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■カラオケ

  • 設楽
設楽「おまえ、歌うまいな。」
○○「そんなことないですよ。高い音が出なかったし……」
紺野「表現力があるんじゃないかな。カラオケって上手い下手より雰囲気が重要だと思うし。」
設楽「それじゃこいつが下手だって言ってるみたいじゃないか。」
紺野「言ってないよ。なんでそう曲解するかな。」
○○「わ、わたしのためにケンカしないでぇ~♪」
設楽「ぷっ……」
紺野「あったね、そんな歌……」

  • 紺野
紺野「歌が上手ければよかったと思うよ……」
○○「紺野先輩、下手じゃないですよ?」
紺野「うーん、何かが足りないんだよな。こう、人をメロメロにさせるような何かが。」
○○「メロメロ……」
設楽「そんな技、身につけてどうするんだよ。歌で告白するわけじゃないだろ。」
紺野「そうだけどさ……」
○○(…………?)

■ゲームセンター

  • 設楽
設楽「次は最高得点取ってやる。」
○○「リズムゲームですよね?設楽先輩、初めてなのにすごかったなぁ……」
設楽「……まあな。」
紺野「やれやれ……音楽だけは勝てないな。」
設楽「だけ、か?」
紺野「そのつもり。」

  • 紺野
○○「クレーンゲーム、残念でしたね……」
紺野「あのぬいぐるみ、君にプレゼントしたかったんだけどな。」
設楽「あんなのやるだけ無駄だろ。商品もチープだし。」
紺野「まぁ、普段の僕なら同じこと考えただろうね。
でも、彼女がかわいいって言ったから……たったそれだけで持論がどこか行っちゃったよ。あぁ、残念だったなぁ……」
○○「紺野先輩……」

■ライブハウス

  • 設楽
設楽「ああいうのも悪くないな。」
紺野「ロックを?僕にはよくわからないな。」
○○「設楽先輩、ロックに興味あるんですか?」
設楽「おまえがボーカルやるなら伴奏してやってもいいと思うくらいには。」
○○「わたし!?」
設楽「気が向いたら声かけてみろ。おまえ以外の伴奏はやらないから。」
紺野「なんだかずるいな……」

  • 紺野
紺野「やっぱり生演奏は迫力が違うな。一緒に見られて良かった。」
○○「ふふ、わたしも。」
設楽「音楽オンチのくせに……」
紺野「何か言ったか?」
設楽「言ったよ。おまえ、普通ならロックライブなんて好んで行かないだろ。」
紺野「誰がそばにいるかによって感じ方は変わるからな。今日もそれを実感した。」
○○「紺野先輩……」

■ボウリング

  • 設楽
○○「はぁ、楽しかった!」
設楽「そうか。じゃあ、また行こう。」
紺野「指が痛いとか腕が痛いとか文句言ってたくせに……」
設楽「忘れた。」
紺野「調子いいなぁ。」
○○「紺野先輩はフォームがきれいですよね。」
紺野「……次はターキー狙ってみようかな。」
設楽「調子いい奴……」

  • 紺野
紺野「はぁ……」
○○「紺野先輩?どうしたんですか?」
紺野「ボウリングで、ずいぶん格好悪いところばかり見せちゃったから。」
○○「そんなの、お互いさまじゃないですか。」
設楽「あぁ。むしろどんどん見せとけ。呆れて愛想尽かすほど。」
紺野「……次は格好いいところを見せてやる。」
○○(紺野先輩、燃えてる……)



更新日時:2015/05/10 02:37:05
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最終更新:2015年05月10日 02:37