• ルール(探索)
◆球体世界の冒険
プレイヤーの分身であるスフィアリーダーが球体世界を冒険する際のルールです。
基本的にMTWでは、トンネル探索型の冒険を行います。

[部屋1(入口)]━[部屋2]┳[部屋3a]┳[部屋4]━[部屋5(目的地)]
               ┗[部屋3b]┛

このように、1本の線で繋がったいくつかの部屋によって球体世界は表現されます。
部屋ひとつひとつは丸い球状の半透明な空間となっており、これが球体世界という名前の由来です。

上図を例にして解説すると、まずスフィアリーダーたちは入口である[部屋1]から冒険に出発します。
それぞれの部屋ではイベントが発生し、新たな呪文が手に入ったり、時には危険な罠や凶悪な魔物が巣食っています。
1つの部屋のイベントが終了すると、次の部屋へ進むことができます。
時折[部屋3a][部屋3b]などのように、分岐路が発生することがあります。
これはプレイヤーが選択したルートのみを通ることが出来、後戻りをすることはできません。
こうして幾つもの部屋を突破し、目的地である部屋のイベントを終了すれば、冒険は終了となります。

◆探索とイベント
新たな部屋に到達したスフィアリーダーは、まず部屋の探索を行います。
この際、発生するイベントは大まかに分けて4種類です。
①呪文、アイテム等の入手
 マスターに指定されたカードプールから指定された枚数のカードを引き
 それぞれのプレイヤーのカードストックへ加えることができます。
②異質モンスターとの戦闘
 マスターの指定した球体世界への侵略者こと、異質モンスターとの戦闘を行います。
 戦闘の詳しいルールはこちらのルール(戦闘)を参照して下さい。
 戦闘開始前に、ハートを使っての戦闘準備を行うことが出来ます。
③トラップ
 部屋にはトラップが仕掛けられていることがあります。
 スフィアリーダーの中に盗賊がおり「トラップ解除ツール」を所持していれば解除を試みられます。
 盗賊の「知力」を目標値にサイコロ3つによる行為判定を行います。
 成功すれば無事に罠を解除できますが、失敗した場合は罠が発動してしまいます。
 また、スフィアリーダーに盗賊が居なかった場合も、自動的に罠は発動してしまいます。
④その他の特別イベント
 マスターの裁定などで、上記以外の特別なイベントが発生することもあります。
 各プレイヤーはマスターの指示に従って行動してください。

◆ハート
 プレイヤーの分身であるスフィアリーダーが持つ、9個の不思議な宝石……それがハートです。
 プレイヤーは好きなタイミングにこのハートを消費し、特別な効果を得ることができます。
 それぞれ便利な効果を持ちますが、一度の冒険で使える数は9回までで、冒険中補充されることもありません。
 ハートを消費して得られる効果は、以下の4種類です。

①直前に受けたダメージを軽減し0にします。戦闘だけでなくあらゆるダメージに対して有効です。
②好きなカードプールを選び、2枚引いて自分のカードストックに加えます。
③自分のグレイブヤードにあるカード1枚を、自分のカードストックへ戻すことができます。
④解除に失敗するなどして発動したトラップを無効化できます。

◆カード
 カードは球体世界においてスフィアリーダーの力そのものです。
 武器を使って闘うにも、呪文を唱えるにもカードは必要不可欠なものです。
 カードには「呪文カード」と「装備品カード」の2種類があります。

  :呪文カード
    主に戦闘で役に立つ、直接攻撃、戦闘支援などさまざまな効果を持った呪文が記されたカードです。
    呪文カードには「インスタント」と「ソーサリー」という2種類の詠唱タイミングが存在します。
    「インスタント」は、使用タイミングを問わずいつでも使用できます。
    一方「ソーサリー」は戦闘中の場合、自分の行動順にしか使用することはできません。

  :装備品カード
    スフィアリーダーが手にして戦う為の、剣や斧、槌といった武器などのカードです。
    自分が持つカードストックにある武器のうち、ひとつだけを装備して使用することができます。
    装備したスフィアリーダーは、自動的にその装備を扱うための技能を習得したものとして扱います。
    また、直接攻撃するのには向かなくても、防御能力を高める盾や鎧といった物や
    呪文カードを扱うための能力を持つ装備品も存在します。

 マスターが管理するカードの束、いわゆる山札のことは「カードプール」と呼びます。
 カードプールは「装備品カード」「呪文カード」などカテゴリー別に存在します。
 スフィアリーダーが現在所持しているカード、いわゆる手札のことを「カードストック」と呼びます。
 カードストックは、装備品・呪文それぞれのカテゴリーごとに最大で5枚までとなります
 (装備品の効果などによって、最大数が増えることもあります)。
 何らかの効果などで一時的に6枚以上になった時は、ただちに5枚以下になるようグレイブヤードへカードを捨てます。 

 二人のプレイヤーが操るそれぞれのスフィアリーダーのカードストックにあるカードは
 お互いの同意があれば交換することもできます。
 なお、その場合でもカードストック上限の5枚を超えるような交換はできません。

 呪文を使用したあと、または捨てるなどの効果でカードが置かれる場を「グレイブヤード」と呼びます。
 グレイブヤードには枚数の上限はありません。
 また、冒険終了時にグレイブヤードにあるカードのうち1枚をカードストックへ戻すことができます。

◆その他、行為判定
 特別なイベント中などに、マスターが「判定」を行わせることができます。
 行動に最も適していると思われる能力値を目標値に、サイコロ3つを振り判定を行います。
 クリティカル・ファンブルも発生します。
最終更新:2012年06月20日 15:41