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Backlash◆Royal/4DIA






 ここH-10のゴミ処理場で場所には似合わぬ金色の髪を持った幼き少女が一人佇んでいた
 名はアリス・バニングス、年の頃は9歳。
 好奇心旺盛な年頃でも一人で行けるほどの体躯ではないことは確かか。
 そもそもこの少女、実業家の両親を持つお嬢様であり
 こんな下衆な場所に一人と言うことに限らず、連れの者を率いていても来ることはないであろう。

 さて、なぜこんな高貴なお方がこんな所にいるかといえば、
 言わずもがな、何の前触れもなくいきなり『殺し合いをしてくれ』などと
 ふざけたことを言われた矢先がこれで、何も好き好んで来たわけではないと補足しておく。

 しかしながら幼き子がこんなわけのわからぬ企画にわけのわからぬまま参加させられ
 わけのわからぬ場所に放置された。
 このような処置を取られたとき、幼き子はどのような態度をとってしまうのだろうか。
 体中のありとあらゆる場所から体液をぶちまけながらただ無様にむせび泣き絶望するのか。
 これは夢だと現実逃避し必死に目がさめるように願うのか。
 もう二度と言葉を話すことができなくなるまで、狂ったように自分の親族の名を叫ぶのか。

 んで、彼女アリサ・バニングスがとった態度はというと……

「一体、これは、なんなのよー!!」

 一桁の女児とは思えないほど、冷静に、
 かつ真面目に怒りという不快感を口にしていた。

「え、なに? こう言うことをどうにかしてくれるのが時空管理局じゃないの!?」

 アリサ・バニングスが普通の女児だったら、決してこのような言葉は出てこないであろう。
 では何故かと問われてば簡単、以前にも一度このような常識に逸した出来事に遭遇しているからであった。
 その事でアリサ自身の親友である同級生、フェイト・テスタロッサと
 この戦場に同じく存在しているであろう高町なのはが普通の人生とは違った道に
 進展していることを知った。

 それを踏まえて少女が言い放った『時空管理局』と言う組織は
 高町なのは接触している不思議な出来事であり、それでもって
 こういうことを起こさせないように頑張っている筈なのである。

「大体なによこれ!? なのははともかくどうしてすずかまでいるのよ!」

 アリサはまた大きな声を発する。
 彼女はまあそんな事もあり、この危機的状況に対しては比較的落ち着いて行動に移していた。
 第一に調べたのはもちろん、このわけのわからぬ企画者からの贈り物の鞄。
 どうして自分のような小さな子どもでも持ち歩ける物に、飲食料品や地図やコンパスやらが
 重さも感じさせずに入っているのであろうかと、ほんの一瞬だけ考えたが
 不思議なことを経験しているアリサにとってもはやどうでもよかった。
 そんな事よりもその鞄の中に入っていた、恐らく自分と同じように巻き込まれてしまった
 者たちが乗っているであろう洋紙に書かれていた名前に彼女は驚いていた。

 自分の親友が二人もこの場にいたのだ、これでは何も行動しないわけにはいかない。
 確かに自分は理不尽な力や頭脳を持っているわけではない、それでも何か行動を取らなければ
 すずか、なのはと一緒に帰ることはできない。
 とりあえず彼女は企画者が言っていた『便利なもの』が何かと調べるためにさらに鞄を散策する。

 一つめはとてつもなく重くて、硬いものであった。
 彼女が鞄を地に落とし、自らも尻餅を突きながらやっとの思いで引き出したもの、
 それは近代文明の必需品と呼ばれても良い、ガソリンと呼ばれるモノが入った缶であった。
 アリサは重要なものだと思いつつ、こんな重いものでは幼い自分じゃ有効活用出来ないと考慮する、
 とは言うもののまた苦労してしまうのも勘弁と言うことで、回収することを断念したのが真の理由だ。

 二つめの物体を触れたとき、アリサの指先に稲妻が走った。
 少しだけ涙目になりながらもその物体を手繰り寄せる。
 稲妻を発せさせたのは袋であった。
 もっとも袋自体ではなく、その中身が与えたのであるが。

 画鋲、画鋲画鋲、画鋲画鋲画鋲。
 数えられないほどの画鋲が、その袋の中に埋れていた。
 袋の布地を突き破って外に顔を出している画鋲もいくつもあった。
 彼女は恐る恐るその沢山の画鋲袋も地面に置いた。
 鞄にはまだなにかあるかもしれない、その時にまた針に触れるとも限らない
 それを未然に防ぐための対応であった。

 彼女は三度鞄に腕を伸ばす。
 今までの道具は時と場合によってはとても役に立つものであるが
 この時点ではそれらあまり重要なものとは思えなかった。

 アリサは鞄を探る。
 こんな自分でもすずかを助けることのできるアイテムを、
 こんな自分でもなのはをアシストできるようなアイテムが出てくるように願いながら。

 そうして、三つめの道具が出てくる。
 それは幾つもの紙の束である。
 一枚や二枚ではない、ざっと見て百は下らないだろう。
 そしてその紙書かれていたものはなんと……

2 名前:名無し職人 [sage] 投稿日:20XX/XX/XX(X) 11:29:83.10 ID:mKhYJ0iKUk

      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  良い子の諸君!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  早起きは三文の得というが、
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  今のお金にすると60円くらいだ。
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|   寝てたほうがマシだな。
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

「…………………………」

 ……………
 一陣の風がアリサ・バニングスの周りに吹き渡る。
 パサパサっとA4用紙が風に同化して旅立ってゆく。
 そうして起こる沈黙。
 ゴミ処理工場は、今晩稼働していない。


「な……な……なめてんのかあああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 鬼のような怒声が工場内を賑やかにする。
 叫ばずにはおられない、そんなふざけた最後の一つのアイテムに
 誰が怒りを我慢することができようか、いや出来るまい。
 アリサは持っていた紙の束を地面にたたきつけ
 ガシガシと途轍もない勢いで踏みつぶす。
 自分の不運に対して紛らわしも含めて、紙文字が読めなくなるほどに踏みつぶす。

「お嬢さん、この紙を散らしたのは君か?」

 とその時、アリサの後方から何ともまあ渋い声が耳に入ってくる。
 彼女はさっと後ろを振り向く。
 そこには

 丈夫そうなマスクを被って

 半袖のこれまた丈夫そうな鎧を着けて

 下半身はパンツだけな男が、そこにいた。

「……キャァああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

 アリサは叫んだ、必死に叫んだ。
 彼女は地面においてあった画鋲袋を手に取り、そして仮面の男に豆まきの容量で本気でふりかける。

「ぬ。ぬお!? や、やめなさい!」

 渋い声をした男が思わすたじろぐ、鎧や屈強な身体をもってしても、
 画鋲をぶっかけられたら流石に辛いか。

◆ ◆ ◆

「いやあ、すまない。 この格好は私にとって正装の一種なものでな、まさか驚かせてしまうとは思えなかったものでな」

「誰でもそんな格好で話しかけられたら驚くわよ……」

 画鋲騒動から数分、仮面の男━━ロビンマスク━━は何とか
 アリサ・バニングスに自分が正義を糧としている紳士の超人と説明し終え
 工場外のベンチで語り合っていた。
(ちなみに床に放置したガソリン携行缶はロビンの手によってアリサの鞄に無事収納された)

「なんでもいいさ。 ともかく私は正義超人、お嬢ちゃんのような力無きものを守る、それが私の宿命だ」

 このロビンマスクという男、どうやら正義のために戦っているのだとアリサはこれまでの会話から
 いとも簡単に理解できた。
 だがその中に『キン肉マン』やら『超人レスリング』やら聞き覚えのないフレーズも聞くことになった。
 恐らくそれらはまた自分と違った世界の話なんだろうと判断し、話を進めた。
 一応、アリサも自分のことを幾つか話した。
 この場所に親友の二人がいること、そのうち一人がとんでもない力を持っていることも教えてた。
 信じられないかなあと思ったが、ロビンマスクは首を縦に振りながら自分の話を真実だとわかってくれていた。
 どうやらロビンマスクにもとっても信じられないことが判明したので、どんな話も信じなければならないのだと。

「ねえ、別にわざわざ『お嬢ちゃん』なんて言い方しなくてもいいわ、『アリサ』で十分」

「い、いや、私の妻の名前も『アリサ』でな、いやそんな珍しい名前でもないのだが……
 その、やはり何か違和感があってしまってだな……」

 こんな格好していても既婚者か。
 世の中は不思議である。

◆ ◆ ◆

 ロビンマスク。
 超人会の随一の実力者でも言っても過言ではない超人。
 朋友、キン肉スグルがフェニックスマンと歴史に名を残す熱き戦いを終え
 まだ一週間もたっていない、そんな時に彼はこの戦場に連れてこさせれた。

 主催が言っていた勝利条件など関係ない
 ロビンはただアリサ・バニングスを含める幼き子や弱き者を守り
 人を殺しても何も思わない悪しき者を成敗する。
 それだけで十分、他に理由など必要ない。

 だが不可解な点もあった、それはキン肉マンが倒したはずの
 悪魔将軍が名簿に存在した点だ。
 もしかしたら同名の別の人物かもしれない、だがロビンはそんな楽観的なことは考えない。
 ただでさえ自分のような超人を一瞬にして拉致することができるのだ、
 敗れたものを蘇らせることも可能であろう。
 そしてアリサ・バニングスの親友が魔法使いという点も疑いもしなかった。
 どのような人物がいたとしても、それを疑ってはいけない、そんな場所に自分はいるのだから。

 アリサ・バニングスと会話を続ける。
 決して間違えた選択をしないように、自分と同じように正義の心を持った者と合流するには
 どこへ行けばいいのか、ロビンは彼女と相談しながら模索する。
 自分の妻と同じ名を持った彼女は、この年で他の子どもと比べものにならないくらい
 博識で行動力がある、そんな女性の意見をないがしろにするのは、
 ショートケーキの苺を食べずにすてるくらい勿体無いことだと。


【H-10/ゴミ処理場:深夜】

【ロビンマスク@キン肉マン】
 [属性]:正義(Hor)
 [状態]:健康
 [装備]:
 [道具]:基本支給品一式、不明支給品1~3(本人未確認)
 [思考・状況]
 基本行動方針:正義超人として行動する。
 1:アリサ・バニングスを含めか弱きものを守る。悪しき者は成敗する。
 [備考]
 ※参戦時期は王位争奪編終了以後です。
 ※アノアロの杖が使えるかどうかは不明です。

 【アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
 [属性]:その他(Isi)
 [状態]:健康
 [装備]:なし
 [持物]:デイパック、基本支給品、『良い子の諸君!のガイドライン』の過去ログ百枚程度@現実 ガソリン20リットルが入ったガソリン携行缶@現実
    ;画鋲(莫大)@現実(布の袋に入っている)
 [方針/目的]
  基本方針:なのは、すずかと共に元の世界へ帰る
  1:とりあえずロビンマスクと共に行動する予定。
 [備考]
 ※参戦時期は魔法少女リリカルなのはAs最終話、なのはやフェイトの正体を知った後です。




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実験開始 ロビンマスク 隠し砦の三覆面(+α)
実験開始 アリサ・バニングス








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