「とあるクラスの朝」(2011/07/03 (日) 01:41:12) の最新版変更点
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デュエルアカデミア、とあるクラスの朝の風景。
教室には登校したばかりの生徒が集まり、ホームルームまでの時間を
わいわいと雑談で過ごすグループが幾つか見当たる。
その中の一つに、先日の七不思議の話をしていた少女の姿があった。
「ねぇ、また七不思議のお話聞かせてくれない?」
そう切り出すのは、以前七不思議を聞かされた少女。
「あ、もしかしてはまっちゃった?」
そう聞き返すと、少女は少し頬を指で掻きながら
「ま、まぁ…ね」
と答える。
聞かれた少女はその答えに満足したらしく、
「いいよいいよ。面白い話、教えてあげる」
そう言いながら彼女は鞄に手を突っ込み、一冊のノートを取り出す。
そこには『デュエルアカデミア七不思議』と題が書かれていた。
「えーとね…じゃあこんなのはどうかしら?」
そう言って彼女は語り始めた…。
本館の2階に旧生徒会室があるのは知ってるよね?
あの部屋、実はいわく付きでね…。
20年前ぐらいにそのときの会長さんがその部屋で自殺をしてるの。
死因は全身の火傷みたい、焼身自殺したそうよ。
それも自分だけじゃなく、副会長さんや顧問の先生も巻き添えに死んだって話。
それだけならただ狂った生徒会長の話ってことなんだけど、そうじゃないの。
これは私の友だちのK子ちゃんの実体験に基づく話なんだけどね。
K子ちゃんは補習で遅くまで学校に残されてて、急いで帰ろうとしてたの。
その生徒会室の前を通り過ぎようとしたときね…聞こえたらしいの。
さみしいよう…さみしいよう…って、ね。
小さな声だったのに何故かK子ちゃんにはハッキリと聞こえてね。
K子ちゃんはその声の正体が気になったのね。
部屋の入り口を開けてみようとするとね――鍵が開いてないの。
好奇心のまま、彼女は入っていったのだけど……それがいけなかった。
そこで彼女が見たのは――
&bold(){&italic(){&html(<font color="#ff0000">焼け爛れた肉片が部屋の隅にうずくまって啜り泣きをしている姿でした。</font>)}}
「そ、そそそそんなことが…こ、怖いですね」
一通り聞き終えた後、素直に感想を述べる。
「そりゃよかったわ。アタシ、この話けっこう好きなんだ~」
そう言って満足そうに笑う少女。
もたれていた椅子に体重をかけると、ごとんと音を立てた。
その椅子の影が一瞬、不気味な笑みを浮かべる顔になったことには誰も気付かない。
一応、「知られざるシリーズ」と関係ある内容なんですよ?
遠まわしではありますけどね・・・w
ホラーって全然書けないです><
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デュエルアカデミア、とあるクラスの朝の風景。
教室には登校したばかりの生徒が集まり、ホームルームまでの時間を
わいわいと雑談で過ごすグループが幾つか見当たる。
その中の一つに、先日の七不思議の話をしていた少女の姿があった。
「ねぇ、また七不思議のお話聞かせてくれない?」
そう切り出すのは、以前七不思議を聞かされた少女。
「あ、もしかしてはまっちゃった?」
そう聞き返すと、少女は少し頬を指で掻きながら
「ま、まぁ…ね」
と答える。
聞かれた少女はその答えに満足したらしく、
「いいよいいよ。面白い話、教えてあげる」
そう言いながら彼女は鞄に手を突っ込み、一冊のノートを取り出す。
そこには『デュエルアカデミア七不思議』と題が書かれていた。
「えーとね…じゃあこんなのはどうかしら?」
そう言って彼女は語り始めた…。
本館の2階に旧生徒会室があるのは知ってるよね?
あの部屋、実はいわく付きでね…。
20年前ぐらいにそのときの会長さんがその部屋で自殺をしてるの。
死因は全身の火傷みたい、焼身自殺したそうよ。
それも自分だけじゃなく、副会長さんや顧問の先生も巻き添えに死んだって話。
それだけならただ狂った生徒会長の話ってことなんだけど、そうじゃないの。
これは私の友だちのK子ちゃんの実体験に基づく話なんだけどね。
K子ちゃんは補習で遅くまで学校に残されてて、急いで帰ろうとしてたの。
その生徒会室の前を通り過ぎようとしたときね…聞こえたらしいの。
さみしいよう…さみしいよう…って、ね。
小さな声だったのに何故かK子ちゃんにはハッキリと聞こえてね。
K子ちゃんはその声の正体が気になったのね。
部屋の入り口を開けてみようとするとね――鍵がかけてないの。いつもはかかってるのに…。
好奇心のまま、彼女は入っていったのだけど……それがいけなかった。
そこで彼女が見たのは――
&bold(){&italic(){&html(<font color="#ff0000">焼け爛れた肉片が部屋の隅にうずくまって啜り泣きをしている姿でした。</font>)}}
「そ、そそそそんなことが…こ、怖いですね」
一通り聞き終えた後、素直に感想を述べる。
「そりゃよかったわ。アタシ、この話けっこう好きなんだ~」
そう言って満足そうに笑う少女。
もたれていた椅子に体重をかけると、ごとんと音を立てた。
その椅子の影が一瞬、不気味な笑みを浮かべる顔になったことには誰も気付かない。
一応、「知られざるシリーズ」と関係ある内容なんですよ?
遠まわしではありますけどね・・・w
ホラーって全然書けないです><
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