初こそ驚く程に早かったジュウだが今は簡単に満足しないらしい。
 加えて激しい責めでいともたやすく絶頂に追いやる。
 もしかしたら自分達は薬で増強された性欲が果てるまで責め立てられ、何度もその身を捧げなくてはならないのではないか。
 そこまで考えて、自分の体が熱く情欲を訴えているのに姉妹は気付いた。
 既に身も心も奴隷なのか。しかし二人はそれが不快ではなく、むしろ誇らしくすらあった。
 ジュウは雨を自らの方へ引き寄せる。その背を抱き抱えるようにすると、雨の腰を浮かせ、下から突き込む。
 それは丁度、雨と光を同時に相手した際に光を抱いた時と同じ体勢。
 ジュウは光に目で合図を送る。
 その意を読み取った光は、かつて姉がそうしたように、結合部へと自らの舌を這わせた。
「はぁぁっ!」
 自らが与えた、しかし与えられるのは初めての刺激に、雨の体は顕著な反応を見せる。
 止めどなく愛液が溢れ、妖しく蠢く秘壷は奥へ、奥へとジュウを誘う。
 舌を雨とジュウの繋がりの部分に這わせる光は自らの中心で指を闇雲に動かし快感を得るための自慰に耽る。
 不意に這わされる舌が増える。
「ひゃぁ! 雪っ……姫ぇ!」
 それは先までぐったりとと体を横たえていた雪姫だった。
 虚ろな表情で舌を這わせる彼女は自らの行いを把握しているのか。
 ただ確かなのはその行いが雨の性感を無慈悲なまでに高めたという事だ。
 雨は悲鳴にも似た矯声をあげ、体を激しく痙攣させた。
「かはっ……はぁ、はぁ……」
 ジュウとの結合が解かれると、雨は荒い呼吸をしながら倒れ込んだ。
 それには一瞥もくれず、ジュウは光を瞳に捉えた。


311 伊南屋 sage 2006/08/20(日) 12:36:46 ID:7xroZaf6
 ジュウは無造作にその手を掴むと、自分は仰向けに横になる。
 手を引き、光をその上に跨らせる。
 そのままジュウは動かない。
 光は意を汲み取り、手をジュウに添え、自らの入り口にあてがう。
 しばし、そのまま躊躇したが、決心と同時、腰を沈めた。
「や、はぁっぁん!」
 自らの膣中を抉られ、光がたまらず声をあげる。その声は無意識に振り立てる腰の動きに合わせて大きくなっていく。
 その声を、雪姫が唇を重ねる事で抑える。
 深く差し込んだ舌を絡められ、喘ぎ声の代わりに唾液の混ざる音と、漏れる息の音が響く。
 それを眺めていたジュウにも雨が口付けをする。
 さらにジュウの手を自らの下半身に誘い、愛撫させる。
 ジュウの指が雨を愛撫するのを横目に見た雪姫も、残った片手を同じように自らにあてがう。
 全員が唇を交わし、性感を貪り合う。
 ジュウは指先と自らの男根を縦横無尽に、女達を責め立てる。
 深く突き込まれ光が。
 一度絶頂に追いやられ性感を高められていた雨と雪姫が。
 三人が同時に達するまでそう時間は掛からなかった。
 ベッドの上に三人が身を投げ出す。
 荒い息をつきながら、ぼんやりとした思考の中で三人はあることに思い至った。
 ジュウが最初の一度以来、一度もイっていないのだ。
 改めて時計を確認して愕然とする。
 殆ど、そう言って良いほどに時間が経過していない。
 つまり、それだけの短時間に、三人で五回もイカされたのだ。
 このままジュウが満足するのはだいぶ先だろう。それまでに自分達はなんど絶頂を味わうのか。果たして自分を保っていられるだろうか。
 恐怖と、期待と、不安と歓喜と。それらがない交ぜになった複雑な感情に心を置きながら。
 三人は自らも気付かぬ内に、笑みを湛えて、自らの主を見つめていた。

 END
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