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「なかなか見つからないな…」

誰に言うでもなく呟く。

教頭に怪異について話した日の翌日、オレと教頭は旧生徒会室を捜索していた。
なにか痕跡でもあれば…と思っていたのだが、それらしきものは見当たらない。

「見つからないからこそ、やりがいがあるというものだよ」

熱心に部屋中を探しながら、教頭が呟く。
学園の安全がかかってるんだから、あまりそうは言ってられないってこと、分かってるんだろうか。

とりあえず、この部屋は一通り調べたし。

「そろそろ場所を移します?」

「そうだな。次は焼却場へ向かおう」

場所を移すことにした。



「もうこんな時間か…」

場所を移して数時間、時計の針は11時を指し示していた。

「しかし、なんにも見つかりませんね…」

そう、未だ成果はない。
奴らは痕跡など残さないんだろうか。
それにしても、焼却場はかなり広く、捜索にも骨が折れる。

「そうだな…今日はもうこれまでにするとしよう」

流石に少し疲れたようで、溜息を吐きながら教頭が言う。
やはり成果なしじゃモチベーションが下がるか…。
これが続けば、教頭の興味も削がれ、熱意も薄れてしまうだろう。
そうなる前に、なんとしても進展させないと…。

そんなことを考えたときだった。


パァン!


突如大きな音が響く。
ドラマとかでよく耳にするこの音は・・・!

「!今の音は・・・銃声!?」

「あぁ、銃声だ!・・・現場へ向かうぞ、天海君!
何者かが銃を持っているのは明白だ!十分に気をつけろ!」

「はい!」

オレと教頭は銃声の聞こえた方へ駆け出した。
細心の注意を払い、銃声の聞こえた場所…焼却所の隅へ向かう。



「この辺りだな」

数分後、現場に到着した。
付近には木々が生茂り、暗いのも合わさって視界が悪い。

「先ほどセキュリティへ連絡した。時期にやってくるだろう」

それは心強い。教頭の気まわしに感謝する。

…とそのとき、草むらでなにかが動くのが見えた。
オレは声を潜め、教頭へ耳打ちする。

「・・・教頭。あそこに怪しい人影が」

「なになに…あれはイフリートレッドの制服だな」

この暗さで見えるって、どういう眼をしてるんだ…。

「疑いたくはないが、生徒が関与していることも考えられる。
まずはあの生徒を確保する。天海君は左から、私は右から回り込もう」

「了解」

足元に注意しながら、じわじわと人影近づいていく。
幸い、まだ向こうはまだこちらの存在に気付いていない。
少しずつ距離を詰め、二人で標的を挟み込む。
よし・・・いまだ!

二人同時に飛びかかる!

「うわ!?なんだよ、いきなり!?」

「大人しくしろ!」

「そうだ!大人しく…ってお前は!」

飛びかかった相手を近くで見ると…"あの"池谷真紅だった!

「お前…一体こんなところでなにやってるんだ!」

さっきこの辺りで銃声が聞こえただろう!危ないから早く逃げろ!
そう続けて言おうとしたと時、

「誰かと思えば生徒会長と教頭か…ってそんな場合じゃねぇ!
おい二人とも、ちょっと静かにしろ!アイツ等にバレちまう!」

そう言って池谷の手で口を塞がれる。

「~~~!(おま…いきなりなにするんだ!)」

「~~~!(おい、私は教頭だぞ!分かってるのか!?)」

(いいから黙ってこれを見ろ)

そう言って首の向きを変えられる。

その先に映っていたのは――



「・・・オイ、デュエルシロヨ」

「・・・・・・」

大柄の男と、それに相対するように仮面を被った人間が立っていた。
仮面を被った人間は学生服を着ており、右手には拳銃を・・・拳銃!?

(オイ、仮面のヤツ拳銃握ってるぞ!?)

(待て、大柄の男…中等部で問題を起こしてる蒼炎寺照だぞ!)

確かにその通りだ。
以前イベントの際に一度見ただけだが…

(しかし大柄の男―蒼炎寺照だったか?―の様子がおかしいな)

そう、様子がおかしいのだ。


「・・・オイ、デュエルシロヨ」

「・・・・・・」

なんというか、禍々しいオーラのようなものが見える。
それに、声色に温かみが感じられない…まるで機械みたいだ。

(どうなってるんだ?これは)

とりあえず池谷に事情を聞く。

(散歩中、あの仮面が森に入っていくのを見たんだ。
気になって尾行したら、その先で大男が突然降って来てな…)

(降って来た?)

そう聞き返したとき、

(二人が話しだしたぞ。ここからはほとんど聞こえないが―)


「・・・カードハヒロッタ」

「・・・・・・」ハァ

仮面は溜息を吐きつつ、デュエルディスクを構えた。

(な、なんで突然デュエルを始めるんだ?)

(わ、わからん…)

わけのわからないまま、デュエルが始まった。





???
『天翔黒閃』

vs

蒼炎寺照(?)
『闘争本能』





「ドロー」

仮面の先攻でデュエルが始まる。

「《BF-蒼炎のシュラ》を召喚」


《BF-蒼炎のシュラ》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の「BF」と名のついたモンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。


(あの仮面はBFか)

(あれ、前回はインフェルニティだったんだが…)

「カードを3枚伏せ、ターンエンド」

「オレノターン、ドロー。《剣闘獣ラクエル》ヲ召喚!」


《剣闘獣ラクエル》
効果モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 400
このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって
特殊召喚に成功した場合、このカードの元々の攻撃力は2100になる。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードをデッキに戻す事で、デッキから「剣闘獣ラクエル」以外の
「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。


(あの大男は剣闘か…両方強力なデッキだな)

「バトルフェイズ、ラクエルデシュラを攻撃!
ダメージステップニ速攻魔法《剣闘獣の底力》ヲ発動!」


《剣闘獣の底力》
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「剣闘獣」と名のついた
モンスター1体の攻撃力はエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
自分の墓地の「剣闘獣」と名のついたカード2枚をデッキに戻す事で、
自分の墓地に存在するこのカードを手札に戻す。


「剣闘獣ノ攻撃力ヲエンドフェイズまで500ポイント上昇サセル!」

剣闘獣ラクエル ATK1800→2300

(蒼炎のシュラの攻撃力をラクエル上回ったか…でもBFにはあのカードがある)

「ダメージ計算時、手札の《BF-月影のカルート》を墓地へ送り効果を発動」


《BF-月影のカルート》
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1400/守1000
自分フィールド上に表側表示で存在する「BF」と名のついたモンスターが
戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
そのモンスターの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで1400ポイントアップする。


「蒼炎のシュラの攻撃力を1400ポイントアップする」

BF-蒼炎のシュラ ATK1800→ATK3200

「攻撃力ガ逆転シタダト!?」

「戦闘を続行する」


BF-蒼炎のシュラ ATK3200 vs 剣闘獣ラクエル ATK2300

剣闘獣ラクエルを撃破!蒼炎寺に900のダメージ!

蒼炎寺 4000→3100


「戦闘破壊により、蒼炎のシュラの効果を発動。
デッキから《BF-大旆のヴァーユ》を守備表示で特殊召喚する」


《BF-大旆のヴァーユ》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードをシンクロ素材とする事はできない。
このカードが墓地に存在する場合、このカードと墓地に存在するチューナー以外の
「BF」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
そのレベルの合計と同じレベルの「BF」と名のついた
シンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


(やっぱり握ってたか…)

(これで仮面に状況が傾いたな)

「グッ…カードヲ4枚伏セ、ターンエンドダ!」

「エンドフェイズ、罠カード《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》を発動」


《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》
通常罠
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
また、自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが
3体存在する場合、このカードは手札から発動する事ができる。


「そのセットカードをすべて破壊する」

「ナ、ナンダト!?」

4枚もの伏せカードが破壊され、蒼炎寺の場はがら空きになる。

(破壊されたのは警告、幽閉、宣告、七つ道具…先攻だと状況は変わっていたな)

(これで大男の場のカードは0。勝負は決まったな…)


「ドロー。《BF-黒槍のブラスト》を特殊召喚」


《BF-黒槍のブラスト》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分フィールド上に「BF-黒槍のブラスト」以外の
「BF」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


「コ、コノオレがコンナニモアッサリダト・・・」

「バトルフェイズ、蒼炎のシュラと黒槍のブラストでダイレクトアタック」


蒼炎寺 3100→ 0



            DUEL END
           WINNER ???





「グ、ググググ…」

そんな声とともに、蒼炎寺が倒れる。

「・・・・・・」

仮面はそれを無言で見つめる。

勝負は一瞬だった。
あまりにも、呆気ない。

(一瞬で、倒しやがった…)

それはオレも同じだった。

(ホントに、軽くあしらうみたいに…)

(何者だ?あの者は…)

各々が驚きを隠せない。

そのとき、

「フフフフフ…」

あの声…旧生徒会室で聞いた声が聞こえた。

『この声は…!』

オレと同じく、池谷も反応を示す。
コイツも、なにか知っているのか・・・?

「やはり、操り人形如きでは勝負にならないか。
そこそこ使えそうな人材だったんだがね…流石と言ったところか」

その声とともに、闇磯野は蒼炎寺の後方からぬっと現われる。

「やはり君は直接私は手を下すしかないようだね…次を楽しみにしていたまえ」

それだけ告げると、闇磯野は再び闇へ霧散した。

「・・・・・・」ボソッ

残された仮面は小声でなにかを呟き、同じく闇へ消えていった。


「なんなんだ、あいつ等は・・・色んなことがありすぎて…」

思わずそう漏らす。
謎の仮面、闇磯野…あいつ等の目的はなんだ?

「またあいつ等…洗脳なんて…今度は…」

池谷がブツブツと独り言を漏らす。

よく分からないが、池谷も闇磯野のことを知っているようだ。
なら、一旦コイツに事情を聞く必要性があるな…。

そう決意を固めていたとき、

「あれが闇磯野…素晴らしい!天海君の言ったことは事実だったか!
それにあの謎の仮面の人間…。面白い・・・実に面白いぞ!」

一人テンションがハイになった教頭が目に入り、体から力が抜けるのを感じた。

これから・・・どうなるんだろうな。



すいません、気が付いたらポケモンとBFの構築に熱中していました><
実家帰省なども絡み、事情がありまして…。
内容などもチグハグですが、ご了承ください><
  

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