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「第弐拾弐夜 リベンジ・バトル」(2011/07/17 (日) 21:35:25) の最新版変更点
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「もう間に合ってるよ、すまん」
「あー、実はついさっきペアを結成してだな…」
「もうペアできてるからスマソww」
「オレ、今回彼女と一緒に参加するから無理なんだ(キリッ」
「悪いな一樹。このチーム、二人用なんだ」
「orz」
意気揚々とペア探しを始めたのはいいもの…ことごとく断られている。
20人はあたったが、みんなぺアを決めてたり、どうなってるの…。
しかも一部草生やしてるヤツとリア充とス〇夫がいたし…リア充タヒね(殴
「頼みの綱の如月先生と上野先生にも断られるとはね…」
そう、いざと言うときの最終手段…先生にも断られたのだ。
理由を聞くと、二人とも『もうペアがいる』とのこと。
これは、やっぱり僕の行動が遅かったんだろうか。
さて、ペア探しを続けないといけないけど、一体誰を―――。
「天海さんと神皇さんはどうだろ…」
生徒会で忙しいだろうけど、参加しないということはないと思う。
もしかしたら二人もペアが決まってるかもしれないけど、行くだけ行ってみよう。
僕は少し駆け足で生徒会室へ向かった。
「あぁ、ゴメンけどもうペアは決まってるんだ。悪いね」
「ペア?もう決まってるけど…東くんはまだなのかしら?」
「orz」
二人とも決まっていた!
ななななんてこったい…冗談じゃなくやばいって。
このままじゃペアが見つからず参加不可に…。
ん、あそこにいるのは松戸教頭…よし、聞くだけ聞いてみよう!
「松戸教頭、実は話が――」
「無理だ」
「僕とペアを――って話す前から拒絶の意志が!?」
「実は聞こえていた」
そう言ってニヤリと笑みを浮かべる教頭。
「実は私もペアが決まっているのだよ、すまない」
「い、いえいえ!ペアができないのは僕の不注意ですので!」
教頭に謝られるなんて、とんでもない。
「代わりといってはなんだが、これをあげよう」
そう言って、一枚のカードを差し出してきた。
「えっと…このカードは?」
見た事ないカードだ…フレームが白いから、シンクロモンスターみたいだけど。
「あぁ、これは私が先日開発したカードでね…実験を頼みたいのだが」
「実験・・・?」
「難しいことはない、ただそのカードを使ってくれるだけでいい」
なるほど、それだけでおまけにカードももらえるなら、お得だな。
「いいですよ、受けます」
僕は二つ返事で了承した。
「そう言ってくれると思っていたよ」
僕は受け取ったカードをデッキへしまう。
「じゃあ、僕はこれで失礼しますね」
さて、ペア探しを続行しなければ。
そう言って、僕は生徒会室を後にする。
「さて、どこを探そう…」
まだ森の辺りは行ってないな…よし、行ってみよう。
「誰もいないなぁ…」
森の中に人がいると思ったのが間違いだったんだろうか。
となると長いは無用だし、寮に戻るかな…。
と、そのとき。
「おい」
「!?」
いきなり後ろから声をかけられる。
び、ビックリした…。
「って!蒼炎寺!?」
「・・・・・」
なんだか、いつもより顔色が悪い。
というか、どうしてコイツがこんな場所に…。
「……」
「え?」
小さくてよく聞こえない。
「あの女に負けたせいで、舎弟は全員いなくなった!
それに副会長とやらにも負けて、オレのプライドはズタズタだ!」
「ま、まぁまぁ…。だってあの二人、強いし…」
「あぁ!?オレが弱いってのか!?」
「い、いやそう言ってるわけじゃないけど」
なんで僕は下級生に逆ギレされてるんだろう。
「そもそも、なにもかもお前のせいだ!」
「・・・ひょ?」
思わぬ展開に、HAGAのような間抜けな声が出てしまう。
「そうだ、お前のせいだ!何もかも、お前のせいなんだ!」
「い、いやそれは流石に八つ当たりじゃ…」
「うるさい…うるさいうるさいうるさい!」
そう言って、蒼炎寺はデュエルディスクを構える。
「お前、オレとデュエルしろ!オレはムシャクシャしてるんだ!」
そうデュエルを強要してくる。
それによくわからないけど、なんだか様子がおかしい。
こっちの話も通じそうにないし、ここはデュエルを受けよう。
「いいよ、受けてたつ!」
いい加減リベンジしたいと思ってたところだし、ちょうどいい。
そう言って僕もデュエルディスクを構え、デュエルが始まる―――。
東一樹
『マジカ・ルギア+』
vs
蒼炎寺照
『ジェネティック・フォレスト』
「オレの先攻!ドローだ!」
蒼炎寺の先攻でデュエルが始まった…前回は負けたけど今回は、勝つ!
「モンスターとカードをセット、ターンエンドだ!」
「僕のターン、ドロー!《パープル・ガジェット》を召喚!」
《パープル・ガジェット》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1600/守1500
このカードの召喚に成功したターンのエンドフェイズに、デッキから
「ブルー・ガジェット」1枚を手札に加えることができる。
「パープル・ガジェット」はフィールド上に一枚しか存在することができない。
「バトルフェイズ、パープル・ガジェットで伏せモンスターを攻撃!」
パープル・ガジェット ATK1600 vs 素早いモモンガ DEF 100
素早いモモンガを撃破!
「破壊されたモモンガの効果を発動だ」
《素早いモモンガ》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分は1000ライフポイント回復する。
さらに自分のデッキから「素早いモモンガ」を任意の数だけ
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
「ライフを1000回復し、デッキから『素早いモモンガ』2体を特殊召喚だぜ」
蒼炎寺 4000→5000
素早いモモンガ…ライフを回復されてモンスターを展開させてしまった。
「カードを2枚伏せてエンドフェイズ、パープルの効果で『ブルー・ガジェット』を手札に加えるよ」
「オレのターンだ!」
この伏せカードがあれば、なんとか凌げるはず。
「素早いモモンガを反転召喚、《X-セイバー エアベルン》を召喚!」
《X-セイバー エアベルン》
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/獣族/攻1600/守 200
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の手札をランダムに1枚捨てる。
「チューナーモンスター・・・ということは」
「その通り、シンクロ召喚だ!
レベル2素早いモモンガに、レベル3X-セイバー エアベルンをチューニング!
&html(<font color="#ffd700">唸れ、雷!荒ぶれ、烈風!駆け抜けろ、閃光!</font>)
&html(<font color="#ffd700">その力を具現化せよ!シンクロ召喚!いでよ、サンダー・ユニコーン!</font>)」
《サンダー・ユニコーン》
シンクロ・効果モンスター
星5/光属性/獣族/攻2200/守1800
獣族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上に存在するモンスターの数×500ポイントダウンする。
この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃する事ができない。
これは、チームユニコーンのモンスター・・・!
「『サンダー・ユニコーン』の効果を発動!
相手モンスター1体の攻撃力を、エンドフェイズまでオレの
フィールドのモンスター1体につき、500ポイントダウンさせる!」
「うっ・・・場のモンスターはモモンガとユニコーン、攻撃力は1000下がる…」
パープル・ガジェット ATK1600 →ATK 600
「いくぜ!バトルフェイズ、サンダー・ユニコーンでパープル・ガジェットを攻撃、サンダー・スピアー!」
「通さないよ、罠カード《万能地雷グレイモヤ》を発動!」
《万能地雷グレイモヤ》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。
「攻撃力の1番高いモンスター、サンダー・ユニコーンを破壊!」
「残念だな!罠発動、《トラップ・スタン》!」
《トラップ・スタン》
通常罠
このターンこのカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。
「グレイモヤの効果は無効だ!」
またそのカード…でも、これなら!
「なら、更に罠カード《機械部隊の防壁》を発動するよ!」
《機械部隊の防壁》
通常罠
自分フィールドの機械族モンスターが攻撃対象にされたときに発動できる。
そのモンスター1体の攻撃を無効にし、カードを一枚ドローする。
「攻撃を無効にして、カードを1枚ドロー」
「ちっ…カードを1枚伏せて、ターン終了だ!」
「僕のターン、ドロー!」
よし、このカードならいける!
「《ブルー・ガジェット》を召喚!」
《ブルー・ガジェット》
効果モンスター
星3/水/機械族/攻1200/守600
このカードの召喚に成功した時、デッキから「ホワイト・ガジェット」
1枚を手札に加えることができる。
このカードがリバースした時、フィールド上のモンスター1体を手札に戻す。
「召喚に成功したことで、デッキから『ホワイト・ガジェット』」を手札に。
そして、手札から魔法カード《融合》を発動!」
《融合》
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。
「手札の『ホワイト・ガジェット』と『魔法少女MAMI』と場の『パープル・ガジェット』を融合!
&html(<font color="#ffa500">いけ、その姿を見せ付けるんだ!《魔法武装女MAMI》さんを融合召喚!</font>)」
《魔法武装女MAMI》
融合・効果モンスター
星6/光属性/魔法使い族/攻2300/守1900
「魔法少女MAMI」+機械族モンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、
自分の手札1枚につき、500ポイントのダメージを与える。
このカードが戦闘によって破壊され、墓地へ送られたとき、
自分の墓地の「魔法少女MAMI」1体を特殊召喚することができる。
「融合召喚か」
MAMIさんならそんなカード、敵じゃない!
「バトルフェイズ、MAMIさんでユニコーンを攻撃、ティロ・フィナーレ!」
魔法武装女MAMI ATK2300 vs サンダー・ユニコーン ATK2200
サンダー・ユニコーンを撃破!蒼炎寺に100のダメージ!
蒼炎寺 5000→4900
「MAMIさんの効果を発動!MAMIさんが相手に戦闘ダメージを
与えたとき、僕の手札1枚につき、500ポイントのダメージを与える!
僕の手札は3枚、よって1500ダメージを受けてもらうよ!」
蒼炎寺 4900→3400
「ちっ、一気に焼いてくるか!」
「続いてブルー・ガジェットで伏せモンスターを攻撃!」
ブルー・ガジェット 1200 ATK vs 素早いモモンガ DEF 100
素早いモモンガを撃破!
「モモンガが破壊されたことで、オレはライフを1000回復だ」
蒼炎寺 3400→4400
よし、モンスターを全滅させたぞ!
「僕はこれでターンエンド!」
「いくぜ!オレのターン!」
ドローしたカードを見た途端、蒼炎寺のテンションが上がる。
一体、なんのカードをを引いたんだ…。
「ハッハッハッ!魔法カード《ブラック・ホール》だ!」
《ブラック・ホール》
通常魔法(制限カード)
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
ホントにすごいカードだった!
まずい、蒼炎寺の場のモンスターは0だから僕だけが一方的に…。
「フィールドのモンスターをすべて破壊だ!
さらにオレは《ジェネティック・ワーウルフ》を召喚!」
《ジェネティック・ワーウルフ》
通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100
遺伝子操作により強化された人狼。
本来の優しき心は完全に破壊され、
闘う事でしか生きる事ができない体になってしまった。
その破壊力は計り知れない。
「バトルフェイズ、コイツで終わりだ!ジェネティック・ワーウルフでダイレクトアタック!」
「まだだよ!手札の《速攻のかかし》の効果を発動!」
《速攻のかかし》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
相手モンスターの直接攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動する。
その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
「手札から捨てて、バトルフェイズを終了するよ」
「しぶといヤツだな、カードを1枚伏せてターンエンドだ」
なんとか凌いだけど…ここでなにか引かなければまずい!
「僕の・・・ターン!」
このカードは・・・よし、ちょうどいける!
「魔法カード《融合》を発動!
手札の『ホワイト・ガジェット』と『パープル・ガジェット』を融合!
&html(<font color="#191970">こい、融合召喚!倒せ、フラッシュバック・ガジェット!</font>)」
《フラッシュバック・ガジェット》
融合・効果モンスター
星7/光属性/機械族/攻2500/守2100
「パープル・ガジェット」+「ホワイト・ガジェット」
このカードの融合召喚は上記でしか行なうことはできず、融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの融合召喚成功時に魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送ったとき、墓地の『ガジェット』
と名のつくモンスター1枚を除外することで、このターンもう一度だけ続けて攻撃することができる。
このカードがフィールドから離れるとき、ゲームから除外される。
「また融合か・・・!」
このカードならジェネテイックなんかに負けはしない!
「バトルフェイズ、フラッシュバックでワーウルフを攻撃!キャノンライズ!」
フラッシュバック・ガジェット ATK2500 vs ジェネティック・ワーウルフ ATK2000
ジェネティック・ワーウルフを撃破!蒼炎寺に500のダメージ!
蒼炎寺 4400→3900
「まだだよ!フラッシュバックが戦闘でモンスターを破壊したとき、
墓地のガジェット1枚を除外することで、もう一度だけ攻撃することが出来る!」
「なに!?」
「いけ、フラッシュバック・ガジェット!セカンドキャノンライズ!」
蒼炎寺 3900→1400
蒼炎寺のライフは残り少し、あと一息だ!
「これで僕はターンエンド!」
「・・・オレのターンだぁ!」
ドローしたカードを見ると…再び蒼炎寺は笑みを浮かべる。
「墓地の『ブラック・ホール』を除外し、手札から《マジック・ストライカー》を特殊召喚!」
《マジック・ストライカー》
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 600/守 200
このカードは自分の墓地に存在する魔法カード1枚を
ゲームから除外し、手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
「さらにオレは《ユニバード》を召喚!」
《ユニバード》
効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻 100/守 600
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体と
このカードをゲームから除外し、
その元々のレベルを合計した数値以下のレベルを持つ
シンクロモンスター1体を自分の墓地から選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
「コイツは自身のモンスターとユニバードを除外することで、
そのレベル以下の墓地のシンクロモンスターを特殊召喚できる」
「墓地のシンクロモンスターを蘇生!?」
まずい、墓地にはあのカードが・・・!
「オレは『マジック・ストライカー』と『ユニバード』を除外し、
今こそ蘇れ!墓地から、『サンダー・ユニコーン』を特殊召喚!」
そして永続罠カード、《正統なる血統》を発動!」
《正統なる血統》
永続罠
自分の墓地に存在する通常モンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する。
「墓地のワーウルフを特殊召喚だぁ!さらにユニコーンの効果で、フラッシュバックの攻撃力を1000下げる!」
フラッシュバック・ガジェット ATK2500→1500
まずい、ガジェットの攻撃力をユニコーンが上回った!?
「バトルフェイズ、ユニコーンでダイレクトアタック!サンダー・スピアー!」
サンダー・ユニコーン ATK 2200 vs フラッシュバック・ガジェット ATK1500
フラッシュバック・ガジェットを撃破!一樹に700のダメージ!
フラッシュ・バック・ガジェットがフィールドから離れたため、ゲームから除外された。
一樹 4000→3300
「ふん、ターンエンドだ」
…圧倒的ピンチな状況だ。
僕の手札と場のカードは0、蒼炎寺にはワーウルフとユニコーンがいる。
ライフが僕のほうが多いけど、このままじゃ確実に負ける…!
このドローで、逆転のカードを呼び寄せるんだ!
「僕の…ターン!」
このカードは……よし、いけるぞ!
「僕は《ギア・サポーター》を召喚!」
《ギア・サポーター》
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 100/守 900
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する
レベル4以下の「ガジェット」と名のつくモンスター1体を
表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。
このモンスターをシンクロ素材にしてシンクロ召喚を行なう場合、
シンクロモンスターの種族は機械族でなければならない。
「チューナーモンスター…」
「サポータの効果で、僕は墓地の《ホワイト・ガジェット》を特殊召喚!」
「レベル7のシンクロモンスターか・・・!」
教頭……もらったカード、ありがたく使わせてもらいます!
「レベル4ホワイト・ガジェットに、レベル3ギア・サポーターをチューニング!」
「&html(<font color="#daa520">世界の悪夢を晴らすため、勇気と思いをドッキング!シンクロ召喚!進め、パワー・ツール・ドラゴン!</font>)」
《パワー・ツール・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。
自分のデッキから装備魔法カードを3枚選択し、
相手はその中からランダムに1枚選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻してシャッフルする。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。
「パワー・ツール・ドラゴン…ケッ、ユニコーンより攻撃力は上か。
だが、ワーウルフとの攻撃力の差はわずかに100。次のターン、ワーウルフを強化すればいい」
「・・・それはどうかな?
僕は『パワー・ツール・ドラゴン』の効果を発動!
デッキから装備魔法を3枚選択、1枚をランダムに手札に加えます」
対象…『巨大化』『機械剣-マシーン・ソード-』『団結の力』
「1枚を手札に加え…装備魔法《機械剣-マシーン・ソード-》を発動!」
《機械剣-マシーン・ソード-》
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は、墓地の機械族モンスター1体につき
300ポイントアップする。
このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、墓地の機械族モンスターを
2枚除外する。2枚以下の場合はすべて除外する。
「墓地の機械族は6枚、よって攻撃力は1800ポイントアップ!」
パワー・ツール・ドラゴン ATK2300→ATK4100
「なっ…攻撃力4100だと!?」
「バトルフェイズ、パワー・ツールでワーウルフを攻撃!クラフティ・ブレイク!」
パワー・ツール・ドラゴン ATK4100 vs ジェネティック・ワーウルフ ATK2000
ジェネティック・ワーウルフを撃破!蒼炎寺に2100のダメージ!
蒼炎寺 1400→ 0
DUEL END
WINNER 東 一樹
「うん、楽しいデュエルだったよ!」
どうなるかと思ったけど、最後は松戸教頭にもらったカードが役にたった。
うん、あの時間も無駄じゃなかった…。
「う・・・」
そのとき、急に蒼炎寺が膝をついた。
頭を押さえ、小言で何かを呟いている。
よく分からないけど…なんだか少し辛そうだ。
「だ、大丈夫?」
「あ、あぁ…大丈夫だ」
蒼炎寺が立ち上がる。
気のせいか、顔色が良くなったように見える。
「んー…なんだかすっきりした!」
そう言う蒼炎寺はさっきみたいな怖い顔でなく、明るい表情が浮かんでいた。
まるで、デュエルする前とは別人みたいだ…。
「よくわからんが、お前のおかげみたいだな。ありがとよ」
「あ、ありがとう?」
自分でもよく分からないので、疑問系で返してしまう。
まぁ…デュエルのおかげってことかな?
「なんだか、悩んでたのが馬鹿らしいぜ。清々しい気分だ」
そう言って空を仰ぐ。
そこには雲ひとつない空が広がっていた。
「ま、困ってるのは変わらないんだがな」
少し困ったように頬を掻く。
「大変だね」
そう二人で話していると、
「あら…珍しすぎる組み合わせね」
森の奥から先輩が歩いてきた。
こんなところでなにを…ってこっちも同じか。
「お前は…月夜礼奈、だったか」
あ、そういえば蒼炎寺は前に先輩に負けてたっけ。
しかもそれが原因で舎弟がいなくなったとかいってたし、まずいんじゃ…。
「えぇ。どうやら、一樹君に負けちゃったみたいね」
「・・・あぁ。負けたな」
でも、そう言う蒼炎寺の顔は笑っていた。
よく分からないけど、特に気にしてないのかな?
ってそうだ!先輩がいたじゃないか!
最初に思いつくべきなのに、なんで忘れてたんだ?
「せ、先輩!」
「なにかしら」
「今度のタッグトーナメント、僕とペアを組んでくれませんきゃっ!?」
大事なところで噛んでしまった!
「タッグトーナメント…」
先輩は少し考えるような素振りを見せる。
まだペアの相手が決まってないといいんだけど…。
「丁度相手が決まってなかったし、構わないわ」
「ほ、本当ですか!?」
待ちに待った返事が聞けたので、思わず声が上擦ってしまう。
「こんな嘘は吐かないわ。よろしくね、一樹君」
「よ、よろしくおねがいしましゅ!」
また噛んでしまった!
でも、やった!先輩ならとても心強い!
「そうだ、その手があったか」
と、そのとき、蒼炎寺が何か思いついたような仕草をする。
「なにかいいアイデアでも浮かんだ?」
何気なくそう聞いてみる。
「月夜さん」
な、何故か急にかしこまって先輩の名前を呼ぶ。
今まで『お前』とかだったのに、ど、どうしたんだろう。
「なにかしら」
「オレを、アンタの子分にしてください!」
えっ
「ええぇぇぇぇぇぇ!?」
思わず声をあげてしまう。
「オレは、まだ未熟でした。
もっと強くならないといけません…そのために、オレを子分にしてください!」
よく分からないけど、それが蒼炎寺の答えみたいだ。
「そうね…」
先輩はなんて答えるんだろう…。
「私じゃなくて、一樹君の弟子になったらどうかしら」
「えぇっ!?」
予想外の答えに、マ〇オさんのような驚き方をしてしまう。
な、なんだってそんなことを?
「正直一樹君で手が一杯なのよ。それに、私から
よりも、一樹君から学ぶことのほうが多いと思うわ」
「え、それってどういう―――」
「分かりやした!お願いしやす、アニキ!」
言い切る前に蒼炎寺に言い寄られる。
「ちょ、いや…に、逃げる!」
僕は全力疾走でその場から離れる!
「アニキ~、待ってくだせぇ!」
それを追いかけてくる蒼炎寺。
それを可笑しそうに見守る先輩。
ペアはできたけど…僕の日常はどうなってしまうんだ!?
ちょっと展開が強引な感じがしますが、22話でした。
今回から蒼炎寺くんをギャグキャラとして採用します。
性格がぶっ壊れる可能性も…w
#comment
「もう間に合ってるよ、すまん」
「あー、実はついさっきペアを結成してだな…」
「もうペアできてるからスマソww」
「オレ、今回彼女と一緒に参加するから無理なんだ(キリッ」
「悪いな一樹。このチーム、二人用なんだ」
「orz」
意気揚々とペア探しを始めたのはいいもの…ことごとく断られている。
20人はあたったが、みんなぺアを決めてたり、どうなってるの…。
しかも一部草生やしてるヤツとリア充とス〇夫がいたし…リア充タヒね(殴
「頼みの綱の如月先生と上野先生にも断られるとはね…」
そう、いざと言うときの最終手段…先生にも断られたのだ。
理由を聞くと、二人とも『もうペアがいる』とのこと。
これは、やっぱり僕の行動が遅かったんだろうか。
さて、ペア探しを続けないといけないけど、一体誰を―――。
「天海さんと神皇さんはどうだろ…」
生徒会で忙しいだろうけど、参加しないということはないと思う。
もしかしたら二人もペアが決まってるかもしれないけど、行くだけ行ってみよう。
僕は少し駆け足で生徒会室へ向かった。
「あぁ、ゴメンけどもうペアは決まってるんだ。悪いね」
「ペア?もう決まってるけど…東くんはまだなのかしら?」
「orz」
二人とも決まっていた!
ななななんてこったい…冗談じゃなくやばいって。
このままじゃペアが見つからず参加不可に…。
ん、あそこにいるのは松戸教頭…よし、聞くだけ聞いてみよう!
「松戸教頭、実は話が――」
「無理だ」
「僕とペアを――って話す前から拒絶の意志が!?」
「実は聞こえていた」
そう言ってニヤリと笑みを浮かべる教頭。
「実は私もペアが決まっているのだよ、すまない」
「い、いえいえ!ペアができないのは僕の不注意ですので!」
教頭に謝られるなんて、とんでもない。
「代わりといってはなんだが、これをあげよう」
そう言って、一枚のカードを差し出してきた。
「えっと…このカードは?」
見た事ないカードだ…フレームが白いから、シンクロモンスターみたいだけど。
「あぁ、これは私が先日開発したカードでね…実験を頼みたいのだが」
「実験・・・?」
「難しいことはない、ただそのカードを使ってくれるだけでいい」
なるほど、それだけでおまけにカードももらえるなら、お得だな。
「いいですよ、受けます」
僕は二つ返事で了承した。
「そう言ってくれると思っていたよ」
僕は受け取ったカードをデッキへしまう。
「じゃあ、僕はこれで失礼しますね」
さて、ペア探しを続行しなければ。
そう言って、僕は生徒会室を後にする。
「さて、どこを探そう…」
まだ森の辺りは行ってないな…よし、行ってみよう。
「誰もいないなぁ…」
森の中に人がいると思ったのが間違いだったんだろうか。
となると長いは無用だし、寮に戻るかな…。
と、そのとき。
「おい」
「!?」
いきなり後ろから声をかけられる。
び、ビックリした…。
「って!蒼炎寺!?」
「・・・・・」
なんだか、いつもより顔色が悪い。
というか、どうしてコイツがこんな場所に…。
「……」
「え?」
小さくてよく聞こえない。
「あの女に負けたせいで、舎弟は全員いなくなった!
それに副会長とやらにも負けて、オレのプライドはズタズタだ!」
「ま、まぁまぁ…。だってあの二人、強いし…」
「あぁ!?オレが弱いってのか!?」
「い、いやそう言ってるわけじゃないけど」
なんで僕は下級生に逆ギレされてるんだろう。
「そもそも、なにもかもお前のせいだ!」
「・・・ひょ?」
思わぬ展開に、HAGAのような間抜けな声が出てしまう。
「そうだ、お前のせいだ!何もかも、お前のせいなんだ!」
「い、いやそれは流石に八つ当たりじゃ…」
「うるさい…うるさいうるさいうるさい!」
そう言って、蒼炎寺はデュエルディスクを構える。
「お前、オレとデュエルしろ!オレはムシャクシャしてるんだ!」
そうデュエルを強要してくる。
それによくわからないけど、なんだか様子がおかしい。
こっちの話も通じそうにないし、ここはデュエルを受けよう。
「いいよ、受けてたつ!」
いい加減リベンジしたいと思ってたところだし、ちょうどいい。
そう言って僕もデュエルディスクを構え、デュエルが始まる―――。
東一樹
『マジカ・ルギア+』
vs
蒼炎寺照
『ジェネティック・フォレスト』
「オレの先攻!ドローだ!」
蒼炎寺の先攻でデュエルが始まった…前回は負けたけど今回は、勝つ!
「モンスターとカードをセット、ターンエンドだ!」
「僕のターン、ドロー!《パープル・ガジェット》を召喚!」
《パープル・ガジェット》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1600/守1500
このカードの召喚に成功したターンのエンドフェイズに、デッキから
「ブルー・ガジェット」1枚を手札に加えることができる。
「パープル・ガジェット」はフィールド上に一枚しか存在することができない。
「バトルフェイズ、パープル・ガジェットで伏せモンスターを攻撃!」
パープル・ガジェット ATK1600 vs 素早いモモンガ DEF 100
素早いモモンガを撃破!
「破壊されたモモンガの効果を発動だ」
《素早いモモンガ》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分は1000ライフポイント回復する。
さらに自分のデッキから「素早いモモンガ」を任意の数だけ
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
「ライフを1000回復し、デッキから『素早いモモンガ』2体を特殊召喚だぜ」
蒼炎寺 4000→5000
素早いモモンガ…ライフを回復されてモンスターを展開させてしまった。
「カードを2枚伏せてエンドフェイズ、パープルの効果で『ブルー・ガジェット』を手札に加えるよ」
「オレのターンだ!」
この伏せカードがあれば、なんとか凌げるはず。
「素早いモモンガを反転召喚、《X-セイバー エアベルン》を召喚!」
《X-セイバー エアベルン》
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/獣族/攻1600/守 200
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の手札をランダムに1枚捨てる。
「チューナーモンスター・・・ということは」
「その通り、シンクロ召喚だ!
レベル2素早いモモンガに、レベル3X-セイバー エアベルンをチューニング!
&italic(){&html(<font color="#ffd700">唸れ、雷!荒ぶれ、烈風!駆け抜けろ、閃光!</font>)}
&italic(){&html(<font color="#ffd700">その力を具現化せよ!シンクロ召喚!いでよ、サンダー・ユニコーン!</font>)}」
《サンダー・ユニコーン》
シンクロ・効果モンスター
星5/光属性/獣族/攻2200/守1800
獣族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上に存在するモンスターの数×500ポイントダウンする。
この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃する事ができない。
これは、チームユニコーンのモンスター・・・!
「『サンダー・ユニコーン』の効果を発動!
相手モンスター1体の攻撃力を、エンドフェイズまでオレの
フィールドのモンスター1体につき、500ポイントダウンさせる!」
「うっ・・・場のモンスターはモモンガとユニコーン、攻撃力は1000下がる…」
パープル・ガジェット ATK1600 →ATK 600
「いくぜ!バトルフェイズ、サンダー・ユニコーンでパープル・ガジェットを攻撃、サンダー・スピアー!」
「通さないよ、罠カード《万能地雷グレイモヤ》を発動!」
《万能地雷グレイモヤ》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。
「攻撃力の1番高いモンスター、サンダー・ユニコーンを破壊!」
「残念だな!罠発動、《トラップ・スタン》!」
《トラップ・スタン》
通常罠
このターンこのカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。
「グレイモヤの効果は無効だ!」
またそのカード…でも、これなら!
「なら、更に罠カード《機械部隊の防壁》を発動するよ!」
《機械部隊の防壁》
通常罠
自分フィールドの機械族モンスターが攻撃対象にされたときに発動できる。
そのモンスター1体の攻撃を無効にし、カードを一枚ドローする。
「攻撃を無効にして、カードを1枚ドロー」
「ちっ…カードを1枚伏せて、ターン終了だ!」
「僕のターン、ドロー!」
よし、このカードならいける!
「《ブルー・ガジェット》を召喚!」
《ブルー・ガジェット》
効果モンスター
星3/水/機械族/攻1200/守600
このカードの召喚に成功した時、デッキから「ホワイト・ガジェット」
1枚を手札に加えることができる。
このカードがリバースした時、フィールド上のモンスター1体を手札に戻す。
「召喚に成功したことで、デッキから『ホワイト・ガジェット』」を手札に。
そして、手札から魔法カード《融合》を発動!」
《融合》
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。
「手札の『ホワイト・ガジェット』と『魔法少女MAMI』と場の『パープル・ガジェット』を融合!
&italic(){&html(<font color="#ffa500">いけ、その姿を見せ付けるんだ!魔法武装女MAMIさんを融合召喚!</font>)}」
《魔法武装女MAMI》
融合・効果モンスター
星6/光属性/魔法使い族/攻2300/守1900
「魔法少女MAMI」+機械族モンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、
自分の手札1枚につき、500ポイントのダメージを与える。
このカードが戦闘によって破壊され、墓地へ送られたとき、
自分の墓地の「魔法少女MAMI」1体を特殊召喚することができる。
「融合召喚か」
MAMIさんならそんなカード、敵じゃない!
「バトルフェイズ、MAMIさんでユニコーンを攻撃、ティロ・フィナーレ!」
魔法武装女MAMI ATK2300 vs サンダー・ユニコーン ATK2200
サンダー・ユニコーンを撃破!蒼炎寺に100のダメージ!
蒼炎寺 5000→4900
「MAMIさんの効果を発動!MAMIさんが相手に戦闘ダメージを
与えたとき、僕の手札1枚につき、500ポイントのダメージを与える!
僕の手札は3枚、よって1500ダメージを受けてもらうよ!」
蒼炎寺 4900→3400
「ちっ、一気に焼いてくるか!」
「続いてブルー・ガジェットで伏せモンスターを攻撃!」
ブルー・ガジェット 1200 ATK vs 素早いモモンガ DEF 100
素早いモモンガを撃破!
「モモンガが破壊されたことで、オレはライフを1000回復だ」
蒼炎寺 3400→4400
よし、モンスターを全滅させたぞ!
「僕はこれでターンエンド!」
「いくぜ!オレのターン!」
ドローしたカードを見た途端、蒼炎寺のテンションが上がる。
一体、なんのカードをを引いたんだ…。
「ハッハッハッ!魔法カード《ブラック・ホール》だ!」
《ブラック・ホール》
通常魔法(制限カード)
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
ホントにすごいカードだった!
まずい、蒼炎寺の場のモンスターは0だから僕だけが一方的に…。
「フィールドのモンスターをすべて破壊だ!
さらにオレは《ジェネティック・ワーウルフ》を召喚!」
《ジェネティック・ワーウルフ》
通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100
遺伝子操作により強化された人狼。
本来の優しき心は完全に破壊され、
闘う事でしか生きる事ができない体になってしまった。
その破壊力は計り知れない。
「バトルフェイズ、コイツで終わりだ!ジェネティック・ワーウルフでダイレクトアタック!」
「まだだよ!手札の《速攻のかかし》の効果を発動!」
《速攻のかかし》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
相手モンスターの直接攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動する。
その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
「手札から捨てて、バトルフェイズを終了するよ」
「しぶといヤツだな、カードを1枚伏せてターンエンドだ」
なんとか凌いだけど…ここでなにか引かなければまずい!
「僕の・・・ターン!」
このカードは・・・よし、ちょうどいける!
「魔法カード《融合》を発動!
手札の『ホワイト・ガジェット』と『パープル・ガジェット』を融合!
&html(<font color="#191970">こい、融合召喚!倒せ、フラッシュバック・ガジェット!</font>)」
《フラッシュバック・ガジェット》
融合・効果モンスター
星7/光属性/機械族/攻2500/守2100
「パープル・ガジェット」+「ホワイト・ガジェット」
このカードの融合召喚は上記でしか行なうことはできず、融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの融合召喚成功時に魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送ったとき、墓地の『ガジェット』
と名のつくモンスター1枚を除外することで、このターンもう一度だけ続けて攻撃することができる。
このカードがフィールドから離れるとき、ゲームから除外される。
「また融合か・・・!」
このカードならジェネテイックなんかに負けはしない!
「バトルフェイズ、フラッシュバックでワーウルフを攻撃!キャノンライズ!」
フラッシュバック・ガジェット ATK2500 vs ジェネティック・ワーウルフ ATK2000
ジェネティック・ワーウルフを撃破!蒼炎寺に500のダメージ!
蒼炎寺 4400→3900
「まだだよ!フラッシュバックが戦闘でモンスターを破壊したとき、
墓地のガジェット1枚を除外することで、もう一度だけ攻撃することが出来る!」
「なに!?」
「いけ、フラッシュバック・ガジェット!セカンドキャノンライズ!」
蒼炎寺 3900→1400
蒼炎寺のライフは残り少し、あと一息だ!
「これで僕はターンエンド!」
「・・・オレのターンだぁ!」
ドローしたカードを見ると…再び蒼炎寺は笑みを浮かべる。
「墓地の『ブラック・ホール』を除外し、手札から《マジック・ストライカー》を特殊召喚!」
《マジック・ストライカー》
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 600/守 200
このカードは自分の墓地に存在する魔法カード1枚を
ゲームから除外し、手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
「さらにオレは《ユニバード》を召喚!」
《ユニバード》
効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻 100/守 600
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体と
このカードをゲームから除外し、
その元々のレベルを合計した数値以下のレベルを持つ
シンクロモンスター1体を自分の墓地から選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
「コイツは自身のモンスターとユニバードを除外することで、
そのレベル以下の墓地のシンクロモンスターを特殊召喚できる」
「墓地のシンクロモンスターを蘇生!?」
まずい、墓地にはあのカードが・・・!
「オレは『マジック・ストライカー』と『ユニバード』を除外し、
今こそ蘇れ!墓地から、『サンダー・ユニコーン』を特殊召喚!」
そして永続罠カード、《正統なる血統》を発動!」
《正統なる血統》
永続罠
自分の墓地に存在する通常モンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する。
「墓地のワーウルフを特殊召喚だぁ!さらにユニコーンの効果で、フラッシュバックの攻撃力を1000下げる!」
フラッシュバック・ガジェット ATK2500→1500
まずい、ガジェットの攻撃力をユニコーンが上回った!?
「バトルフェイズ、ユニコーンでダイレクトアタック!サンダー・スピアー!」
サンダー・ユニコーン ATK 2200 vs フラッシュバック・ガジェット ATK1500
フラッシュバック・ガジェットを撃破!一樹に700のダメージ!
フラッシュ・バック・ガジェットがフィールドから離れたため、ゲームから除外された。
一樹 4000→3300
「ふん、ターンエンドだ」
…圧倒的ピンチな状況だ。
僕の手札と場のカードは0、蒼炎寺にはワーウルフとユニコーンがいる。
ライフが僕のほうが多いけど、このままじゃ確実に負ける…!
このドローで、逆転のカードを呼び寄せるんだ!
「僕の…ターン!」
このカードは……よし、いけるぞ!
「僕は《ギア・サポーター》を召喚!」
《ギア・サポーター》
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 100/守 900
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する
レベル4以下の「ガジェット」と名のつくモンスター1体を
表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。
このモンスターをシンクロ素材にしてシンクロ召喚を行なう場合、
シンクロモンスターの種族は機械族でなければならない。
「チューナーモンスター…」
「サポータの効果で、僕は墓地の《ホワイト・ガジェット》を特殊召喚!」
「レベル7のシンクロモンスターか・・・!」
教頭……もらったカード、ありがたく使わせてもらいます!
「レベル4ホワイト・ガジェットに、レベル3ギア・サポーターをチューニング!」
「&italic(){&html(<font color="#daa520">世界の悪夢を晴らすため、勇気と思いをドッキング!シンクロ召喚!進め、パワー・ツール・ドラゴン!</font>)}」
#ref(http://www35.atwiki.jp/kaibasyatyou/?cmd=upload&act=open&page=%E7%AC%AC%E5%BC%90%E6%8B%BE%E5%BC%90%E5%A4%9C%20%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB&file=%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%84.jpg)
《パワー・ツール・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。
自分のデッキから装備魔法カードを3枚選択し、
相手はその中からランダムに1枚選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻してシャッフルする。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。
「パワー・ツール・ドラゴン…ケッ、ユニコーンより攻撃力は上か。
だが、ワーウルフとの攻撃力の差はわずかに100。次のターン、ワーウルフを強化すればいい」
「・・・それはどうかな?
僕は『パワー・ツール・ドラゴン』の効果を発動!
デッキから装備魔法を3枚選択、1枚をランダムに手札に加えます」
対象…『巨大化』『機械剣-マシーン・ソード-』『団結の力』
「1枚を手札に加え…装備魔法《機械剣-マシーン・ソード-》を発動!」
《機械剣-マシーン・ソード-》
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は、墓地の機械族モンスター1体につき
300ポイントアップする。
このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、墓地の機械族モンスターを
2枚除外する。2枚以下の場合はすべて除外する。
「墓地の機械族は6枚、よって攻撃力は1800ポイントアップ!」
パワー・ツール・ドラゴン ATK2300→ATK4100
「なっ…攻撃力4100だと!?」
「バトルフェイズ、パワー・ツールでワーウルフを攻撃!クラフティ・ブレイク!」
パワー・ツール・ドラゴン ATK4100 vs ジェネティック・ワーウルフ ATK2000
ジェネティック・ワーウルフを撃破!蒼炎寺に2100のダメージ!
蒼炎寺 1400→ 0
DUEL END
WINNER 東 一樹
「うん、楽しいデュエルだったよ!」
どうなるかと思ったけど、最後は松戸教頭にもらったカードが役にたった。
うん、あの時間も無駄じゃなかった…。
「う・・・」
そのとき、急に蒼炎寺が膝をついた。
頭を押さえ、小言で何かを呟いている。
よく分からないけど…なんだか少し辛そうだ。
「だ、大丈夫?」
「あ、あぁ…大丈夫だ」
蒼炎寺が立ち上がる。
気のせいか、顔色が良くなったように見える。
「んー…なんだかすっきりした!」
そう言う蒼炎寺はさっきみたいな怖い顔でなく、明るい表情が浮かんでいた。
まるで、デュエルする前とは別人みたいだ…。
「よくわからんが、お前のおかげみたいだな。ありがとよ」
「あ、ありがとう?」
自分でもよく分からないので、疑問系で返してしまう。
まぁ…デュエルのおかげってことかな?
「なんだか、悩んでたのが馬鹿らしいぜ。清々しい気分だ」
そう言って空を仰ぐ。
そこには雲ひとつない空が広がっていた。
「ま、困ってるのは変わらないんだがな」
少し困ったように頬を掻く。
「大変だね」
そう二人で話していると、
「あら…珍しすぎる組み合わせね」
森の奥から先輩が歩いてきた。
こんなところでなにを…ってこっちも同じか。
「お前は…月夜礼奈、だったか」
あ、そういえば蒼炎寺は前に先輩に負けてたっけ。
しかもそれが原因で舎弟がいなくなったとかいってたし、まずいんじゃ…。
「えぇ。どうやら、一樹君に負けちゃったみたいね」
「・・・あぁ。負けたな」
でも、そう言う蒼炎寺の顔は笑っていた。
よく分からないけど、特に気にしてないのかな?
ってそうだ!先輩がいたじゃないか!
最初に思いつくべきなのに、なんで忘れてたんだ?
「せ、先輩!」
「なにかしら」
「今度のタッグトーナメント、僕とペアを組んでくれませんきゃっ!?」
大事なところで噛んでしまった!
「タッグトーナメント…」
先輩は少し考えるような素振りを見せる。
まだペアの相手が決まってないといいんだけど…。
「丁度相手が決まってなかったし、構わないわ」
「ほ、本当ですか!?」
待ちに待った返事が聞けたので、思わず声が上擦ってしまう。
「こんな嘘は吐かないわ。よろしくね、一樹君」
「よ、よろしくおねがいしましゅ!」
また噛んでしまった!
でも、やった!先輩ならとても心強い!
「そうだ、その手があったか」
と、そのとき、蒼炎寺が何か思いついたような仕草をする。
「なにかいいアイデアでも浮かんだ?」
何気なくそう聞いてみる。
「月夜さん」
な、何故か急にかしこまって先輩の名前を呼ぶ。
今まで『お前』とかだったのに、ど、どうしたんだろう。
「なにかしら」
「オレを、アンタの子分にしてください!」
えっ
「ええぇぇぇぇぇぇ!?」
思わず声をあげてしまう。
「オレは、まだ未熟でした。
もっと強くならないといけません…そのために、オレを子分にしてください!」
よく分からないけど、それが蒼炎寺の答えみたいだ。
「そうね…」
先輩はなんて答えるんだろう…。
「私じゃなくて、一樹君の弟子になったらどうかしら」
「えぇっ!?」
予想外の答えに、マ〇オさんのような驚き方をしてしまう。
な、なんだってそんなことを?
「正直一樹君で手が一杯なのよ。それに、私から
よりも、一樹君から学ぶことのほうが多いと思うわ」
「え、それってどういう―――」
「分かりやした!お願いしやす、アニキ!」
言い切る前に蒼炎寺に言い寄られる。
「ちょ、いや…に、逃げる!」
僕は全力疾走でその場から離れる!
「アニキ~、待ってくだせぇ!」
それを追いかけてくる蒼炎寺。
それを可笑しそうに見守る先輩。
ペアはできたけど…僕の日常はどうなってしまうんだ!?
ちょっと展開が強引な感じがしますが、22話でした。
今回から蒼炎寺くんをギャグキャラとして採用します。
性格がぶっ壊れる可能性も…w
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