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「ん・・・」

目を覚ます。
隣の時計を見ると、すでに遅刻は免れない時間帯だ。

「ふあぁ・・・」

もちろん一樹はいない。
学校へ向かったみたいだ、

いたってのんびり体を起こす。
ま、遅刻なんて日常だし、堂々と遅れていくか。
さっそく準備するか、と。













一時間目も始める頃、オレは校内の小等部近辺の公園にいた。
何の為かって?
ハッハッハ・・・見れば分かるさ。
ってオレは誰に話してるんだ?


「かえでちゃんわたしとあそぼうよー」


その声を聞いてすさまじい勢い振り向くと、そこにはいつもどおり小等部の女の子達がいた。
毎日この時間にこの子達は遊んでいるので、それ見守るのがオレの日課だ。
…なんだよそのまるでありえないものを見るような目は。
いいじゃないか、幼女は芸術だぜ?
ってだからオレは誰に話してるんだ?


「うん、さなえちゃんあそぼー」


かえでと呼ばれた幼女とさなえと呼ばれた幼女が遊ぶ光景が見える。
正直いま懐のカメ・・・いやなんでもない。
そんな感じで幼女達に気をとられていて、油断していた。



「!!お前、なにをやっている!?」



背後から怒号。
見つかった・・・!!
実はこの場所は生徒は立ち入り禁止なのだ。
それに加えて授業をサボってこんなところにいるんだから、反省文6枚は免れないだろう。


「ちっ・・・」


急いで駆け出す。
フェンスを乗り越え草を掻き分けひたすら逃げる。
…が、オレは体育の成績は残念だったので










捕まってしまった。
歴史教室の前までは逃げられたのだが、前を抜けるときに腹痛を起こしてしまった。
今朝のマシュマロがこんなところで仇になるとは思わなかったぜ・・・。


「聞きたいことは山ほどあるが、まずは指導室に着いてからだ」


初めて振り向いたときに気付いたのだが、追いかけていたのはムラサキ教諭だった。
ムラサキ教諭は校内でも堅物で有名で、品行の悪い生徒からは嫌われている。
口論を重ねつつ、理論教室の前を通る。



「だからオレはなにもわるいことはしてねぇっつの!!」

「さっき俺はお前が小等部の女子を覗くために立ち入り禁止区域に入ったのを見たんだ!!
 長い時間、こそこそと覗いていたのを見たんだ。
 しかもお前はサボりの常習犯だ、言い逃れはできないぞ!!」



バッチリ見られてたみたいだ・・・。
このままでは言い逃れできない・・・ん?
オレは教諭の言葉に違和感を感じた。
これは・・・もしや突破口になるんじゃないか?


「教諭、質問があるんだが」

「お前の処分なら決まってるぞ。
 このまま指導室で散々説教した後、進路相談室で進路決定だ。
 お前いつもサボっているからな、丁度良い」

「そんなことはどうでもいい」

「自分のことがどうでもいいとは・・・。
 じゃあ何が知りたいんだ?

「長い時間覗いていたのは認める
 立ち入り禁止区域に入ったのも認める」




「じゃあ教諭はどうしてすぐにオレを止めなかったんだ?」


「!!!」


そう、おかしいのだ。
長い時間覗いているのを見ているということは、長い時間止める機会があったということだ。
つまりそれまで教諭は一体何をしていたのかということになる。


「そ、それは生徒が話しかけてきたから軽く講義をしていたんだ
 べべべつに他意はない!!」


言い訳しているつもりだろうが、明らかに動揺している。
何か隠してるみたいだ。
ここは鎌をかけてみるか・・・


「オレは知ってるんだぜ、教諭が小等部の子たちを覗き見てるってことをさ」


ちょっと飛躍しすぎたかもしれない、言い直そうと思ったが


「な、ちが、違う!!断じてそそそそのような事実はないっ!!」


図星だった!!
まさか適当に言ったことが図星とは・・・w
だがこれはチャンスだ、一気に畳み掛ける・・・!!


「オレをすぐに注意しなかったのもそうと考えると自然と納得いくなぁ
 自分が覗いてたから注意しなかったと考えるととてもスムーズだけどなぁ」

「・・・ちょっとこっちに来い」














オレは校舎裏まで連れられた。
教諭はオレのほうを向き


「お前も決闘者の端くれなら、デュエルで決めようじゃないか」


と切り出した。


「いやそれただ逃げたいだk」

「う、うるさい!!つべこべ言わずデュエルで決める!!
 俺が勝ったらその話はなし、お前が勝ったら話を認めてやる」


理不尽だ、オレにメリットがない。
だが逃げることはできそうにない・・・。
だが教諭は正直強い、勝つのは難しいだろう・・・。

とそこに


「ちょっと池谷君、どこいってたの?
 また遅刻なんかしちゃって・・・あら教諭、おはようございます」


美海先生が現われた。
本名は上野美海、先生は今年アカデミアにやってきたオレのクラスの担任だ。
ちょっと口うるさくて、その・・・怖い。


「池谷君、ちょっとこれから先生と進路相談室でお話しましょうね~」


美海先生が迫ってくる。


「丁度良い上野先生。
 池谷君とチームを組んで私とデュエルをお願いできますかね」


すると突然、教諭から驚きのルールが提示された。
ハンディということなんだろうか。


「え、えぇ・・・構いませんが、急にどうしたんですか?」


当然の疑問を投げかける先生。


「察してください上野先生、これは私のプライドがかかったデュエルなのです」

そんな察せるわけ・・・

「分かりました、お引き受けします」


察してくれた!?
おいおい美海先生そんなキャラだったのか?w
まぁ2vs1になるんだからオレは嬉しいが。


「そちらは一人ライフ4000、こちらは合計と言うことで8000でよろしいですかな?」

「分かりました」

「分かった」



デュエルの火蓋が切って落とされた。







池谷 真紅 & 上野美海
『紅の鼓動』 『狂気の舞踏会』
vs
村崎 況屋
『魔人生誕』







「先攻はもらうぜ、オレのターン!」



手札は・・・まずまずだ。
先生の手札は分かんないがなんとかなるだろ。
というかそもそも二対一で負ける気がしないしww


「【真紅眼乃鳥竜】(1400/700)を召喚、真紅眼乃鳥竜は場の『真紅眼』と名のつく恐竜族一体につき、攻撃力が200ポイントアップするぜ。
 カードを二枚セットしてターンエンドだ」

真紅眼乃鳥竜 1400→1600


「む・・・ギ○ノスに似てるんじゃないか・・・?」

教諭がなにか言っているがよく聞こえない・・・


「私のターン、ドロー!」

次は教諭のターン、教諭のデッキはあまり知られていない・・・
一体どんなカードを使ってくるんだ・・・?


「手札から相手場に【トーチゴーレム】を特殊召喚、トークン二体をこちらの場に特殊召喚する」


こちらの場に上級モンスターを送ってきた?
一体どういうつもりだ・・・?


「更に手札から魔法カード所有者の刻印を発動、【トーチゴーレム】を返してもらおう」


一気に教諭の場に三体のモンスターが並ぶ。

「ではバトルフェイズ、トーチゴーレムで【真紅眼乃鳥竜】を攻撃!!」

「リバースカードオープン、【炸裂装甲】!
 【トーチゴーレム】を破壊だ!」

「甘い、速攻魔法、【魔人憤怒】を発動
 このターン自分のレベル7以上の『ゴーレム』と名のつくモンスター一体は罠の効果を受けない!!」

妨害により【炸裂装甲】が掻き消され、攻撃を受ける・・・



真紅 4000→2600

「【真紅眼乃鳥竜】の効果を発動!!
 このモンスターがフィールドで破壊されるとき、化石となり永続魔法扱いで自分の魔法・罠ゾーンに置くことができる。」

オレのフィールドに化石となった【真紅眼乃鳥竜】が現われる。


「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」


しかし一気にダメージを受けた・・・ゴーレムの一撃をまともに受けたらオレのライフは0になる・・・。
ここは美海先生になんとかしてもらうしかないな・・・。


「わたしのターン、ドロー」

しかし先生のデッキは・・・どういうデッキなんだ?
まともに授業受けてないから全然知らないぜ(笑)


「手札から魔法カード【サイクロン】を発動、伏せカードを破壊します」

破壊されたカードは【リビングデッドの呼び声】のカード、破壊されても復活するつもりだったのか・・・。


「【狂気の兵士】(1400/1200)を召喚、更に手札から【成金ゴブリン】を発動してカードを引きます」


村崎 8000→9000


「【狂気の兵士】でトークンを攻撃します」


村崎 9000→7600


「カードを二枚伏せ、ターンエンドです」

教諭の場にはまだゴーレムが残ったまま、伏せカードで除去するつもりか・・・?


「私のターン、ドロー!
 手札の【溶岩魔人ラヴァゴーレム】を捨て、魔法カード、【トレードイン】を発動。
 カードを二枚ドローする。
 バトルフェイズ、【トーチゴーレム】で池谷に攻撃!!」

「罠カード発動、【万能地雷グレイモヤ】発動。
 最も攻撃力の高いモンスターを破壊する!」

「甘い、手札から速攻魔法、【我が身を盾に発動】。
 【万能地雷グレイモヤ】の効果を無効だ」


村崎 7600→5100


ま、まずい!!
このままだとオレのライフは0に・・・


「ライフを半分払い、カウンター罠、【神の宣告】を発動します。
 【我が身の盾に】の効果は無効化され、【万能地雷グレイモヤ】により【トーチゴーレム】を破壊します」


美海 4000→2000


あ・・・あぶねぇ。
美海先生ナイスだぜ・・・w


「む・・・救われたな、池谷。
 【トーチトークン】を守備表示してカードをセット、ターンエンドだ」


「オレのターン、ドロー!」

ここは一気に攻め立てたいな・・・。
あのカードさえ出せばなかなか優位に立てるんだが・・・

「魔法カード【化石調査】を発動、デッキから【真紅眼乃火竜】(1900/100)を加え、召喚!」

「な・・・あの外見・・・リ○レウスだと!?」


なにいってんだ教諭は。
そんな某狩猟ゲームじゃあるまいし・・・ってよく見たら似てるかも(

「【真紅眼乃火竜】でトークンを攻撃!
 カードを一枚伏せてターンエンドだ」

これで教諭の場にはモンスターがいなくなった。


「私のターン、ドロー!
 【狂気の兵士】と【真紅眼乃火竜】をリリースし、相手フィールドに【溶岩魔人ラヴァゴーレム】を特殊召喚!」

「げ、ドSゴーレムさんかよ・・・」

毎ターン1000ダメージを与える厄介なモンスターだ。

「更に魔法カード【レベル制限B地区】発動!
 レベル4以上のモンスターは全て守備表示になる」

「ってここでロックにはいるのかよっ」

ここで守りに入られるとやばい、オレも先生もライフが少ないからだ。

「ターンエンドだ」


「わたしのターン、ドロー」

【溶岩魔人ラヴァゴーレム】の効果で1000ダメージを受ける・・・


美海 2000→1000

「【サイクロン】で【レベル制限B地区】を破壊します」


「【狂気の舞踏人形】(?/0)を召喚します」

先生の場に・・・なんていうか不気味な人形が現われた。
どんなのか分かりやすくいうと、ネクロフェイスから人形が生えた、感じだ。

「ゆ・・・ユニークなカードですな・・・」

教諭が若干引いている・・・

「このカードは自分が相手よりライフが少ないとき、このカードの攻撃力は自分と相手のライフの差の数値分になります。」

「な・・・なにぃ!?」

教諭と美海先生のライフ差は4100・・・つまり攻撃力も4100!?

「でもこのカードは攻撃時に自分のモンスター一体をリリースしないといけません。
 つまりコストは・・・【溶岩魔人ラヴァゴーレム】です!」

流石先生、一気に強力なモンスターを召喚しつつラヴァゴーレムを除去した!

「【狂気の舞踏人形】で攻撃、『狂気の包丁』!!」

包丁を持った少女(のような)モンスターが教諭に襲い掛かる様はなかなかにシュールだ。

「ぐっ・・・」


村崎 5100→1000


「これで大ダメージ・・・ですが【狂気の舞踏人形】の攻撃力は0になります。
 カードを一枚ふせてターンエンドです」

「エンドフェイズに【サイクロン】発動、上野先生の伏せカードを破壊!」

先生の【マジックジャマー】が破壊された。

「私のターン、ドロー。
 魔法カード【名推理】を発動、池谷、レベルを一つ宣告しろ」

これをはずしたら、美海先生はほぼ間違いなく負けてしまうだろう・・・
ゴーレムはレベル8モンスターが多いから・・・

「レベル8だ」

「賢明な選択だな」

教諭がデッキをめくる。

一枚目:【洗脳解除】
二枚目:【トレードイン】
三枚目:【人造人間サイコショッカー】

「【人造人間サイコショッカー】はレベル6、推理失敗により特殊召喚する!」

サイコショッカーの効果により、オレの落とし穴は使えない・・・

「【人造人間サイコショッカー】で【狂気の舞踏人形】に攻撃、『電脳エナジーショック』!」

美海先生に防ぐ術はない・・・


美海 1000→0


「流石です教諭、私も多少自信はあったのですが。
 とてもじゃないですが敵いませんね。」

「伊達に教諭をやってはいませんよ。
 さて、カードをふせてターンエンドだ」

誰だよ二対一なら負ける気がしないとか言ってたやつはww

まずい、いまオレの場には化石となった【真紅眼乃鳥竜】と封じられた落とし穴だ。
手札は二枚、だがこの状況を逆転することはできない。
このドローが全てだ、負けたら退学も有り得るぜ・・・


「オレのターン、ドロー!」

ドローしたカードは・・・【真紅眼乃恐暴竜】、オレの切り札だ。 
だがコイツを出すには化石を3つ墓地へ送らないといけない。
だがオレの場には一つしか・・・ん?
あれ、これ・・・もしかしたらいけるんじゃね?w

「手札から魔法カード【紅の勲章】を発動!
 デッキの上からカードを4枚墓地に送り、その中のモンスター一枚につき1000ダメージを受ける。
 その後、『真紅眼』と名のつく恐竜族モンスター一体を墓地から加える」

一枚目:真紅眼乃頭突竜
二枚目:生存本能
三枚目:収縮
四枚目:真紅眼乃黒竜

あぶねぇ・・・もう一枚落ちてたら負けてたなw

「モンスターは二枚。
 2000ダメージを受け、墓地から真紅眼の頭突竜を手札に加えるぜ」


真紅 2600→600


「自分で首を絞めているじゃないか、ハッハッハッ」

「更に、手札の【真紅眼の頭突竜】を捨て魔法カード【紅結晶の採掘】を発動だ。
 墓地の【真紅眼乃頭突竜】と【真紅眼乃火竜】を化石として魔法罠ゾーンにおく」

「化石が3つ並んだか・・・」


先生の犠牲は無駄にはしないぜ・・・

「化石を3つ墓地に送り━━【真紅眼乃恐暴竜】(2900/2600)を特殊召喚だ!!」

オレの場に漆黒の鎧を身に纏ったような、巨竜が現われた。


「コイツは・・・イ○ルジョー!?」

またモ○ハンか・・・でも似てないでもry

「コイツはモンスター効果を受けない・・・がいまは意味ねぇなw
 【真紅眼乃恐暴竜】で攻撃、『スタンピング・クラッシュ』!!」

獰猛な牙を剥き出しにして飛びかかる・・・

「速攻魔法【収縮】発動。
 イ○ルジョーの攻撃力を半分にする!」

「残念、【真紅眼乃恐暴竜】は攻守増減を受けない効果がある。
 よって収縮は無効だ!」

「・・・しまったぁぁぁ!!」


村崎 1000→0





          DUEL END !! WINNER 池谷真紅&上野美海



「まさか私が負けるなんて・・・」

危ないところだったが、なんとか勝利。
教諭の手札には地砕きがあった。
美海先生がライフ削ってくれなかったら負けてたな・・・。

「二対一ですから、仕方が無いですよ教諭。
 わたし自身もいい勉強になりました」

美海先生が労いの言葉をかける。
だが、オレは約束を忘れてはいない。


「オレが勝ったから、話を認めてくれるんだよな?」

そう、つまり教諭も覗きをしていたということ。
=ロリコンで間違いはないだろう・・・多分。

「くっ・・・ハンデをあげたのが失敗だったか・・・」

いや、失敗に決まっている。

「だが、この話は内緒にしておいてくれないか?
 頼む、一生のお願いだ!!」

『一生のお願い』って一度しか使えないんだぜ?とか思いつつ


「なに言ってんだ、お前とオレは同志じゃないか。
 当然だろ?」

そう言った。

教諭は言葉の意味が理解できなかったようで、

「え?」

疑問の声をあげた。


「オレはロリコンだ、その事実を恥じてはいない。
 むしろ誇りに思っているぐらいだ。
 お前もそうじゃないのか?」

「わ、私は・・・」

「いまはそうじゃないかもしれない。
 だが、これから誇りに思えるようにしていけばいいじゃないか。
 オレと仲間にならないか?」

とても教師にかける言葉ではないことを言う。
ちなみに美海先生にはさっき場を空けてもらった。

「・・・あぁ、そのとおりだな。
 オレもオレ自身を誇りに思えるようにしたい」


そういって二人は握手を交わした。
ロリロリハンターズ結成の瞬間である。












昼休み、中庭で一樹を勧誘し、美海先生に引き摺られる真紅の姿があった。







真紅「異様に長い更新期間だな・・・」

旅「あー・・・それはその」

礼「両親にPC禁止令ってのもあるけど、あなた自身がデュエルに熱中したのもあるんじゃないかしら?」

旅「うぐぅ」

真「ていうかこれ長いな、正直疲れるぜ・・・ふぁ眠い」

旅「いやこれ以上グダグダもどうかと思って」

礼「次はいつになるのかしらね・・・」

旅「・・・努力しますw」
  

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