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「第壱夜 水面に揺れる月」(2011/05/20 (金) 22:19:07) の最新版変更点
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&italic(){その日は満月だった}
&italic(){しかし、生憎の急激な天気の変化で雲に阻まれていた}
そんな雲の下で
「てめぇ・・・いい度胸じゃねぇか!!やる気かゴルァ!!」
典型的な恐喝行為が行われていた。
&bold(){第壱夜 『Shadow of the Moon』}
真夜中のアカデミア西の森、少年が3人の不良生徒に囲まれていた。
いずれも屈強で、ひ弱な少年では歯がたちそうにもない。
「や・・・やめてください・・・」
少年は弱々しい抵抗の意思を見せたが
「なんか文句あんのか、あぁ!?」
「ひぃっ!?なんでもないです・・・」
少年はあっさり折れた。
不良は少年をいいカモだと思ったのか
「・・・ちょうどいい、オレたちDPが底を尽きかけてるんだ、デッキと一緒にお前のDPをもらおうか」
「!! そ・・・それだけは・・・」
「あぁ!?」
「ななななんでもないです!!」
「へっへっへ・・・じゃあさっさと出しな、痛い目に遭いたくなかったらな!!」
少年は泣きそうな表情で取り出そうとした
&italic(){その時だった}
&italic(){綺麗な満月が雲から顔を覗かせた}
&italic(){そして}
「邪魔ね・・・他所でやって頂戴」
&italic(){月夜に照らされ、少女が現れた}
&italic(){蒼い瞳に紅の髪}
&italic(){月明かりに照らされた少女は美しかった}
「邪魔だぁ!?テメェ何様のつもりだ、あぁ!?」
「あなたのような図体の人が固まっていたら、通れないでしょう?」
「テメェ…女だからって調子のってっと痛ぇ目にあうぞ!!」
「別に調子になんてのってない…」
そういうと少女はデュエルディスクを取り出し
「なんなら、試してみる?」
「…上等じゃねぇか、ひねり潰してやる!!」
二人のデュエルが始まった
謎の少女
『&italic(){???}』
vs
不良
『&italic(){轟けオレの心意気}』
&bold(){DUEL START!!}
「先攻はもらったぜ!!オレのターン!!」
不良はニヤリと笑うと
「サイボーグヤンキー(ATK1600/DEF1000)を攻撃表示で召喚だぁ!
効果によってテメェに400ダメージを与える!!」
謎の少女 4000→3600
「さらに魔法カード恐喝を発動だぁ!
ヤンキーが自分フィールドにいるとき、相手の手札一枚につき300ダメージを与えるぜ!」
謎の少女 3600→2100
「へぇ…なかなかやるじゃない」
「減らず口を叩けるのも今のうちだ!
魔法カード先制キック発動だ!!
このターン、サイボーグヤンキーは相手に攻撃することができるのだぁ!」
「アニキ~本気出し過ぎッスよ、手加減しないと可哀想でっせ?」
仲間の不良が冷やかす。
すると
「その程度で勝った気になるなんて…お気楽ね」
少女が挑発した。
不良は
「て…テメェには容赦なしだぁ!!」
思い切りのっていた。
「装備魔法金属バット発動ぉ!!
ヤンキーの攻撃力を500上げ、貫通効果を得る!!」
サイボーグヤンキー 1600→2100
「あっ…あぁ…!
あの女の人負けちゃう…!」
「これで終わりだぁ!!
サイボーグヤンキーでダイレクトアタックだぁ!!」
サイボーグヤンキーの攻撃が少女へ向かっていく、不良達は勝利の笑みを浮かべた。
「手札の月影の使者ゴーズ(ATK2700/DEF2500)の効果を発動」
少女の手札からモンスターが現れ、ヤンキーの前に立ち塞がった。
「なん…だとぉ!?
どうやっていきなりモンスターが出しやがった!?」
不良は動揺を隠せずにいた。
「月影の使者ゴーズは相手のダイレクトアタック宣言時に特殊召喚が可能なモンスター。
特殊召喚時に自分のライフを2000回復し、カードを一枚ドローすることができる」
少女が淡々と告げる
謎の少女 2100→4100
「そ…そんなモンスターみたことねぇ…卑怯だぞ!!」
「デッキを仕組んで先攻ワンキルをしようとしたあなたには言われなくないのだけど」
「なっ…で、デタラメ言うんじゃねぇ!!」
明らかに、不良はさっきより動揺していた。
「チッ…カード一枚伏せてターンエンドだ!」
対する少女は余裕の笑みを浮かべていた
「私のターン、ドロー」
引いたカードを見て、少女の口が綻ぶ
「残念ね、あなたのターンはまわってこない」
「はぁ?なにいってんだ、寝言は寝て言いやがれ!!」
不良達は笑いを隠せないようだ、所々で失笑がもれている。
「フィールド魔法、月影の居城を発動」
ソリットヴィジョンにより、壮麗な居城が現れた。
「こんなカード・・・みたことない・・・」
少年も驚きを隠せず、声をあげた。
「月影の居城の効果を発動
一ターンに一度、手札から月下、月影、月輪、月光と名のついたモンスターを
特殊召喚することができる
ただしそのモンスターはこのターン攻撃宣言することができない」
「手札から月下の天使 ザルエラ(ATK2900/DEF2700)を特殊召喚
効果によってあなたのモンスター一体を墓地へ送り、その攻撃力分のダメージを与える」
不良 4000→2400
「チッ…罠カード番長襲来ィ!
ヤンキーが墓地へいったとき発動可能だ!
手札から番長(ATK2600/DEF2500)を特殊召喚だぁ!」
不良の場に、いかにも強そうな番長が現れた。
「番長は戦闘、効果によって破壊されねぇぜ!」
「…それがどうかしたのかしら?」
「な…なんだとぉ!?」
少女は不敵に微笑むと
「月光の天使エアトス(ATK2500/DEF2000)を特殊召喚
このカードは自分の墓地にモンスターがいなければ特殊召喚」
「ケッ…そんなカードじゃ番長は倒せねぇよ!!」
不良はあくまで自分のターンが来ることを信じているようだった。
少女は無表情でそれを…砕く
「手札から月の導き発動、このカードは月輪、月光と名のつくモンスターがいるときのみ発動できる
番長をゲームから除外しその分エアトスの攻撃力をアップするわ」
「な・・・番長が・・・!!」
「じゃあ・・・オシマイね」
少女は執行人のようにそう短く告げ
「エアトスでダイレクトアタック、『フォビトゥン・ゴスペル』!!」
「う・・・うわぁぁぁぁぁ!!」
不良 2400→0
&bold(){DUEL END!!} &italic(){WINNER 謎の少女}
「くっ・・・くそぉぉぉぉ!!」
「まだまだ未熟ね、でなおしてらっしゃい」
少女はそう言い放った
「う・・・うおぉぉぉぉぉぉ!!」
負けた不良がナイフを片手に少女目掛けて襲い掛かってきた
ガキン と鈍い音がして、振り向くと
「こんなもので・・・私を殺せるとでも・・・?」
少女は鉈でナイフを弾き返し、首元に刃を突きつけた
「お・・・覚えてろよ!!」
襲い掛かった不良は一目散に逃げ出した。
「あ・・・兄貴、待ってくだせぇ!!」
取り巻きの不良も去っていった。
「ま・・・待ってください!!」
少年は去ろうとする少女を呼び止めた。
「・・・なにかしら、そのつもりはなかったけど、結果的に君は助かった
私に用はないでしょう」
「いえ・・・名前を聞かせてください」
少女は怪訝な顔をして
「・・・何の為に?」
と聞き返す
少年は
「僕の・・・恩人だからです」
そう答えた。
少女は少年が嘘を吐いてることを一瞬で見抜いた
しかし少年が悪意をもっているとは思えず
「月夜 礼奈(つくよ れいな)」
「え?」
当然短く告げられた言葉に少年は反応できなかった。
「二度は言わないわ」
そう言って
「私の名前を聞いたんだから、あなたの名前も教えて頂戴」
そう聞き返す
少年は戸惑いを隠そうと髪をいじくり━━━傍から見ると全く隠せていないが━━━口を開き
「あ・・・東 一樹(あずま かずき)・・・です」
そう答えた。
「そう・・・じゃあ一樹君、次は気をつけなさい」
そう言って足早に去っていった
後姿は一瞬で闇に消えていった
━━翌日。
暖かな日差しがアカデミアを包む中で
「僕を、礼奈さんの弟子にしてください!!」
そう叫ぶ一樹の姿があった。
旅人「はい、あとがきですね」
礼奈「ねぇ・・・そこのあなた」
旅「はい?」
礼「どうしてこの小説はウィキに連載してるの・・・?」
旅「それは・・・なんていうか、管理者の都合のといいますか・・・」
礼「気づかない人がいるかもね・・・」
旅「まぁ・・・社長がいるからww」
礼「そうね、気付かない人はあなたぐらいのものよね」
旅「ひど!?」
礼「言わせてるのはあなただけどね」
旅「キャラが安定しないのはそのせいか・・・」
礼「何か言ったかしら?」
旅「イイエナンデモアリマセン」
礼「次のお話って期待していいのかしら?」
旅「あんまりしないでください・・・w」
礼「第二話から主人公交代でいいかしら?」
旅「期待してください!!ww(ヤケクソ」
礼「あら・・・じゃあ期待しておくかしら」
旅「(ヤバイ・・・死亡フラグ立てたかも・・・ww)」
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