ジャスティスバトルロワイアル
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ジャスティスバトルロワイアル
ja
2015-03-04T00:40:59+09:00
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正義の味方 ‐Crime avenger‐(前編)
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**正義の味方 ‐Crime avenger‐◆UOJEIq.Rys
1/喪失『私にとって必要な――――』
――――放送が終わった。
告げられた死者は十二名。その中に、自分の知人はいない。
だが、それは決して喜ぶべき事ではない。
たった六時間。それだけの間に十二人もの人間が死んだのだ。
その中に、誰かにとっての大切な人が入ってない方がおかしく、そしてそれは――――
「…………ぜん……きち……?」
複数人で行動している自分“たち”でさえ、例外ではない。
黒神めだかが、茫然と立ちつくしていた。
あの毅然とした態度の面影は何処にもない。
どこにでもいる当たり前の少女の様に、ただ静かに涙を流していた。
「……黒神…………」
その様子を見ていられず黒神に声をかけるも、言葉が続かない。
大丈夫か。などとは口が裂けても言えない。
確認するまでもない。
彼女は――――大切な誰かを失ったのだ。
ニナもそれを判っているのか、声をかける様子はない。
朝焼けを迎えるカフェテリアは、ただ静かに、声無き慟哭を響かせていた。
◇
「すまない、迷惑をかけた」
あれから数分。動揺の落ち着いた黒神は、静かにそう言って謝った。
「気にしなくていいって。それより、もしまだ辛いなら休んでていいからな」
「そうですよ。無理をして体を壊してしてしまっては元も子もありません」
「……心遣い、感謝します。けれど休んでいる暇はありません。これ以上誰かを死なせる訳にはいかいきませんから。
大丈夫です。いきなり倒れるようなへまはしませんので」
「……わかった。けど無茶だけはするなよ。限界だと思ったら、無理やりにでも休ませるからな」
黒神に今までの覇気はない。だが、今はこれ以上休めと言ったところで黒神は聞かないだろう。
それに、何かをしていた方が心を紛らわせる事も出来るだろう。
心配は拭えないが、それなら無茶をし過ぎないよう俺が気をつけていればいいだけだ。
黒神が頷いたのを確認して、今後の方針を練る。
本来、こういったリーダーシップを執るのは黒神の方が得意なのだろうけど、今の彼女にそれは酷だ。
「それじゃあまず今後の方針についてだけど、二人とも、放送に関して何か気付いた事はないか?」
今の黒神がいる状況では聞きづらいが、それでも聞かなければならない。
この殺し合いを止める為には、今はすこしでも情報が必要だ。
「私からは特にない。ただ、あの放送は『嘘』ではないだろう。
………何故なら、嘘をつく意味が………無い………」
絞り出すような声。
きっと彼女は、何度も放送が嘘である可能性を何度も考えたのだろう。
その上での断言。絞り出すような声は、信じたくないと思う心の、せめてもの抵抗だ。
強いんだな、と。
誇張でも何でもなく、純粋にそう思った。
「ニナの方はどうだ? 何か、気付いた事とかあったか?」
ニナの方へ向き、問いかける。
放送が流れた瞬間は黒神に気を取られていたが、今見た限りでは、ニナに黒神の様な悲しみの色は見られない。
「私の方もありません。ただ……」
「ただ?」
何か思い中る事でもあったのか、言葉尻を濁す。
「ただ、テンマと呼ばれた方の事が気になったんです」
「気になるって、知り合いなのか?」
「いえ、放送で聞こえた声は違います。
私の探している人は天馬賢三と言う人ですが、放送の声の人ではありません。
ただ、名簿にはテンマと呼べる方が二人いますので、もう一人の方ではないかと」
言われて名簿を確認すれば、成る程、確かに “テンマ”が二人いる。
「………なあ。この天馬賢三って人、ニナの彼氏か?」
天馬賢三の名前を言った時のニナの表情が気になり、つい思った事が口から出てしまった。
「――い、いえ。違います! 確かに私の恩師とも言える人ですけど、恋人ではありません」
「そ、そうか。悪い、変に勘ぐっちまった」
驚いたような顔をしながらも、両手と首を振ってニナは否定した。
ニナの表情がどこか大切な人を見るようだったのでそう思ったのだが、どうやら思い違いだったらしい。
「そうだぞ、衛宮上級生。女物の服を着ているが、彼は男性だ。
天馬賢三という人は、はその名前から察するに男性だろう。彼が同性愛者でもない限り、恋人と言う事はあるまい」
「――――――――!」
「…………へ!?」
黒神の言葉に、思わず声を失う。
それはニナも同様で、目を大きく見開いて驚いている。
「それ本当か? ニナさんが男性だっていうのは」
「……ええ、本当です。実は私、家庭の事情で女性として育てられていたんです。
けどよく判りましたね。私が男性だと気付く人は滅多にいないのに」
「確かに私も最初は女性かと思ったが、こうして向かい合えばすぐに判る」
「いや、それは黒神だけだと思うぞ?」
黒神の思わぬ観察力に驚きつつも、それをまったく自覚していない発言に思わず呆れた。
◇
「では、今後の方針は昆虫男と学生服の少年の行方を捜索しつつ、放送の有った現場の探索をする。これで問題ないな」
時間が経って、ある程度調子を取り戻した黒神が仕切る。
その言い方は俺を諫めているようでもある。
いや、事実諫めているのだろう。
ジョーカーを殺さなければならないと考える俺と、誰であっても殺す事を良しとしない黒神。
お互いの目的は同じで、その差異はおそらくたった一つ。
だが、その一つが致命的な違いとなっているのだろう。
「ああ、俺は問題ない」
放送は気になるし、当然学生服の安否も気になる。
黒神の言った行動方針に異論はない。
現状、たった一つの致命は明確な問題とはなっていない。だが、いつそれが表面化するかも判らない。
それが問題となって救えぬ誰かを出す前に、近い内に必ず解決しなければならないだろう。
しかし、それでも疑問は残る。
どうして俺は――――黒神めだかの事が、こんなにも気にくわないのだろう。
◇
「人吉善吉さんとは、どんな人だったのですか?」
行動方針を決め終え、出発の準備を整えていると、ニナが唐突にそんな事を訊いてきた。
「――――! ち、ちょっとニナさん!」
「構いません。……いずれは、話さなくてはいけない事ですから」
思わず声を荒げるが、黒神は首を振ってそれを止めた。
彼女も解っているのだろう。どれだけ話を先延ばしにしようと、結局のところ、いつかは絶対に話さなければならない、ということに。
「一言で言ってしまえば、善吉は「私にとって必要な人間」でした」
そう言って黒神めだかは、心を静かに、遠くを見つめ、想いを馳せた。
「私と善吉は、いわゆる幼馴染だった」
彼と初めて会ったのは、十五年前。私と彼は、それからずっと一緒に居た。
そしてこれからも一緒に居るのだと、理由もなく思っていた。
「私は成長の速い子供で、人より多くの事が出来た。
だからその分、人より多く頑張って、人より多く成果を出してきた」
そしてその分。人は私を恐れ、私から離れていった。
「そんな私について来れる人など、そうはいなかった。
それでも善吉は、文句を言いながらも傍にいてくれて」
誰よりも“完璧”だった私は、誰にも心配される事はなかった。
そんな中、彼だけが私を心配してくれた。
「善吉がいなければ、私は「私」には成らなかった。
善吉がいなければ、私は別の「何か」に成っていた」
人生に意味など無いのだと。そう諦めていた私に、夢をくれた。
「だから善吉は、「私にとって必要な人間」でした」
彼に初めて会ったとき、私は彼に救われた。
“きっときみは、みんなを幸せにするために生まれてきたんだよ!”
だから私はその言葉を私の目標にして、その言葉に恥じないように生きてきた。
だから私は、彼に恥じない様に、これからもそうやって生きていくのだとに誓った。
だから―――
「――――黒神さん。善吉さんに、会いたくはありませんか?」
「――――え?」
だから黒神めだかは、ニナ・フォルトナーが言った言葉を、理解する事が出来なかった。
会いたくない訳がない。もし会えるのなら、何をしてでも会いたい。
けれど善吉は死んでしまって、もう二度と会えない。
そんなわかり切ったことを、彼はどうして訊くのか。
「会わせてあげましょうか?」
そう、まるで天使が囁く様な声で、ニナが言った。
ガチリ、と何かしらのギミックが軋む音が聞こえた。
テレビや映画などで聞き慣れたその音に、背筋が凍りつく。
その音に、ニナの言葉に混乱した黒神は気付いていない。
「黒神、危ない!」
咄嗟に黒神を抱き込み、床へと伏せる。直後、銃声が二度響いた。
躱し切れなかった銃弾がデイバックへと当たり、その中身を巻き散らかす。
続く銃撃はない。いまだに混乱している黒神を庇いながら、凶弾の撃ち手へと目を向ける。
「ニナさん。あんた、一体どういうつもりだ」
そこには、右手に警察が持つような拳銃を構えた、ニナ・フォルトナーがいた。
その表情は変わらず笑顔のまま。その事実に、感情が冷えていくのが実感できる。
ニナは拳銃を構えたまま、微動だにしない。
拳銃の性能をよく理解しているのか、避けるには近く、攻めるには遠い距離を維持している。
手の届く範囲には地図やメモ帳など、ただの紙切れしかない。
武器や盾になりそうな物は、どれも一歩以上の距離を必要とする場所に落ちている。
つまり手詰まり。普通の人間には、どうする事も出来ない状況だ。
「なんでこんな事をした」
「ああ、それはね、彼女が“僕”を知ってしまったからだよ」
「僕を……知った……?」
その答えに首をかしげるが、すぐに続きが来た。
即ち、ニナ・フォルトナーの目的だ。
「僕の目的はね、『完全なる自殺』なんだ。だから、少しでも“僕”のことを知っている人間は、全て殺さなきゃいけないんだ。
それなのに彼女は僕の性別に気付いてしまった。なら、もし“本物のニナ・フォルトナー”に出会ってしまえば、僕の正体に気付いてしまうかもしれない。
だから、あなた達には死んでもらわなくちゃいけないんだ」
「…………そうか」
「それじゃあ、出逢ったばかりだけど、さようなら」
声は酷く淡々としている。
それはニナ・フォルトナー――名前も知らない男にとって、当たり前の事なのだろう。
それを証明するかのように、男は水鉄砲でも撃つかの様に、あまりにも軽く引き金を引いた。
朝のカフェテリアに似つかわしくない、乾いた音が再度響き渡った。
―――直前、
「―――同調(トレース)―――」
既に準備の出来ていた魔術回路をスタートさせる。
床に放り出された地図を拾い眼前へと広げ、強化の魔術を叩き込む。
「―――完了(オン)―――!」
防げるはずのない銃弾を防ぐ。
当たり前の物理法則を無視して火花が飛ぶ。
魔力を籠め過ぎたのか、鋼鉄並みに強化された地図が千々に破け散る。
戦闘開始だ。舞い散る紙片が床に落ちる前に、俺は敵へと駆け出した。
2/行動論理『なまえのないかいぶつ』
男が銃を撃ちながら、逃げるように後退する。
途中に在った白と黒の二つの短剣を拾い、弾丸の射線上に置く。
拳銃から撃ち出された弾丸は、当然の様に弾道を遮った白い短剣に防がれた。
衛宮士郎は弓において射を外した事は一度しかない。その一度も、予め外れる事が判っていた。
それはつまり、自身の矢が何処に中るかを予測できるということ。
逆に言えば、他人の矢でもある程度は何処に中るか予想できるということだ。
続く弾丸も黒い短剣で弾く。
敵との距離は残り三歩。
その時点で見切りを付けたのか、男は銃を手放すと、デイバックから黒い剣を取り出した。
柄尻から切っ先までを漆黒に染め、赤い文様を脈打たせるソレは、その外見とは裏腹に、どこまでも尊い魔力を纏わせている。
――――おそらくは宝具。
聖杯戦争におけるランサーの槍と同じ、“貴き幻想(ノーブル・ファンタズム)”。
その切れ味は、そこら辺の名剣など足元にも及ばないだろう。
たとえ持ち主が素人だろうと、その脅威は推して余りある。
だが――――
「………っ!」
振り下ろされた剣を正面から受け止める。
受け止めた剣には、亀裂一つ入っていない。
男の方から驚きの声が聞こえた。
驚く事ではない。
相手の剣が宝具なら、こちらの剣もまた宝具。
聖杯戦争においてアーチャーが用いていた、錬鉄の夫婦剣。
陰剣莫耶、陽剣干将。
際立った能力こそないものの、剣としての頑丈さは折り紙つきだ。
たとえその剣がどれほどの名剣でも、一撃二撃で砕かれる事はない。
驚愕の間に、男の剣を弾き飛ばす。
不意を突かれた男は容易く剣を手放し、その身体を曝け出した。
そこに渾身の力で体当たりを入れる。
「ぐうっ………!」
男は壁に叩きつけられ、呻き声を上げる。
即座に干将を男の肩ごと壁へと突き刺す。
そしてもう一方の莫耶を、男へと突き付ける。
「一つ、聞かせろ。お前は今までも、そうやって人を殺してきたのか?」
身動きの取れない男は、きょとんとした顔をしたあと、すぐに笑顔へと変わった。
「うん、そうだよ。僕は“怪物”だからね。“怪物”が人を殺すのは、当然の事でしょう?」
「……………………」
当然の様に返された返答。それで理解した。
こいつもジョーカーと同じ壊れた人間なのだと。
つまりは、殺さなければいけない“悪”だということを。
「悪いな、俺はお前を殺さなくちゃいけない」
「それは、なんでかな?」
「俺は“正義の味方”だからな。当たり前の様に誰かを傷つけるヤツを、許す訳にはいかないんだ」
俺にとっては決まりきった回答。
男にとっては何かが意外だったのだろう。大きく目を見開いている。
「―――ああ、そうか。君も“怪物”なんだね」
「………ああ、そうかもな」
男は得心がいったように頷き、俺はそれを肯定した。
なぜなら、
――――誰かを救うためならば、俺も、当たり前のように人を殺せるからだ。
それのどこが、目の前の“怪物”と違うというのだろう。
「じゃあな。別に、恨んでくれても構わない」
「恨まないよ。だって、“正義の味方(ヒーロー)”が“怪物(モンスター)”を倒すのは当たり前の事でしょう?」
それもそうだ、と頷き、莫耶を振り下ろした。
莫耶が名前も知らない男へと迫る。
その白刃は、容易に男の体を切り裂き、その命を散らすだろう。
男にそれを止める術は無く、また、その意志があるようにも見えない。
だがその刃は、男へと届く直前に横から割り込んだ別の刃によって止められた。
すぐに後方へ跳び、距離を取る。
「どういうつもりだ、黒神」
「どうもこうもあるか! 貴様、今何をしようとした!」
男を庇いながら黄金の剣を構える黒神を睨み付ける。
それに対し、黒神めだかは怒りを見せながらこちらを睨み返してきた。
そこにはやはり覇気はなく、いまだ立ち直り切っていないことが伺える。
「何をって、見たままだが」
「ッ……貴様……!」
「黒神の方こそ、何で邪魔をするんだ。
そこをどいてくれ。黒神に、そいつを守る理由なんてないはずだろ」
「関係無いと、言ったはずだ」
「………そうか。なら、あんたも敵だ」
深呼吸を一つ。それで感情を凍らせ、表情を無にして告げる。
これはいずれ起こった問題が、今ここで起きたにすぎない。
………出来る事なら、彼女とは敵対したくなかった。
だが、こうして問題が表面化した以上、今ここで黒神との決着付ける。
◇
黒神へと一足で踏み込み、莫耶を振り下ろす。
狙いは剣を持つ右腕。流石の黒神でもすぐには応戦出来ない。
腕を狙った理由は、彼女を殺す為ではなく無力化するためだ。
これまでの行動から鑑みても、今ここで彼女を失うのは惜しい。
「なっ――――!」
だが、黒神へと振り下ろされた刃は、当然の様に黄金の剣に弾かれた。
その事に驚きつつも、即座に回り込む様に移動しつつ斬り込む。
しかし黒神は人間離れした反応速度で、先ほどと同じように短剣を防ぎつつ回り込んできた。
「チィ――ッ!」
見誤った。
黒神の反応速度は俺以上だ。
否。その程度では済まされない。黒神は斬り結ぶ中で、俺の短剣を奪おうとまでしてくる。
その予備動作すら感じさせない動きは、明らかに人間の限界を超えている。
「この……っ!」
俺がそんな黒神に対応できているのは、既に俺がサーヴァントと言う“人間以上の存同士の戦い”を見慣れていたのと同時に、精神的な理由からだろう、黒神の動きが精彩を欠いているからにすぎない。
このままでは勝てない。
長剣と短剣。反射神経の差。カフェの中という、戦闘を行うには狭い場所。
それらの要素が、黒神に有利に働いている。
後方へと飛び退いて距離を取り、僅かに乱れた息を整える。
追撃はない。黒神の目的が男を守ることである以上、それは当然だろう。
こちらの得物が短剣である以上、一刀では足りない。かと言って銃器は持っておらず、仮に持っていたとしても、普通の銃弾では黒神ならば弾ける可能性がある。
その圧倒的に不利な状況の中、黒神をどうにか退け、男を殺す方法を模索しようとして、
「…………だ」
黒神が僅かに俯いて、呟くように口を開いた。
今の彼女に戦う意志はない。否。元より黒神は、戦意など持っていなかった。
あるのはただ、純然たる疑問だけ。
「なぜだ。なぜ彼を殺そうとする、衛宮士郎!」
「…………、まだそんな事を言っているのか黒神。こいつの行動も、考えも解っただろう。命を狙われたって言うのに、よくそんな事が言えるな」
「そんな事は関係ないと言ったはずだ!
私は誰も死なせないと誓った! たとえそれが、どれ程の悪人であっても、だ!
貴様の方こそ、なぜ彼を殺そうとする!」
黒神の言葉に呆れ、同時に羨ましくも思う。
俺には、その道を貫き通す事が出来なかった。
俺に出来た事は、ただ見殺す事だけだったから。
―――けど、だからと言って、引き下がる事は出来ない。
「判り切った事を聞くな黒神。そいつはジョーカーと同じで、どうしようもなく壊れた、“救えない人間”だ。どう頑張った所で人殺しを止める事は出来ない。なら、前にも言ったように殺すしかないだろう。
それともお前には有るって言うのか? この殺し合いを強要された世界で、そいつを抑えながら、誰も死なせずにすむ方法が」
「それは………」
黒神が口籠る。
聡明な彼女の事だ。その意味を当然理解しているだろう。
例えば、ここに銀行強盗と十人の人質がいたとする。
当然、人質全員を救うことは困難だ。生半可な方法では必ず救えぬ誰かが出てしまう。
だが、もし仮に人質十人を救えたとしても、それでも救えぬ者は出てきてしまうのだ。
そう。人質を救われてしまった強盗だ。
強盗を救うと言うことは人質を見捨てると言うことで、人質を救うと言う事は強盗を切り捨てると言うこと。
どちらも救う方法など、皆無に等しい。
だが黒神は、その両方を救いたいと言っているのだ。
その過程に、どれ程の犠牲が生まれ得るかを理解したうえで。
「お前だって解っているんだろう、全てを救うことが出来ないって事は。
……なら。そいつを生かして余計な荷物を背負うよりも、今ここで殺して身を軽くした方が犠牲も出ないし、より多くの人を救える。
黒神の言いたい事は解る。けど、俺はお前みたいに、一縷の希望に縋って被害を広げる事は出来ない。
そんな決断を先延ばしにする弱さが、逆に救えたかもしれない人間を死なせる事になるんだ」
「――――――――」
放っておけば十人の人が死ぬ。
それを、予め一人の命を絶つ事で九人を救えるのなら、それこそが最善。
他の考えは全て打算と妥協にまみれた失策だ。
黒神の言い分は正しい。
どちらがより多くを救えるか、という事ではなく、誰かを救うという点で、黒神の願いこそが正しく、それは――――
―――それは。
かつて衛宮士郎(おれ)がずっと憧れてきて、心の奥で、諦めていた過去(げんそう)ではなかったか?
「――――違う。貴方は、間違っている」
「黒神……?」
「私は犠牲など出させない。
貴方の方こそ、やりもしない内に結論を出す衛宮上級生こそ、弱いのではないのですか」
「っ――――!」
そうして漸く気付いた。
多大に共感できる彼女の、いったい何が気に食わなかったのか。
その答えに。
「私は、自分が“みんなを幸せにするために生まれてきた”のだと信じている。
だからこそ、たとえ誰であろうと、手の届く所にいる限り絶対に死なせるつもりはない!」
「……………………」
つまるところ、黒神めだかは衛宮士郎(おれじしん)だったのだ。
全てを救うのだと、幼い夢を見ていた頃の、理想の具現。
「ああ、そうだな――――俺は弱い。
どうしようもなく弱いから、味方をした人間しか救えないんだ」
「…………?」
正義の味方は、味方をした人間しか救えない。
そんな当たり前の事実が、この上ない程に悔しい。
――――敵も味方もない。目の前に居る全ての命を救うのだと。
その、かつてのエミヤシロウが果たせなかった夢を、黒神めだかは掲げている。
その羨望こそが、この感情の正体だったのだ。
「もし俺が、お前の様に強かったら―――」
遠い夜空の星を眺めるように、黒神めだかという少女を見つめる。
そして。
「――――俺は、桜を見殺しにせずに済んだかもしれないのにな」
そう、心からの後悔を口にした。
3/現実『切り捨てたモノ』
「………桜とは、誰ですか?」
黒神が恐る恐る、と言った口調で聞いてくる。
理解しているのだろう。その名前が、“黒神めだかにとっての人吉善吉”だと言うことに。
黙っている理由もない。むしろ話さなければ、黒神は納得しないだろう。
故に、真っ直ぐに彼女を見据え口にした。
「…………彼女は―――間桐桜は、年下の後輩で、親友の妹で、俺の妹分で、そして――――」
俺が守りたかったもの。
俺にとって大切だったもの。
失うことさえ、思いつかなかったもの。
そして―――
「――――俺の好きだった女の子だ」
それを俺は、正義の味方という理想の為に、斬り捨てた。
黒神は、目に見えて狼狽している。
その表情は、何か聞き間違いをしたのでは、と疑っているようでさえある。
「………好きだった女の子? それを……見殺した?」
「ああ、その通りだ」
「っ――――――――!」
息を飲む。衛宮士郎の言葉、その行動に、口にするべき言葉を失っている。
当然だろう。容易く理解できる事ではない。容易に納得できる事でもない。
それでも理解しようと――したいと願うなら、
「それは………何故」
出来る事は、ただ、その理由を問う事だけだ。
たとえその結果、聞くべきではない事を聞いてしまうとしても。
「―――だって、俺は―――」
零れ出た己の声は、ただ虚ろな、伽藍の洞を吹き抜ける隙間風のようだった。
怒りもなかった。悲しみもなかった。当然だ。衛宮士郎の中にはもう何もない。
あるのはただ、愛した者を切り捨ててまで張り通した、薄っぺらな理想だけ。
「俺は―――正義の味方に―――なるから、だ」
その空虚な誓いだけが、今の衛宮士郎を生かす全てだった。
「せいぎの………みかた、だと…………?」
黒神は顔を伏せ、肩を震わせている。
否応なしに高まる感情を、どうにか抑えている。
「貴様は、そんなモノの為に、自分が愛した少女を、見殺したと言うのか………」
「……………………」
黒神の問いに無言で返す。
答えるまでもない、と言外に告げる。
それを受け、黒神は抑えきれなくなった感情を爆発させた。
「ふざけるな、衛宮士郎! そんなものが“正義の味方”であってたまるか!」
激情を顕わに、剣を振り上げ斬りかかってくる。
いや、その表現は正しくない。黒神は剣の刃を向けずに、その腹で叩き付けるように打ち抜いてくる。
「くっ――――!」
咄嗟に短剣で受けるも、その勢いにたまらず引き下がる。
そこへ、烈火怒涛と黒神の剣が襲いかかる――――!
繰り出される黒神の剣を防ぐ事しかできない。
反撃を試みれば、その隙に黒神の剣が躰を打つ。
いや、そもそも反撃にまわれるだけの余裕などない。
黒神の剣に込められた力は、莫耶を握る手を一撃ごとに痺れさせる。
だが決着は、剣を取り落とすより早くついた。
黒神の剣圧に耐えられず、片膝をつく。
そこへ、黒神は止めとばかりに剣を振り落とす。
必倒(そ)の一撃を、莫耶を両腕で支える事で受け止める。
戦いはそれで終りだ。
黒神の剣を受け止めたものの、その圧力に動く事が出来ない。
短剣を支える両腕を僅かでも緩めれば、黒神の剣が俺の頭を強打する。
「ぐ――――づ…………!」
両腕に力を籠め、黒神の一撃を食い止める。
額に汗が滲み、呼吸が千々に乱れる。
「――――――――」
対して、黒神は呼吸さえ乱れていない。
こと身体能力において、俺は黒神に大きく劣っている。
「――――なぜだ、衛宮士郎。好きな子を守るのは当然の事だろう。だと言うのに、なぜ貴様はその少女を見殺した!」
「……好きな子を守るのは当然、か」
そう、好きな子を守るのは当然だ。そんな事、俺だって知っていた。
だが俺は、そんな当たり前の事を、守れなかったのだ。
両腕に一層力を籠める。
そのまま一度だけ黒神を見上げ、
「だって、仕方ないだろう。
桜は外道に堕ちてしまった。自分が生きるために、他者を犠牲にする存在(モノ)になってしまったんだ」
真っ直ぐに、昏い目をしてそう告げる。
魔術師でない黒神めだかに、その言葉を正しく理解する事は出来ない。
解るのはただ、衛宮士郎が愛した少女が人を殺す存在になったのだと言うことと。
その言葉に込められた、深い慟哭だけだ。
「―――そこに、桜自身の意思は関係ない。桜の体は、己が生き延びるために桜の心を無視して人の命を喰らっていく」
俺の前でだけ笑っていた少女。
その影で、どれだけ泣いていたのかさえ、俺は知らなかった。
決して声を上げず、顔にも出さず、絶対に知られたくないと願いながら、けれど、それでも助けを求めていたのに。
――――先輩。もし私が、悪い人になったら――――
俺は、何一つ気づく事が出来なかった――――気づこうとすらしなかった。
そして気付いた時にはもう手遅れで、俺にはどうする事も出来なかった。
………いや、気付いた所で、どうしようもなかった。
桜もそれを分かっていたのだろう。
――――はい。先輩になら、いいです。
桜は言った。俺ならいい。俺にならば、殺されてもいいと。
それなのに俺は、彼女のそんな願いすら、叶えてやれなかった。
彼女にとっての最後の救いさえ、与えてやれなかった。
俺に出来た事は、ただ、彼女の死を許容する事だけだった。
「…………俺には、桜を救う術がなかった。桜の人喰いを止めるには、殺すしかなかった」
誰かの味方をすることは誰かの味方をしないということで、
誰かの味方になるということは誰かの敵になるとうことだ。
衛宮士郎が正義の味方を張り通す限り、間桐桜は、倒さなければならない敵だった。
「だから殺した。誰よりも死んでほしくないと願ったまま、大勢の為に桜には死んで貰った」
より多くの人を救う為に。十年前の惨劇を繰り返さない為に。正義の味方になる為に。
顔も知らない誰かの為に――――
――――誰よりも愛した少女を、見殺した。
それこそが黒髪めだかが感じた不快感の正体。
より多くの人々を救う為に、自らの感情を殺して決を下せる、“セイギノミカタ”という理想だった。
「衛宮……………」
黒神の剣が緩む。
「ふっ――――!」
その隙に立ち上がり、自由になった足で黒神を蹴り飛ばす。
「っ――――!」
吹き飛ばされつつも、黒神は危なげなく着地する。
状況は先ほどと変わらない。
男を殺そうとする俺と、壁に縫いつけられた男を背にする黒神。
互いの距離は、またも五メートルほどの間合いとなった。
「……………………」
黒神に先ほどまでの怒気はない。
それでも油断なく莫耶の切っ先を突き付け、決別の言葉を口にする。
「俺にはもう、たった一つの理想(モノ)しか残ってない」
――――正義の味方になる。
「その為ならば、どんな事でも成し遂げてみせる。それがより多くの人を救う為ならば、悉くを受け入れて、その存在を切り捨てよう」
「………衛宮………お前は、本当にそれで――――」
「その為に、たとえこの世の全ての悪を担うことになろうとも―――構わない。
それでより多くの人が救えるのなら、俺は喜んで引き受ける」
「…………ッ」
黒神が息を飲む。
その言葉の重み、そこに込められた意志と覚悟を、否応なしに理解させられた。
黒神めだかは、もはや自分に衛宮士郎を止める言葉がない事を理解してしまった。
「―――― I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)」
自然と浮かび上がる言葉。恐らくは衛宮士郎の未来を暗示する呪文を、
心を静かに、鉄に変えて口にした。
――――それで終わり。
衛宮士郎と黒髪めだかの道は違えた。きっと二度と、同じ道を歩くことはない。
同じモノを夢見た少年と少女は、今ここに、完全に敵同士となったのだ。
**[[→>正義の味方 ‐Crime avenger‐(後編)]]
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2015-03-04T00:40:59+09:00
1425397259
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第一回放送までの死亡者
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**&color(red){死亡者AA集}
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#aa(){{
/ _,.ィ;::'::い;、::;:::::::::::::::;:::、、;:::::::::ヽ, ヽ,
/ '、;._ ,、イ;:::i::l'、:;:::l,:ヾ;、、:'、ヽ;ヾミ|ii;|;::::::::::::'、 l
/ __,フ::::::;:l;:ハ;l'、l,ヾ;、゙い、_ゞ、\ヾ、ト!:::;、;::::::::l /
! ;ニ゙ソ:::::::;:::!!|j ヾい、 ゞ;ヾ、ヽ、ヾ\'-ト:|::l'ヽl;:::::::! /
| / ,.イ:::::;::/l::|l:| !ハ ヽ `,、ァ'';;ヽ、,. | !i;|:ヘ l:::::.|'゙
l /;'!:;'://,j://´ | l、;f;';ノノ ;' :|.| j:| |::::: l
! .l;' j/;';/´/ .:;=-、, ‐ '" ;' | ゙'.j::::::: l,
l, |l/ィン゙! ノ jl´l、:ィ':,゙' j .|! ヾ;::::: l
l,.__ _l::l゙l,. へ、-゙'" .: .;' |! l;:::::::::::!
`´.j;ヽヽ, .:: .、 / ,| '、::::::::|
ハ;::::\'、 ` ./ l| '、:::::::|
/ ;ハ::;i:::::ヽ, ,r;'..フ' / ;| / .l;:::::!|
/ / j:::l|;:::::::::ヽ, ‐ / ,|' ';::::!|
/ ;/ /!:/|'::::::::::::::`ヽ、,. / /;| ,ゝ''"゙´ ̄二ヽ、
/ / /ノソj;|':::::::::::::::::::;::::`゙ヽ、/,,_./ | /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.`
/ / ////;ハ. ;: ::::::::::j::::::::::::/i:::| | ./:.:.:.:.:.:.:/:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.
}}
**七瀬美雪
【作品】金田一少年の事件簿
【登場話数】1
【属性】Isi
【特徴】生贄
007:悪夢のプレリュードにて登場。
よりにもよって最初に結城に遭遇してしまい、友好的な態度を装った結城によって
知り合いの情報を引き出された挙句、レ○プされて殺されてしまう。
彼女は登場時に何故か丸太を持っており、丸太は当然のように結城に継承された。
吸血鬼か何かと戦うつもりだったのだろうか? 結城に姿を真似られ、色々と死後も悲惨である。
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#aa(){{
/ i ヽ| \
// / |│ || \
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| | │ l! | l |l |
トハi、仆、{_\ヽ {_, リ !
. 小lj」″ i 。 ゙Tヽ| |
|| {ノ ー一' | 卜
|| ト__ _ | ,′
|ヽヾ ┬ヘ、 | /
゙、 ヽ∨L__ゝ | |/ i
\」ト--- ' | |/
/`ー‐┬<j/r一'
| | \
| \ \4
}}
**メロ
【作品】DEATH NOTE
【登場話数】1
【属性】Isi
【特徴】名簿を読まない事
012:闇を斬り裂く一筋の光から登場。何故かこいつだけ二部仕様。
マフィアでのチンピラ生活が長かった影響か、特に何も考えずに皆殺しだぜヒャッハー!モードに。
名簿を読めばLの名前を見つけて色々と目立てたかも知れない。
他のマーダーと同じく善良なおにゃのこを狙おうとするが、正義の味方やってますアーチャーさんに発見される。
ルートを通りきったアーチャーの剣技の前に何も出来ず、普通に殺された。乙。
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#aa(){{
___,/| ヽ\_人_,/ |
___/|__/: /: : /: :/ | |
/´: : :/: :|/: /: /:/、 | 1 ヽ. __,
┌―一' : : : : : ___: : : :ー一≠'____, | /
マニ: : /:,\´ `\;/: : : : : : : :/ ,ノ 回 /
__/ ̄/:/,x==ミ、 \:\: : : :  ̄ ̄/ / .′
/:,.-- : : : ヽイ/ 〃 fノハ\,/ __\:≧: : :ニ7 \ 限 {__
{//: : : : : : : / 弋り /´fノハヽ |: : : : : \ _,〉 /
/: : :/: : : :/:/{  ̄`` , 弋り } j: : : ∨ヘト\ \ り {
{: : /: : : :/:/〈 /^丶、 `ヽ ,'/|: :/: : : 〉 '. \
ヽ:{: : : /: :|\ { ` 丶 、 ,ハ: :|/: : / | の て
/⌒丶、__ \:f: : :| '. 、 }〉 /ノ: : : :く | /´
/ ‐'´ ̄ }///≫x ___ `ヽ:| :|\ __,/ / : : : : : : : ヽ | チ |
| /⌒ }///////////≫x__j \ __ . イ|: : :|i : : : : : : i | !
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| _,/////////////////'^\__ {\_ ヾ| ´ ̄`ヽ:| / .′
八__ 〉'////////////////| `ヽ \/≫x、 / ン i
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.′ :, ∨/////////f/^\ |{///////////////////´ ̄ ̄ , 〉 ス :,
{ ノ ,〉'////////,|: : ハ: :\ |:V/////////////////〉´ ̄ ̄ } ⌒:, \
:, ,, <///////////|: : : : : : ヽ:\ ____,/: :}/////////////////{ ̄ ̄` ,′ } !! /⌒
‘ー ´ \/\/////乙_ : : : }: : : : : : : : / : \////////////////`ア¨ / ' i
∨//////く : : : : : : : : : : : : : : : : : }'///////////////ヽ / / /⌒⌒\ |
}////////二ニ=-: : : : : : : : : : :_;ノ///////////// . ' // ヽ|
////////////` ー―一=ニ ̄///////////// / ´
//////////////ー=ニフ'////////////////{ /
}}
**相沢栄子
【作品】侵略!イカ娘
【登場話数】1
【属性】Isi
【特徴】詳細不明
015:.詳細不明にて登場。詳細不栄。一回限りのチャンスを活かせず、詳細不明な事があって死亡。
原作では異常に強い姉や変な博士達、変態幼馴染などに押され気味で、
毎回登場して台詞も多いがあまり印象に残らない。イカ娘との絡みで味を出すタイプ。
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_、_____
_,.- '" ` < ̄´"' 、
. / / / :. ヽ- - 、ヽ
/ /. / /|::: 〈 ̄```ヽ
/ / /.::/ ,/ l::i:: ,___ ,, ',
. / / /.::/ /! ll|:::. 三ニ‐'"彡
/:// /!::/:.:/::l l|'、:::.. :i__,三=''ノ|!i
/::i i::!l j/lト、!l:| ヽヽ:::::.. ::::lーニニ‐'' j}!
l::::! !::/!⌒! | |! '´ ̄_`ヽ:::::::::j=<二ノイ|
!::: !::f f'マミ;、 チ沆ミ;、i:::::/iミ、=、ニ//!j
ヽ:i::::! i、'ソ L_刈 !:/! j'゙r1 }ン/!l!
i:!::::i ` ̄ j/// j// /ノj!
l:ト、::, 、 ノ _/ /://|
l| ヽ:、 、_ ___, /::/ /::/,':/!
リ ヾ:.、 Y ソ / !/ i::/ ':/ |
/ハliヽ、`ニ´ ,.ィ" __,{ i j// /:/:!
〃 l| ! } >‐_,.-''" ̄ _,j、v,ィ´/.:/jノ
/'rー="'"´ _,, `ヾ、ノ/'
ヽ _,.- '"_,.ィ7´ / \
/ ,.ィ´〉´ j/ !
ヽ,_/ /! l // i
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**夜神粧裕
【作品】DEATH NOTE
【登場話数】1
【属性】Isi
【特徴】可愛い
018:正義の/悪の・ヒーロー/救世主から登場。幼女モード。
人吉善吉と遭遇して行動を共にするが、女ならババアでも幼女でもいけるDIOに目をつけられる。
善吉の奮闘や本郷の参戦も空しくDIO様にちゅっちゅされて死亡。
この子が死んだ辺りから一般人少女狙い撃ち疑惑が上がってきた。
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#aa(){{
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fヾ爻爻爻爻爻爻爻爻シ:::l
lヾミ爻爻爻爻爻爻爻シ:::/l
|ミミヽヾミ爻爻爻爻爻シ::/イ
|ミヾミゝヾ爻爻爻爻シ:::/イl
|ミ( , ベヽ、::::::::::::::::::::ノィ:リ
r‐、(〃^ヽヽ、`¨¨フ/ l|〈ム
l.ヘリ そなラ)`゙ リ'ィ'なフ`' リイl
lヾl `"´ : l `¨´ ノリ
〉┤ : : l : l''´
〃7l : __`'" : l
/ ハヽ : こ二(匸}\
 ̄/゙´)ヽ\ ==`ー、 \
/´ ̄ \ L ノ ( ̄ ̄((_)_,._}\
\ /  ̄{((___}____,.___: ) \
- _ ン }ヽ (___:_ )\
/´ / l ヾ / ノノ\
}}
**東方仗助
【作品】ジョジョの奇妙な冒険
【登場話数】1
【属性】Hor
【特徴】砕けない
021:ダイヤモンドvsダイヤモンドから登場。
実験に憤っている所を悪魔将軍に発見され、ハッピーうれピーよろピくねーと会話を試みるが、完全に無視される。
このロワのマーダーは「自分がHorである可能性(Isiを殺しすぎると最後に死ぬ恐れがある)」を考慮し、
おおっぴらに暴れるのを嫌う傾向があるのだが、死んでも復活する(ゆで的にではなく、設定的に)悪魔将軍は
そんな事を一切気にせずに襲い掛かってきた。スタンド『クレイジー・ダイヤモンド』を駆使して戦うも、敗北。
承太郎に希望を託して、悪魔将軍の首輪の爆発実験により死亡した。
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#aa(){{
,'::::::::::/:::::/:::::::::::::/:::::::::::/:::::/l:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ:::::',
,'::::::::::;::::::;'::::::::::::::/:::::::::::/::::/ !::::::|\::::::::::\:::::::::':;:::::::':;:::',
. ;:::::::::::i::::::l::::::::::::::;':::::::::;:ィ::::/ l::::::l ヽ:::::::::::ヽ::::::::';::::::::i::::i
. ;::::::::::::l::::::l:::::::::::::i:::_;;::/┼/‐- ..,_i::::::l \:::::::__';:::::::i:::::::ハ:::l
i::::::::::::l::::::l:::::::::::::´:::::/ __/_ ';:::::', '"´ヽ:::::::::i:ヽ:l::::::l i::|
. !:::::::::::レ‐‐-、:::::::::l:// ィf疔ミ、 ヽ:::l _.二、ヽ!:::::l:::::i l:l
V:::::::::| ヘ、l/:::::レハ. l::爿 ` ヽ! /´fだ! ヽ∨ヽ::; リ
. V:::::::l ニ二}::::::| 以リ__ ト::ソ / ハ|´レ'
ヽ::::l ヽ '´{ヽ;::l | └'' ,' !
/::::::\\. ヾ l , /
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 ̄´ ´ / /\:::::、  ̄
r‐/_ /ヽ ` ー
}}
**内田かよ子
【作品】天体戦士サンレッド
【登場話数】1
【属性】Isi
【特徴】サンレッドの嫁
022:究極の闇から登場。AAの顔で参戦しているかどうかは不明。
ルールブックを読まない人その2、ン・ダグバ・ゼバに殺害される。
気まぐれで死体を持ち運ばれるが、ダグバが名を覚えている事から只者ではない事が垣間見える。
原作での伴侶、サンレッド(夫ではなく、ヒモ)とは相思相愛で、彼に生きる意味を与えた女性であり、
彼女の死を知らされたサンレッドの反応が注目される。
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#aa(){{
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Eヒ三」ヨ < Nice tower.
Eヒ三」ヨ
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三三二= iEヒil||||||li - -=
二二─- ̄ iEil益||||li=_ ̄─ _ _-
二_ _= =三=_ _
= ≡_ =三=
三三=二 ==三三二三ヨ ̄
二二= ===三二二三ヲ ̄
────二二二ヲ
}}
**ジェームズ・ゴードン
【作品】バットマン
【登場話数】2
【属性】Isi
【特徴】警察最初の犠性者
008:TAILS OF THE BLACK FREIGHTER から登場。
ウェイン邸にて他国の警察、ルンゲと出会い、警官として一般人を守る為に同盟を組む。
ジョーカーモービルという、原作で敵対していた悪党が作った乗り物を支給され、
地図上の自分の知る場所に向かおうとするが、道中でよりにもよって結城美知夫に遭遇。
女装して「七瀬美雪」を名乗る彼に騙されてルンゲの元に戻るが、結城の誘惑を受ける。
抗うも、薬を盛られて身動きが取れなくなったところで偽装の為にゴッサムタワーをしごかれ、
少女を○イ○しようとして殺された警官というレッテルを貼られて殺害される。
ちなみに、彼は最後まで結城を美雪と思って死んでいった。
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#aa(){{
⌒ヽ、
))
_, -‐ ─ -/イ、_
/-‐、 -、ヘ`ニ=-、
/ i {/ r ヽ \`, \
{/゙| / l i | l i ヽl ヽ r ‐、
_,,.㌧'l l _」,.、/| /l ナト、 }l !、 l | ○ | r‐‐、
/ ゙∧`l ,ィ´从 / lノ l/ひl !l i ノ _,;ト - イ、 ∧l☆│∧
'ィ´/ / | ヽl l |才ひ 廴ノレ'゙ l/ (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
从/ jl (| リ 弋_ノ '''} l |ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
/l l l |''' ー ' イl l │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
/ | ! il l≧=‐r、´ヽノハ \ │ 〉 |│ |`ー^ー― r' |
/ / l,ノl |\__} l〉 ゝ、 ヽ │ /───| | |/ | l ト、 |
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/ / /`、 \\ ヽ X=、l )ノ | / `X´ ヽ / 入 |
/ // ヽ \ヽ // |\j\
/ / , ' ヽ)ゞ='厂{ ヽ
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{ | , - ´ }ヽ\ / /Y∨/
ハ ゝ-┬‐-、 / / \\/ }_厂
∨ ヽ ,メ、〆、 |`´ {
}}
**アリサ・バニングス
【作品】魔法少女リリカルなのはシリーズ
【登場話数】3
【属性】Isi
【特徴】良い子
017.Backlashから登場。初っ端から英国紳士にして変態マスク男、ロビンマスクと遭遇。
その後もチンピラヒーローサンレッド、目玉怪人平坂黄泉に囲まれて頭を痛める。
『良い子の諸君!のガイドライン』を支給されてぶち切れ、ロビンとサンレッドを仕切るなど
幼女とは思えない行動を見せるも、みねねに人質に取られ、日本刀で首を切られて死亡する。
最後まで親友のなのはとすずかを思う、良い子であった。
余談ではあるがアリサという名からロビンと、バニングスという姓からサンレッドとは相性が良かったのだろうか。
(ロビンの妻の名はアリサ、サンレッドは太陽(灼熱)の戦士である。)
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#aa(){{
, -―-、 _ -―- 、 __ , -―-、
/: : : : : : :∨|/: : :-―-: :`: : : :`丶|∨: : : : : : ',
l: : : :/⌒キタ/: /: : : : : : : : ィハト、: : : ヾタ'⌒ヽ : l
l: : : :{ /ソ: :/: : : : : : : :// ' l\ : : 寸ヽ }: :j
',: : : :V !: : l: ; -‐>'´/ /‐十‐、1: : | V: :/
\: / /l: : :l/y≠= =≠ミレ}: : :ト、 |イ
l ムl: : :l/ fしハ fしハ Y:/ノⅥノ
j/レハ: :| 弋Yソ , 弋Yソ イイ: : :',
/: :f⌒l(つ 、____, (つf⌒l: : ',
/: : ハ( l }/ ヽ{ l ) ハ: :\
/ : : : : : :rマ人 l l 人7 ): : : : : :\
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|' l: : : : :/l: :  ̄入 / /Υi⌒iΥ!ヽ二二二}下´ : : :ト、 : l ヽ: : |
|: : : :/ l: : : : {二二二 イ l l l l \ イ人}: l: : | ',: | ヽ:|
∨: / l: : : : /\ / ゝ___ノ 〈 { ∨:/: :/ l:/ リ
∨ ∨: :/ /廴 / 夢 \ 八 ト、V: :/ /′
∨{ / \ }/川1\{ ∧ j卜l/
/} } / } ノハヽ { \ノノ |
}}
**夢原のぞみ
【作品】Yes! プリキュア5
【登場話数】3
【属性】Hor
【特徴】アホの子
014 夢に向かって から登場。グリマーと遭遇した際に、55匹目のピンキーをキャッチする。
持ち前の明るい性格でグリマーと打ち解け、ドリームコレットを探す為に同行する事に。
護送車での移動中に本郷猛と遭遇し、敵意のない事を確かめて合流。
直後に遭遇した我妻由乃への本郷の容赦のない態度に不快を興じ、由乃を擁護する。
だがその擁護が仇となり、本郷と決裂した由乃に不意討ちで目をえぐられ、
行動不能になったところを暴走したグリマーの拳で頭を割られ、由乃に心臓を撃たれて死亡する。
本郷の見立てではキュアドリームの力は仮面ライダーにも匹敵するとのことだったが、
殺し合いの舞台においてその精神はあまりに無防備すぎた。
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#aa(){{
/|| | l イ / | | ヘ l \ ト iヘ l 川
|l l l |/|/ー- |.| 丶 i 〉 |ヘ`ヽヽ リ
|ヘ l l |ソ/ |.| __`゙ 、,,ll ゝ| |/ _ll_ヽ ヘ|.|/\ソ
|/./ゝi! ||l l." o `ヾ丶 l.|//.´o ヽ |l/ヽヽ
/ / ヘ川リ `ー‐'´/ ミ リ ゝー‐'" . i!/ヽ /
ヽ 、 《 / ,, ノ / /
\ヽヽ / ヾ / / /
\ |、 /゙ー- 、 ,.‐"ヽ // /ヽ、
_, -‐" >┘ / ` ´ l |ノ::::i::::\ー-
-":::::::::::/:::::/ヽ | ______ | /:::::::|.:::::::\::::
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::::::::::::://.:::::::::::::ヘ i |ヽ ノ| l / i:::::::::::::|l\::::::
:::::::::::::::/::::::::::::::::::::|ヽ ヽ二二二二/ / /:::::::::::::i!:::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヽ ─── / /:::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ \ / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::
}}
**ヴォルフガング・グリマー
【作品】MONSTER
【登場話数】4
【属性】Isi
【特徴】一般人だけど超人
014 夢に向かって から登場。アホの子のぞみに振り回されつつ、同行を決める。
正義の味方・本郷猛や自分と同じ笑顔をする少女・我妻由乃との出会いで心を揺さぶられた。
本性を出した由乃に撃たれて超人シュタイナーと化し、暴れまわるが手玉に取られ、のぞみの頭を割ってしまう。
直後に今度こそ即死となる銃撃を受けて死亡。名前をなくした怪物に殺されるという、皮肉な結末だった。
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#aa(){{
-―- 、 /__ / / ヽ !\ト、 |ヽ!ヽト、 ', l ヽ \ \_ _
/ ヽ´ ,ィノ ィ .l ト( ヽ _,.斗', l ヽー- <-‐- 、/ .: ヽ
/ } / /|/ヽ=ミL,_ /''´ |ハ } \::::::/ : |
, そ ',/ / ト、`゙゙' ′,,x==ミ,| .ハ!ヽrミヽ:;′ う. .: |
! う !´7/ l ト、_,x=ミ 〃i}:::;j}ィ// / |_/::::::| ん : !
| だ .| ′ / !:.、 〃 i}::;}` `¨ /イ ./l .ノ:::/| っ r‐‐′
| な | .i /|i |:::::ト..,ト、`¨ } / .,' /ハ/!:::く` | l7 .}
| っ | .|/ |i リ::::::!::::ヘヘ ヽ /.// | ト、ヽ! .| o ′
., l7 ,′ |i |:::::ハ::| ヽ __,. --ァ ,'/ ,′ .v=ヘ 乂 /
', o /_ !::;′ ';| \ `ー´ // / ヽ_`ー ´
ヽ 厂 .|:;′ \ / / //ハ
}}
人吉善吉
【作品】めだかボックス
【登場話数】4
【属性】Isi
【特徴】「仲良くしてあげてね」
「善吉ちゃんは018 正義の/悪の・ヒーロー/救世主から登場だよ」
「彼は同行していた夜神粧裕ちゃんをDIOに殺されちゃったけど、仮面ライダーに助けてもらったんだ」
「女の子が殺されて自分が助かったのに、DIOや仮面ライダーに惹かれてたんだよ」
「酷いやつだと思わないか?」「その後彼は仮面ライダーと合流して、自分の優柔不断な甘いところを叩かれる」
「我妻ちゃんと遭遇して、薄々勘付いていながら彼女の異常性から目を背けた結果」
「足を爆破され頭を殴打されて死んじゃった」「息を吹き返して我妻ちゃんの足止めをしてたけど、無意味だったね」
「少年ジャンプでは生き返ったけど、こっちでは無理だろうね」「めだかちゃんがどんな顔をするか楽しみだ」
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2013-11-06T23:45:56+09:00
1383749156
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トップページ
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/1.html
**ジャスティスバトルロワイアル@wikiへようこそ
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**避難所
-http://jbbs.livedoor.jp/otaku/14034/
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2013-06-21T19:23:28+09:00
1371810208
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DIO
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/44.html
【名前】DIO
【出典】ジョジョの奇妙な冒険
【種族】吸血鬼
【性別】男性
【声優】若本規夫(Part3ドラマCD版)
田中信夫(Part3OVA版)
千葉一伸(Part3対戦型格闘ゲーム版)
子安武人(Part1アニメ)
【口調】一人称:おれ、わたし、このDIO 二人称:おまえ、貴様
【性格】常に他人を見下し冷静沈着で冷酷。だが好戦的な面もある。
人を悪の側面へ惹きつける悪のカリスマを持ち合わせている。
本質的には激しやすい性格で、本人もそれを自覚してるため
普段は神秘的な余裕のある佇まいをしている。
【能力】
スタンド能力『世界(ザ・ワールド)』
破壊力:A スピード:A 持続力:A 射程距離 :C 精密動作性:B 成長性:B
逞しい体つきをした金色の人間型のスタンド。
デザインの特徴としては三角形のマスクを被ったような顔、背中に付いたタンクのような物体、手の甲にはその能力を象徴するかのような時計のマークがある。
承太郎のスタープラチナと同様の近距離パワー型で、高いパワーとスピードを有する。
なおかつ近距離パワー型の中では10mと反則的に長い射程距離を持つ。
ラッシュは口癖「無駄無駄」を連呼する事から「無駄無駄ラッシュ」と呼ばれ、凄まじい威力を誇る。
また時を止めることができる。
止めれる時間は登場時で5秒、最終的にはジョースターの血統であるジョセフを吸血したことで9秒まで伸びた。
・気化冷凍法
主に第一部で使用。体から水分を気化させて熱を奪い、触れた相手を一瞬にして凍らせる技。
・空裂眼刺驚(スペース・リパー・スティンギー・アイズ)
主に第一部で使用。眼球内の体液を弾丸の様に飛ばす攻撃。
なお命名は第二部でのストレイツォである。
・肉の芽
吸血鬼であるDIOの細胞。これを額に植えつけられた者は、脳を刺激され
DIOに従う忠実な部下となる。
摘出しようとすると、動いて脳を傷つけたり、触手を出して
摘出しようとする者の脳に進入しようとする。
そのため引き抜くには余程のスピードと精密さ、そして攻撃に屈したり
うろたえたりしないだけの精神力が必要になる。これを埋め込まれた者は
主であるDIOが死ぬと、肉の芽の暴走により知性の低い不死身の怪物となってしまう。
そうでなくとも数年で脳を食いつくされ死ぬ。
【備考】
貧民街生まれからの強い上昇志向を持ち、ジョナサン・ジョースターが研究していた石仮面で吸血鬼化。
ゾンビらを多数生成し世界征服を目論むも修行により波紋法を身に付けたジョナサンらに突破され、彼との一騎撃ちとなる。
波紋によって全身を溶かされ敗れるが、辛うじて首だけが助かり密かに生き延びる。
幼馴染のエリナと結婚し豪華客船で新婚旅行中だったジョナサンの前に再度姿を現し、瀕死の重傷を負わせる。そして、失った体の代わりにジョナサンの肉体を手に入れるも、最後の力を振り絞ったジョナサンと相打ちとなり、二人もろとも客船の爆発に巻き込まれ、共に沈没した。
しかし沈没する直前にジョナサンの遺体を斬首し、首から下を奪い取ることに成功。
密かに用意していた棺桶型シェルターに避難し眠りについていた。
96年後の1985年、トレジャーハンターにより引き上げられた事で目覚め、再び活動を始めた。
エジプト・カイロのとある屋敷を拠点とし、途中知り合ったエンヤ婆の手によりスタンド「世界(ザ・ワールド)」に覚醒。
再び世界を手にしようと配下を増やしていた。
そして自らの覚醒によってジョースターの血統である空条承太郎たちが自分の存在を知覚する。
倒しに来ることを予想したDIOは、配下のスタンド使い数十名を刺客として差し向ける。
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>*以下、ジャスティスバトルロワイアルにおけるネタバレを含む
#region(close,開示する)
*[[DIO]]の本ロワにおける動向
[[正義の/悪の・ヒーロー/救世主]] にて、優雅なモーニングを楽しもうと、[[人吉善吉]] クンのキック連撃をいなしてからの、 [[夜神粧裕]] ちゃんを早速ペロリンちょ。
しかし突如現れた鋼鉄の正義、仮面ライダー1号こと、[[本郷猛]] に台無しに! 人の食事を邪魔するとは、育ちが悪いも程がある。
[[〜悪意は極力隠すこと、それが……〜大宇宙の真理]] で、引き続き市街地へと移動しながら [[本郷猛]] と大乱闘。しかし実力拮抗、決着ならず、[[人吉善吉]]とともにバイク、バギブソンでの逃走を許す。
逃走を見逃したのは、そこに居合わせた別の人物、[[ヨハン・リーベルト]] との語らいの為。そして[[ン・ダグバ・ゼバ]]との言葉無き交流。悪は悪と引かれ合う、のであった。
その後、夜明けを前に隠れ家を探そうと、[[混沌の落とし子たちに捧ぐ僕からの鎮魂歌]]にて、地下下水道を散策。
[[幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね]] では、[[天野雪輝]] と合うために、同じく地下下水道を経路として東南部へと向かっていた [[我妻由乃]] と遭遇。軽くいなすも、その「漆黒の殺意」を有用と見なして、肉の芽挿入LOVE注入にて支配下完了!
このDIO、絶好調ッ!!!
|初登場話|:[[正義の/悪の・ヒーロー/救世主]]|
|登場話数|4 (4)|
|スタンス|夜の帝王|
|現在状況||
|現データ|:[[幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね]]|
>キャラとの関係(最新話時点)
|キャラ名|関係|呼び方|解説|初遭遇話|
|[[本郷猛]]|敵対|-|お食事を邪魔される|:[[幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね]]|
|[[ヨハン・リーベルト]]|友好的|君|指つんつん仲間|[[〜悪意は極力隠すこと、それが……〜大宇宙の真理]]|
|[[ン・ダグバ・ゼバ]]|友好的(?)|-|お互いの倒しそこねについて情報交換|[[〜悪意は極力隠すこと、それが……〜大宇宙の真理]]|
|[[我妻由乃]]|支配下|-|肉の芽挿入LOVE注入|[[幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね]]|
>最終状態表
【F-5周辺/下水道内:朝】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
[属性]:悪(Set)
[状態]:健康 絶好調 左肩に火傷痕 疲労(小)
[装備]:
[持物]:基本支給品一式 不明支給品1~3 下水道の地図
[思考・状況]
基本方針:帝王はこのDIOだッ!
1:日中は地下にヒキコモリ予定。
2:下僕の我妻由乃! 天野雪輝の『無差別日記』! この二つが揃えばさらに無敵ッ!
3:ルンゲを見かけたら殺害する。
4:Dr.テンマ、ニナを見かけたらヨハンの事を教える。
[備考]
※参戦時期はヴァニラ・アイス死亡後。
※山村方面に、ダグバが逃がした参加者がいる事を知りました。
※DIOが由乃に指定した「雪輝を保護する場所」は、後の書き手判断で。
>踏破地域
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
A■■■■■■■■■■
B■■■■■■■■■■
C■■■■■■■■■■
D■■■■■■■■■■
E■■■■■■■■■■
F■■■■■■■■■■
G■■■■■■■■■■
H■■■■■■■■■■
I ■■■■■■■■■■
J■■■■■■■■■■
#endregion
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2013-06-21T19:19:36+09:00
1371809976
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ミッドナイトホラースクール
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/246.html
**ミッドナイトホラースクール ◆3VRdoXFH4I
「この事態においてもそんな足手纏いを連れてのうのうと歩いている。相も変わらずの偽善者振りだな」
夜が明ける。
帳は上がり、人の世界に光が満ちる。
1日の始まり。爽やかな陽光が差し込む街中にはしかし、人の姿はなかった。
生の気配がない、沈殿した空間。
それも当然、ここは「実験場」であるからだ。
正しい結果を計るため、確かな成果を得るためには余計な要素は不要だ。
原料と触媒、それにより生ずる化合物こそが研究者の望みなのだから。
正義と悪の正体を。優劣を。是非を問うための試験管。
「――――――蝶野」
フラスコに投げ込まれた素材は、触媒を交えて反応を見せる。
殺し合いという実験場に集められた六〇の生命が、会場のそこかしこに置かれた幾多の施設に引き込まれていく。
そこで起きるのは調和か混沌か。融和か殺戮か。
それを知るのも、また実験の意味。
「……場所を変えよう。言いたいこと、聞きたいことは後で聞く」
「ほう、貴様らしくもない合理的な判断だ。―――まあその顔を見るに酷く頭を冷やされた後のようだが、いいだろう」
では、四人の参加者が集ったこの学校で起きる反応は如何様か。
経過はどうか、その眼で御覧になるといい。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
休憩を終え民家を出たカズキとすずかはC-1と2の境界にある学校へと向かっている。
カズキの妹であるまひろ、なのはの友人であるなのはとアリサ。
学校という施設は自分達学生にとっては一番馴染みの深い場所だろう。
安全、安心を求めるのならここに向かっているかもしれない。
あまり聡いとは言えない頭なりに考えたカズキの提案にすずかもまた異論もなく進んでいた。
肌を刺すような冷えた―――気温よりも空気そのものが鋭く鋭利な刃物ようだ―――黎明の町は静かに二人を包んでいる。
その足取りは襲撃者を警戒していることを含めても遅いペースだった。その理由は語るまでもなく、月村すずかという少女である。
殺し合いという常に気を張り詰めながらの時間は小学生のすずかには想像だにしない疲労、心労を覚えさせた。
本来なら既に暖かい布団で夢を見ている時分。このまま家で休みつつ歩いていては日が出る頃でも目的地には辿り着けなかっただろう。
「……あの、武藤さん」
だが今はその足取りも軽快だ。その理由もまた、明確。
「どうかした、すずかちゃん?」
すずかは今、カズキに背負われていた。いわゆるオンブというやつである。
見た目よりもずっと大きく感じるカズキの背中にしがみついている姿は身長差もあって旅行用のリュックサックを思わせる。
半身不随なのをいいことに白昼堂々、満員電車、大通り、繁華街をずっとオンブしっぱなしという恥辱で死ねる程の公開処刑を
自分より1つ年上の少女に味あわせた前科のあるカズキだが
幸運というべきか、二回り程年の離れたすずかはそういった念を抱く羽目にはならなかった。
せいぜい見知らぬ人の背中に体を預ける気恥しさと申し訳なさがあるくらいだ。
カズキも、同じように背に負ったかの少女よりもなお軽いすずかの命の重さを噛み締めていた。
「その……大丈夫ですか?武藤さんも疲れて……」
「なんてことないよ。これくらい慣れてるし、すずかちゃん軽いし」
「そう、ですか」
その言葉にすずかは僅かに息を詰まらせる。
慣れている。夜ふかしに対してのではない。それくらいはいずれ誰でも経験することだろう。
傷を負う事、殺し合いという人の命が計りにかけられている状況を経験しているということ。
日常の感覚が麻痺してるわけではなく、なんとなくに出た言葉なのだろう。事実カズキはなにもない日常の世界にいることに幸福を感じている。
自分の知らない裏の世界。知ってはいけない深淵の住人。カズキもまぎれもなくその一面を担っている。
それがカズキを拒絶する理由にはならない。そんな事情を抜きにしてもすずかはカズキの人柄を好いている。
心をざわつかせる場において、初対面でここまで好印象を持たせられる少年というのは人生経験の浅いすずかでも珍しいと思う。
だからこそ、その笑顔に似つかわしくない剣呑な世界に身を置いているカズキが心配だった。
他人のために自分を殺すという意味をすずかは分からない。
分からないが、戦うカズキの姿を想像する時、頼もしさの中に一抹の不安が浮かんでいた。
そうして互いに思うものを秘したまま、二人は『反応』を求められる。
住宅地を抜け山林地帯に差し掛かった所で、カズキの動きが止まる。
「―――ゴメン、すずかちゃん。ちょっと降ろしてもいいかな」
「え?あ、ハイ」
すずかを降ろして正面を見据えるカズキ。
何をしてるか最初は分からなかったすずかだが、自然にその意味が理解できた。
少しずつ耳に伝わっていく足音。露わになってくる輪郭。
前から、誰か来る。
それだけで、すずかの小さな全身が震える。
始めに会ったカズキは優しい人だった。次に会ったのは恐怖が形になったような怪人だった。
前者であるのなら安心できる。だが後者だった場合は……その時の惨状が甦る。
分からないということは、それだけで人を恐怖させる。
同時に、正体が自分を襲うモノだと分かるのが恐ろしいという矛盾。その矛盾にすずかの胸中は苦しめられる。
カズキもまた、身を強張らせている。
それは怯えではなく、戦う意思の備え。
後ろにいるすずかからは見えないが、その顔はまぎれもない戦士の顔をしている。
顔も見えない初対面の人を疑う真似など普段のカズキはしたくない。
だが不幸にも―――あるいは幸運にも―――実験開始間もなく会った男の、あまりの邪悪さがカズキの心を離さない。
誰かを傷付ける相手ならカズキには戦う覚悟がある。
今目の前から来る参加者がそうであるのなら、カズキは前に出なければならない。
どれだけ自分の心身が傷付こうとも、それで誰かを助けられるのなら耐える甲斐があると信じてる。
これから会う人を殺人者と疑う良心の圧責も押し殺し、カズキは左胸に収められた核鉄を握るように拳を固める。
朧げだった輪郭は確かな象を持ちながら近づいてくる。
僅かに昇る太陽が、暗闇に包まれた貌を暴く。
その顔に、カズキとすずかは、お互いに異なる意味で釘付けにされた。
「あ、ようやく誰かがいたよパピヨン君!」
「わめくなヴァンプ、そんなことはさっきから分かってる。ああ、分かってるとも……」
現れた姿は、奇しくもカズキ達同様に二人組みだった。
その内の一人は――――――。
「おーい、ちょっといいですかそこの人~。あ、安心して下さい。僕たちは怪しい者じゃありませんよ。
ヴァンプっていうんですけど川崎で悪の組織をやっていて……」
創作物染みた造形の頭部。
これもまた一般とはかけ離れた瞳。
ひげ。
たらこくちびる。
どれをどうみても「奇妙」な外見だが、それに反して嫌悪や恐怖の類といった感情は全く湧いてこない。
むしろ親しみすら感じられる、不思議な造形だ。
そしてもう一人は――――――。
「黙ってろといったろう。そもそも自分で悪の組織を名乗る意味が分からん。
これは俺の見込み違いだったか?……さて、」
前に分けられた黒髪。
色白、というよりも蒼白に近い肌。
だがそんな特徴(パーツ)は全て後回しにするほどに大き過ぎる象徴(シンボル)の、紫色の蝶々仮面(パピヨンマスク)。
そこから覗く眼は、ドブ川が腐ったように、濁った色。
それにつられた、全身像も明らかになっていく。
指先に至るまで引き締まったエレガントボディ。
その彫像の如き肉体に相応しい、セクシャルバイオレットな一張羅。
そしてはちきれんばかりの胸筋と、ビン☆ビンなゴッサムタワー建設地(仮)。
「―――!?!?!?!?!?!」
確認したか否かの前に、反射的にすずかはすぐさま目を覆った。
思春期すら突入しておらず父親と一緒に入浴していてもおかしくはない年齢であるが、
清純お嬢様なすずかにとっては視覚的に衝撃過ぎる光景だった。
乙女の純潔の守護に腐心しているすずかを尻目に、四人の間の空気は未だ張り付いている。
正確に述べるなら、そのうちの二名のみの間でぶつかる視線が火花を散らしている。
「この事態においてもそんな足手纏いを連れてのうのうと歩いている。相も変わらずの偽善者振りだな」
散歩中に曲がり角で顔を合わせたような自然さで、「宿敵」は相まみえる。
それは偶然と呼ぶべき唐突さであり、それでいて何者かの作意―――運命的な邂逅を感じさせる。
真実そうなのか否かは、ここにいる誰もが知り得ないことであるが。
そんな真偽はよそにして、武藤カズキと蝶野攻爵は早過ぎる邂逅を迎えた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この実験場の西エリアを占める住宅地で僅かに孤立した施設がある。
森に囲まれたその施設は、地図上では「学校」と銘打たれている。
この実験の参加者には比較的学生が多く、カズキの考えもあながち間違いともいえるものではない。
特に、カズキ当人にとってもそこは重要な意味合いのある場所であった。
私立銀成学園高校。
カズキの帰る場所であり、守る場所。
友達が、妹が、多くの人がいる場所。
そこに迫る危険から皆を守るため仲間と突入した矢先にカズキはここに連れて来られた。
細部はともかく、大まかな造りはカズキの記憶と相違ない形状をしている。
最も大きな違いといえば、そこに溢れてる筈の生徒、教師は一人もいないことだ。
夜の学校。肝試しの代名詞。ここにそんな仕掛け(フィクション)はない。
あるのは純粋な恐怖のみ。ただ空気が違うと言うだけで、馴染みのある建物が悪魔の巣窟かというほどの異彩を放っていた。
その屋上に、錬金の戦士とホムンクルスは向かい合っている。
共に不倶戴天の天敵。個人同士にも因縁が生じている間柄。
蝶野攻爵。有数の資産家蝶野家の嫡子にして稀代の天才児。
将来を嘱望され生まれながら、生来の病魔が彼の人生を蝕んだ。
医者に、クラスメイトに、教師に、実の親すらからも見捨てられた「透明な存在」。それがかつての蝶野攻爵という男の立場だった。
地を這う芋虫の如き運命を脱却し華麗なる蝶への進化を夢見て、男は禁断の秘術を学んだ。
曾祖父が残した錬金術の知識。限りない不老不死、人喰いの化物、ホムンクルス。
ほぼ独学でそれを実戦し得たことは、よほど彼の才覚と、生への執着が強かったことが窺える。
武藤カズキ。何の変哲もない高校生として生を受けた男。
攻爵が産み出したホムンクルスと、それを追いに現れた錬金の戦士、津村斗貴子との出会いが、彼を戦いの世界へと巻き込んだ。
潰された心臓の代用に錬金術の粋を集めた超常の合金、核鉄を埋め込まれて新しい命と、新しい力を手にした。
世界の闇を知った彼は、それにも関わらず少女の助けになることを決めた。
誰かを助ける為に体を張れる。力がない頃から武藤カズキはそういう男だった。
新しい命を得る為に他人を犠牲にした男。
新しい命を得た為に他人を守ろうとする男。
二人の奇妙な因縁は、そこから繋がっていくことになる。
「何の感慨も沸かない場所だと思っていたが―――」
手すりに腕をかけ、蝶野―――今は既にその名は捨てたが―――は口を開く。
休み時間の雑談のような気軽さで、何の気もなしに。
「中々いい見晴らしじゃないか。目に障る蟲も、煩わしい雑音もない。」
爽やかな口調の底には、どす黒い感情が煮えたぎり、渦巻いている。
無人の校庭を見下ろす眼の濁りが、一段と強みを増す。
「人のいない学校というものが、これほど心地よいとは思わなかった」
蝶野攻爵だった男は「透明な存在」、誰からも、世界からも必要とされない存在だった。
同様に、蝶野もまた他人を、世界を必要としていない。
ホムンクルス「蝶人・パピヨン」として新生を遂げた彼にとっては、もはや人間にも人間社会にも一切の執着を捨てている。
そんな何の意味も世界、全てまとめて燃やし尽くしてもいいと本気で思っている。
「無人の街に君臨する超人……中々オシャレな響きだな。だがやはりここは―――」
「蝶野」
沈黙していたカズキが声を出す。
その面持ちは神妙にして複雑。
「協力してくれ」
「断る」
即答であった。シークタイムゼロセカンド、脊髄反射の返答だった。
「念のために聞くが、それは単なる意思確認だよな?まさかお前俺が手を取り合って協力しようと頷くと本気で思っていたのか?」
嘲るように、問い詰めるように睨みつける蝶野。
心底見下し、けどそれでいてその言葉に満足してるような表情だ。
「確かに俺を実験体扱いしこんな辛気臭い場所に放り込み、あまつさえ首に鈴まで付けるような奴に尻尾を振る気はない。
主催者とやらの戯言に付き合ってやる義務もなければ義理もない。そして何より俺自身が気に食わない。
ああ実験を壊すという点においては頷いてやる。そう言う意味では他の参加者と協力関係を結ぶこともできよう」
蝶野自身この実験に協力、即ち殺し合いに乗るという発想はない。
自分を虚仮にした相手には相応の報復をするのが彼の信条だ。
今言ったように、他の参加者を従え(あくまで自分が上、という解釈だ)主催に反抗するという意思がある。
「だが、だ。ソレとコレとでは話は全くの別。貴様の慈善事業に付き合う気もまた毛頭ない。
手を取り合う?よりにもよって俺と貴様が?ハッ、そこまでにしておけよ武藤。
いつから俺と貴様はそんな仲良しな関係になったんだ?」
結末においてこの二人のものは同一ではない。
人を守る、という信念の元に動くカズキと違い蝶野が動く理由は主催を殺す、という点。
守る為と、殺す為。
結果として殺し合いを止めることになるかもしれないが、過程においてこれらは相容れない。
「それに……ある意味ではこの状況は俺にとって都合がいい。
ここならあのブチマケ女の横槍が入ってくることもない。『決着』の場としてはおあつらえ向けな場所だ」
そして、蝶野にはもう一つ目的がある。ここに来るよりも前に決めていたカズキとの決着。
超人と化した自分を一度殺し、唯一自分を「蝶野攻爵」と呼ぶことを許した男、それが武藤カズキだ。
その時の敗北が、人を越えた彼の心を縛っている。カズキとの決着を付けてこそ、蝶野の心は羽撃たけるのだ。
「蝶野、お前との勝負はちゃんと受ける。けど、それは今じゃない」
それは、カズキもとうに承知している。
自分が切り捨てた命。「偽善者」という名を刻んだ戦いの相手。それが蝶野攻爵だ。
どういう形であれ蝶野との決着を付けるとは既に決めている。
けれどこんな場所で、こうしてる今でも誰かが傷付いてるかもしれないような場所でそちらを先に回すことはできない。
「最後まで他の人には手は出させない。それからこの実験を止めさせる。そして最後に全部終わった後、お前と戦う。
―――決着は、後回しだ」
これは、決して譲らない。カズキの根幹たる信念だ。
どれほど強大な力で打ちのめされようとも、身を裂く思いになろうとも、この心だけは砕けない。
「……ハッ。まあいい。どの道今の俺は核鉄を没収された身だ。取り戻すまではお預けにしといてやる」
厳重に保管していたというのに手癖の悪い奴らだ、と残念そうに股間をモゾモゾとまさぐりながら愚痴る蝶野。
一般人が見れば卒倒ものだが、感性という点でカズキも普通ではなかった。
カズキの言葉に、蝶野は破顔する。
全身に行き渡る感情は不快感、蝶野の一番嫌う綺麗事だ。
それなのに、目の前の男が言ったということだけで胸中に満足感のようなものが宿る。
「さあて、と。協力しないと言ったが今は情報が何より惜しい。ここは情報交換といこうじゃないか」
眼の輝きを収め、先の変態モーションが一変し理知的な一面を見せる。
ここでは情報が単純な能力よりも重要となることをいち早く理解している。カズキもそれには同意だった。
「ではまず貴様からだ。ここまでに見たもの、聞いたもの、その肌で直接体感したことを包み隠さず話せ。
特に、貴様に余計な影を落とさせた奴の事をな」
わざわざ強調させて言ったのはどういう意図だったのか。
本人ですら分からない疑問は、カズキの証言への計算で忘却の彼方へと消えていった。
××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
「武藤さん……!」
教室に入って来たカズキに気付いたすずかが駆けよってくる。
その顔には心からの喜びと安心が浮かんでいる。それだけでも、カズキは幾分救われた気になった。
「遅かったねパピヨン君。ところでカズキ君とは決着が着いたのかい?」
「今はNGだ。なあに、そう遠い日ではない。じきにカタがつく」
それに続いて顔を出したのは蝶野攻爵ことパピヨン。
一般人の趣向とはかけ離れたエレガント(本人談)なスーツをすずかはまだ直視できず、カズキの背に隠れるように歩いている。
逆に全く物怖じせず実にフレンドリーに話しかけてくるのはフロシャイム幹部ヴァンプ将軍。
悪の組織の幹部という肩書きにカズキ達は面喰ったが、それと全く釣り合わない人のよさにすぐに毒気を抜かれた。
こちらを油断させる演技かと邪推もしたが、そんな考えが馬鹿らしくなるほどにいい人過ぎたのだ。
元々お人好しと言われるカズキは彼を信じ、すずかも僅かな会話でヴァンプに心を開いていた。
「ありがとうヴァンプさん。すずかちゃんと一緒にいてくれて」
蝶野との「話し合い」のためにすずかはヴァンプに一時預け下の教室に待機してもらっていた。
これは自分と蝶野の問題であり、他の人に聞かせることもないだろうという配慮からだっだ。
「いやあそんな大したことはしてないよ。近所の子供ともよく遊んでるし」
「ヴァンプさん、すごくいい人でした……色んな話を聞かせてくれて、すっごく面白かったです」
「ただの世間話だったのに、いやあ照れるなあ」
はっはっはと朗らかな笑顔(?)を見せるヴァンプ。
すずかを落ちつかせ、安心させようと話しかけるその姿勢はまさに主夫の鏡であった。
ヴァンプとしてはサンレッドとフロシャイムとの激闘の記録を語ったつもりでもすずかは漫才のような感覚で聞いていたのだが、
楽しそうに笑ってるしまいっか!ということで納得していた。
本当に、どうしてこの人は悪の組織に入ってるのだろうか。
カズキとすずかの疑問は尽きなかった。
「放送ではここで待つとして、それ以降の行動を俺と武藤で決めておいた。当然貴様らにも従ってもらおう」
からあげのオーロラあえをパクつきながら蝶野はこれからの事を説明する。
カズキと蝶野で決めた今後の行動、結論でいえばやはり別行動だ。
お互いのこれまでの履歴を照らし合わせると、この周囲には他に参加者がいない、ないし少ない可能性が高い。
このまま数を無暗に増やしてフットワークを鈍くするのは下策といえた。
ならば従来通りのペアで別方向に進み情報と仲間を集めた方が効率がいい。
カズキとすずかは南の施設群へ、蝶野とヴァンプは東のコロッセオへ向かう。
合流する時間は三回目の放送前、場所はコロッセオを指定した。
集まる場としても、決着を着ける場としても相応しいと、蝶野は口元を歪める。
「蝶野。約束、ちゃんと守れよ」
「その台詞。一言一句違わず返そう。ただし向こうの方から仕掛けてきたら俺は容赦せんぞ」
先に決めた補足として、二人の間に結んだ決まりがある。
カズキは核鉄を入手し、それを蝶野へ返して決着を着ける。
蝶野はなるべく人を害する真似をせず、戦えない者は保護する。
お互いに納得がいかない部分があるからこその平等な協定だ。
最後に全員の支給品を確認し、あるいは交換し合って、放送までの間は各自自由に動く流れになった。
÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷
カズキは考える。蝶野から伝えられたこの実験における仮説を。
正義と悪の戦い。この実験はその縮図。
まだ少ない情報をやりくりしてでの拙い説だが、カズキの周りの人達から考えてみる。
カズキは正義の味方を自称したことなどないが、人々をホムンクルスから守る錬金の戦士という立ち位置は見る人から見れば正義の味方という呼称はあながち見当違いでもない。
蝶野は結果的として自分の目的のために大勢の人を犠牲にしてきた。その点でなら社会的には悪とみられてもおかしくはない。
すずかはその中で守られる側の人だ。一応の辻褄は合っている。
けど、それだけだ。
HorやSetやIsiなんて関係ない。救える命は救い、戦わざるをえない時は自分が戦う。それでよかった。
蝶野にある点を指摘されるまでは。
『崇高な偽善者振り結構。その精神に免じて俺からひとつ有難い講座をしてやろうじゃないか』
これは実験だ。正義と悪の真偽はどうあれ主催者本人がそう称した以上何かの結果を求めてのこの行動だ。
それぞれの陣営に定められたルールを見れば己ずとその性質も見えてくる。
・Horは、Setを全て殺すか、Isiを助け、実験終了時まで一人でも生かしておくこと
・Setは、Horに属する者を皆殺しにすること
・Isiは、ただ時間内生き残ること
中でもSet、不特定多数の陣営の者を殺せなど実質皆殺しに近い。
見境なく襲いかかるような危険人物もいるかもしれない。そしてカズキは既に「それ」と会っている。
「究極の闇」は、誰に命じられるでもなく目に付く人を滅ぼすだろう。
だが、Setに類するとされる参加者が全員そのような化物だとはいえない。
かつての蝶野攻爵のような、生身の人でありながら容赦なく他人を犠牲にする人が潜んでいる恐れもあるのだ。
その時、武藤カズキはどうするのか。
当然、カズキは助けるつもりだ。カズキは人を殺めることを自分にも他人にも許さない。
命の取捨選択、切り捨てるという行為を忌避している。
「化物」であるが故に、カズキはホムンクルスと戦う覚悟が持てている。
人を逸し、人に戻れず、人を喰う魔物であるからこそその槍を貫くことに躊躇しない。
それも、力のなさで一度蝶野を殺したことにも起因しているのかもしれない。
L.X.Eの信奉者早坂姉弟もその輪から抜けださせることができた。
誰かを助けることを最後まで決してあきらめはしない。
それでも、誰かの命が天秤にかけられた時。そうしようもなくその秤の重りを除かなければいけない時。
その相手が人間でも自分は……………………
「はいどーぞ、カズキ君」
思考に割り込んでくる声で視界を前に戻される。
目の前には、濃厚なソースのかかったからあげ。
「腹が減っては戦はできぬっていうしね。今のうちにお腹を膨らませておかないとね」
目を上にあげればそこにはヴァンプ将軍の顔。
確かにここに来てから六時間、食事らしきものをしていない。
好意に甘えてタッパーから肉をつまみあげる。
「じゃあ、いただきます」
口を開け咀嚼する。
肉のうまみ、衣の食感、ソースがそれを引き立てる。
「……うん、おいしい!」
その味に素直に感想を述べる。
口を動かしている内に嫌な考えも吹き飛んでいた。
そんな最悪の状況にならないように自分が頑張ればいい。
結果自分がどれだけ傷付こうとも、それが誰かを助けることになるなら耐えられる。
隣で微笑む小さな命を見て、そう決めた。
************************************************
無人の校舎。その屋上。さらにそこで一番高い給水塔の上。そこに妖精は立っていた。
花「蝶」風月。世の美しいものの例え。この光景はそれを全て満たしているといっていいだろう。
―――対象は酷く限定されるかもしれないが。
そんな美の象徴たるパピヨン―――蝶野は静かにもの思いにふける。
彼は天才だ。自負もあるし他者も昔はそう評していた。
誰からも見捨てられ、人を越えた今でもその頭脳は健在だ。
そもそもそれだけの頭脳がなければ独学でホムンクルスの研究を修めることもできはしなかっただろう。
今もこうしてこの実験に関する情報、仮説、対策を幾つも構築している。
他の三人はどれも頭が足りない。ならば一人でいたほうが煩わしさを感じずに思考に没頭できる。
その中で、今彼の興味を持つものがひとつある。
「究極の闇、ね」
カズキから聞いたある怪人が名乗った言葉。
その男は章印もなく、人と動物を融合させた姿に変身したという。
その上で、武装錬金をこともなげに受け止めカズキは完敗に追い込んだ力。
明らかに、一般のホムンクルスとは格が違う。
「……第三の存在、か」
それは、己の曾祖父が遺した「友」の称号。
人ともホムンクルスとも異なる上位の種族。
それに蝶野は興味があった。
カズキと別行動を取るのもひいてはその存在に会う機会があると踏んでのため。
己の宿敵を完膚無く打ちのめした力をこの眼で確かめるのも一興だ。
蝶野攻爵の信念は「不可能を可能とすること」。一人でもより高く、より遠くへと飛び立つことこそを掲げる。
この不完全な超人(ホムンクルス)の体を脱ぎ捨て、更なる高みを目指して翔ぶ。
時を知らせる鐘を待ちつつ、蝶はその時を待ちわびていた。
【C-1、2/私立銀成学園高校:早朝】
【武藤カズキ@武装錬金】
[属性]:正義(Hor)
[状態]:右頬に腫れ
[装備]:すずかのハンカチ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1~3(確認)
[思考・状況]
基本行動方針:救える命は一つでも拾う
0:放送を待つ
1:南に向かい、仲間を集める
2:すずかを守る
3:ダグバを倒す
4:まひろのことが心配
5:setが人間でも誰かを傷つけるなら……?
[備考]
※参戦時期は原作五巻、私立銀成学園高校突入直後。
※蝶野と『第三放送前にコロッセオで合流』、『核鉄を入手して蝶野の譲渡する』約束をしました。
【月村すずか@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[属性]:その他(Isi)
[状態]:健康
[装備]:
[持物]:基本支給品一式、不明支給品1~3(確認)
[方針/目的]
基本方針:アリサとなのはと会う
0:放送を待つ
1:カズキについていく
2:置いていかれるのが怖い
[備考]
※参戦時期は未定。
【蝶野攻爵(パピヨン)@武装錬金】
[属性]:Set(悪)
[状態]:
[装備]:蝶々のマスク、蝶ステキな一張羅
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本行動方針:主催者打倒。その為の仲間集め
0:放送を待つ
1:仲間を集めて主催者の打倒
2:コロッセオへ向かう
3:武藤カズキとは殺し合いで決着をつける
4:主催者や自衛の為強力な支給品を探す。核鉄優先
5:「究極の闇」(ダグバ)に興味
[備考]
※参戦時期はヴィクター戦前くらいで
※カズキと『第三放送前にコロッセオで合流する』、『仕掛けられない限りは無害な参加者は襲わない』約束をしました。
【ヴァンプ将軍@天体戦士サンレッド】
[属性]:その他(Isi)
[状態]:
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、から揚げの入ったタッパー×1、不明支給品2~3
[思考・状況]
基本行動方針:主催者打倒の仲間集め
0:放送を待つ
1:仲間を集めて主催者打倒。サンレッド、かよ子優先
2:サンレッドと遭遇しだい対決。殺し合いはNG
[備考]から揚げはすべてオーロラ和えにしました
[全体の備考]
全員の支給品を何個か交換しました。具体的な内訳は後の書き手のご自由に。
*時系列順で読む
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*投下順で読む
Back:[[Deus Irae, or The Men in the High Castle]]Next:[[]]
|[[Hurting Heart]]|[[武藤カズキ]]|[[]]|
|~|[[月村すずか]]|[[]]|
|[[宿敵]]|[[蝶野攻爵]]|[[]]|
|~|[[ヴァンプ将軍]]|[[]]|
----
----
2013-03-16T13:46:02+09:00
1363409162
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砂浜の迷い人
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/262.html
**砂浜の迷い人 ◆SQSRwo.D0c
Vという存在は無政府主義だ。
もちろん、主義主張をするだけではない。
彼は人を殺した。物を爆破した。人を変えた。
苛烈なまでに。冷酷なまでに。
激しさを秘めながら、心の中は仮面に隠れた素顔のように明らかにされない。
だが、彼は自分を理解されたくない、と考えているわけではない。
むしろ、もっとも誰かに理解されたいと思っているのではないだろうか。
そうでなければ、襲われている少女を二人も救うことなどなかったはずだ。
本当にそうだろうか。
彼は決して自らの心情を吐露したりはしない。
ただ魅せるだけ。ただ示すだけ。
そうして他者の変容をも受け入れる。
もしかすると、彼は作りたがっているのかもしれない。
仮面の怪人、Vという存在を。
□
間桐慎二は目を覚ましていた。
激しい痛みから失神し、どのくらい経ったかはわからない。
いくらか痛みが和らいだことから判断すると、かなり寝ていたのだろう。
慎二はうっすらとまぶたを開き、周囲を確認する。
頬は砂浜に押し付けられ、波の音が聞こえてきた。
風から潮の匂いがして、髪がべたつきそうだと思った。
(そんなのんきなことを考えている場合じゃないッ!)
慎二は焦りつつも、慎重に神経を尖らせる。
拘束はされていない。あのバケモノと男ふたりから逃げるなら、今がチャンスだ。
そう思って全身に力を入れた時だった。
『目覚めたか、迷い人よ』
バレている、と慎二は気づいて跳ね起きた。
警戒心をむき出しにして、傷の痛みに顔をしかめながら相手を確認する。
そいつはバケモノの女でも、不気味な雰囲気の男でも、いけ好かない美形でもない。
朝日の昇る海を一心に見つめる、仮面の怪人。
「ま、またお前か! いきなり現れて……何者だ!?」
『ふふふ、名は失ったと心得よ。炎に呑まれ、灰となったのだ。
それでも呼びたいのならば、“V”と呼ぶといい』
慎二は答えずキョロキョロと逃げ道を探した。
Vがわずかに友好的な態度をとっていることにさえ気づかない。
もっとも、平時でもVの態度には気づかなかっただろうが。
『落ちつきたまえ。今のところ君を害するつもりはない。胸の手当てが証拠だ』
「そんなこと言って、油断したら殺すつもりだろ! 僕は騙されないぞ!」
手当てを確かめながらも、慎二は言い切る。
その物言いに対しても、Vの反応は変わらない。
仮面を被っているため、表情はわからないのだが。
無言で睨み合うだけの時間が過ぎた。
すると、慎二の腹が空腹を訴える。
「ぐっ、こんなときに……」
『ついてきたまえ』
そう言って振り返るVから、逃げれるか少し考えた。
結果、ボコボコにされた最初の出会いを思い出し震える。
小さく舌打ちをしながらも、慎二は従った。
一軒の木造建築は数十人入れるほどの広さを持っていた。
のれんが奥の厨房と客席を隔てている。
壁には木札のメニューが置かれていた。
海の家、というのはどこも変わらないものだ。
かつて友人や取り巻きと共に来た場所を思い出しながら、慎二は奥の厨房を見る。
ジュージューと何かを焼く音が聞こえる。
肉を焼いているのだろうか。いい匂いが漂ってきた。
匂いに刺激され、腹の音が止まらなくなっている。
そう、慎二にとって意外な行動をVはしていた。
料理、と言う行為をだ。
(今のうちに逃げるか?)
何度目かわからない思考を続けるも、そのたびにVが振り返ってくる。
こちらの心を読んでいるかのような行為に、慎二は怖気が走った。
今度もまた、視線を送られるのだろうか。
戦々恐々としていると、焼いている音が止む。
『さあ、空腹を満たすといい』
そう言ってエプロンをつけたままのVは、作った朝食を木のテーブルに並べた。
目玉焼きが一つにハムが三切れ。そしてコッペパンが二つほど。
衛宮なら、ちゃんと和風の朝食が出るのに、と不満を内心漏らす。
とはいえ、この現状で料理に手をつけるほど、慎二はVを信頼していない。
「いったい何を企んでいる? 毒殺か!? 僕は騙されないぞ!!」
『いま殺すのなら、寝ているときにそうしている。
事実、君を捕えた三人はそのつもりだったがね』
Vに告げられた事実に、慎二は恐慌を起こしそうになった。
どうにか反応を隠し、表情をさらに険しくする。
「じゃあ、お前は僕に恩を売っているつもりなのか?」
『恩義を感じるのなら、私ではなくナノハと言う少女にしたまえ。
彼女は君に襲われたにもかかわらず、罪を許した。普通はできないことだ』
「ハッ! そいつはとんでもない馬鹿だ」
『ある意味、その通りだ』
慎二は意外そうにVを見た。彼は彼で、仮面の下に切りわけたパンを詰め込んでいる。
『汚らわしい犯罪者が聖女に心を打たれて改めることなどない。
ただ待っているのは、正義の鞭のみだ』
「お前……ッ!」
侮辱の言葉に慎二は怒りをあらわにする。
Vの表情が、仮面とはいえまったく変わらないのも怒りに拍車をかけた。
『だが、彼女の思いを無為にするのも心苦しい。
それに、君は理念が欠片もないが、その身体能力は惜しい』
慎二はまたも疑問符を浮かべる。
『問わせてもらおう。君はなぜ悪疫のようなルールに囚われ、主催者の意のままに権利を奪われなければならぬのか?
それだけの力を得てなお、首輪の主を誅殺しようとしないのか?』
「だって、それがルールだろ! 強い奴が生き残る!
魔術師のルールで、僕ら人間の基本的な本能だ。弱肉強食って奴さ」
『ならば、俺を殺してみるか?』
慎二の動きが止まる。
Vからかつてない圧力が全身を締め上げている。そんな錯覚を起こした。
『ふふふ、冗談だ。だが、考えてもみたまえ。
圧倒的力を持つ相手に、知恵と勇気、そして希望を武器に立ち向かう!
心が踊る状況だとは思わないかね?』
「ハッ! 勝手に言っていろ。だいたい、お前は言い方に芝居かかっているんだよ」
『芝居心こそ、大事なものさ』
「いちいち癇に障る奴だな。お前は僕をどうしたい!?」
我慢できずに立ち上がり、唾を飛ばす勢いで慎二は詰め寄った。
Vはゆっくりと顔を上げる。
『それは君が決めることだ』
「はあ?」
ククク、と相手は喉を鳴らした。
嘲笑されているのだと思い、慎二は機嫌が悪くなる。
それを察したのか、Vは話を再開した。
『君を解放しようと思っている』
瞬間、慎二の胸が踊った。ようやくこの不気味な怪人と離れられる、と。
だが、その期待はあっさりと覆される。
『だが、私を同行させるという条件をつけさせてもらおう。
最初に出会ったときのように、思慮なき行為に出た場合は制裁を加える』
「いやだ、と言ったら?」
『彼女の願いを叶えることはない。悲しいことだが、しかたあるまい』
殺す、とVは言外に宣言していた。
慎二はゾッとしながら、現状を考える。
(くそ、選択の余地はないということか!)
現在、勝算はまったくない。
Vは万全の状態である“超人”の自分をくだしたのだ。
怪我をしている自分が勝てるとは思わない。
もう少し万全なら、あれは何かの間違いだと判断して襲いかかっていたのだが。
「ああ、わかったよ! しかたない」
『理解が早くて助かる』
「けど、僕が決めることってどういう意味だよ?」
『人は血によって運命を決めるものではない。
その生き様! その魂で決めるものだ! これから君は自ら道を決めたまえ。
道によっては手を貸そう。だが、あくまで今までのような行動をとるのなら、覚悟はしたまえ。
理念を殺すのは骨が折れるぞ』
静かな語り口を前に、慎二はゴクリとつばを飲んだ。
同時に重い口調に圧倒はされたものの、チャンスだと理解する。
要するにこの男は自分しだいで手助けをしてくれるというわけだ。
衛宮士郎のようなお人好しな行動を強要されるのは気にくわない。
だが、この男と超人である自分の力を合わせれば、たとえサーヴァントが相手でも勝ち目が出る。
(そうさ、利用すればいい)
上手く動かせば都合のいい手駒が入った。
慎二はそう考え、笑みが漏れそうなのをこらえる。
それにVを強い奴をぶつけ、弱ったところを突けば自由になれる。
最初の借りは絶対忘れない。いずれ後悔させれる。
いいことづくめだ。
「わかった。しかたないから、僕に同行させてやるよ。名前は間桐慎二。間桐でも慎二でも好きな呼び方をすればいい」
『理解した。それではマトウ、よろしく頼む。
食事をしながらで構わないから、放送の内容を聞きたまえ』
ようやく警戒を解き、パンを口に放り込みながら、Vの話す内容を聞く。
自分に運が向いてきた。慎二は密かにほくそ笑んだ。
□
間桐慎二は知らない。
Vは一人の少女を変えるために、拉致監禁を実行し、暴力を振るったということを。
仮面の男にとっては真実を悟らせるためなら、手段は問わない。
心を追い詰めることも、世界を破壊することも、愛を与えることも。
彼にとっては必要な過程に過ぎない。
ゆえに、慎二に対してVの対応は『優しすぎた』のである。
Vは本当に、間桐慎二を変えるつもりがあるのだろうか。
本当に罪を贖えることができると、考えているのだろうか。
なによりVは、本当に新たなVを必要としているのだろうか。
すべては仮面の下に、理念という答えを持って隠れていた。
【I-3 海の家/一日目 朝】
【V@Vフォー・ヴェンデッタ】
[属性]:悪(set)
[状態]: 健康
[装備]:バッタラン@バットマン(残弾多数)、レイピア@現実 マインゴーシュ@現実
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:?????
?:慎二を調教し……。
?:なのはの友人(アリサ、すずか)を捜す。
【間桐慎二@Fate/stay night】
[属性]:その他(Isi)
[状態]: 刺傷多数(軽)、ダメージ(大)、残虐超人状態、普通心臓破壊、いずれも手当て済み。
[装備]:ナチス武装親衛隊の将校服@現実、ドクロの徽章付き軍帽@キン肉マン、
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:Vを利用してやる。
1:とりあえずVと行動を共にする。
2:Vにいずれ復讐する。
[備考]
※普通心臓が破壊された為、徽章を取ると死にます。
*時系列順で読む
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*投下順で読む
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|[[淫妖烏 賊(前編)]]|V|[[]]|
|~|間桐慎二|[[]]|
.
2013-01-06T22:21:12+09:00
1357478472
-
【現実】出典の支給品
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/142.html
*【現実】出典の支給品
**【『良い子の諸君!のガイドライン』の過去ログA4用紙百枚程度@現実】
[[アリサ・バニングス]]に支給。
ガイドライン板で盛り上がっている『良い子の諸君!のガイドライン』のログを印刷したもの。
AA以外のレスは排除されている。
ちなみに
#aa(){{
r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君!
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l 若者の○○離れとよく耳にするが、
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 当時群がっていたのは今のジジババ共だ!
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| 今の若者は、離れるも何も
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 最初から近づいてすらいないな!
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
}}
がちょっとしたネットのニュースになったのも記憶に新しい。
本当に稀に他の肉キャラや、イカ娘とかのAAが貼られていたりする。
**【ガソリンが入ったガソリン携行缶20リットル@現実】
[[アリサ・バニングス]]に支給。
その名の通りガソリンが入ったガソリン携行缶。
ポリタンクとかその辺にガソリンを入れると消防署から怒られてしまうので注意しよう。
**【画鋲@現実】
[[アリサ・バニングス]]に支給。
画鋲である。袋に少なくとも一万個以上入っている。
プロレスのデスマッチで中級者がヤベーと思う凶器。
十中八九ばら蒔いた方が背中から落ちるという。
なお背中から落ちると全身がプルプル震えると画鋲受けの天才、ミック・フォーリー氏は自伝で語る。
[[参考1>http://www.youtube.com/watch?v=oZLWi5ZNylg&feature=related]](衝撃映像注意)
[[参考2>http://www.nicovideo.jp/watch/sm3086906]]の三分頃(衝撃映像注意)
**【フクロウのストラップ@現実】
[[杳馬]]に支給。いつもの懐中時計の代わりにぐるぐる回している。名前はパルティータ。
「知恵」を司る鳥のお守り。可愛い。
杳馬の小宇宙に満たされているので、銃弾を弾くくらいは出来るかもしれない。
ただ、普通の人が持つと気分が悪くなるかも……
**【鉄パイプ@現実?】
[[五代雄介]]に支給。
何の変哲もない鉄パイプだがクウガがドラゴンフォームになることによって
専用武器である「ドラゴンロッド」に変化させることが可能
**【サバイバルナイフ@現実?】
[[五代雄介]]に支給。
何の変哲もないナイフだがクウガがタイタンフォームになることによって
専用武器である「タイタンソード」に変化させることが可能
**【Queenの楽曲三つが入ってるCDとそれが入ってるウォークマン@現実】
[[吉良吉影]]に支給。
CDの内容は、「Sheer Heart Attack」「Killer Queen」「Another One Bites the Dust」の3曲。
言わずもがな吉良のスタンドの元ネタの楽曲である。
記憶喪失の時から吉良を連れてきておいてこの支給品である。支給品担当者の外道っぷりはすごい。
**【爆弾の作り方が書いてある本@現実】
[[吉良吉影]]に支給。
簡単な爆弾の作り方が書いてある。
素材さえそろえば人に怪我を負わせる程度の威力のものが作れる 。上記の支給品とあわせてコレである。
支給品担当者の外d(ry
**【船?@現実?】
[[相沢栄子]]に支給
正確には船らしきものの位置情報と鍵。
パンドラ様のせいで運河(D-8)に沈み、詳細不明。
**【マルボロ(1カートン)@現実】
[[サンレッド]]に支給
タバコは20歳になってからな!サンレッドとのお約束だ!
**【ジッポーのライター@現実】
[[サンレッド]]に支給
良い子は火遊びなんかしちゃ駄目だぞ!サンレッドとのお約束だ!
**【エビスビール(350ml)×9@現実】
[[サンレッド]]に支給
お酒は20歳になってからだ!サンレッドとのお約束だ!
**【高級お茶会セット @現実】
[[アーチャー]]に支給
至高の茶葉と茶器の詰め合わせ。お茶菓子付き。
少なくとも紅茶類は数種類ある。
**【ハンドガン@現実?】
[[ニナ・フォルトナー]][[天野雪輝]]に支給。
**【から揚げの入ったタッパー×3@現実】
[[ヴァンプ将軍]]に支給。
からあげの詰め合わせ。味はしないため不味い。
**【レイピア@現実】
[[V]]に支給。
**【カツラ三点セット@現実】
[[結城美知夫]]に支給。
栗色のツインテール、ピンク色のセミロング、ややくせっ毛の黒髪の三種類。
**【コルトガバメントM1911A1 @現実】
[[天馬賢三]]に支給。
Q.どういう銃?
A.『フィーディングランプが鏡のように磨き上げてある。給弾不良を起こすことはまずないだろう。
スライドは強化スライドに交換してある。スライドとフレームの紙あわせにもガタつきが全くない。
フレームに鉄を溶接しては削る作業を繰り返して徹底的に精度を上げてあるんだ。
フレームのフロントストラップ部分にはチェッカリングが施してある、手に食いつくようだ。これなら滑ることは無いだろう。
サイトシステムもオリジナルだ。3ドットタイプだな。フロントサイトは大型で、視認性が非常に高い。
ハンマーもリングハンマーに替えてある。コッキングの操作性を上げ、ハンマーダウンの速度も確保するためだ。
グリップセイフティもリングハンマーに合わせて加工してある。グリップセイフティの機能はキャンセルしてあるようだ。プロ仕様だな。
サムセイフティ、スライドストップも延長してある、確実な操作が可能だ。
トリガーガードの付け根を削りこんであるからハイグリップで握りこめる。
トリガーは指をかけやすいロングタイプだ。トリガープルは3.5ポンド程度だな。通常よりも1.5ポンドほど軽い。
マガジン導入部もマガジンが入れやすいよう広げられている。マガジンキャッチボタンも低く切り落としてあるから誤動作も起こしにくいだろう。
メインスプリングハウジングも、より握りこむためにフラットタイプにしてある。
更に射撃時の反動で滑らないようステッピングが施してある。
その上、スライド前部にもコッキングセレーションを追加してある。緊急時の装弾、排莢をより確実に行うことが出切るはずだ。
全て熟練した職人の仕事だ。レストマシンでの射撃なら25ヤード、ワンホールも狙えるに違いない』
・つまり性能の良いただの拳銃です。
**【薬物入りカプセル三点セット@現実】
[[七瀬美雪]]もしくは[[結城美知夫]]に支給。
三種の薬物が入った水溶性のカプセルが5〜20粒づつ収められた徳用アイテム。
現実出典だからといって侮ってはいけない。
全身ブルーレイことDr.マンハッタンの手によって即効性などを大幅に強化されているぞ。
**【アストロライト液体爆薬@現実】
[[我妻由乃]]に支給。
常温で液体である爆薬の一種。
爆薬としての威力はそれほど高くないが、安定性が高く不揮発性であるため、爆発力を維持しやすい。
何かにしみこませた状態での爆破も可能であり、上手く使えば建物を倒壊させることも可能だろう。
**【マテバModel-6 Unica@現実】
[[剣持勇]]に支給。
1997年にイタリアのマテバ社が開発した半自動回転式拳銃。別名“オートリボルバー”。
バレルがシリンダーの一番下にある、その上リボルバーなのにオートマチック機構を持つと、
世にも珍しい拳銃だが、その珍しさがいまいち性能に反映されておらず、
ただ単に物珍しいだけの“ロマン拳銃”である。
**【ククリナイフ@現実】
誰に支給されたかは不明。
刃渡り20㎝ほど。くの字型に湾曲した内側に刃のある、内反りの湾刀。
----
2013-01-06T21:28:00+09:00
1357475280
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悪魔将軍
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/83.html
【名前】悪魔将軍
【出典】キン肉マン
【種族】悪魔超人
【性別】男?
【声優】北川米彦(TVアニメ)、柴田秀勝(劇場版)、稲田徹(ゲーム)
【口調】一人称:私
二人称・三人称:貴様
【性格】 残虐非道、自信家
【能力】
・硬度調節機能
肉体の硬さを硬度0のスネークボディーから、硬度10のダイヤモンドまで自由に変化させることができる
・ダイヤモンドの汗をかく
前述の硬度10の時にかいた汗が乾くとダイヤモンドとなる。本編中ではマットを固めた。
・超人技
【備考】
悪魔超人の頂点に立つ存在。
その正体は黄金のマスクに宿っていた古代の神・ゴールドマンの怨念が魔王サタンと結託することで生まれた亡霊超人。
仮面に覆われた黄金のマスクが本体であり、首から下は部下である悪魔騎士の肉体が融合・変形したものである。
そのため、頭部以外を攻撃されても痛みを感じることはない(ダメージそのものは受ける)。
最終的に敗れはしたものの、その圧倒的な強さはキン肉マンにトラウマを残すほどであった。
またゲーム版では隠しキャラとして登場。通常技が他のキャラの必殺技並の威力で
クソ力発動時には全てのダメージを無効化するという凄まじいチートキャラだった。
----
>*以下、ジャスティスバトルロワイアルにおけるネタバレを含む
#region(close,開示する)
*[[悪魔将軍]]の本ロワにおける動向
|初登場話|:[[]]|
|登場話数||
|スタンス||
|現在状況||
|現データ|:[[]]|
>キャラとの関係(最新話時点)
|キャラ名|関係|呼び方|解説|初遭遇話|
|||||:[[]]|
>最終状態表
>踏破地域
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
A■■■■■■■■■■
B■■■■■■■■■■
C■■■■■■■■■■
D■■■■■■■■■■
E■■■■■■■■■■
F■■■■■■■■■■
G■■■■■■■■■■
H■■■■■■■■■■
I ■■■■■■■■■■
J■■■■■■■■■■
#endregion
----
2012-11-17T19:15:14+09:00
1353147314
-
サンレッド
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/73.html
【名前】サンレッド
【出典】天体戦士サンレッド
【種族】人間
【性別】男
【声優】高木俊
【口調】一人称:俺
二人称・三人称:オマエ・アイツ
【性格】チンピラ
働かず同居している彼女のヒモになってたり
お約束を一切無視し怪人への一発でKOするほどのパンチを浴びせ
その後怪人をまるでいじめるかのように追い打ちをかける
等、ヒーローとは程遠い存在である。
しかし相手を思いやる気持ちは備えており普段の行動のギャップから
視聴者にツンデレ呼ばわりされることもしばしば。
【能力】一般人の常識を超えた戦闘能力
基本的に、敵を正拳突きの一撃で倒すが、これはフロシャイム側が弱いのでは
なくあくまでサンレッドが強いのであり、本人もそれを自覚している。
普段戦闘服を着ないことなども、自分が強すぎる結果相手が弱すぎて本気
を出す気になれない向きが強く、強そうな相手に対しては期待する様子が
見て取れる。
他にも
レッドイヤー(半径10km以内の物音を聞き分けることが出来る能力)や
レッドアイ(1km先の縫い針の穴まで見ることが出来る能力)
などの能力を有する。
また、子供の頃は「カッパのサンちゃん」と呼ばれるくらいに
泳ぎが得意で、独り暮らしが長かったため裁縫も得意である。
【備考】いつもマスクをしているがこれは彼のシンボルであり作中外したことは
一度もない。
ただし
スーツをいつも着ているわけではなく服は何か一言書いてあるTシャツに
普通のズボンと服だけ見ればそこら辺にいそうである
(以上、wikipediaより一部引用、改変)
----
>*以下、ジャスティスバトルロワイアルにおけるネタバレを含む
#region(close,開示する)
*[[サンレッド]]の本ロワにおける動向
|初登場話|:[[]]|
|登場話数||
|スタンス||
|現在状況||
|現データ|:[[]]|
>キャラとの関係(最新話時点)
|キャラ名|関係|呼び方|解説|初遭遇話|
|||||:[[]]|
>最終状態表
>踏破地域
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
A■■■■■■■■■■
B■■■■■■■■■■
C■■■■■■■■■■
D■■■■■■■■■■
E■■■■■■■■■■
F■■■■■■■■■■
G■■■■■■■■■■
H■■■■■■■■■■
I ■■■■■■■■■■
J■■■■■■■■■■
#endregion
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2012-11-09T08:22:12+09:00
1352416932
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把握資料
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/158.html
*把握資料
*【Fate/stay night】
衛宮士郎/アーチャー/言峰綺礼/藤村大河/間桐慎二
長い。とにかく長い。原作(ビジュアルノベル)で全編通すと60時間はくだらない。
しかも3つのルートごとによって明かされる事実があり順番にやっていくため手間がかかる。
アニメ番はあるが色々端折っており、士郎と大河、慎二を知る分には問題はないがアーチャーと言峰は原作でないと分からない個所が多い。
エロゲであるのに抵抗がある人はPS2版がオススメ。というかフルボイス、CG等追加要素ばかりなのでその方がいい。康価版(3000円!)も出たし。
時間と資金がない場合は専用WIKIで。正直本編やっただけでもよく分からん。
[[奈須きのこ作品用語集>http://members3.jcom.home.ne.jp/walachia/yougo-menu.html]]
*【MONSTER】
**原作漫画全18巻、テレビアニメ全74話
天馬賢三/ヨハン・リーベルト/ハインリッヒ・ルンゲ/ニナ・フォルトナー/ヴォルフガング・グリマー
少しずつ謎が解明されるタイプの話のなので拾い読みすると訳が分からなくなる可能性がある
ニナは16-17巻にまたがるシーンでヨハンと対峙したシーンの直後から
ルンゲがヨハンの実在と、テンマの無実を知るのは……何巻だっけか
ルンゲが正確にヨハンの実在を認識したのは定かではないが、12巻のプラハでの休暇中に絵本の詳細、赤いバラの屋敷について調べていて、その辺りからなんとなく気づいていたと予想される。
*【DEATH NOTE】
**原作漫画全13巻、テレビアニメ全37話、
L/夜神月/メロ/松田桃太/夜神粧裕
漫画1巻‐7巻途中までが第1部、7巻途中‐12巻までが第2部。13巻は解説本。
今のところ、生きてる参加者の参加時期は全員第1部なので、最低限7巻まで読んでおけば良い。
キャラの細かい設定は13巻に掲載されている。
西尾維新によるノベライズがあるが、どちらかといえばLについての裏話的な内容。
読んでおけば深みが出るかもしれないが、必須ではない。
実写映画化もされているが、原作設定を大幅にいじってるので特に見ておく必要はないと思われる。
*【未来日記】
**原作漫画コミックス11巻以下連載中+外伝漫画2巻
天野雪輝/我妻由乃/平坂黄泉/雨流みねね
徐々に謎が明かされるため、拾い読みは難しい。
ただし黄泉は2巻を読めば十分。外伝漫画1巻のモザイクがあれば言うことはない。
モザイクの主役はみねねであるため、彼女の把握にも役立つだろう。
その他PSPでゲーム版があるが、外伝的な存在でシナリオはともかく作りは安いので、おまけの小話に興味がなければ必要はないと思われる。
*【ジョジョの奇妙な冒険】
**原作漫画コミックス29巻 - 47巻(第四部)
東方仗助/吉良吉影/空条承太郎
**12巻 - 28巻(第三部)
DIO/空条承太郎
ジョジョの奇妙な冒険は連載中のSBR合わせて全7部構成となっており全て別の場所を舞台にし主人公も変えている
全て読むとなると大変な苦労が必要になるので把握したい人物に合わせて買った方がいい
3部はOVAと格ゲーがあり格ゲーのPS版は三部を模したストーリーモードが付いておりゲームの内容の評価も高いためこっちをやってもいいだろう
OVAの方は一部エピソードが外されていたりなど賛否両論な作品。
ただし空条承太郎とDIOは64 - 80巻の6部を購入すればさらに深く知ることができDIOは1-5巻の1部も購入することをオススメする
吉良も参戦時期が死亡後なので死んで幽霊となった吉良を描いたデッドマンズQがいい資料になるだろう
最近は文庫版があるがコミックスと入ってる話数が異なり巻数も違うため注意
*【金田一少年の事件簿】
**原作漫画コミックス27巻+10巻+10巻、以降不定期連載中
金田一一/高遠遙一/七瀬美雪/剣持勇
20、21巻のファイル15 魔術列車殺人事件が高遠遙一の初出であり、その他の金田一一/七瀬美雪/剣持勇もそろって出て来ているので
この二冊のコミックスを読めばおおよそのキャラはつかめる
また魔術列車殺人事件は講談社漫画文庫版にもなっており、そちらは一冊で一つの事件を読み切ることができる。
アニメ、実写ドラマにもなっているが、どちらも放送されていない現在は素直に原作で把握した方が手軽である。
金田一一/七瀬美雪/はたいがいどの巻にも登場していて、剣持勇もなんやかや登場率が高い
高遠遙一は準レギュラーで以下の巻に登場する
魔術列車殺人事件・速水玲香誘拐殺人事件(26-27巻)・露西亜人形殺人事件(Case5上下巻)・金田一少年の決死行(Case7上下巻)
獄門塾殺人事件(新シリーズ3巻)・黒魔術殺人事件(新シリーズ5巻)・剣持警部の殺人(新シリーズ6巻)
*【バットマン】
**原作アメコミ、実写映画複数
バットマン/ジョーカー/ポイズン・アイビー/ジェームズ・ゴードン
バットマンを映画で把握するなら
バートン版の2作([[無印>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29]]、[[リターンズ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA]])、ノーラン版の2作([[ビギンズ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3_%E3%83%93%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%82%BA]]、[[ダークナイト>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88]])
で充分でしょう。
ただ、リターンズはバートン監督の趣味が前面に出てるので、
その事を留意して見た方がいいかも。バートン的アレンジを嫌う人もいるので。
ポイズンアイビーが出ている「バットマン&ロビン」は名を知られた糞映画であり視聴はオススメできない
|レビュー動画&nicovideo(sm7352887)|
バットマンの、「バットマンとジョーカー」 に関しては、
『バットマン:キリングジョーク』(比較的最近)と 『バットマン:アーカムアサイラム』 が、一番お薦め。
ジム・ゴードンに関しては、何気に 『バットマン イヤーワン/イヤーツー』 が結構描写が多い。
バットマンのゲームであるBatman: Arkham Asylumは最高のバットマンゲーと評され
ゲームとしてみても普通におすすめできる内容でさらにキャラ図鑑も完備しているのでXBOX360かPS3もしくはいいPCを持ってたらぜひとも買おう
[[ニコニコMUGENwikiーバットマン>http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/2361.html]]
[[ニコニコMUGENwikiージョーカー>http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/2448.html]]
[[やる夫は暗黒の騎士になるようです>http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-215.html]](やる夫バットマンYO)
[[やる夫が暗黒の騎士に戻るようです>http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-105.html]](やる夫ダークナイト・リターンズ)
*【武装錬金】
**原作漫画コミックス全10巻・アニメ版全26話
武藤カズキ/蝶野攻爵/武藤まひろ
全編にわたってカズキとパピヨン(蝶野攻爵)の関係や心情にスポットが当たるので、出来れば全部抑えたい所。ぶっちゃけ、そんなに長くないし。
アニメ版は良アニメ化と評判。一部展開に変更があるが、参戦時期としてはあまり影響がないので好きな方を。
その他続編及び過去話として小説版2巻とゲーム版があるが、そのあたりはお好みで。
*【聖闘士星矢 冥王神話】
**原作漫画コミックス全25巻・外伝連載中・OVA6+6巻
テンマ/杳馬/パンドラ
原作星矢の過去(前世)話にあたる。そのため星矢の知識が必要だが、「小宇宙(コスモ)は万能」程度の認識でもOKはOK。
なお、当ロワで扱うのは手代木女史による「LOST CANVAS」の方。車田御大の「NEXT DIMENTION」とは完全に別物である。
パンドラの参戦時期は21巻。テンマは22巻収録。彼らの思考と関係のターニングポイントでもあるので是非読んでおきたい。
序盤はテンマの出番にムラがあるが、人間関係を把握するためには欠かせない。
杳馬は性格や口調、人間性の把握だけならば初登場巻の19巻だけでも何とかなる。また、21巻からも出番あり。
自分と同じ星座の黄金聖闘士が活躍する話を掻い摘めば、もれなくテンマかパンドラがついてきます。
*【魔法少女リリカルなのはシリーズ】
**第1期:全13話 第2期(A's):全13話 〔第3期(StrikerS):全26話〕
高町なのは/アリサ・バニングス/月村すずか
今回は全員9歳の時点からの参戦なので1期2期を見れば事足りる
(参戦時期を考えると多分2期だけ見てもいける気がする)
3期は「なのはちゃん」ではなく「なのはさん」の物語である&アリサ・すずかはほとんど出てこないので把握の面では視聴の必要はない
だが、このちびっこい少女が末はハートマン軍曹もびっくりの鬼教官になるという未来を知っておくことで執筆に深みが出る……かもしれない
『リリカルなのは』の世界観の元となっている作品にとらいあんぐるハートとゲーム版の『リリカルなのは』がある(通称:原作)が、
大まかな世界観や人物設定の一部こそ受け継がれてはいるものの登場人物の設定が変わっている者も多いため、参考にする必要はほとんどどない。
あくまではアニメはアニメ、原作は原作と割り切ったほうがいい。(ちなみに原作はエロゲだという点に注意)
なのはwiki:[[http://nanoha.julynet.jp/ ]]
*【天体戦士サンレッド】
サンレッド/内田かよ子/ヴァンプ将軍
ニコニコ動画でアニメ版の一話と2期の一話を無料配信している
基本的に一話完結なので無料配信と一期最終回で大体の把握が可能
*【侵略!イカ娘】
**原作漫画コミックス9巻、以下連載中・アニメ版全12話
イカ娘/相沢栄子/相沢たける
チャンピオンで連載中。また、2011年秋にアニメ二期放送予定
ずっと真夏のサザエさん時空でゆるく過ごす作風なので、最初の数巻だけでも把握としては十分かと思われる。
登場人物の把握だけならばニコニコ動画でアニメ版の一話が無料配信されているのでそれを見るのが手っ取り早いだろう。
あと、イカ娘可愛い
*【MW】
**原作漫画全2巻
結城美知夫/賀来巌
小学館文庫から上・下、全2巻で文庫版が出ている。
手塚治虫の作品であり、大型の書店に行けば殆どの場合置いてあると思われる。
え、実写映画?何それ、そんなものなかった…
*【仮面ライダークウガ】
**原作特撮ドラマ全49話
五代雄介/ン・ダグバ・ゼバ
五代はいわゆる主人公でダグバがラスボスである。
当ロワでの五代の参戦時期が35話、ダグバが姿を現すのは40話である。
ただし、その話から入るとすると必然的にWikipediaでの設定の把握が必要となる
少しづつ謎が明かされ物語が進んでいくタイプの作品であり
それまでの把握のための重要EPが見れないためオススメできない
[[ニコニコMUGENwikiー仮面ライダークウガ>http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/2256.html]]
[[stone工房(グロンギ語解説等)>http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/8860/index.html]]
*【デュラララ!!】
**原作ライトノベル8巻以下刊行中、アニメ全24話
竜ヶ峰帝人/折原臨也
臨也を把握するなら3巻まででOK。帝人は参戦時期の都合上、それに加え5,6巻は必須と思われる。
アニメでも原作3巻の内容までは把握できるが、原作と一部異なる展開により帝人の臨也への信頼の度合いが異なるので参考資料としては注意されたし。
*【キン肉マン】
**原作漫画全36巻(集英社文庫で全18巻)、アニメ137話+46話
ロビンマスク/悪魔将軍
漫画版とアニメ版ではカラーリングが異なる
筆者はアニメしか見たことがないのでアニメ版の把握について少々
ロビンマスクは最初期から全編に渡ってちょこちょこ出て来ているので[[wiki>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E8%82%89%E3%83%9E%E3%83%B3_%28%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%29]]でサブタイトルを調べて「ロビン」が入っている話やその前後をみるとロビン出演回が探しやすい
悪魔将軍は78〜86話までの登場、戦闘は83〜86話くらいを見ればだいたいつかめるはず
*【めだかボックス】
**原作漫画コミックス8巻~以下続巻中
黒神めだか/人吉善吉
めだかちゃん及び善吉の性格と基礎スペックだけなら1巻だけ読めば十分。参戦はめだかちゃんが第37箱(5巻)、善吉が第55箱のあたり(7巻)なのでそこまで読めば完璧。
現在、集英社ヴォイスコミックステーション[[-VOMIC->http://vomic.shueisha.co.jp/medakabox/]]にてコミックスの内容がラジオドラマ化されている。
内容は原作1箱(1~4話)、フラスコ計画編の序章の序章(5~8話)なのでそれを見るだけでもある程度把握できる。
*【仮面ライダーSPIRITS】
**漫画全16巻+3巻、以下連載中
本郷猛
TV化されなかったZXの物語の中で1号からZXまでの仮面ライダーが活躍する漫画。
本郷を追うならば主役となる1巻と新1~2巻は欠かせない。他にも見せ場はあるが、拾い読みは難しい。
*【ウォッチメン】
**原作漫画全一巻 実写映画あり
ロールシャッハ
[[原作漫画>http://ja.wikipedia.org/wiki/ウォッチメン]]と[[映画版>http://ja.wikipedia.org/wiki/ウォッチメン_(映画)]]が存在。
映画版は原作に忠実(一部改変あり)なので、ロールシャッハの人となりについて把握するだけならば映画版だけで充分。
ただし、映画版は原作における一部名シーンのオミット&改悪があるので、筆者的には原作も読む事をお薦めする。
ただ、映画版でも、このシーンは原作よりも映画の方ができがいい、という場面もあるので、最終的には好みの問題かもしれない。
筋が複雑で登場人物も多いので、映画版を視聴する際は多少予習をしておいたほうが視聴しやすくなると思われる。
[[ニコニコMUGENwikiーロールシャッハ>http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/2076.html]]
[[やる夫が見張りを見張るようです>http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-88.html]](やる夫ウォッチメン)
*【Yes! プリキュア5】
**第一期全49話、第二期全48話、70分映画が一期・二期でそれぞれ一本ずつ(シリーズ全体のお祭り映画が二本)
夢原のぞみ
のぞみの把握だけならば一期だけで何の問題もない。
二期は変わらず主人公ではあるものの、新キャラのお助け役という面が強い。
さらに一期最終回からキャラ性も変わっておらず、重要な追加エピソードと呼べるも存在しない。
よって、一期から登場ということなので、二期は無理をしてまで見る必要はないと思われる。
要所としての話は1~7話、11話、23~25話、30話、39話、45~49話。
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=07RuvPc_MLY){}
0:00~3:16
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=A0vy1OlkdL0){}
8:12~9:50
*【Vフォー・ヴェンデッタ】
**原作漫画全一巻 実写映画あり
V
[[原作漫画>http://ja.wikipedia.org/wiki/Vフォー・ヴェンデッタ]]と[[映画版>http://ja.wikipedia.org/wiki/Vフォー・ヴェンデッタ_(映画)]]があるが、
とっつきやすさの問題から「映画」→「原作漫画」の順に把握するのがオススメ。
本ロワでは原作漫画準拠かつ映画の一部要素を取り入れる、というスタンスなので、原作漫画から直接把握しても構わない。
原作漫画は、amazon、セブンアンドワイなどで購入可能
Vフォーの「V」の戦闘能力に関してはコレを参照
|&nicovideo(sm9664103)|
戦闘は大体3分ぐらいから
[[キル夫は復讐のVのようです>http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-133.html]](キル夫V・フォー・ヴェンデッタ)
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2011-09-07T02:41:03+09:00
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