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弦月の下で/獅子邂逅◆DzuK1MKXmE



「神の剣…ね、馬鹿馬鹿しいにも程があるわ」

人の姿をした、しかし人ではない存在──。

『どのような願いも叶えましょう』

ロワと名乗ったあの女の言葉や存在は、かつてミズー・ビアンカが対峙したモノを彷彿させるのに十分だった。
ソレは人にとっての未知の存在。人々が世界の空白を既知によって埋め尽くしたと思い込んだ時、世界の空白地帯より現れる怪物。
ミズーはその存在、未来精霊アマワと関わった事により引き起こされた数々の事件と戦いの記憶に強く歯噛みをする。

「アマワの呪縛を打ち破り、全ては終わったはずなのに──」

アマワと似て非なるロワの存在を──そして、神の剣の存在を許せなかった。

かつて、この世に存在しない伝説の鋼を、その一振りを求めた狂える都市があった。
ミズーの出自であり、自身が全てを焼き滅ぼした錬金都市イムァシア。
究極の絶対殺人武器という幻想を、ただひたすらに追い求めた都市の錬金術師達は、幼少のミズーを冷たい牢獄へと監禁する。

「そして、私は絶対殺人者として、徹底的に今の私にさせられた──」

そう、ロワの語った言葉は、死してなおイムァシアの狂人達を狂喜させるに十分すぎるモノだった。

それ故に、ミズーの怒りはその総てを許せない──。

「ロワ…私はお前を必ず打ち滅ぼすッ」

神の剣の破壊を誓い、その女の名を憎々しく叫びながら唇を噛み締める。

『剣の所有者がそれを望むのならば』

──幻聴。

否、その声は確かに聞こえてきた。

『でも貴方にそれが出来るのかしら』

剣を柄に手を重ねて、問い返してくる声に、ミズーは動じずうなずく。

「然るべき時に、然るべき場所であれば、必ず──」

『ならば最後の一人になりなさい、それがこのゲームのルールよ』

その言葉を最後にロワの声は消えていった。

「──ええ、そのつもりよ」

虚空に浮かぶ弦月を見つめて、頭を振る。

(でも、それは最後の手段)

マントの下で剣の柄に手をかけて。

「そう易々とお前の言葉に乗るつもりは無いのよ!」

剣の宝玉が輝き抜刀、背後の闇へと一気に斬り付ける。

──ギイィン。

金属同士がぶつかる鈍い音が空間に響き渡った。

「あはっ、どうして気付いたの?」
「ただの感よ、不意打ちには慣れているの」

一瞬の攻防後、不敵な笑みを浮かべた両者は同時に地面を蹴り、二つの刃が空気を切り裂いた。


 ☆ ★ ☆

うっそうと生い茂る木々の合間を月明かりの煌きが照らす。
その薄闇の中を、荒い呼吸を吐き出しながらも駆け抜ける者がいた。

真紅の外套を纏い、炎のような長髪を振り乱してミズーが疾走する。
対峙する者は、夜の闇より濃い黒髪の美少女、諫山黄泉。

「はあぁッ!!」

裂帛の気合と共に凶刃が閃き、鳴り響く轟音が周囲の大気を震撼させる。
黄泉の放った一振りの斬撃が森の木々を次々と紙屑のように薙ぎ倒していく。

「冗談じゃないわよ! 馬鹿力にしたって限度があるでしょう!」

ミズーは軽く舌打ちをすると、倒壊する木々の残骸をかわして地を転がる。
服の上から柔肌を襲う衝撃に苦しみながらも視線をあげると。
ミズーの先へと回り込んだ黄泉が、地へと水平に刃を突き立て跳躍した。
その姿を認めたミズーは迎撃は間に合わないと即座に判断するや、剣を地に突き立てて。
黄泉が飛び、二人の身体が地上で交差する。その寸前に、ミズーは立ち上がりざま、手にした剣を逆手で構え、飛来する黄泉の刃を剣腹で受けその先端へと受け流す。
響く鈍い金属音、防御に成功。と同時に黄泉の背に蹴りを放つ。
が、しかし無理な体勢で放たれた技は当たらず。受け流されるままに、黄泉はミズーの後方へと飛び退いた。

「あはははっ、なかなかやるじゃない」

戦いの最中で高笑いをあげる黄泉の姿は見る者に不快感を与えるに十分だった。
人の世の穢れを祓う為に、超自然災害対策室のエージェントとして悪霊と戦った諫山黄泉は既にいない。
此処に居るのは殺生石の妖力を持ち、人の限界を超えた膂力で刃を振るう、自身もが悪霊となった存在であり。
黄泉が振るう剣は、今は失われて久しい、古の技術で造られた一刀。
それは鋼鉄をも断つファン・ガンマ・ビゼンのニホントウだった。

(あの腕力に、あの剣、なんて厄介な組み合わせなのよ!)

もしもミズーが手にした武器が普通の剣であれば、初手の一撃で剣ごと両断されていたかもしれない。
不意に走った悪寒に背筋が震える。だが、ミズーがその手に握る武器もまた、とある名工が若き竜の勇者の為に伝説の金属で鍛え上げた一振りだった。

(この剣に、運に命を救われた?)

不意に湧き上がる疑念に、今は目の前の敵を倒す事に集中しろと、頭を振る。
幸いな事に、剣技そのものは決して対処できないものではない。
力を使わずに技量と視力だけでどんな相手にも対抗できる、剣術の基本だった。
それでも、本来なら障害物であろう森の木々をものともしない異常な膂力の相手には、
草木や枝に剣を制限されるているミズーの不利は否めない、上に距離が掴みにくい。

(此処は…不味いわね、何処か拓けた場所を……)

森林の空白地帯を探してミズーが駆け出した、そして──。



「……見えた」

地面を駆ける靴の下で、小枝を踏み折る音を立てながら、ミズーは一気に森を抜ける。
足元に広がるは若草が揺れる草原、追撃をかけようとした黄泉の足がほんの一瞬だけ止まった。

「ここなら有利に戦えるとでも思ったの」
「そうかもね」

少なくとも、邪魔な障害物で相手の剣を見失う事は、無い。

「そう、じゃあ試してみようかしらッ!」

小細工なしで正面から突進を駆ける黄泉の刃、その速度と重量を馬鹿正直に受け止める気には到底なれない。
ミズーは大きく飛び退きその斬撃をかわす。が、逃がしはしない。
とばかりに黄泉は更に踏み込み、振り下ろした刃が手の内で跳ね上がる。
黄泉の放った切っ先が迫り、それに抗うのはわずか一瞬、ミズーは空で身体を旋廻させて、手にした剣をニホントウの腹へと横からぶち当てる。

甲高い金属の音が響き、体勢を崩した二人が左右に弾き飛ばされる。
体勢を崩しながらも、外套の裏に隠した短剣をミズーが素早く放ち。
視界に鈍色の輝きを認めた黄泉は首を捻り、短剣を避けたか見えた。
が、飛来した残光が通り過ぎた後、その頬には赤い一筋の線が走る。

(……なんて無茶苦茶な刃の軌道をするのよ!)

上段からの斬撃を腕の内で翻し、更なる下段からの突き上げを行ったその刃に、ミズーは静かに戦慄する。
黄泉が今しがた放った技は、言うなれば彼の有名な剣豪、佐々木小次郎の燕返しを力技だけで再現したようなモノだった。
とはいえ、それは黄泉自身が幼き頃から神童と呼ばれた剣の腕を持ち、殺生石で人の限界を突破していたからこそ再現出来た技なのだろう。

(このままじゃあ……負ける?)

地面にニホントウを突き立てた黄泉が笑い。
頬から流れ出る雫を指で拭い、ぺろりと舐める。

それでも、相手が生きている以上は──。

(いいえ、私に殺せない者はいない……私は負けない)



 ★ ☆ ★


ミズーは真紅の外套を留める、獅子のレリーフが入った留め金を無意識に掴む。
炎の獅子、獣精霊ギーアが封じられた水晶檻、しかしその力は封じられていた。

「なかなか埒が明かないわねえ」
「それはお互い様よ」

ミズーと黄泉が戦いを始めてどれくらいの刻が過ぎたのか。
ほんの数分なのか、数十分なのか、それはわからないけれど。
時間の経過と共に、両者の身体に疲労が蓄積していくのだけは確かだった。

「そうね、それならこれはどうかしら?」

黄泉は楽しそうに笑いながら、手にしたニホントウを納刀すると、鞘を背に隠したままに腰を低く落とす。
抜刀術、居合いの構え。それはミズーとの切り結びにおいて、剣の腕は相手が上と見た、黄泉なりの戦略だった。

(剣を収めた? いえ狙いは判るわ……此処で決めるつもりなのね)

黄泉の構えを凝視したミズーは内心の動揺を隠しながらもあくまで平静を装う。
が、しかし。未だ動けずにいるミズーの姿に黄泉は小声でほくそ笑む。

「ふふ、これは狙い通りかしら。まるで御伽噺の中から出てきたようなその服装を見れば、ね」

ミズーとて、居合いに似たような技を見た事がない、まったく経験がない訳ではない。
それでも黄泉が尋常ではない膂力から繰り出すであろう居合いの距離を掴むのはとても難しい。
そして、それが即座に自身の死へと直結する事もわかっている。
それでもミズーに抜刀術へと対抗する手段がない訳ではない。
こうしてあれこれ思考している間も、黄泉はその距離をジリジリと詰める。

(念糸能力を使うには…今はリスクが大きすぎる)

ならば打つ手は一つ。居合いを打ち破るものは、その攻撃圏外からの先制攻撃のみ。

ミズーは念糸の行使を即座に振り払い、己が持つ必殺の構えを選択する。

(そう、殺害はもともと困難なもの……)

ミズーは剣を持ち上げて、そしてつぶやく。

(殺害を可能にするのは、すべて距離にかかっている……)

持ち上げた剣を構える。普通に振りかぶるのとは多少、違う。

(すべての距離を自分のものにできれば、殺害は思いのままとなる……)

剣を水平にしたまま、大きく肩の上に担ぎ上げて、必殺の距離が迫り──。

「「ハアッ!!」」

それはミズーと黄泉の必殺の間合いが交錯した瞬間──。

腰溜から腕の筋肉を伝い、その力の一切を余す事なく指の先まで浸透させる。
極限まで引き絞られた技を、後はただ目の前の敵を打ち滅ぼすために解き放つ。

一撃必殺の投剣術、大気を切り裂くダイの剣が黄泉へ迫り──。

一撃必殺の抜刀術、大気を切り裂くニホントウがミズーへ迫り──。

極限の殺意が集う、無の一点、絶対の殺人領域に絶叫と残光が響き渡った──。



 ☆ ★ ☆

瞬間の静寂。

限界まで引き絞られた殺意の余波が空間を攪拌させて──。

炎を纏った獅子が、真紅の閃光でその薄闇を切り裂いた。

「「──なっ!!」」

激しい残響の後に起こった結末は、二人の予想を裏切ったものだった。

「間に合って良かった──」

勝者の剣が敗者の体を貫くであろう刹那の刻に、ミズーと劣らぬ真紅の輝きを煌せて。
黄泉のニホントウを炎の剣で受け止めて、ミズーの刃をその身に纏った鎧で弾いた、紅蓮の少女が必死に叫ぶ。

「みんな、戦っちゃダメだよ──殺し合いなんて絶対に間違ってるはずなんだッ!」

額にうっすらと汗を浮かべながら、少女──獅堂光はにっこりと二人に笑いかけた。

思いもよらなかった新たな乱入者の姿に黄泉は軽く距離を取り直して。
ミズーはこの場所で見せるには場違いな少女の笑みに戸惑い、顔をしかめる。

「勘違いしないで頂戴、殺し合いに乗って襲い掛かってきたのはそっちの女よ」
「余計な邪魔が入ったと思えば子供か。いいよ私は、邪魔をするならお前も一緒に斬ってあげるから」

光の鎧に弾かれた剣をミズーは隙なく拾い、黄泉は舌なめずりをする。

「そんな、どうして! あなたは人を殺してまであの剣が欲しいのというの!?
 それに、あなただって襲われたとしても、それだけの強さがあれば戦わずに済む方法だってあったんじゃないないのか!?」

両手を広げて必死に叫ぶ光の姿は、この殺し合いの場にはあまりに似つかわしくない。
ミズーは黄泉を、黄泉は光を、光はミズーを止めようして、三人が睨み合う形となり、状況が膠着するかに見えた。

その中で、光の言葉にミズーの鼓動がどくんと跳ね上がる。

(そう…わたしは殺そうとした…)

襲ってきたから殺す。それは最後の手段だと決めたのに。
無理に戦わず、逃げるという選択肢もあったはずなのに。

──どうしてその考えが浮かばなかったのだろう。

(やはり──私は絶対殺人者でしかないの? いいえ、違うわ!)

突然、ミズーの身体から剥離した銀色の糸が、黄泉の身体へと収束していく。

「なにっ!?」

咄嗟に身体へ巻きついてくるソレを斬ろうとするが、黄泉は半不可視の銀糸に触れることが出来ずにいた。

「くっ、なんだこれは!」
「あなたは何をするつもりなんだ!」


「それは念糸──、私の切り札よ」

冷たい表情でミズーが告げる。

(もっとも、本当の切り札は──)

獣の瞬間──他にあるのだけれど、という事はおくびにも出さない。

「この三人の中で明確に殺し合いに乗っているのはあなただけよ。
 この子が乱入してきた以上、このままじゃあ、ますます埒が明かないわよね。
 だから、今は退きなさい──」

無言のままに、黄泉はミズーと光を見比べながら思案すると。

「……ふふ、ここで無茶をする必要もないか」

チンッ、という微かな金属音が響き、黄泉がニホントウを鞘に納めた。
その姿を、殺意が消えた事を確認したミズーがゆっくりと念糸の力を解除する。

二人が戦いを止めた姿を見て、光に微かな安堵が浮かぶ。

「──ここは退くわ。でも、次はちゃんと殺してあげるから」

その言葉を最後に黄泉は駆け出していった。


 ★ ☆ ★

(どうにか、ハッタリが効いたみたいね……)

ミズーが黄泉に対して仕掛けた念糸、その念糸能力は《発熱》である。
本来のそれは相手と自分を思念の道(念糸)で繋ぎ、そしてさらに意思を注ぐというツーアクションが必要になる。
しかしその力はこの場所で大きく制限されており、本来のアクションに加えて、
意思を注ぎ、発熱が始まるまでにタイムラグが生じ、さらに発熱後、相手の戦闘力を封じるまでの威力を発揮するには多くの時間を要することになる。
といった、言うなればフォーアクション、どころかファイブアクションさえ必要とする、戦闘ではとても使えない代物になっていたのだが。

ミズーがゆっくりと剣を納めると。

「今だけでも…あなた達が殺しあわずに済んでよかった…」

黄泉が去ったのを見届けた光が一言つぶやき、そのままがくりと地に膝をつく。
その光景を見たミズーが光の元へと急いで駆け寄り、光の肩を抱く。

「なんて無茶をするのよ! 一歩間違えていれば、貴方が死んでいたのよ!」

地に倒れたままに苦しげな表情を見せる光。
その肩口からは左腕にかけておびただしい量の鮮血が溢れていた。

「いいんだ、これ位わたしは大丈夫だから…」
「動かないで、まずは私に傷を見せてちょうだい」
「えっ、あっ、うん…」

真剣な表情で迫るミズーの言葉に光は胸の辺りで両手を合わせる。
すると薄桜色の虹彩が光の全身を廻る。淡い輝きが消えた後には真紅の鎧が消失していた。

「驚いたわね、それは貴方の魔法なのかしら?」
「うん、これは導師クレフが授けてくれた魔法の鎧なんだ」

さして興味の無い話でも多少の気休めにはなるだろうかと光の声を聞いて。
とりとめもなくそんな事を考えながら、ミズーは制服姿になった光の腕を確認すると。
それは思った以上に真っ赤に染まっていた。ミズーが負わせてしまった傷だった。

それはミズーの放ったオリハルコン製の剣が、魔法騎士の鎧を貫き光の肩を深く抉っていた痕だった。

(この傷は私が付けたのよね…)

その事実に多少の罪悪感を覚えてしまう。

「光だよ…」
「うん?」
「わたしの名前…獅堂光っていうんだ」
「そう…それよりも、今は止血をするのが先ね」
「…どうするの?」

ミズーは光の腕を覆う制服を軽く引きちぎり、意識を集中して、再び念糸を紡ぐ。

「…少し痛いけど我慢しなさい」

剥き出しになった肩口の傷に銀色の糸が絡みつき、そして。


「うあぁぁッ!」

光が悲鳴をあげて、脂肪が焦げる嫌な臭いが鼻をかすめ。
身を焼く痛みに、奥歯を噛み締めて必死に耐えていた。

(こんな華奢な身体で無茶をして…)

尚も続く光の悲鳴にミズーは顔をしかめながら止血を続けていき。

しばらくして、汗を拭ったミズーが顔をあげて告げる。

「傷口を焼いて接着したわ。多分……一時はこれで大丈夫なはずよ」
「あっ、ありがとう…お姉さん」
「礼を言うのは私の方、あなたが割って入らなければ、正直どうなっていたかのかわからないもの」
「光だよ、わたしの事は光って呼んでほしい」

未だに激しい痛みで肩を震わせながら、額を流れる冷や汗を拭い、光はミズーの瞳をじっと見つめていた。

「そう…ヒカルね…」
「お姉さんの名前は?」
「…………」

光の問いにミズーは戸惑い逡巡してしまう。
このような殺し合いの場で、一体名前を名乗ることにどれほどの意味があるのかと。

(積極的に殺し合いをするつもりはないけれど、それでも私は殺人者なのよ……)

だとしても、ヒカル(光)という名の少女の微笑みに──。

「…私はミズー、ミズー・ビアンカよ」
「へぇ、素敵な名前だね、えっとミズーさん?」

つい答えてしまい。ミズーの口からは軽い溜息が出た。

(私も甘いわね……)

そんなミズーの様子を光は不思議そうに眺めていたが、その瞳に観念したようにミズーがゆっくりと立ち上がった。

「ミズーでいいわよ。それに助けてもらったせめてもの礼ね。
 とりあえず、あなたを安全な場所までは連れていってあげる」

こうしてミズーは東に見える村を指しながら光と共に歩き出した。

(何なのかしらね、コレは…)

やたらと人懐っこい光の様子に、ミズーは不思議な感覚を覚えてしまう。
その少女はミズーの半身ともいえる相棒、獣精霊ギーアに何故か似ているような気がした。

【C-4 草原/一日目/深夜】

【ミズー・ビアンカ@エンジェルハウリング】
【状態】健康、疲労(小)
【装備】ダイの剣@ダイの大冒険
【道具】基本支給品一式、ガッツの短剣(×8本)@ベルセルク
【思考】基本:最終目的はロワを倒し、神の剣を破壊する。
  1:今はヒカル(獅堂光)を連れて東の村を目指す。
  2:無駄な戦いは出来るだけ避けたい、が敵対する者は倒す(殺す)
[備考]
  ※参戦時期は原作9巻(ミズー編最終巻)アマワの契約が破棄された後からです。
  ※自身の制限を全て把握しています。
  ※念糸能力は制限により発動がとても遅く、本来の威力を発揮する事が難しくなっています。
  ※精霊の召喚、行使は制限により不可能です。
  ※ミズーはダイの剣を扱えます。他の人間が扱えるかは不明です。

【獅堂 光@魔法騎士レイアース】
【状態】疲労(小)、右肩に深い刺し傷(止血済み)出血と治療(火傷)によるダメージ、
【装備】魔法騎士の剣(光専用最終形態)、魔法騎士の鎧(光専用最終形態)
【道具】支給品、
【思考】基本:主催に反抗し、殺し合いを止める。
  1: 今はミズーさん、ミズーと東の村へ向かう。
  2:海ちゃんと風ちゃんがいるなら合流したい。
[備考]
  ※参戦時期は光がセフィーロの柱になった以降(最終回後)です
  ※魔法騎士の剣は魔法騎士の鎧(手甲の宝玉)に収納可能です。(光の意思で自由に出し入れ可能)
  ※魔法騎士の鎧は光の意思で自由に纏う事が出来ます。
  ※魔法騎士の剣、魔法騎士の鎧を他の人間が扱えるか不明です。



 ☆ ★ ☆

「ハァ…ハァ…」

ミズー達と別れ、戦いが終わり。極度の興奮状態から開放された黄泉は森の中を出鱈目に彷徨っていた。

「アアアァ…!!」

額に痛みが走り、身体を駆け巡る妖力に打ち震える。

「私は…一体…あの女は…どうしたんだ…」

不意に、制服の裾から零れ落ちたモノが視界に入る。

そこに落ちている赤い携帯を拾い、折りたたみ式のそれを指先で開くと、そこには黄泉と神楽が微笑んでいた。

「そうだ…今日は確か神楽と約束があって…」

記憶が混濁している。赤い携帯を制服のポケットに仕舞う。

「そうだ…私は神楽を本当は憎んで…いた。
 違う、私はあの子を家族のように……!」

いつの間にか森を抜けると、虚空には弦月が変わらずに浮かんでいた。
その月光を浴びて、黄泉の額に赤い石が浮かび上がり、黄泉の両眼が妖しく輝く。

「そうだ、私は殺さなきゃ、あの子を守る為にすべてを…」

頬の傷はいつの間にか消え、その体内では殺生石が静かに脈動していた。

【D-3 草原/一日目/深夜】

【諫山黄泉@喰霊-零-】
【状態】健康、疲労(小)
【装備】ファン・ガンマ・ビゼンのニホントウ@海皇記
【道具】支給品、ランダムアイテム×1
【思考】 基本:神楽の為に他の参加者は皆殺し。
  1:出会った者は皆殺し。
  2:赤い髪の女(ミズー)はいつか殺す
[備考]
  ※参戦時期は三途川に殺生石を埋め込まれた後です。
  ※殺生石の妖力で身体能力が大幅に強化、軽症は時間経過で回復します。
  ※法術の類がどの程度使えるのか不明です(後の書き手氏にお任せします)
  ※ミズーと獅堂光の名前は知りません。



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