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その他

自宅

琉夏「家ってさ、なんか足りないんだよな……」
琥一「なんかじゃねぇ、何もねぇんだよ。」
〇〇「テレビとか、洗濯機とか?」
琉夏「それもある。でも、もっとこう……あ、わかった、女っ気だ。な、コウ?」
〇〇「それはしょうがないでしょ?」
琉夏「そう。3人で暮らせば、いいんじゃない?」
〇〇「えっ……」
琥一「ルカ。その辺にしとけ。」
琉夏「だな、ゴメン。」
〇〇「ハァ……すっかりご馳走になっちゃった。」
琉夏「お粗末さまでした。」
琥一「テメェが言うな。まあ、大したもん出せねぇけどな。」
〇〇「でも、本当に琥一くんって、いい旦那様になりそうだね?」
琥一「なんだかクールじゃねぇなぁ……」
琉夏「コウはウォームだろ? 本当はさ。」
琥一「あ?」
琉夏「カッコつけんな。」
〇〇「テラスから見える夕日、いつ見てもいいね……」
琥一「そうか。あんなもんで良けりゃ、いつでも見に来い。」
〇〇「うん、ありがとう。」
琉夏「忘れてるかも知れないけどさ、俺の家だよ?West Beachは。」
琥一「夕日は誰のもんでもねぇだろ。」
琉夏「ヤベェ、カッコいい……」
琥一「おかしなもんだな。」
〇〇「なに?」
琥一「いつもオマエが帰った後は、家の中がガランとしたみてぇに感じる。」
琉夏「そうだな。」
琥一「なんつーか、こう……」
琉夏「それを寂しいって言うんだ、コウ。」
琥一「なるほどな……」

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最終更新:2023年04月23日 22:18