**ジュウ×藤嶋
-作者 前世はきっとナマケモノ
-投下スレ 1スレ
-レス番 167-174
-備考 Ifで、事件で藤嶋が生存していた場合
167 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:42:17 ID:xcQ8kPBd
病院を退院してから一週間ほどが経っていた。
ジュウはすっかり身体の傷を癒し終え、新学期になってからは一学期と同じように登校できるまでに身体機能が回復していた。
担任の中溝はかなり驚いていたが、ジュウの心に余計な刺激を与えたくないのか、
ただ「元気になってよかったな」と一言伝えただけだった。
無理はない。クラスの中から連続猟奇殺人事件の犯人とその被害者を出してしまったのだから。
新学期になって久しぶりに見る彼の顔は確実に痩せ細っていた。
この夏はジュウにとって、心に痛いトゲを残す結果となってしまった。
だが、その一方で良い報せもあった。被害にあった同じクラスメイトの藤嶋香奈子が来週から再来週までには戻ってくるとのことであった。
重症は負っていたものの、被害に遭ってから短時間にジュウが発見したのが功を奏したらしい。
そして、今、ジュウは自分が入院していた病院にいた。
流石に三週間も入院していた病院だけあって、中の勝手はよく知っている。
目的の病室を迷うことなく目指し、病室前に辿り着くとぶっきらぼうに扉を引いた。
「よっ、元気にしてるか?」
「柔沢……」
まるで事件が起こる前のように、軽々しくジュウは挨拶をした。
妙に気遣うのは香奈子があの事件のことで落ち込んでいるだろうから、と思っていたからだ。
案の定、香奈子はこちらに顔を向けることもなくぼんやりと窓の外を眺めていた。
実は、ジュウが彼女の見舞いに来たのはこれが初めてだ。それまではジュウ自身も入院していたし、
退院してもまだ完全に本調子ではなかったため、来る機会を逃していたのだ。
「…あ、あんた、学校は!? まだ授業中でしょう?」
だが泣き出すのかと思えば、いきなりジュウに対して怒りを露わにしてきた。
らしいな、とジュウは心の中で呟きながら、窓際にある彼女のベッドへと歩き近づこうとした。
「そんなもん、サボってきた」
「さ、サボったってあんたねぇっ…!」
何かを言おうとしていた香奈子だったが、ふと気づいたように視線を下に向けて強ばった声をあげた。
「…! 柔沢、来ないで!! 今の…私の顔、見られたくないから」
「…………」
ぴた、と進めていた足をジュウは押し止めて、分かった、と小さく呟いた。
168 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:44:09 ID:xcQ8kPBd
ジュウが襲われた彼女を助けたときには、香奈子の顔は酷いものだった。
何度も殴られたためか、あちこち血まみれになっており、目元や頬は腫れ、お世辞にも女の子とは呼べないようなものだった。
醜く変形した顔は誰だって見られたくないものだ。治療は進んでいるとはいえ、まだ痣はところどころ大きく残っている上に、
腫れも完全に引いているわけではないのだろうと判断した。
もちろん、ジュウはそんなことを気にするタイプではなかったが、香奈子のことを考えるとそれ以上足を踏み出すことはできなかった。
「……あいつが言っていたぞ。『治療に専念してください』ってな」
「あいつって…堕花さんのこと? ……そう、分かった、って伝えといて貰える?」
「ああ」
そんな短い会話を交わして、ふたりの間に沈黙が下りる。
なんて無力なんだ。ジュウは自分のコミュニケーション能力を恨んだ。
もともと人付き合いの悪いジュウにとってコミュニケーションを取るということは苦手だった。
だからこういうとき、どんな声をかけてやるのが一番いいのかが分からなかった。
そわそわと視線を彷徨わせ続けていたが、もとより自分は考えることが苦手なのだ。
なら、考えても仕方がない。自分が思うままに、ジュウは行動にうつした。
「なぁ、やっぱりそっち行って良いか?」
「なっ、来ないでって言ったでしょっ! このバカッ!」
彼女の声色には怒りが含まれている。
当然だろう。これ以上心を傷つける気はないが、彼女の言いつけを無視すれば、結果として彼女は落ち込んでしまう。
だが、それでもジュウはそれを無視して強引に彼女のベッドに「よっこらせ」と腰をかけた。
「俺にはよく分からないがな、気にすんな」
「何言ってるのよっ…、こんな顔、アンタだって気持ち悪がるわ」
「そんなこと誰が決めた?」
「誰がって…見れば誰だって分かるわよ。こんなヒドい顔…」
「それは俺の意志じゃない」
「……」
あまりに強固な態度を取るジュウに香奈子は沈黙して、投げやりに、真正面から睨みつけた。
成程、確かにあちこち青痣がまだ残っている。腫れはそれなりに引いているようだが、
香奈子が敏感に気にしてしまうのも無理はないと思った。
169 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:46:51 ID:xcQ8kPBd
「どう…、ヒドいものでしょう?」
「そうだな」
「……だから言ったのに」
「お前の顔が、じゃない。 何も出来なかった俺が、だ」
「何を…」
言っているの、とはこれ以上香奈子は言葉に出来なかった。ジュウの顔があまりにも悲痛だったからだ。
もし、賀来羅と美夜の企みが事前に妨げることが出来たのなら、香奈子もこんな目に逢わずに済んだのかもしれない。
これは自負になってしまうが、他のクラスメイトよりは美夜との関係は深いものだったと思う。
ならば少しでももう少し他人に興味を持っていたら、彼女も香奈子も救えたのではないかと。
今となってはただの妄想にしかすぎないのだが、それでも目の前の少女を見ると、
自分に出来たことはあったのではないかと後悔してしまう。
「俺は結局何も出来ない中途半端な野郎だよ。おまえの言うとおりな。
雨の協力がなけりゃ、俺もバットに殴られて今頃はあの世だ。……本当にすまねえ」
「…アンタが謝ることじゃないでしょ。ほら、離れて。もう、これ以上見られたくない」
香奈子はベッドの縁に腰掛けるジュウの背中を押しのけようとするが、背中から腰まで堅い釘で
ベッドに打ち付けられたかのように、動こうとはしない。
「お前は藤嶋香奈子だ。俺に説教してやがった藤嶋香奈子だ。
お前っていう「もの」は何も変わってやしない。今のお前を否定する奴がいたら、俺がぶん殴ってやる」
「柔沢……」
…ああ、そうだ。今の俺に出来ることはそれぐらいしかない。
彼女とは別に関係が良かったわけではないが、クラスの中で皆がジュウを避けるなか、
唯一真正面からぶつかってきたのが、美夜と香奈子だった。
そこに特別な感情があるわけではない。たしかに夏休み前は、危篤状態になった香奈子を襲った犯人に対する怒りが
ジュウを突き動かしていた。けれども、それだけだ。
香奈子は美夜のような友人でもなければ、雨のような印象の強い不思議な存在でもなかった。
ただ、自分にはない何かを持っている彼女は時々羨ましく、眩く見えたことがあるぐらいだ。
だから、慰めることはできない。そんな関係であるジュウが慰めの言葉をかけても、余計に香奈子の心に傷を与えるだけだ。
ならば、自分に出来ることは、今のあるがままの香奈子を受け入れることだ。
だから気にするな。そう言おうとして振り向いた瞬間、包帯と薬の独特の匂いと、
それとあまりにも不釣合いな柔らかい感触が唇に伝わった。
情けないことに、これがジュウにとってのファーストキスだった。
170 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:48:31 ID:xcQ8kPBd
「藤嶋…おまえ…」
「ごめん、迷惑だった……?」
驚き動揺するジュウは何から聞けばいいのか混乱するばかりで、口をぱくぱく金魚のように動かすだけだった。
香奈子はというと、怪我を負う以前のように気の強そうな表情のまま、じっとジュウの瞳を覗きこんでいた。
「迷惑っていうか…、何で…?」
「……あんたが初めてよ、そんなこと言ったの」
ぽつぽつと香奈子は語りだした。ジュウが見舞いに来る前にも、何人かのクラスメイトは香奈子の見舞いに来たそうだ。
だが、香奈子の顔を見るなり、彼らはぎくしゃくした態度になり早々に帰っていったという。
まともに会話できたのは、「よかったなぁ、よかったなぁ」と号泣した担任の中溝と、今日のジュウだけだったらしい。
事件の関係者というだけでも余所余所しさを感じるものだが、その残酷さを目の当たりにして、
クラスメイトたちはショックを受けてしまったのだろう。分からないでもないが、
それがどれだけ香奈子の心を傷つけているのか計り知れないのか。
そのクラスメイトに怒りとまでは行かないまでも、嫌悪感を感じながら深々とジュウは溜息を吐き出した。
「そりゃあ、珍しいな。まあ、俺は不良だから」
「何よそれ」
「さあな」
ふっと口元を緩めると香奈子は吹き出して笑った。ようやく明るい顔を見せたか、面倒をかけさせる奴だ。
そう思うジュウの顔も珍しく笑みで溢れていた。
「……だから、ちょっと甘えさせてよ。柔沢…」
「甘える…?」
気づけば香奈子は俯き加減にこつんと額をジュウの背中に押し付けていた。
そして、ジュウが何のことかを尋ねる前に、その背中から香奈子の嗚咽が聞こえてきてしまった。
ジュウは何も言わずただ彼女の奏でる悲しみに耳を傾けていた。
171 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:51:05 ID:xcQ8kPBd
どれくらい経ったのかジュウには分からなかった。数十分か、それとも数時間か。
何を話したのか、まったく覚えていない。けれども、それはきっと穏やかな時間だったと思う。
「さて…そろそろ帰るか。面会時間は過ぎてるしな…」
鞄を持って立ち上がろうとしたジュウの服の裾を香奈子が引っ張り止める。
「おい、なんだよ?」
「…今日は一緒にいて」
「……は?」
それは無理だろう。いくらクラスメイトだからといって、身内でもない人間が面会時間も過ぎてここに留まれるわけがない。
個室なので他の患者に迷惑をかけることはまずないだろうが、消灯時間もとっくに過ぎている。
「…一人でいるのが怖いの」
「藤嶋……」
ぎゅっとジュウの服の裾を引っ張る香奈子の指先が震えているのが、服を通じて分かる。
あんな目にあったのだ、暗闇の中に一人でいることが怖くなってしまうのも当然かもしれない。
だが、困った。医者や看護師の見回りがあるかもしれない。そこで見つかればどう言い訳すればよいのやら。
まあ、そのときにはそのときだ。適当に言い訳をして逃げるか。
仕方がない、と呟くと再びジュウは彼女のベッドに座りなおした。
「……ね、柔沢のキスっていつが初めてだった?」
それからというものの、他愛も無い話をふたりは続けた。
小学校の頃の話、親の話、今の学校生活についての話。いろいろ話したが、
淡白な年少時代をすごしてきた自分とは違い、香奈子の過ごしてきた日々はごくごく普通であったが幸せそうなものだった。
そして、辿り着いたのがこの話だった。
「キス? そりゃあ、おまえ……さっきのがはじめてだよ」
よく自分からキスしておいて聞けるな、とある意味女という生き物について感心させられるジュウは、
思わず正直に答えてしまった。よく考えてみれば当然なのだが、
昔からいじめられ、今では不良として周りの人間とは疎遠だった彼が、誰かと付き合い接吻を交わすなどありえるはずがない。
「…あ、そ、そうなんだ。柔沢、ゴメンね」
「何で謝るんだよ。別に俺は構わない」
確かに意外ではあったが、ジュウはそれほど「初めて」に拘っているわけではないし、むしろ少し胸が熱くなったぐらいだ。
これで浮かれるほどジュウは初心でもなかったが、それでも男としては気分が悪くなるものではない。
だが、ジュウは後にこの判断を後悔することになる。
「なら…、私のこと、抱いてよ…」
「はい?」
172 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:53:54 ID:xcQ8kPBd
やはりバカだな、俺って。
母親にさんざん言われ続け、自分でも自覚していたこと。それを今日改めて自覚させられた。
「……本当に俺なんかでいいのか?」
「あんたじゃなきゃダメなの」
これから情事に及ぼうというのに、香奈子は気丈にもきっぱりと言い返した。
こうしてみれば、香奈子はこういうことに慣れている、と思わせるがそんなはずはない。
生真面目な彼女が気を許した相手以外と行為に及ぶことはないだろうし、
むしろ、雨に言わせれば、こういう態度も彼女の意地っ張りによるものかもしれない。
香奈子は、自分を受け止めてくれたのはジュウだけだと告白した。だから、今は甘えさせて、とも。
おそらくこの行為はその延長線上にあるのだろう。
場慣れした男であれば、優しく彼女をエスコートすることも可能なのだろうが、情けないことに、ジュウはこれが初体験だった。
普段は不良という看板を立てて生きている彼が、異性との行為はしていないと他人に知られたらどうなるかと
思うだけで憂鬱になったが、香奈子は「え、そうなんだ」と、どこか嬉しそうに反応していた。
兎も角、ジュウとしては複雑なのである。
別に男としての性的欲求がないわけではない。ただ、香奈子はあとで後悔しないのだろうか。
こんな不良もどきに処女を奪われ、こんなつまらない人間と行為に及んだことを。
だが、悩んでいても仕方がない。
それに自分を求めてくれている女を袖にする程、ジュウもフェミニストではなかった。
「脱がすぞ?」
「…ええ」
乱暴にならないように、不器用ながらもジュウは彼女のパジャマを脱がしていく。
彼女らしい水色のシンプルなパジャマを出来るだけ丁寧に彼女から取り去ると、香奈子の裸体が露わとなっていく。
これまたシンプルな白いブラに包まれた乳房は、彼女の興奮または羞恥によるものか、ほんのり赤くなっていた。
だが、そこでもジュウは現実を知る。顔と同じく点々と小さいながらも青痣が出来ており、
彼女が味わった痛みと悲しみがそこに現れていた。ジュウはあえてそのことには触れず、そっと香奈子の二の腕を撫でた。
「ん…っ…」
「すまん、痛かったか?」
「違う…、嬉しいのよ。バカ」
恥かしげに視線をジュウから外し、ぼそぼそと呟く香奈子の言葉にジュウは気をよくして、
その細い腕から鎖骨、胸へと指先を滑らせる。そして遠慮もなく、そのままブラと乳房のなかに潜り込ませて、
下から揉みあげるように香奈子の乳房を愛撫していった。
「んっ…ぁっ、じゅう…さわっ…!」
「おまえって思ったよりも胸、あるんだな」
「ばかっ…!」
あまりにもストレートな物言いに、香奈子も恥かしさを覚え自らの乳房から視線を外し、そっぽを向く。
だが、そんな彼女に構わずジュウはブラのホックを外し、直接に彼女の乳房を揉みしだく。
彼女の乳房は思った以上に柔らかく、少し触れただけでも指の形に崩れてしまう。
緩急をつけながら、少しでも彼女を気持ちよくさせようと、鍵盤を叩くように優しくかつ強く指を動かした。
173 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:56:14 ID:xcQ8kPBd
特別、香奈子の乳房は大きいわけではないが、普段はどこかか細い印象のある彼女。
だがこうして改めてみてみるとそうではないことが分かった。
ジュウが少し力をいれて香奈子の胸に指を食い込ませると、彼女はひっ、と小さく甘い声を漏らしてしまった。
「気持ち良いか?」
「わ、分かるわけがないでしょっ! こんな、のっ…!」
香奈子はそういうが、歯ごたえは確かでジュウが指を動かすたびに、彼女は過敏に反応してくれる。
彼女の乳房を揉めば揉むほど、もっと強く揉み解したいという欲望に駆られてしまう。
だが、それではレイプまがいだ、とジュウは溶けつつある理性を振り絞って自制しながら、
マシュマロのような柔らかさを持つ香奈子の乳房を愛撫していく。
「ひゃっ、んにゃぁっ…!」
「おまえ、可愛い声、出すのな…っ」
「ほ、ほっといて…よぉ…!」
不器用だが優しいジュウの手つきに、香奈子も感じているのか、普段の姿からは想像もできないような
可愛らしい声をあげ、快楽に翻弄されつつあった。現に彼女のピンク色の乳首はぷっくりと膨れており、
触られるのを待っているかのように自己主張をしていた。
それに気づいたのか、香奈子は身体をくねらせてジュウの手から逃れようとする。
「おい、じっとしてろって…」
「だ、だって、こんなの、恥かしい…」
何を今更、ともジュウは思ったが、いつもとは違う香奈子の側面を見ているようで、
もう少し意地悪がしたくなってきてしまった。逃れようとする香奈子の臀部を捕まえると、
そのまま下着の中へぶっきらぼうに片手を入れ、割れ目を中心に、指先、手のひらを駆使して撫で回していく。
乳房と臀部を同時に愛撫されている香奈子は、快楽のためか目尻に涙を浮かべ、そっとジュウの背中に腕を回していた。
174 前世はきっとナマケモノ sage 2006/07/09(日) 22:57:24 ID:xcQ8kPBd
「んぁ…! そんなところ、触らないでよ…きたないから…っ」
「なんでだよ…、綺麗にしてるんだろ?」
「う…、そりゃあ、そうだけれど…」
乳房を愛撫されるよりも、臀部を触られる方が香奈子の羞恥心を刺激してしまうのか、少しばかりの抵抗を見せる。
だが、力は入っておらず、それほど嫌っているようにも見えなかった。
そこでジュウは乳房を愛撫していた手を臀部へと動かし、ずるりと一気に下着ごとパジャマのズボンをずり下ろした。
「なっ…ななっ、何をしてるのよっ! 柔沢!!」
「おいっ! 声が大きい…!」
「あ…」
いくら個室だからとはいえ、あまりに大きな声を挙げれば隣の病室や外の廊下に聞こえてしまう可能性は高い。
少しばかりお互いに気まずくなったが、それでも愛撫の手が止められることはなかった。
香奈子の臀部は、小ぶりだがそれでもその柔らかさは乳房と同等かそれ以上で、
少し指で触れるだけでもシーツに波立たせるように、臀部は小さく震える。
それがなんだか可愛く思えてきて、ジュウは思わずそちらばかりに専念しはじめてしまった。
「ん…ふぅぅ…んっ…! お尻…ばかり、触らないで、よ…っ」
「これは……悪ぃ」
ついつい調子に乗ってしまったようだ。香奈子は目尻に涙を浮かべたまま、ほんの少し怒りの片鱗を見せていた。
だが本人としても快楽を味わうことが出来たのか、二言目にはこんなことを言い出してきた。
「わ、私だけ気持ちよくなるのはずるいから……柔沢、あんたのも気持ちよくしてあげるっ!」
「………へっ?」
最終更新:2007年06月29日 09:54