単独

繁華街

『ぬいぐるみ大好き』

〇〇(あれは……花椿さん? 何してるんだろう……)
〇〇「花椿さん!」
花椿「わっ! バンビ!?」
〇〇「? 何見てたの?」
花椿「や、ちょっと通りかかっただけなんだけど……」
〇〇「わぁ! 可愛いぬいぐるみ! 小物も可愛い! これ見てたんだ」
花椿「ああ、うん」
〇〇「あ、わかった! お店に置くもののリサーチだ」
花椿「うん……まあそんなとこ、かな。……あのさ?」
〇〇「なに?」
花椿「アタシがこういうの持ってたら変かな? 似合わない?」
〇〇「どうだろ……たしかにイメージとは違うけど、変じゃないよ?」
花椿「ほんと!?」
〇〇「うん」
花椿「そっかそっか、変じゃないか。……うーん、でもなあ」
〇〇(行っちゃった……花椿さん、ひょっとしてこういうの好きなのかな?)

森林公園

『庶民派花椿』

〇〇(もう特に見る物はないかな……)
花椿「バンビ!」
〇〇「あ、花椿さん。」
花椿「ぐーぜん!」
〇〇「うん。そっちは……買い物? 花椿さんもここで買い物するんだ。」
花椿「するよ、もちろん。大抵のものはここで揃っちゃうし。」
〇〇「うーん……どうしても花椿家のイメージがあって。」
花椿「アタシはお嬢様なんかじゃないってば。見りゃわかるじゃん?」
〇〇「そっか……うん、そうだよね!」
花椿「ねえ……その反応もひどくない?」
〇〇「ふふっ!」
花椿「……やっぱいいね、バンビは。一緒にいてほっとする。」
〇〇「?」
花椿「ううん、こっちの話。もう行くね、バイバイ!」
〇〇(花椿さん、悩みでもあるのかな?)

複数

繁華街

『星の導き』宇賀神・花椿

???「そっちは方向が悪い。やだ」
???「いいじゃん、気にし過ぎだって!」
〇〇(宇賀神さんと花椿さん……言い争いしてる!? 珍しいな……)」
〇〇「宇賀神さん! 花椿さん!」
宇賀神「バンビ」
花椿「あー、バンビ! 聞いて。ミヨが頑固でさー……」
宇賀神「違う。カレンが言うことを聞いてくれないから」
〇〇「ね、ねえ。何が原因なの?」
花椿「商店街の奥にあるショップに行こうとしてんだけどさ。なら、このまま商店街の中を突っ切るのがフツウじゃん?」
宇賀神「でも、星がざわめいてる。だから、少しだけ遠回りだけど裏通りからがいい……」
花椿「あー、もういい! アタシ一人でこのまま行く!」
宇賀神「…………」
〇〇「ま、まあまあ! 2人とも、落ち着いて。ね?」
花椿「……そうだよね、ゴメン。ミヨ、ゴメン!」
宇賀神「いい。わたしが、こんなこと突然言い出したから」
花椿「もういいって。行こ! お星様の導きどおり、遠回りしよっか♪」
宇賀神「ううん、もう大丈夫。さっきの方向、ざわめきが聞こえなくなったみたい」
花椿「でも、さっきの今じゃん? ほら、こっちこっち。行くよ!」
宇賀神「あ。今度はその方向に、星のざわめき……」
花椿「えぇっ!? めんどくさいなー……」
宇賀神「カレンはせっかち過ぎ。急ぐとロクなことにはならない」
〇〇(うーん、このままここで言い合って一日終わっちゃいそうな気がする……)

森林公園

『新鮮な姿』琥一・花椿

〇〇(あれ? あそこの2人……)
花椿「へぇ、コーイチ君ってさ、ビンテージとか着るんだ。かなり意外……」
琥一「ウルセーな。着ちゃ悪ぃのかよ?」
花椿「ほめてんだから、いちいち突っかかんないの。うっとーしーな。」
琥一「あぁ?」
〇〇「琥一くん! 花椿さんも、何してんの、こんなとこで?」
花椿「あっ! バンビ~♡」
琥一「なんだ、オマエ、こいつの知り合いか? つーか、バンビって――」
〇〇「えぇと、そうそう! 花椿さん、友達だよ!」
花椿「ねぇねぇ、コーイチ君って学校じゃあんななのにさ、普段は結構、お洒落だね。知ってた?」
〇〇「うん、そうだよ。」
花椿「そっか。夜露死苦とか刺繍した服着てんのかと思った。」
琥一「着ねぇだろ……」
〇〇「琥一くんは、お洒落にこだわってるんだよね?」
琥一「バカ、お洒落じゃねぇ。ポリシーだ。」
花椿「ちょっと……バンビにバカって言った? ぶっ飛ばすよ、バカヤンキー。」
琥一「なんだ、コラ。」
花椿「おっと。アタシ、急いでたんだ。じゃあね、バンビ♡」
〇〇「バイバイ、花椿さん!」
琥一「バンビってよ……オマエ――」
〇〇「変わった友達が多いよね。うん、知ってる……」

『俺はくまじゃない』不二山・花椿

???「カッコ悪ぃ。嫌だ」
???「馬鹿だね、この子は。カッコいいって!」
〇〇(ん? あの声は……)
〇〇「不二山くん! 花椿さん!」
不二山「あ」
花椿「あっ! バンビ~♡」
不二山「バンビ……?」
〇〇「う、うん……えぇと、どうしたの?」
花椿「ねぇ、どう思う? カレさ、動物的には何だと思う?」
〇〇「……動物的?」
不二山「ほら見ろ。意味わかんねぇンだよ。なんで動物なんだよ? なぁ?」
〇〇「う~ん……花椿さんなら?」
花椿「くま」
〇〇「ああ!」
不二山「ああ、じゃねぇよ……どうせつけんならよ、もっと、ねぇのかよ。タイガーとかウルフとかよ」
花椿「なんで? いいじゃん、くま。強いよ、くまは?」
不二山「そうだけどよ、なんだかこう……なあ、おまえが何かいい案出せ」
〇〇「わたし!?」
不二山「そうすりゃこいつも納得すんだろ。早く」
〇〇「う~ん……じゃあ、ヤマアラシ!」
不二山「…………まんまか」
〇〇「うっ……だって!」
不二山「まあ、クマよりはいい。じゃあ、それな。ヤマアラシだ」
花椿「ダメ、くま。アンタはくまちゃんでいきな?」
不二山「……ちゃん?」
花椿「おっと、時間切れ。今日のところは諦めるわ。じゃあね、くまちゃん、バンビ。チャオッ!」
不二山「クマにバンビ……森かよ、ここは」
〇〇(不二山くんがくまなら、他の人はどう見えてるんだろう……)

『強引な着せかえ』宇賀神・花椿

???「絶対似合うって! せめて試着だけでも!」
???「いい。」
〇〇(あ、花椿さんと宇賀神さんだ)
〇〇「花椿さん! 宇賀神さん!」
花椿「あ、バンビ! チャオ!」
宇賀神「バンビ、助けて……」
〇〇「助けてって、どうしたの?」
宇賀神「悪質なキャッチセールスにつかまってるの。」
花椿「こらこらこら! 違うよ! バンビもさ、あれ見てよ。」
〇〇「ショーウィンドウ? ……あ、可愛いワンピース!」
花椿「でしょ? カワイーよね!?」
花椿「これミヨが着たら絶対似合うと思わない?」
宇賀神「いいって、似合わないから。」
〇〇「ん~、似合うんじゃないかなぁ。」
宇賀神「バンビまで……」
〇〇「ただ普段着るには、ちょっと勇気いるかもだけど。」
宇賀神「でしょ。恥ずかしくて無理。」
花椿「だから、だったら買わなくてもいいってば。ちょーっと試着するだけ、ね!?」
宇賀神「いやだって。あと携帯のカメラ構えるのやめて……」
花椿「わかったわかった! しまうから! バンビので撮ってもらうから! それならいい?」
宇賀神「全然よくない。」
〇〇「花椿さん、そろそろ諦めたら……」
花椿「いやいや、こう見えて押せばやってくれる! ような気がする!」
宇賀神「……聞こえてるって。」
花椿「ほーら! ミヨちゃん、可愛いよ! 着てみよう!」
宇賀神「い・や。あと“ちゃん”はやめて。」
〇〇(どっちが先に諦めるんだろう……面白いから見てよう)

臨海地区

『その名は……?』新名・花椿

【条件】2年目4月~3年目2月
〇〇「さてと……ん?あそこにいるのは……」
〇〇「花椿さん!新名くん!」
花椿「あ、バンビ♡」
新名「バンビ……」
〇〇「えぇと、その、これは……」
新名「ズリィ! カレンさん、オレにもそういうのつけて!」
〇〇「え!?」
新名「今メチャクチャ人気ある“CAREN”のデザイナー! メンズ、レディース問わないファッション界のカリスマ!」
新名「そんなパネェ人にそういうニックネームで呼ばれたらマジカッケェじゃん。なにその『え!?』って。」
〇〇「う……だって……」
花椿「いいんだよ、ニーナ。」
花椿「この子のこういうウブなところも含めて、かわいいバンビ。そうでしょ?」
新名「あー……なんかスゲェ納得いった。うん、アンタたしかにバンビちゃんだ。」
〇〇「ええ!?」
花椿「いいね、ニーナ。わかってるじゃん?」
新名「押忍。カレンの兄貴。」
花椿「誰が兄貴だ。」
新名「イデ! ゴメンナサイ……」
新名「と! オレ用事の途中だったんだ。」
新名「カレンさん、動物シリーズの仲間入りの件、よろしくッス! んじゃ!」
〇〇「動物シリーズ……新名くんはなんだろうね?」
花椿「レッサーパンダ。」
〇〇「ああ!」
花椿「ね? さて、アタシも帰ろうっと。またね、バンビ。」
〇〇(花椿さんって、けっこう的確だよね。ということは、バンビも……)
〇〇(……うーん。考えないようにしよう……)

『いつもと違う彼女』設楽・花椿

〇〇(あ、あそこにいるのは……)
花椿「それでは、ごきげんよう。」
設楽「ああ、ご両親にもよろしく。」
〇〇「花椿さん! 設楽先輩!」
設楽「〇〇。」
花椿「あ、バンビ。」
設楽「なんだ、おまえら知り合いなのか?」
花椿「はい、お友だちです。仲良くしてもらってます。」
〇〇(あれ? 花椿さん、いつもと違うような……)
設楽「ふーん……それじゃ、また。車を待たせてるんだ。」
花椿「家族が設楽さんのピアノを聴きたがってました。また是非聴かせてください。」
設楽「ああ、機会があればな。」
〇〇「………………」
花椿「は~……あー、つっかれたー!」
〇〇「花椿さん、設楽先輩のこと、よく知ってるの?」
花椿「よくってわけじゃないけど、社交パーティーなんかでたまに会うからね。」
花椿「アタシ、社交界ではいい子ちゃんで通ってるから、彼の前では猫かぶっとかないと。」
〇〇「そんなことしなくても……」
花椿「じゅうぶん魅力的? うふっ、ありがと♡」
花椿「ハァ、ここでバンビに会えてよかった~! 元気もらっちゃった。」
花椿「じゃあアタシそろそろ行くね。チャオ!」
〇〇(社交界って大変だ……)

全地区

『バンビって……』琉夏・花椿

【条件】琉夏のイベント『ICU』未発生
〇〇「あれ、あそこにいるの……」
花椿「あ、バンビ! ぐうぜーん!」
〇〇「花椿さん、お花買いに来たの?」
花椿「そ、お店のね」
琉夏「まいど。……あれ、〇〇ちゃん」
〇〇「琉夏くん、がんばってる?」
琉夏「まあね」
花椿「ねぇねぇ……ルカ君てさ、やっぱ、美しいよね?」
〇〇「そうだね、ファンの女の子も多いしね?」
琉夏「花椿さんもウツクシーよ?」
花椿「テヘ! いや、そういうんじゃなくて、なんかさ、伝説上の生き物みたいな?」
〇〇「伝説上の?」
花椿「そう。例えば……ユニコーンとか、ドラゴンみたいな感じ」
〇〇「あっ、なんかわかるかも」
琉夏「ドラゴン琉夏、なんちて」
花椿「兄の方はどっちかてーと野獣みたいなのにね、虎とかさ」
琉夏「いいね、スカジャンみたい」
花椿「そうそう、タイガー&ドラゴン。いい感じじゃん。ね、バンビ?」
琉夏「〇〇ちゃん、バンビって呼ばれてんの?」
〇〇「え? えぇと、なんかね……」
花椿「んもう、バンビはバンビでいいの! カワイイんだから! ね、カワイイよね?」
琉夏「うん、かわいい」
〇〇「もう……」
花椿「ちょっと、ドラゴン……アンタまさか、バンビのこと狙ってないでしょーね?」
琉夏「俺? 俺はいいドラゴンだよ?」
花椿「どうだか……バンビ気をつけて? 食べられちゃうよ?」
〇〇「食べるって、そんな――」
琉夏「うまそう……」
〇〇「えっ!?」
花椿「ちょっと! バンビに手出したらコロスよ? 行こ!」
琉夏「まいど。バイバイ、バンビ」
〇〇(はぁ……変なあだ名が広まってく……)

『話題が変わって』紺野・花椿

〇〇(あ、本屋の前にいるの……紺野先輩と花椿さん?」
花椿「えっ、ホントに!? それちょっとヤバいですよ。」
紺野「そうかな、必要だと思ったことがないから……」
花椿「ダメです! もったいないですよ!」
〇〇「花椿さん、どうしたの? 大きな声で……」
花椿「あ、バンビ~! どしたの?買い物?」
〇〇「うん、そんなとこ。こんにちは紺野先輩。」
紺野「やあ、〇〇さん。」
花椿「そーだ、バンビ。会長のことどう思う?」
〇〇「えっ! どうって……?」
花椿「無いよね?このカッコは。」
紺野「………………」
〇〇「えっ……!?」
花椿「制服のときは、ビシッとカッコいいのになー。」
花椿「ハンサムなんだから、ファッションに気をつければもっとモテちゃいますよ?」
紺野「モテ……いや、僕は別に――」
花椿「モテましょう! じゃあ今度、うちのお店に来てくださいね?」
紺野「あ、ああ……それじゃあ、またね。……雑貨屋シモン、か。」
〇〇「は、はい……さようなら。」
花椿「……あれ?」
〇〇「どうしたの?」
花椿「そこでバッタリ会って、オススメ参考書を教えてもらうはずだったのに……」
花椿「なんでファッションの話になったんだっけ?」
〇〇「知らないよ、もう……」
〇〇(花椿さんにかかると紺野先輩もタジタジだなぁ)




更新日時:2022/02/10 00:01:46
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最終更新:2022年02月10日 00:01