「おまえの友達に妙な質問されたから、適当に返しておいたぞ。」
「おまえ、友達に俺のこと言っただろ。あんまり変なこと言うなよな。」
おまえの友達に問い詰められた。あまり余計なことしゃべるな。」
おまえの友達、興信所か何かのまわし者じゃないのか? 質問しすぎだ」
題名:近況 from:Seiji.S. 最近やっと、しつこいサークル勧誘が減った。 何回断ってもわらわら湧いてくるんだ、あいつら。 テニスやゴルフやるよりメンバー増やすのが目的なんじゃないかと思う。 そっちはどうだ? 授業サボったりしてないか? S.S.
題名:音楽祭 from:Seiji.S. この前ちょっとフランスに行ってきた。 6月から7月にかけて、シャンパーニュ地方で音楽祭をやってるんだ。 すごい数のコンサートが行われてて、すごい数の人間がうろうろしてる。 俺も昔、ピアノを披露したことがあったけど、結構気分良かったぞ。 次に出るのはプロになってからだけどな。 その時は招待してやる。 S.S.
題名:招待状 from:Seiji.S. 文化祭の招待状が届いた。 そういえばそんな時期だな。 去年の今頃は、演劇の準備に明け暮れてた気がする。 あの時はなんで俺がこんなことを……なんて思ってたけど、 今思うと、ああいうのも案外楽しかったかもしれないな。 S.S.
題名:寒い…… from:Seiji.S. 嫌な季節がやってきた。 春まで冬眠したい。 おまえはいつも元気だよな。 すこし分けろ。 今度もらいに行く。 S.S.
題名:(無題) from:Seiji.S. 初めておまえと会ったのがはば学だったから、 おまえとはば学は切っても切れないんだ。 俺の中で。 だからおまえが卒業するなんてなんか変な気分だ。 おまえのことだから、卒業式までまだまだ、なんて思ってるんじゃないか? あっという間だぞ? 後悔しないよう、ちゃんと思い出作っとけよ。 S.S.
題名:成績 from:Seiji.S. 聞いたぞ。 おまえ、プロ並みのアーティストだってはば学で評判らしいな? 俺に黙って何やってんだ? 出来るなら出来るって自慢くらいしろよ。 遠慮するな。 知らなかった俺がバカみたいだろ。 頑張ったな。 S.S.
〇〇「……ずっと寝てたから眠れなくなっちゃった。退屈だなぁ……」 〇〇「は~い、なぁに? 起きてるよー。」 設楽「……なんだ、起きてるのか。」 〇〇「わっ、設楽先輩!?」 設楽「見舞いだ。果物、家の人に渡しといたから。」 〇〇「えっ、あの、あ、ありがとうございます。」 設楽「なんだよもう……寝てるって言ってたから、顔だけ見て帰るつもりだったのに……」 〇〇「すみません、わざわざ……」 設楽「なんでおまえが謝るんだ。おまえは別に悪くないよ。」 設楽「……いや、やっぱり悪い。体調管理くらいちゃんとしとけよ。心配するだろ。」 〇〇「す、すみません……} 〇〇(な、なんでイライラしてるんだろう……) 設楽「…………心配したんだよ、本当に。」 〇〇「設楽先輩……」 設楽「おまえが無理してるとか、気付いてやれたらいいけど、できないんだ、俺は。」 〇〇「え……?」 設楽「そういうの、うまくないんだ。だから無理なときは無理って言ってくれ。倒れてからじゃ困る。」 〇〇「あの、設楽先輩のせいじゃないですよ? わたしが……」 設楽「……わかってるよそんなこと。だからさっきそう言っただろ。悪いのはおまえだ、おまえ。」 設楽「ああもう、なんで起きてるんだ。とにかく早く治せよ、いいな!」 〇〇(設楽先輩、心配して来てくれたんだ……早く元気にならなくちゃ!)
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