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作戦
SS
その日、石像の前には王犬が一匹、静かにたたずんでいた。
この国の主は遠くレムーリアに、国の民は九州を攻めるオーマを撃退するため、がらがらだ。
まだ幼い顔立ちの少年が、今頃白馬に摑まって戦場に向かっているだろう。
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遠くレムーリアで、勝ち狼煙が上がっていたころ。
九州でも戦が始まっていた。
ひどい戦だった。
緑にして腐敗のアルコーブは機械を止め、毒を撒き、人を大地を死に至らしめた。
天佑が働いたのか、降り出した雨に毒は洗われたが、死者は数多く。
異世界より援軍に来たもの達は光となって去っていった。
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その広い部屋には王犬が一人。
飛び立った石像を見送って、悲しげに佇んでいた。
(SS:九音・詩歌)
イラスト
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(作者名)
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事前RP
参戦者RP
応援RP
最終更新:2007年07月17日 00:53