(サンプル)Ev90:偵察


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作戦

【装備】
  • ナイトビジョンを用い、暗い場所でも視界が利くようにする
  • 明かりはなるべく最小限に用い、敵等に刺激を与えないようにする
  • 暗色系の服を身に着けることにより闇に紛れ敵に見つかりにくくする
  • 靴に毛皮を巻きつけ、音を立てにくくし、滑りにくくする
  • 音を立てるものを極力身に着けない

【陣形】
  • 少人数で偵察することで物音を立てにくく、敵に気づかれにくい
  • 偵察部隊とそれ以外の部隊を離し、偵察をしやすくする

【体術】
  • 遺跡内では常に方眼紙にマッピングをする
  • 歩測により、時間をかけずに距離を測ることが出来、より精確なマッピングが出来る
  • マッピングする人はなるべく同じ歩幅を歩くことにより、歩測の精度を上げる
  • コンパスを用い、方角を誤認しないようにする
  • 分かれ道の所には壁に目印を描き迷わないようにする
  • 視界内で動くものには気づきやすく、反応しやすい
  • 何か動いたもの、怪しいものがあったら仲間に伝えつつ警戒し、迂闊に近づいたりしない
  • 地面や壁だけでなく天井にも異変がないか気を配る
  • 極力音を立てないようにし、物音に注意して進む
  • 一定の距離を進むごとに立ち止まり、自身の足音などの邪魔な音が入らない状態で聞き耳を立てる
  • 水辺を進む際は滑らないように充分足元に気をつける
  • 壁や床に耳をつけることにより離れた場所の音や振動を感じ取ることが出来る
  • 曲がり角など先が見ない場所では聞き耳を立て何か物音が無いか注意し、うかつに身を乗り出さない
  • 洞窟内の痕跡、動物の死体、生活臭、などにも気を配り何が生息しているか推測しつつ進む
  • 匂いも嗅ぎ、血や獣臭に気をつける
  • 犬妖精なので匂いに敏感であり、匂いの変化に気づきやすい

SS

  洞窟の中には、肌を撫でるような冷気が漂っていた。空気は湿っぽく、吸い込む度に犬妖精の敏感な嗅覚を刺激する。自身の発する音以外耳に聞こえてくるものはなく、薄暗い洞窟はより一層気味悪さを増していた。洞窟内でその生涯を過ごすといわれるコウモリやカマドウマといった生き物の姿を見ることもなく、その鳴き声が洞窟内を反響して聞こえてきたりもしなかった。

  「・・・歩き始めて早一時間、ですか。思った以上に広いですねー」

  この1時間洞窟内の偵察を続けていた詩歌藩国冒険チームの一員、花陵がそう口に出した。白い髪を結って団子頭にしている小柄な彼女は、鮮やかなピンク色のリボンをあしらった深い藍色のスカートタイプの制服、その上に白いエプロンドレスを身に着けていた。歩を進める度に、背中についているリボンが小さく揺れている。手には、柄の部分は金属製で先端部分は他よりも一回りほど大きくなった箒を持っている。よくみればトリガーもくっついていた。

  「確かに。それ程複雑な構造になっていないのが幸いでしたね。これで迷宮みたいな造りだったらと思うとぞっとします」

  花陵の思わずこぼした言葉に、鮮やかな青色の紋章エプロンと大きな羽のついた鍔の広い帽子をかぶった伊能が答える。返事を返しながらも辺りを警戒することを怠る様子はない。油断なく歩を進め、全身に必要以上の力をいれることもなく軽く剣型銃を握っていた。
  伊能はちらりと視線を横に下げていくと、そこには全力で辺りを警戒し続ける人物がいた。格好は伊能と同じく竜士隊のそれで、右手には自分と同じ剣型銃がしっかりと握られている。その人物は、この1時間ずっと過剰とも言えかねない程に辺りに注意を配り続けていた。

  「ミルメーク、適度にガス抜きしておかないといざって時に体が言う事きかなくなるよ」

  親しげに伊能が声をかけると、ミルメークと呼ばれた人物はビクッと小柄なその体を小さく揺らしてから顔を伊能の方へと向ける。大きな鍔のある羽つき帽子の下から現れたのは、まだ幼い子供の顔だった。

  「あっ、はい!気をつけますっ!」

  伊能の顔をイエローグリーンの瞳が捉えている。真剣な表情を浮かべていたが、迷いの無いまっすぐ相手を見据えるその大きな目は、年相応の輝きを宿していた。勢い良く返事をして、再び辺りを眺め始める。その姿勢は先ほどのそれと比べて、ほんの少しだけ肩の力を抜いているように見えた。
  その姿を横目で見て、伊能は小さくため息をつく。そして、あんまり気にしないほうがいいのかもしれない、彼は彼なりに楽しんでいるのだろうと思うことにした。

  「大丈夫だよ、ミルメークくん。いざって時はこの星月さんが必ず守ってあげますから」

  伊能のため息など全く気にすることもなく、隣に居た一人の女性がミルメークに声をかけた。
  花陵と同じ深い藍色のスカートタイプの制服に白いエプロンドレス、手には金属で作られた柄の伸びる箒を持っている。白い髪を肩先まで伸ばし、青い瞳を持つ整った顔には笑顔が浮かんでいる。

  「あ、はいっ。その時はよろしくお願いします、星月さんっ!」

  星月と呼ぶその女性の言葉に対し、ミルメークは律儀に礼を返す。
  そんなやりとりを見て、伊能は再びため息をついた。それはさっきのものより少しだけ、重かった。



  「・・・・ん?あれは・・・・」

  ゴールドオーカーのマントにこげ茶色のブーツ。飾り気のない眼鏡をかけ、白い髪を短くした男が足を止めて、つぶやいた。眉間に皺をよせて、前を睨み付けている。
  その声を聞いて、

  「・・・・・広い、空洞・・ですかね?竜宮さん」

同じように足を止めて、目を細めながら前をにらみつける男が居た。モヒカンの白い髪にオリーブ色の瞳。2m近い巨体で、真っ白な戦闘服を身に着けている。それまで肩に預けていたボルトアクション式のライフル銃を両手で持ち直して、張り詰めた表情を浮かべている。

  「どうやらそのようですね。・・・開けた場所に出ますっ!全員、何が起きても驚かず死なない準備をっ!」

  眼鏡をかけた鋭い目を持つマント姿の男、竜宮 司は他のメンバーに聞こえるように声をだす。凛とした声が僅かに洞窟内で反響し、少しだけぼやける。
  だが、竜宮の声を聞いて面々の表情が一気に引き締まったものへと変わる。自然と自分の手にする武器を確かめるように握りなおし、足取りもしっかりしたものとなった。
  帽子をかぶりなおし、剣型銃を構えなおした伊能は視線を右下に落とす。そして、

  「さて、万が一の時は背中を頼んだよ、ミルメーク」

  自身の小さな身震いを、さも初めから無かったかのように振る舞いながらミルメークに言った。その声は、いつもとなんら変わりはしなかった。

  「はい、必ず。」

  そう短く返事をするミルメークの顔には、幼さや冒険への憧れなどは無かった。ただ、そこには一人の竜士隊員が居た。日夜厳しい訓練を行い、それに耐え抜いた精鋭の顔がそこにはあった。


  そして、彼らは到着する。自らが身を投じる戦場に。

(士具馬 鶏鶴)

イラスト

(星月 典子)

(駒地真子)

(須藤 鑑正)

(須藤 鑑正)

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事前RP

星月 典子「神経を研ぎすませ…異常はないか…?」

参戦者RP

◆士具馬 鶏鶴 > 「・・・しかし、あの花陵さんが険しい顔して辺りを警戒する姿というのも、なんだかなぁ(苦笑)」 [Sun 17 Jun 2007 13:18:15]
◆士具馬 鶏鶴 > 「まぁ、花陵さんががんばってくれてるなら心配するようなこともないでしょうよ」 [Sun 17 Jun 2007 13:16:04]
◆伊能 誠人@詩歌藩国 > 「目だけじゃなくて五感をフルに使うんですよ!」 [Sun 17 Jun 2007 13:15:18]
◆士具馬 鶏鶴 > 「・・・・さてさて、薄気味わるい場所だな・・」 [Sun 17 Jun 2007 13:14:32]
◆伊能 誠人@詩歌藩国 > 「偵察が成功すれば後が楽になります、頑張って!」

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応援RP

駒地真子@詩歌藩国 : 「気をつけてねー。ゆっくり慎重にー」
経@詩歌藩国 : 「ゆっくり慎重にねー。崩れるかもしれないから気をつけて」
須藤鑑正@詩歌藩国 : 「慣れない場所で緊張してるだろうけど、焦らず落ち着いて対処してー!」
経@詩歌藩国 : 「酸素濃度にも気をつけて」
須藤鑑正@詩歌藩国 : 「焦ると、見えるものも見えなくなるから!」
須藤鑑正@詩歌藩国 : 「余裕があるなら、空気の動きにも気を配って」

  • 追加RP投稿テスト -- 星月 典子@詩歌藩国 (2007-06-28 20:08:38)
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