金田一少年の冒険 ◆EHL1KrXeAU
この殺し合いという事件を解決するために必要なものがとにかく情報だ。
金田一少年は情報を集めるために残りの支給品の確認をすることにした。
名簿は先ほど確認した。食料、水、コンパスときて地図を見つけ、地図を開いてみた。
金田一少年は情報を集めるために残りの支給品の確認をすることにした。
名簿は先ほど確認した。食料、水、コンパスときて地図を見つけ、地図を開いてみた。
「コロッセオってたしかヨーロッパのどこかにあったやつだよなぁ~ピラミッドまであるし…」
現代の一般的な世界に住んでいる金田一少年にはこの地図に困惑しているようだ。
(この教会まできた記憶も無い。気づいたらここにいた。今までの事件のトリックとは明らかに違う感覚だ。この不自然な建築物の会場も同じなのか?)
数々のトリックを解いてきた金田一少年。そのトリックは奇想天外なものもあるが、どれも一般常識の範囲内。
それを間近で見続けてきた彼だからこそ、理屈ではない違和感として超常現象を受け入れ始めているのかもしれない…
それを間近で見続けてきた彼だからこそ、理屈ではない違和感として超常現象を受け入れ始めているのかもしれない…
「まぁとりあえずRPGの様なごちゃ混ぜな地図ってことだろ。ゲーマー金田一様を舐めるなよ!こういったマップからヒントを得る位
朝飯前だぜ」
朝飯前だぜ」
「俺がいるのは教会…でいいんだよな。てことはF-1だな。
ん?なんでここの女神像ってのだけ完全に島になってるんだ?ゴッサムタワーがあるところも一応橋のようなもので繋がってるのに」
ん?なんでここの女神像ってのだけ完全に島になってるんだ?ゴッサムタワーがあるところも一応橋のようなもので繋がってるのに」
探偵というよりゲーマーとしての経験からか、違和感だらけのこの地図の中から特に気になる部分を上げていく。
金田一少年がいるのは地図のちょうど西端。進む場所をある程度限定しないといけない。
しかし、どこに進んでも情報になりそうな気になる建物であふれているため考えが中々纏まらないでいた。
金田一少年がいるのは地図のちょうど西端。進む場所をある程度限定しないといけない。
しかし、どこに進んでも情報になりそうな気になる建物であふれているため考えが中々纏まらないでいた。
(美雪やおっさんなら一体どこに向かう?俺は気づいたらこの教会の中にいた。
教会と俺を結びつけるものは無い。となるとランダムが可能性として一番高いだろう。
ってことは美雪たちもどこかにランダムな位置からスタートしてるはず。)
教会と俺を結びつけるものは無い。となるとランダムが可能性として一番高いだろう。
ってことは美雪たちもどこかにランダムな位置からスタートしてるはず。)
「あぁ~もうわかんねぇ~よ。クソッ!」
思わず愚痴が漏れる。
先ほどからいくら考えても情報が足り無すぎる。
いくら名探偵の孫として数々の難事件を解いてきたからといって、何も神様や、それこそテレビの「ヒーロー」のごとく無から全てを理解できるものではない。
ピースが足りないとパズルが完成できないように、情報がないと推理も完璧には出来ない。
だからといって、考えることを辞めるわけにはいかない。
先ほどからいくら考えても情報が足り無すぎる。
いくら名探偵の孫として数々の難事件を解いてきたからといって、何も神様や、それこそテレビの「ヒーロー」のごとく無から全てを理解できるものではない。
ピースが足りないとパズルが完成できないように、情報がないと推理も完璧には出来ない。
だからといって、考えることを辞めるわけにはいかない。
(落ち着け、俺。今俺に必要なのは情報だ。
美雪やおっさんの居場所も、名簿からのグループ分けの推理も、この会場のことも、そして、この殺し合いを仕組んだ主催者のことも)
美雪やおっさんの居場所も、名簿からのグループ分けの推理も、この会場のことも、そして、この殺し合いを仕組んだ主催者のことも)
「やっぱし自分で調べてみないと始まらないか。気になる建築物は多いが女神像。あそこだけ道が繋がっていない。
な~んか気になるんだよなぁ。あからさまだけど調べてみる価値はあるか。
海沿いを歩いて行けば病院、海の家、テレビ局なんかもあるし、そっちも人が集まりやすそうな施設だから向かうついでの調べてみよう。
そこで誰かに会えれば美雪たちの情報が手に入るかもしれないしな。」
な~んか気になるんだよなぁ。あからさまだけど調べてみる価値はあるか。
海沿いを歩いて行けば病院、海の家、テレビ局なんかもあるし、そっちも人が集まりやすそうな施設だから向かうついでの調べてみよう。
そこで誰かに会えれば美雪たちの情報が手に入るかもしれないしな。」
「よし、大体こんなものかな。しっかしこの支給品はどうしたものかね。」
金田一少年に支給されたものは1つの赤い球と2枚の紙だった。
赤い球を手にしながらもう一度くっついていた紙を読んでみる
赤い球を手にしながらもう一度くっついていた紙を読んでみる
【レイジングハート:インテリジェントデバイス 魔法発動の補助的な役目を果たす。】
「この赤い球がレイジングハートっていうんだよな。魔法ねぇ。つくづくRPGっぽいな。
まぁこれはフミのやつが隠れて見てたアニメのおもちゃみたいなものかな。もしや、イベントアイテムか!?
ってんな訳ねーよな。」
まぁこれはフミのやつが隠れて見てたアニメのおもちゃみたいなものかな。もしや、イベントアイテムか!?
ってんな訳ねーよな。」
そう言ってそれを一旦しまい、もう一枚の紙を見てみた。
【箱庭学園風紀委員の一人が自転車殺法に使う自転車 教会の裏に置いておくから持っていってね。】
「自転車殺法……?コッチの紙に書かれているのも怪しいが出発の前に見に行ってみるか。」
広げていた荷物をまとめ、紙の指示通り教会の裏手まで足を運んでみた。
広げていた荷物をまとめ、紙の指示通り教会の裏手まで足を運んでみた。
「おっ、あったあった。自転車殺法ってのが心配だったが只のママチャリじゃん。これなら俺も乗れるな。」
(護身用の武器になりそうな支給品は無かったな。まぁ武器が出てきても俺には多分使いこなせないし、俺の武器はこの『推理力』だ。
チャリで移動時間が短くできるのは助かる。夜道は多少危ないがライトはつけないほうがいいな。)
チャリで移動時間が短くできるのは助かる。夜道は多少危ないがライトはつけないほうがいいな。)
金田一少年は自分でできることを必死で考えた。自分にできるのはじっちゃんゆずりのこの推理力だ、と。
この実験では、この推理力を生かさないことには自分はおろか美雪を犯罪者の手から守ることが出来ない。
そのための情報を集めるために自ら会場を動いていこうと考えた。
この実験では、この推理力を生かさないことには自分はおろか美雪を犯罪者の手から守ることが出来ない。
そのための情報を集めるために自ら会場を動いていこうと考えた。
「美雪、待ってろよ。必ず探し出してやるからな。」
こうして少年は病院に向かうべく、森を抜け市街地へと自転車で走っていった。
そのころ、かばんの中でレイジングハートは考えていた。
何故自分がマスターである高町なのはから離れているのかを。この少年は一体何者なのかを。
マスターの知り合いなのか?それともマスターの敵なのか?
何故自分がマスターである高町なのはから離れているのかを。この少年は一体何者なのかを。
マスターの知り合いなのか?それともマスターの敵なのか?
彼女?が状況を知るのはまだ先のようだ。
【Fー1 教会付近の森の中/一日目・深夜】
【金田一一@金田一少年の事件簿】
[属性]:正義(Hor)
[状態]:健康
[装備]:風紀委員の自転車@めだかボックス
[持物]:デイパック、基本支給品、レイジングハート(スタンバイモード)
[方針/目的]
基本方針:自分の信じる正義の下、謎を解き明かす。
0:自分をHorと推測し、それを前提とし行動する。
1:とりあえず病院に向かう。
2:その後南下し、海の家、テレビ局周辺施設と調べながら女神像を目指す。
3:Isiと合流したい。(美雪優先)
4:高遠を警戒。
[備考] ※美雪をIsi、剣持をHorかIsi、高遠をSetと推測し、それを前提に行動しています。
またその推測が外れている可能性も視野に入れています。
※レイジングハートがベルカ式カートリッジシステムになっているかはまだわかりません。後の書き手様にお任せします。
[属性]:正義(Hor)
[状態]:健康
[装備]:風紀委員の自転車@めだかボックス
[持物]:デイパック、基本支給品、レイジングハート(スタンバイモード)
[方針/目的]
基本方針:自分の信じる正義の下、謎を解き明かす。
0:自分をHorと推測し、それを前提とし行動する。
1:とりあえず病院に向かう。
2:その後南下し、海の家、テレビ局周辺施設と調べながら女神像を目指す。
3:Isiと合流したい。(美雪優先)
4:高遠を警戒。
[備考] ※美雪をIsi、剣持をHorかIsi、高遠をSetと推測し、それを前提に行動しています。
またその推測が外れている可能性も視野に入れています。
※レイジングハートがベルカ式カートリッジシステムになっているかはまだわかりません。後の書き手様にお任せします。
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