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**パーティを作ろうとしてみる◆Bn4ZklkrUA バッツ・クラウザーは自由人である。 体一つ、身一つで世界中を旅し、相棒のチョコボと共に今日は東へ、明日は西へと当てのない旅を続ける。 それはバッツが二つの世界をまたにかけ、世界の危機を救った英雄になってもそれは変わらない。 偶になつかしい仲間の顔が見たくなり、仲間の前に顔を出すことはあっても基本的に彼は旅人なのだ。 今日も相棒のチョコボ、ボコを駆っていた。 そして、そろそろ夜も近づいていたので野宿の準備でもしようかとして…… 突然、景色が暗転した。そして…… 「はぁ、さすがにこれは……まぁ、愚痴を言っても仕方ないのは判るが唐突すぎるぜ」 そう呟き、ため息をひとつ吐く。 気が付いたらいつの間にかあの広間からバッグ一つで海岸線へワープさせられた。 少なくとも今感じる潮風は幻覚や幻影ではなさそうだ。 「しかしカモメ1匹、海鳥1匹もいないとかここがまともな場所とは言い難いな。これもあのロワって女が用意した舞台ってわけか…」 まったく、こんな見世物みたいな殺し合いに大仰なとは思う。 こんなことはエクスデスの時に飽きるほど体験したがまさかまたそれを体験する事になろうとは。 そして経験上、それだけ手間暇かけたとなるとちょっとやそっとでは連中を出し抜くのは難しいだろう。 「それも問題だが一番の問題はこれだろうな」 首の首輪の冷たい感触が否応にも無くこれが現実だと伝える。 「乗るか乗らないかは別にしてもこいつが外せたら話が簡単なんだが……」 剣士だけを集めたのだからレナやファリス、クルルらはここにはいない。 ほっとする反面、彼らが傍にいてくれたらと思ってしまう。 「こういうことに詳しいのは俺よりみんなの方だからな。いや、シドかミドの方か?  無い物ねだりしても始まらないのはわかってるがな」 ただ、バッツにもまったく知識がないわけでもない。 クリスタルのかけらによって得た力な中には魔道士系のジョブもある。 彼女らほどではないがバッツにも魔力や知識はある。 必要に応じてジョブを使い分けた事もあるから魔道士としての経験もある。 「剣術以外の力は制限するとか言ってたな。もしこの首輪で制限されてるとしたら魔法のアイテムのような物かもしれない」 だが、ならどうすればいいのか? そこから先の事となると簡単に答えが出ない。 こんなことならもう少しそっち方面の知識をもっと伸ばせばよかったと思ったが今更思っても後の祭り。 「その内、いい考えでも思い浮かべばいいがな……それにこのままここで考えてるだけじゃすまないか」 そう言うと自分にランダムアイテムとして支給されていた紙切れに目を向ける。 最初は役に立ちそうなアイテムではなく、ただの紙切れだと知った時はがっかりした。 だがよく調べてみるとこれは何かの地図、それもこの島の特定の場所の地図のようだ。 「物凄く胡散臭いんだよな。昔、こういう曰くありげな紙にどこぞの地形に赤丸とか付けた偽の宝の地図とか散々見たな」 レナ達と出会う前、自由人として旅をしていた頃によくそんな地図は見かけたがほとんどが偽物だった。 裏で売られてる宝の地図なんてどこぞの詐欺師が金銭目的で売ってるのが通例だからだ。 ただ、この状況で支給品として渡されたものが本当に偽の地図だと断言もできない。 「しかもランダムアイテムは一つだけとか言ってた癖に地図が3枚、それも場所がお互いバラバラとかどんな嫌がらせかよ。  これ、俺一人で三か所とも回ってたら無茶苦茶時間を喰いそうだぜ。なら誰かに協力して貰うしか……ないか」 かって暗黒魔道士エクスデスと世界の命運を賭けて戦った時、エクスデスの力は強大で幾度も敗北しそうになったがその度に仲間とともに 危機を乗り越えてきた。自分一人だけでは無理でも仲間と一緒なら解決することも可能なことがある。 バッツはそれを経験として知っている。だが……はたしてこんな状況から共に闘ってくれる同士がどれだけいるか…… 「正直、お友達から始めたいところを即席でも仲間として協調しなくちゃならないのか。しかも裏切られる可能性が常に付き纏う…か」 ああ、考えれば考えるほど頭が痛くなってくる。これがレナ達と一緒ならここまで…… 「やめやめ、みんなまでここにいなくてよかったんだ。無い物ねだりしても始まらない。  とりあえず協力者を探すか。できれば魔法に詳しい人間、この状況だと魔法剣士か」 俺みたいに魔法の知識がある剣士が他にもいればこの首輪を外す手掛かりが掴めるかもしれない。 普通なら魔法にも詳しい剣士なんて加えはしないだろう。だが俺がここにいるということはいる可能性も0ではないはず。 そうと決まればまずは人が集まりそうな場所へ向かうか。 こうしてバッツの新たな冒険が始まった その先にあるのは果たして―― 【B-5/海岸付近/一日目/深夜】 【バッツ・クラウザー@ファイナルファンタジーⅤ】 【状態】健康 【装備】剣(詳細不明) 【道具】支給品、宝の地図三枚セット 【思考】基本:脱出する      1: まずは協力者を探す。可能なら魔法剣士      2: とりあえず地図を調べる。協力者に渡してもいい      3: 首輪を外す方法を考える 【備考】   ※宝の地図はそれぞれ場所がバラバラでこの島の特定の場所の地形に謎の印が付いています    場所は何処で正確にはどういう地図かは次の書き手さんに任せます   ※この首輪は魔法に属するものだと推測しています ---- |BACK||NEXT| |023:[[願果(ねがいのはて)]]|投下順|025:[[魔剣混沌]]| |023:[[願果(ねがいのはて)]]|時系列順|026:[[我刀・ノヴァ]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |&color(blue){GAME START}|バッツ・クラウザー|:[[]]| ----
**パーティを作ろうとしてみる◆Bn4ZklkrUA バッツ・クラウザーは自由人である。 体一つ、身一つで世界中を旅し、相棒のチョコボと共に今日は東へ、明日は西へと当てのない旅を続ける。 それはバッツが二つの世界をまたにかけ、世界の危機を救った英雄になってもそれは変わらない。 偶になつかしい仲間の顔が見たくなり、仲間の前に顔を出すことはあっても基本的に彼は旅人なのだ。 今日も相棒のチョコボ、ボコを駆っていた。 そして、そろそろ夜も近づいていたので野宿の準備でもしようかとして…… 突然、景色が暗転した。そして…… 「はぁ、さすがにこれは……まぁ、愚痴を言っても仕方ないのは判るが唐突すぎるぜ」 そう呟き、ため息をひとつ吐く。 気が付いたらいつの間にかあの広間からバッグ一つで海岸線へワープさせられた。 少なくとも今感じる潮風は幻覚や幻影ではなさそうだ。 「しかしカモメ1匹、海鳥1匹もいないとかここがまともな場所とは言い難いな。これもあのロワって女が用意した舞台ってわけか…」 まったく、こんな見世物みたいな殺し合いに大仰なとは思う。 こんなことはエクスデスの時に飽きるほど体験したがまさかまたそれを体験する事になろうとは。 そして経験上、それだけ手間暇かけたとなるとちょっとやそっとでは連中を出し抜くのは難しいだろう。 「それも問題だが一番の問題はこれだろうな」 首の首輪の冷たい感触が否応にも無くこれが現実だと伝える。 「乗るか乗らないかは別にしてもこいつが外せたら話が簡単なんだが……」 剣士だけを集めたのだからレナやファリス、クルルらはここにはいない。 ほっとする反面、彼らが傍にいてくれたらと思ってしまう。 「こういうことに詳しいのは俺よりみんなの方だからな。いや、シドかミドの方か?  無い物ねだりしても始まらないのはわかってるがな」 ただ、バッツにもまったく知識がないわけでもない。 クリスタルのかけらによって得た力な中には魔道士系のジョブもある。 彼女らほどではないがバッツにも魔力や知識はある。 必要に応じてジョブを使い分けた事もあるから魔道士としての経験もある。 「剣術以外の力は制限するとか言ってたな。もしこの首輪で制限されてるとしたら魔法のアイテムのような物かもしれない」 だが、ならどうすればいいのか? そこから先の事となると簡単に答えが出ない。 こんなことならもう少しそっち方面の知識をもっと伸ばせばよかったと思ったが今更思っても後の祭り。 「その内、いい考えでも思い浮かべばいいがな……それにこのままここで考えてるだけじゃすまないか」 そう言うと自分にランダムアイテムとして支給されていた紙切れに目を向ける。 最初は役に立ちそうなアイテムではなく、ただの紙切れだと知った時はがっかりした。 だがよく調べてみるとこれは何かの地図、それもこの島の特定の場所の地図のようだ。 「物凄く胡散臭いんだよな。昔、こういう曰くありげな紙にどこぞの地形に赤丸とか付けた偽の宝の地図とか散々見たな」 レナ達と出会う前、自由人として旅をしていた頃によくそんな地図は見かけたがほとんどが偽物だった。 裏で売られてる宝の地図なんてどこぞの詐欺師が金銭目的で売ってるのが通例だからだ。 ただ、この状況で支給品として渡されたものが本当に偽の地図だと断言もできない。 「しかもランダムアイテムは一つだけとか言ってた癖に地図が3枚、それも場所がお互いバラバラとかどんな嫌がらせかよ。  これ、俺一人で三か所とも回ってたら無茶苦茶時間を喰いそうだぜ。なら誰かに協力して貰うしか……ないか」 かって暗黒魔道士エクスデスと世界の命運を賭けて戦った時、エクスデスの力は強大で幾度も敗北しそうになったがその度に仲間とともに 危機を乗り越えてきた。自分一人だけでは無理でも仲間と一緒なら解決することも可能なことがある。 バッツはそれを経験として知っている。だが……はたしてこんな状況から共に闘ってくれる同士がどれだけいるか…… 「正直、お友達から始めたいところを即席でも仲間として協調しなくちゃならないのか。しかも裏切られる可能性が常に付き纏う…か」 ああ、考えれば考えるほど頭が痛くなってくる。これがレナ達と一緒ならここまで…… 「やめやめ、みんなまでここにいなくてよかったんだ。無い物ねだりしても始まらない。  とりあえず協力者を探すか。できれば魔法に詳しい人間、この状況だと魔法剣士か」 俺みたいに魔法の知識がある剣士が他にもいればこの首輪を外す手掛かりが掴めるかもしれない。 普通なら魔法にも詳しい剣士なんて加えはしないだろう。だが俺がここにいるということはいる可能性も0ではないはず。 そうと決まればまずは人が集まりそうな場所へ向かうか。 こうしてバッツの新たな冒険が始まった その先にあるのは果たして―― 【B-5/海岸付近/一日目/深夜】 【バッツ・クラウザー@ファイナルファンタジーⅤ】 【状態】健康 【装備】剣(詳細不明) 【道具】支給品、宝の地図三枚セット 【思考】基本:脱出する      1: まずは協力者を探す。可能なら魔法剣士      2: とりあえず地図を調べる。協力者に渡してもいい      3: 首輪を外す方法を考える 【備考】   ※宝の地図はそれぞれ場所がバラバラでこの島の特定の場所の地形に謎の印が付いています    場所は何処で正確にはどういう地図かは次の書き手さんに任せます   ※この首輪は魔法に属するものだと推測しています ---- |BACK||NEXT| |023:[[願果(ねがいのはて)]]|投下順|025:[[魔剣混沌]]| |023:[[願果(ねがいのはて)]]|時系列順|026:[[我刀・ノヴァ]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |&color(blue){GAME START}|バッツ・クラウザー|038:[[絆を紡いで]]| ----

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