単独

繁華街

『急げ!』

【条件】2年目4月1日以降
〇〇「新名くん!」
新名「〇〇さん、ちょりーっす。」
〇〇「ふふっ、ちょりっす。おでかけ?」
新名「ライブ! チケット手に入ったから来いって連絡あってさ。」
新名「ReD:Cro’zって知ってる? インディーズのバンド。」
〇〇「聞いたことがあるような……」
新名「最近、知名度がかなり上がってきたせいで、チケット取りづらいんだってさ。」
新名「で、その筋の情報通曰く!」
新名「SUPER CHARGERに続く、はばたき市出身のビッグアーティストになる可能性、大! と。」
新名「だったら、そこはゼヒ押さえとくべきだろうと。で、メジャーデビューが決まったら――」
新名「オレらのReD:Cro’zが遠くに行っちゃうみたいで寂しい! けど応援する! って言う。言いたい。」
〇〇「ふふっ! 曲は知ってるの?」
新名「もちろん。予習は欠かさないタイプなの、オレ。」
新名「気に入った曲もあったし、生で聴くのすっげ楽しみ!」
〇〇「感想聞かせてね。あ、時間は大丈夫?」
新名「ダイジョブくない! 行ってくる!」
〇〇「楽しんできてね!」
新名「あんがと! 行ってきまーす!」
〇〇(楽しそうだなぁ。さて、わたしも帰ろうっと!)

臨海地区

『流行だから……』

【条件】2年目4月1日以降
???「なにしてんの?」
〇〇「え……あっ、新名くん。」
新名「一人?」
〇〇「うん。……ね、なんか顔色悪いけど大丈夫?」
新名「ケーキ屋行ってきた。」
〇〇「アナスタシアに? 新名くん、甘いもの好きなんだっけ。」
新名「どっちかっつったら苦手。でも流行りのもんは抑えとく主義だからさ。」
新名「でもあのケーキはない……」
〇〇「どんなケーキだったの?」
新名「ダブルチョコ生クリーム濃厚カスタードスペシャル。それにアイスがついてた。」
〇〇「…………」
新名「残すのはオレの主義じゃねぇしとにかく口ん中に入れてきたけど……ホントにあれはネェ……」
〇〇「……なんだったらお茶でもする?」
新名「あー……アンタからのせっかくの誘いだけど今日はムリだ。」
新名「でもあんがと。ちょっと元気になった。」
新名「じゃあオレはここで……」
新名「……うぇ。」
〇〇(ホ、ホントに大丈夫かな?)

複数

繁華街

『二人の兄』琥一・新名

【条件】2年目4月1日以降
〇〇(あれ? あの二人……)
新名「やっぱ、琥一さんシビィや。ザ・兄貴だ。あ、ジ・兄貴か。」
琥一「なんだそりゃ?」
〇〇「新名くん、琥一くん。」
新名「あ、ちょりっす、〇〇さん。」
〇〇「ちょりっす。何の話?」
新名「弟の罪をかぶったり、親から理不尽な説教を受けたり……兄貴は、苦労するよなって。」
〇〇「そっか。二人ともお兄ちゃんなんだ。」
新名「こないだなんか、弟がガッコで成績落ちたのまで、一瞬だけどオレのせいにされたんだぜ!?」
琥一「まあ、よくある話だ、そりゃ。」
〇〇「どうして新名くんのせいにされちゃったの?」
新名「オレの部屋でよく漫画読んでっからじゃね? 長時間入り浸るんだよなー、オレの部屋に。」
新名「アンタが漫画買うのが悪いって、どんだけヒデェ言いがかりだよ。なあ?」
〇〇「ふふっ、お兄ちゃんは大変だね?」
新名「だろ? あーあ、オレ琥一さんみたいな兄貴が欲しかったなぁ。」
〇〇「琥一くんみたいな?」
新名「なんか琥一さんてさ、実の親でも、一目おきそうな感じじゃん? 関係がイーブンっていうか?」
新名「ウチの親なんてさ、こっちが何言っても端からガキ扱いだもん。」
琥一「ガキなんだからしょうがねぇだろうが。気にいらねぇなら、家出りゃいいんだよ。」
新名「うわ、シビィや……やっぱ琥一さんスゲェ! ウチに来て欲しい!」
琥一「行くか、馬鹿。」
新名「んじゃ弟子入りしたい。」
琥一「なんの弟子だよ……」
新名「兄貴はつれねぇなー。」
琥一「やめろ。メンドクセー弟ならこっちは間に合ってんだよ。」
〇〇(今、二人が兄弟みたいに見えるよ……)

『付け焼き刃』不二山・新名

【条件】三角関係モメ状態ではない/主人公と新名が柔道部に所属
〇〇「そろそろ帰ろうかな。あ、あそこにいるのは……不二山くん!」
不二山「〇〇。チョリソー。」
〇〇「えっ!?」
???「ククッ……」
不二山「買い物、か? ガッチリ楽しんじゃった? ……みたいな?」
〇〇「う、うん。」
???「プッ……」
不二山「駅前に美味いドーナツ屋があんだけど、そこの新作が、ガチ、パレード。」
〇〇「え???」
???「ブハッ!!」
新名「ギャハハ! ハッ、ハラがッ……!」
バ「新名くん! もしかして、新名くんのしわざ?」
新名「オレのしわざっていうか、嵐さんのアクロバティックな覚え間違いっていうかっ……!」
新名「てか、どうすりゃチョリソとかパレード……鮮やかすぎ! あー……参った。嵐さんマジパネェわ……」
不二山「…………」
新名「……あ。イデッ!」
新名「すんません……笑いすぎました……」
不二山「おう。それより……どこが間違ってたか、教えろ。」
新名「え?」
不二山「間違ったまま覚えてたってしょうがねーだろ。今日の一連の流れ、マスターするまで解散はなし。」
新名「お、押忍。」
不二山「よし。ドーナツ屋でガチパレードな新作食いながら、やるぞ。おまえも行くか?」
〇〇「う、ううん。遠慮しとこうかな……」
不二山「そっか。じゃあな。行くぞ、新名。」
新名「お、押忍!」
〇〇(どんなことにも手を抜かない……さすが、不二山くん……)
〇〇(でも本当はなんて言ってるつもりだったんだろ? 気になる……)

『とばっちり?』不二山・新名

【条件】2年目4月1日以降/三角関係モメ状態ではない
〇〇(そろそろ帰ろうかな。……ん? あそこにいるのって……)
不二山「だから……おい、聞いてんのか?」
新名「いらっしゃいませ~……あ。いらさい。」
〇〇「……疲れてるね?」
新名「ははは~……」
不二山「店の改善要求をしてたところだ。」
〇〇「改善要求!? なにがあったの?」
不二山「ここに置いてあった本、買ったら中身が全然、違ってた。」
〇〇「違ってた?」
不二山「柔道特集だと思って買ったんだ。なのに……」
〇〇「柔道特集?」
不二山「うん。“一撃必殺! 華麗なる締め技!”ってピンクのでかい文字が書い――」
新名「嵐さんストップ!! 言わなくていいから!」
不二山「なんでだよ。本当のことじゃねーか。」
新名「いや、そうなんスけど! ハァ……てか、どうして、きゃる~ん☆ みたいなウインクした女の子が表紙の本見て、柔道の特集だと思うかな……」
不二山「柔道着着てた。すげー着崩れてたけど。」
新名「でしょ? ブ……あーあーあー、アンダーウェアが見えてる感じで。おかしいっしょ?」
不二山「あれくらいのこと、よくある。」
新名「ですよねー……って、ねーよ!」
〇〇「ねぇ、不二山くんは何の本を買ったの?」
新名「それはホラ……なんつーの? 男の子の秘密的な?」
〇〇「?」
新名「まあとにかく! 雑誌コーナーの陳列に関しては今、オレの独断じゃ変更はできねぇんで、今日のトコはカンベンしてください。」
新名「今日のことはちゃんと店長に進言しとくんで! この通り!」
不二山「結果は必ず聞かせろよ?」
新名「押忍。」
不二山「よし。悪かった、時間とらせて。じゃあな。」
新名「ありがとうございました~……」
〇〇(お疲れさまでした……)

『お笑い芸人』新名・紺野

【条件】2年目4月1日~2年目2月28日
〇〇(あ、紺野先輩と新名くんだ。珍しい組み合わせ……)
紺野「へぇ、詳しいんだな! テレビにはこの前出たばかりなのに。」
新名「ネットだと割と前から人気あったんスよ、あのコンビ。レギュラーも一本持ってるし。オレはそれで。」
紺野「ネットか。僕も気になってるんだけど、そこまでチェックしきれなくて……」
〇〇「紺野先輩、新名くん!」
新名「〇〇さん。チーッス。」
〇〇「ふふっ、チーッス。何の話、してたの?」
新名「お笑いの話。玉緒さんがDVD買ったっていうからさ。ね、玉緒さん。」
紺野「ああ、うん、そうなんだ。彼がやたらと詳しくてね。僕より詳しいくらい。」
紺野「僕の周りでここまで話せるのは新名君くらいのもんだよ。嬉しいなぁ。」
〇〇「へぇ~……でも、どうしてこんな所でそんな話に?」
新名「それはまあホラ、いいじゃんそのことは! ね!」
〇〇「?」
紺野「……あっ、そうだ! この前の服装検査で逃げただろ、君。さらに、その前も。」
新名「アハハ……まあ、その前の前もかなー、みたいな?」
紺野「みたいな? って……」
紺野「それで、偶然見かけたから週明けに直してくるように厳重注意をしようと思って声をかけたんだ。」
〇〇「なのにいつの間にかお笑いの話に……」
紺野「危うく流されるところだった。じゃあ新名君、本題に――」
新名「お疲れっした! さいなら!」
紺野「あっ、待て、何度も逃がすか! 今日こそは……!」
新名「うまく話題を逸らしたと思ったのに~!」
〇〇(ごめん、新名くん……)
〇〇(それにしても……紺野先輩、違反した生徒の履歴をみんな覚えてるのかなぁ)

『勝負の行方』新名・宇賀神

【条件】2年目4月1日以降
???「いーや、売れ行きもポイントの一つでしょ?」
???「モノを当てるっていうことが今回の目的だったはず。だから今回の勝負はドロー。」
〇〇「ん? あの声は……新名くん、宇賀神さん!」
宇賀神「バンビ。」
新名「ちょりっす。」
〇〇「ふふ、ちょりっす。何の話?」
新名「こないださ、ウイニングバーガーの新商品が出たじゃん?」
新名「事前にオレとみよさんで予測したんだよ。」
新名「オレは情報網を使って。みよさんは占いで。どっちがイケてんのか白黒ハッキリさせるべく。」
〇〇「うんうん、それで?」
新名「で、バッチリだったんだ、二人とも。オレがヤキウ、みよさんがモチマヨ。」
〇〇「へーっ、すごいね!」
新名「でもさ、勝負なんだから勝敗は決めたいじゃん?」
新名「だから、最終ジャッジのポイントを売り上げにしたわけ。」
宇賀神「してない。あなたが勝手にそう言ってるだけ。」
新名「まあ、ヤキウ勝利でそう言いたくなる気持ちもわかるんスけどね?」
宇賀神「………」
〇〇「え、えーと……今回は二人ともすごかったってことで、いいんじゃない?」
新名「そうかもだけどさ~……ん~……」
宇賀神「バンビ。新名をほめて。」
〇〇「えっ?」
宇賀神「いいから。」
〇〇「う、うん。新名くん、さすがだね! わたし、見直しちゃった!」
新名「マジ? 本気でそう思ってる?」
〇〇「うん! だから今回は勝ち負けなんて小さいことに拘らなくてもいいんじゃない?」
新名「……まあ、そっか。うん、そうかも。」
新名「んじゃあ今回はドローってことで! みよさん、今度セカンドステージやりましょ?」
宇賀神「望むところ。」
新名「楽しみ増えた! じゃあお二人とも、またガッコで!」
宇賀神「クスッ……バンビって、いけない子。」
〇〇(え? えぇっ!?)

森林公園

『これがオススメ』琉夏・新名

【条件】2年目4月1日以降/琉夏のイベント『ICU』未発生
???「えっ、マジで!? ダメっスよ、そんなんじゃ!」
〇〇(あれ? 新名くんの声が……)
???「マジで。ダメ?」
〇〇「あ……新名くん、琉夏くん!」
新名「〇〇さん、ちょりっす!」
琉夏「〇〇ちゃん、ちょりっす。」
〇〇「ふふ。新名くん、琉夏くんに何のダメ出し?」
新名「琉夏さん、ド金髪じゃん? なのに、全っ然手入れしてねぇんだって。」
新名「脱色すると、すっげ髪傷んで切れたりバクハツしたり、維持が大変なのにさ。」
琉夏「大変って、俺のこと?べつに大変じゃないよ? 」
〇〇「うーん、それは……」
新名「髪をそんだけ傷傷めつけてるんだから、ケアはしっかりしないと!」
新名「琉夏さん、すでにロン毛だろ? そっからまた伸びるほど目立つようになるぜ?」
琉夏「いいじゃん、目立つならさ。」
新名「あーもー……そんなピュアな顔、しないで欲しい……」
琉夏「俺の髪はさ、丈夫だよ。鍛えてるからね。」
〇〇「たしかに、琉夏くんの髪ってあんまり傷んでないように見えるね?」
新名「待て待て! ……余計なこと言うなって。いいッスか? 琉夏さんの髪にはこれ!」
新名「MAXエクストラダメージ用“マックス・リッチカメリア”シャンプー&コンディショナーがとにかくお勧めッス!」
琉夏「それさ、体も洗える?」
新名「体? なんで、体なんすか?」
琉夏「うちさ、ビンボーだから、ボディソープとシャンプー一緒なんだよ。」
新名「どんな生活してんすか……」
琉夏「いけね。俺、バイトだ。ハァ、働けど働けど……」
新名「ここ、日本だよな?」
〇〇「ふふっ、人それぞれなんじゃない?」
〇〇「ね、そんなにお勧めなの? “マックス・リッチカメリア”シャンプー&コンディショナーって。」
新名「うん、めちゃくちゃオススメ!」
新名「あ、でもさ、アンタの髪は琉夏さんほどじゃないから、潤いと艶をアップさせる感じのヤツがいいと思うぜ?」
新名「例えばこないだ出たばっかの“つやつやうるる”シリーズ、あれマジで評判がいい。それか、そうだなー……」
〇〇(……オススメ商品話、再燃スイッチを押しちゃったかな?)

『何を飲むか』不二山・新名

【条件】三角関係モメ状態ではない/主人公と新名が柔道部に所属
〇〇(ん? あそこにいるのって……)
〇〇「不二山くん! 新名くん!」
不二山「〇〇。」
新名「ちょりっす。」
〇〇「ふふ、ちょりっす。どうしたの? こんなところで。」
新名「風呂上りに飲むもんの話、してたんだけどさ。ドビタミンCのがウマいのに嵐さんは水だってさ。」
新名「汗かいたあとは炭酸! 喉越しサイコー! ビタミンCも補給できて一石二鳥! 美肌! な!」
〇〇「う、うん……」
新名「ほら~。水にそんな効能ないっしょ?」
不二山「ある。さすがにビタミンCはねぇけど。」
新名「ほら~……って、マジで!?」
不二山「ミネラルウォーターにはカリウムとかカルシウム、ナトリウム――あとはマグネシウム、サルフェート。こんなんが含まれてる。」
不二山「特にサルフェート。代謝も上がって便秘にも効く。女はそういうほうがいいんじゃねぇ?」
〇〇「うんうん、そうかも。」
新名「!」
不二山「硬水か軟水かでも違う。硬水はダイエット、軟水は肌にいいとか聞くな。」
〇〇「へぇ……そんなに効果が違うんだ。」
不二山「らしい。こんど試してみ。」
新名「…………」
〇〇「……ん? どうしたの? 新名くん。」
新名「ズリィ。嵐さんの話にばっか乗り気で。」
〇〇「えっ?」
新名「だってそうじゃん。アンタ今、すっげ食いついてたじゃん。ドビタミンCだっていろんな成分入ってんのに。……たぶん。」
〇〇「えぇと……あの、そんなつもりじゃ……」
不二山「新名。」
新名「……なんスか。」
不二山「ドビタミンC売ってるとこに連れてけ。」
新名「え?」
不二山「うまいんだろ? 風呂上りに飲むと。今日試してみる。」
新名「嵐さん……」
不二山「おまえも行くよな?」
〇〇「……あ! う、うん。そうしようかな!」
新名「!!! あっちの……や、向こうのドラッグストアが安いんスよ! 行こ行こ!」
不二山「行くから落ち着けって。」
新名「押忍!」
〇〇(新名くんの機嫌が一瞬で直っちゃった。さすが不二山くん……)

『ヘリに乗りたい』新名・設楽

【条件】2年目4月1日以降
〇〇(あれ? あそこにいるのは…)
新名「〇〇さん。よっす。買い物?」
〇〇「うん、そんな感じ。新名くんは?」
新名「うん、オレも……あ! なあ、来週からなんだけど補助券もらったらオレにくんない?」
〇〇「補助券?」
新名「そう。100枚集めるとヘリコプターに乗れんの!」
〇〇「へーっ。うん、いいよ。」
新名「やった! あんがと! お! 聖司さんにもお願いしよ! 聖司さん!」
〇〇(聖司さんって、まさか……)
設楽「大声で呼ぶな。」
新名「こんちは。聖司さん、もし補助券もらったらオレに補助券ちょーだい!」
設楽「……なんの話だ?」
〇〇「えぇと……」
設楽「ふーん……」
新名「あ、でももし聖司さんも集めるとかだったら遠慮するッス。」
設楽「それはない。乗ろうと思えばすぐ乗れるし。」
新名「……え! 聖司さんち、ヘリあんの!?」
設楽「じゃなかったら、“すぐ乗れる”なんて言うか?」
新名「!!」
設楽「……乗せないぞ。」
新名「ちょっと! ちょっとでいいんで!」
設楽「ヘリ乗るのにちょっとも何もないだろ!?」
新名「補助券渡しますから!」
設楽「そんなの誰が要るか!」
新名「えっ、じゃあタダで乗せてくれるんスか!?」
設楽「ああ、もう! どうしてそう前向きに取れるんだ……」
〇〇「ふふっ!」
設楽「脳天気に笑ってないでどうにかしろ。」
〇〇「そう言われても……」
新名「聖司さんお願い! この通り!」
設楽「…………俺の持ち物じゃないから即答はムリだ。」
新名「待つッス!」
設楽「…………あとで連絡する。ダメでもグダグダ言うなよ?」
新名「押忍! やった!」
〇〇(押し切りで、新名くんの勝ち。やるなぁ! 新名くん……)

臨海地区

『モメる二人』琥一・新名

【条件】1年目4月1日~3年目10月23日/主人公が柔道部に所属
琥一「さっきからなんなんだ?」
〇〇(? ……琥一くん?)
新名「いや、シビィや……琥一さん。私服もやっぱパネェ、シビィ。」
〇〇(あれ、新名くんも……)
琥一「あぁ? テメェ、ケンカ売ってんのか?」
新名「怖っ、まさか!」
〇〇「ストーップ!!」
琥一「〇〇。」
新名「あ、〇〇さん。」
〇〇「もうっ! なにしてんの、道ばたで!」
琥一「何もしてねぇだろ。このチャラついたボウズが絡んできやがるから――」
新名「やだな、オレはただ、はば学生として、VIPの桜井琥一さんに、挨拶しとかねぇとって。」
琥一「じゃ、用は済んだろ。こっちはこれからバイトで忙しいんだ。」
新名「えぇ、まあ。ただ、嵐さん――あ、ウチの主将なんスけど、どっちが強ぇのかなぁ……」
〇〇「嵐? あぁ……柔道部の不二山か?」
新名「あれ……やっぱ意識しちゃってんだ。どっちが強ぇか、とか?」
琥一「クッ……くだらねぇ。主将だか何だが知らねぇが、所詮スポーツだろーが?」
〇〇「琥一くん!」
新名「アララ、いいんかなぁ……あの人ほら、柔道ラブなんで、今の聞いたらきっとブチギレちゃうなぁ……」
〇〇「新名くんも挑発しないの!」
新名「つーことで、いつでも道場開けて嵐さんと待ってますんで! どもっ!」
〇〇「もう……琥一くん、ケンカはダメだよ?」
琥一「ククッ……柔道上等。」
〇〇(完全にのせられてる……)

『がっかり』不二山・新名

【条件】2年目4月1日以降/三角関係モメ状態ではない/主人公と新名が柔道部に所属
???「なんなんだよ、あれ! あー……クソッ!」
???「落ち着け。」
〇〇(ん? 今の声は……)
〇〇「新名くん! 不二山くん!」
不二山「〇〇。」
新名「……ちっす。」
〇〇「二人でどこか行って来たの?」
不二山「総合格闘技、観てきた。柔道で、割と有名だった選手が出てたから。」
〇〇「そうなんだ。新名くん、ずいぶん怒ってるみたいだけど……」
新名「…………」
不二山「その選手の負け方が気に入らなくって喚いてんだ、こいつは。」
〇〇「負け方?」
不二山「キックで倒されて、パンチ打ち込まれて。柔道の技を一つも出せずにレフェリーストップ。」
〇〇「あ~……」
新名「わかってるよ、オレだって。総合格闘技に出てる以上、そういうのもアリってことは。でもさ……」
不二山「…………おまえがあそこに立ったら、どういう戦い方をする? ボクサーの立場だったら。」
新名「オレだったら? そりゃ……寝技に持ち込まれたらヤバイんで、さっさと――」
新名「!」
不二山「そういうことだよな? 負けたくなけりゃ、相手より上に行かなきゃダメだ。体力も技も。それが、あの選手は出来てなかった。それだけだ。」
新名「……押忍。」
不二山「おまえは格闘のセンスがある。ただ、精神が追いついてない。今みたいに、いつでも物事を客観的に見られるようになれ。」
不二山「それが出来るようになるだけで、今よりもっと研ぎ澄まされた、いい選手になれるはずだ。」
新名「オレが?」
不二山「うん。強制はしねぇけどな。」
新名「……押忍。」
〇〇(不二山くんにあんなこと言われたら燃えちゃうね? 新名くん)

『お似合い?』新名・設楽

【条件】2年目4月~3年目2月
〇〇「さてと。あれっ、あそこにいるの……新名くん!」
新名「〇〇さん。ちょりーっす。
〇〇「ふふっ、ちょりっす。お買い物?」
新名「うんまあそんな感じ。今は聖司さん待ち。」
設楽「なんで俺を待ってるんだ? 一緒に来たわけじゃないだろ。」
〇〇「あ、設楽先輩。」
新名「おかえりなさーい。いいのありました?」
設楽「いいもなにも、頼んでたのができたから取ってきただけだ。」
新名「あれ、オレのオススメコーデは? 買わなかったんスか? ヒデェ!」
設楽「なにがヒデェ、だ。おまえが一方的に選んでただけだろ。
〇〇「えっと……どんなのを勧められたんですか?」
設楽「目に優しくないピンクのパーカーとか、チャラチャラした何かがついた黒のパンツとか……」
設楽「……要は、こいつが着てそうな服だよ。」
〇〇「そ、それは……」
設楽「……絶対ない、だろ?」
新名「うん、オレもそう思う!だからこそ見てぇ、みたいな?」
設楽「おまえな……」
新名「あれ? てか聖司さん。後ろで荷物持ってんの、お付きの人?」
設楽「ああ、忘れてた。店員だ。車まで運んでくれるって言うから。」
新名「どんだけ買ってんスか!? ……オーダーメイダー、マジパネェ。」
設楽「オーダーメイダーってなんだ。ヘンな日本語作るな。」
新名「どっちかっつったら英語じゃね?」
設楽「……ヘンな揚げ足も取るな。」
新名「ハハッ! さてと、ツレと約束してるんでオレはここで。お先っス!」
設楽「ああ、もう……」
〇〇(新名くんみたいな服を着た設楽先輩か……)
設楽「ん? ……おまえ、いまヘンなこと考えてなかったか?」
〇〇「い、いえ! 全然!」
設楽「ふぅん。……覚えてろよ?」
〇〇(う……もうこの件に関しては考えないようにしよう……)

『その名は……?』新名・花椿

【条件】2年目4月~3年目2月
〇〇「さてと……ん? あそこにいるのは……」
〇〇「花椿さん! 新名くん!」
花椿「あ、バンビ♡」
新名「バンビ……」
〇〇「えぇと、その、これは……」
新名「ズリィ! カレンさん、オレにもそういうのつけて!」
〇〇「え!?」
新名「今メチャクチャ人気ある“CAREN”のデザイナー! メンズ、レディース問わないファッション界のカリスマ!」
新名「そんなパネェ人にそういうニックネームで呼ばれたらマジカッケェじゃん。なにその『え!?』って。」
〇〇「う……だって……」
花椿「いいんだよ、ニーナ。」
花椿「この子のこういうウブなところも含めて、かわいいバンビ。そうでしょ?」
新名「あー……なんかスゲェ納得いった。うん、アンタたしかにバンビちゃんだ。」
〇〇「ええ!?」
花椿「いいね、ニーナ。わかってるじゃん?」
新名「押忍。カレンの兄貴。」
花椿「誰が兄貴だ。」
新名「イデ! ゴメンナサイ……」
新名「と! オレ用事の途中だったんだ。」
新名「カレンさん、動物シリーズの仲間入りの件、よろしくッス! んじゃ!」
〇〇「動物シリーズ……新名くんはなんだろうね?」
花椿「レッサーパンダ。」
〇〇「ああ!」
花椿「ね? さて、アタシも帰ろうっと。またね、バンビ。」
〇〇(花椿さんって、けっこう的確だよね。ということは、バンビも……)
〇〇(……うーん。考えないようにしよう……)




更新日時:2018/10/24 14:08:26
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  • 新名単独・商店街
    ○○「新名くん!」
    新名「○○さんちょりーっす。」
    ○○「ふふっ、ちょりっす。おでかけ?」
    新名「ライブ!チケット手に入ったから来いって連絡あってさ。」
    新名「ReD:Cro'Zって知ってる?インディーズのバンド。」
    ○○「聞いたことがあるような……」
    新名「最近、知名度がかなり上がってきたせいで、チケット取りづらいんだってさ。」
    新名「で、その筋の情報通曰く!」
    新名「SUPRE CHARGERに続く、はばたき市出身のビッグアーティストになる可能性、大! と。」
    新名「だったら、そこはゼヒ押さえとくべきだろうと。で、メジャーデビューが決まったら--」 (2018-09-20 09:26:25)
  • 新名「オレらのReD:Cro'Zが遠くに行っちゃうみたいで寂しい!けど応援する!って言う。言いたい。」
    ○○「ふふっ!曲は知ってるの?」
    新名「もちろん。予習は欠かさないタイプなの、オレ。」
    新名「気に入った曲もあったし、生で聴くのすgふぇ楽しみ!」
    ○○「感想聞かせてね。あ、時間は大丈夫?」
    新名「ダイジョブくない!行ってくる!」
    ○○「楽しんできてね!」
    新名「あんがと!行ってきまーす!」
    ○○「(楽しそうだなぁ。さて、わたしも帰ろうっと!)」 (2018-09-20 09:26:52)
  • すいません誤字
    ○新名「気に入った曲もあったし、生で聴くのすっげ楽しみ!」 (2018-09-20 09:28:43)
  • ▼新名・ミヨ 商店街
    ???「いーや、売れ行きもポイントの一つでしょ?」
    ???「モノを当てるっていうことが今回の目的だったはず。だから今回の勝負はドロー。」
    ○○「ん? あの声は……新名くん、ミヨ!」
    宇賀神「バンビ。」
    新名「ちょりっす。」
    ○○「ふふ、ちょりっす。何の話?」
    新名「こないださ、ウイニングバーガーの新商品が出たじゃん?」
    新名「事前にオレとみよさんで予測したんだよ。」
    新名「オレは情報網を使って。みよさんは占いで。どっちがイケてんのか白黒ハッキリさせるべく。」
    ○○「うんうん、それで?」
    新名「で、バッチリだったんだ、二人とも。オレがヤキウ、みよさんがモチマヨ。」
    ○○「へーっ、すごいね!」
    新名「でもさ、勝負なんだから勝敗は決めたいじゃん?」
    新名「だから、最終ジャッジのポイントを売り上げにしたわけ。」
    宇賀神「してない。あなたが勝手にそう言ってるだけ。」
    新名「まあ、ヤキウ勝利でそう言いたくなる気持ちもわかるんスけどね?」 (2018-09-20 09:31:01)
  • 宇賀神「………」
    ○○「え、えーと……今回は二人ともすごかったってことで、いいんじゃない?」
    新名「そうかもだけどさ~……ん~……」
    宇賀神「バンビ。新名をほめて。」
    ○○「えっ?」
    宇賀神「いいから。」
    ○○「う、うん。新名くん、さすがだね!わたし、見直しちゃった!」
    新名「マジ? 本気でそう思ってる?」
    ○○「うん!だから今回は勝ち負けなんて小さいことに拘らなくてもいいんじゃない?」
    新名「……まあ、そっか。うん、そうかも。」
    新名「んじゃあ今回はドローってことで!みよさん、今度セカンドステージやりましょ?」
    宇賀神「望むところ。」
    新名「楽しみ増えた!じゃあお二人とも、またガッコで!」
    宇賀神「クスッ……バンビって、いけない子。」
    ○○「(え? えぇっ!?)」 (2018-09-20 09:31:34)
  • ▼新名単独・ショッピングモール
    ???「なにしてんの?」
    ○○「え……あっ、新名くん。」
    新名「一人?」
    ○○「うん。……ね、なんか顔色悪いけど大丈夫?」
    新名「ケーキ屋行ってきた。」
    ○○「アナスタシアに?新名くん、甘いもの好きなんだっけ。」
    新名「どっちかっつったら苦手。でも流行りのもんは抑えとく主義だからさ。」
    新名「でもあのケーキはない……」
    ○○「どんなケーキだったの?」
    新名「ダブルチョコ生クリーム濃厚カスタードスペシャル。それにアイスがついてた。」
    ○○「…………」
    新名「残すのはオレの主義じゃねぇしとにかく口ん中に入れてきたけど……ホントにあれはネェ……」
    ○○「……なんだったらお茶でもする?」
    新名「あー……アンタからのせっかくの誘いだけど今日はムリだ。」
    新名「でもあんがと。ちょっと元気になった。」
    新名「じゃあオレはここで……」
    新名「……うぇ。」
    ○○「(ホ、ホントに大丈夫かな?)」 (2018-09-20 09:33:02)
  • ▼新名・設楽 ショッピングモール
    ○○「さてと。あれっ、あそこにいるの……新名くん!」
    新名「○○さん。ちょりーっす。」
    ○○「ふふっ、ちょりっす。お買い物?」
    新名「うんまあそんな感じ。今は聖司さん待ち。」
    設楽「なんで俺を待ってるんだ?一緒に来たわけじゃないだろ。」
    ○○「あ、設楽先輩。」
    新名「おかえりなさーい。いいのありました?」
    設楽「いいもなにも、頼んでたのができたから取ってきただけだ。」
    新名「あれ、オレのオススメコーデは?買わなかったんスか?ヒデェ!」
    設楽「なにがヒデェ、だ。おまえが一方的に選んでただけだろ。」 (2018-09-20 09:35:10)
  • ○○「えっと……どんなのを勧められたんですか?」
    設楽「目に優しくないピンクのパーカーとか、チャラチャラした何かがついた黒のパンツとか……」
    設楽「……要は、こいつが着てそうな服だよ。」
    ○○「そ、それは……」
    設楽「……絶対ない、だろ?」
    新名「うん、オレもそう思う!だからこそ見てぇ、みたいな?」
    設楽「おまえな……」
    新名「あれ?てか聖司さん。後ろで荷物持ってんの、お付きの人?」
    設楽「ああ、忘れてた。店員だ。車まで運んでくれるって言うから。」
    新名「どんだけ買ってんスか!?……オーダーメイダー、マジパネェ。」
    設楽「オーダーメイダーってなんだ。ヘンな日本語作るな。」
    新名「どっちかっつったら英語じゃね?」
    設楽「……ヘンな揚げ足も取るな。」
    新名「ハハッ! さてと、ツレと約束してるんでオレはここで。お先っス!」 (2018-09-20 09:36:10)
  • 設楽「ああ、もう……」
    ○○「(新名くんみたいな服を着た設楽先輩か……)」
    設楽「ん?……おまえ、いまヘンなこと考えてなかったか?」
    ○○「い、いえ! 全然!」
    設楽「ふぅん。……覚えてろよ?」
    ○○「(う……もうこの件に関しては考えないようにしよう……)」
    (2018-09-20 09:36:33)
  • ▼琉夏・新名・公園通り
    ???「えっ、マジで?!ダメっスよ、そんなんじゃ!」
    ○○「(あれ?新名くんの声が……)」
    ???「マジで。ダメ?」
    ○○「あ……新名くん、琉夏くん!」
    新名「○○さん、ちょりっす!」
    琉夏「○○ちゃん、ちょりっす。」
    ○○「ふふ。新名くん、琉夏くんに何のダメ出し?」
    新名「琉夏さん、ド金髪じゃん?なのに、全っ然手入れしてねぇんだって。」
    新名「脱色すると、すっげ髪傷んで切れたりバクハツしたり、維持が大変なのにさ。」
    琉夏「大変って、俺のこと?べつに大変じゃないよ?」
    ○○「うーん、それは……」
    新名「髪をそんだけ傷傷めつけてるんだから、ケアはしっかりしないと!」 (2018-09-20 09:37:32)
  • 新名「琉夏さん、すでにロン毛だろ?そっからまた伸びるほど目立つようになるぜ?」
    琉夏「いいじゃん、目立つならさ。」
    新名「あーもー……そんなピュアな顔、しないで欲しい……」
    琉夏「俺の髪はさ、丈夫だよ。鍛えてるからね。」
    ○○「たしかに、琉夏くんの髪ってあんまり傷んでないように見えるね?」
    新名「待て待て!……余計なこと言うなって。いいッスか?琉夏さんの髪にはこれ!」
    新名「MAXエクストラダメージ用"マックス・リッチカメリア"シャンプー&コンディショナーがとにかくお勧めッス!」
    琉夏「それさ、体も洗える?」
    新名「体?なんで、体なんすか?」
    琉夏「うちさ、ビンボーだから、ボディソープとシャンプー一緒なんだよ。」
    新名「どんな生活してんすか……」 (2018-09-20 09:38:46)
  • 琉夏「いけね。俺、バイトだ。ハァ、働けど働けど……」
    新名「ここ、日本だよな?」
    ○○「ふふっ、人それぞれなんじゃない?」
    ○○「ね、そんなにお勧めなの?"マックス・リッチカメリア"シャンプー&コンディショナーって。」
    新名「うん、めちゃくちゃオススメ!」
    新名「あ、でもさ、アンタの髪は琉夏さんほどじゃないから、潤いと艶をアップさせる感じのヤツがいいと思うぜ?」
    新名「例えばこないだ出たばっかの"つやつやうるる"シリーズ、あれマジで評判がいい。それか、そうだなー……」
    ○○「(……オススメ商品話、再燃スイッチを押しちゃったかな?)」 (2018-09-20 09:39:41)
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最終更新:2018年10月24日 14:08