30. Psychosomatic Medicine and Consultation-Liaison Psychiatry ---Part 2


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30.11成人の癌性疼痛についての生物行動学的な影響についてのreviewでは次のように結論付けられている。

a.personalityの要素の役割は一貫している

b.感情状態との関連が大きい

c.環境の影響が非常に強い

d.上のすべて

e.どれでもない

<answer:e>

癌性疼痛についてはpersonality、affective status、environmentともに大きな影響はなく、認知の役割もはっきりしない。そのため単に患者の訴えを減らすだけの臨床推論は避けることが賢明である。明らかな精神病理を持ったPtはより難しいが、Nsなどにより積極的にかかわらせるようにすることがコンサルタント医には求められる。精神科的問題が起こりやすいのは疼痛の評価が過小であり医療従事者による治療が不足している場合に多い。

 

30.12医療状態に影響する心理的要因の診断評価基準に関するDSM-IV-TRの進歩したところは

a.環境の刺激への強調を考慮するということです。

b.心理学的刺激への強調を考慮している

c.身体化障害への強調

d.転換性障害への強調

e.上のすべて

<answer:b>

DSM-III-RとDSM-IV-TRの大きな違いとしては、臨床家に、Ptの精神状態に影響する心理的刺激を考慮していることである。

 

30.13Tリンパ球の減少が認められないのはどれか。

a.近親者との死別

b.アルツハイマー型認知症のPtの介護

c.婚外交渉をもつ女性

d.精神科的な問題のない入院患者

e.最終試験前の医学生

<answer:c>

その他では内科レジデント、離婚または別れた女性、社会的サポートのない老人、仕事をしていない人、眠れない人、試験のストレス、孤独、夫婦の不和など。

 

30.14がん患者の予後についての心理社会的介入の影響について正しく述べているものはどれか。

a.転移性乳がんの転帰に心理療法が影響を与えるというevidenceはない。

b.malignant melanomaの患者の再発率、死亡率については、構造化された集団療法を受けた人より受けていない人のほうが高かった。

c.乳がんPtにおける集団行動療法はリンパ球のmitogen(分裂)反応にはあまり影響がなかった。

d.社会的サポートの欠如と抑うつは、女性の乳がんPtにおいて免疫反応の低下とは関連がなかった。

e.ラットにおいてストレスを与えた時の視床下部-下垂体-副腎の活動低下は腫瘍の増大と関連がある。

<answer:b>

転移性乳がんのPtに対する心理療法では平均18ヶ月ほど長いという結果も出ている。メラノーマPtの集団療法では大型の顆粒球の増加、NK細胞の増加が認められた。ラットではストレスによる視床下部-下垂体-副腎の活動亢進が腫瘍の増大と関連していた。

 

30.15ラットにストレスを与えたときに起こると考えられるのは?

a.ACTHの血漿濃度低下

b.コルチコステロイドの血漿濃度の低下

c.GHの分泌増加

d.青斑からのCRFの分泌増加

e.上のすべて

<answer:d>

Hans Selyeのadaptation syndromeではラットに慢性的なストレスを与えると副腎機能亢進、胃潰瘍、胸腺やリンパ節の退化を報告した。

CRFの分泌増加はCNSでは交感神経を優位にする。エピネフリン、ノルエピネフリンの血漿濃度を上げ、したがってHR,BP,BSを上昇させる。CRFを注入した実験動物ではMAP,HR,酸素消費量が増加。性的活動、食欲は低下し、睡眠障害も起こる。

 

30.16機能性消化管機能障害でもっとも起こりやすいのは

a.機能性腹部膨満感

b.機能性胸痛

c.機能性胸焼け

d.IBS

e.globus

<answer:c>

機能性胸焼けが一番多いがGERDと区別されなければいけない。胸焼け、むかつきがあるが機能性胸焼けでは内視鏡や放射線で特に問題がないのが特徴。呑気症があると機能性腹部膨満感やげっぷの原因になる。胸痛は心臓疾患を示唆するが、食道運動障害でも起こりうる。強度の遠位食道の収縮「くるみ割り食道」がangina-likeの痛みを起こす。

IBSの診断基準は

1.排便の頻度や強度によって強さが変わるか、あるいはまったくなくなる腹痛

2.以下の2つ以上の原因で排便が障害される。

>排便頻度の変化

>便の形の変化(硬い、やわらかい、水様)

>便の通過の仕方の変化(怒責、しつこさ、出し切れない感じ)

>粘液の通過

globusとは古いラテン語で、英語ではlump(塊、こぶ、角砂糖)のことで、のどに塊を感じる状態である。別の言い方ではglobus pharyngeus, globus hystericus,またはglobus syndromeともいう。dypshagiaとは区別されなければいけない。globusのあるPtがdysphagiaこともあり、窒息する心配をしていることもあるが、ほとんどのPtはそれ以外の症状を持たない。globusはヒポクラテスが、子宮が遊走して首に圧力をかけている状態だと表現したヒステリーの症状の一部である。検査をしても疾患が見つからないのが半分。そのほかは胃酸の逆流があったり、咽頭がんなどでも感じることがある。

 

30.17

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