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■森林公園(春)

  • 不二山
不二山「…………眠い。」
○○「芝生公園で寝ちゃってもよかったのに。」
不二山「うん、今度は寝る。膝枕で。」
○○「えっ?」
新名「オレの膝ならいつでもどうぞ!」
不二山「…………頼んだ、○○。」
新名「そんなあからさまにスルーしなくても……まあするか。うん。」
○○(???)
  • 新名
新名「今日さ、レジャーシート敷いて添い寝してるカップル、いたじゃん?」
○○「うん、けっこういたね。」
新名「アンタ、ああいうの、どう?」
○○「いいんじゃないかな? 3人で座れるような大きいシートがあれば。」
新名「…………」
不二山「……まあ、らしい答えだよな。」
新名「手強い……」
○○(???)

■森林公園(花見)

  • 不二山
不二山「写真取ればよかった。おまえの。」
○○「わたし?」
不二山「うん。桜の花びらがざーって散ったときに見たおまえ、きれいだったから。」
○○「えっ……あの……あ、ありがとう……」
不二山「? きれいだったよな?」
新名「うん、まあ……」
新名「どうしてこういうこと、素でサラッと言えんだよ、この人…ヤダヤダ。」
  • 新名
新名「あとどんくらい3人で見に行けるんだろ。桜。」
○○「えっ?」
新名「ね、嵐さん。」
不二山「…………俺ら次第じゃねーの? わかんねーけど。」
新名「うん、まあ……そうッスね……」
新名「ハァ。」
○○(新名くん?)

■森林公園(夏・噴水)

  • 不二山
不二山「おまえ。もう噴水に近づくな。水にぬれるの禁止。」
○○「えっ、どうして?」
不二山「特に薄い布んとき。絶対ダメだ。」
新名「あー……たしかに水着とかより破壊力がある……」
不二山「だろ。返事。」
○○「はっ、はい!」
不二山「よし。」
○○(???)
  • 新名
新名「アンタさ、なんか今日ヤケに子どもに懐かれてたね。」
○○「うん、どうしてだろう。」
新名「お母さんオーラが漂ってるとか?」
○○「ふふっ! じゃ、どっちがお父さん?」
不二山「年齢的には俺。」
新名「……若いパパってのも流行りッスけどね?」
不二山「…………」
新名「…………」
○○(……バチバチしてる?)

■森林公園(秋)

  • 不二山
不二山「最近、時間の流れが早い気がする。」
不二山「気がついたら紅葉してるし、冬もすぐなんだろうな。」
○○「うん、そうかも。」
新名「充実してるって証拠じゃねッスか?」
不二山「かもな。」
新名「……それって、この人といるようになってからだったり?」
不二山「? よくわかったな。」
新名「……そりゃまあ。」
  • 新名
新名「あー……な、もうちょい遊ばね?」
○○「家に帰りたくないの?」
新名「んー。なんか、人恋しいじゃん? この季節ってさ。だから。」
不二山「…………俺もいていいのか?」
新名「……不思議、なんスけど。」
新名「3人でいてぇなって気持ちも……あるんで。だから余計に1人になりたくねぇっつーか。」
新名「だからもうちょい! な?」
○○(どうしたんだろう、新名くん……)

■森林公園(冬)

  • 不二山
不二山「走って通り過ぎる分には構わねーけど、わざわざ3人で行く場所でもねーよな。あそこ。」
新名「深く考えちゃダメっス。楽しいことは自力で探さなねぇと!」
不二山「そっか。だな。…………」
○○「うん?」
不二山「見っけた。」
新名「ですよねー。はいはい、一緒一緒。」
○○(???)
  • 新名
○○「新名くん、公園で写真撮ってたよね? 出来はどうだった?」
不二山「なに撮ったんだ?」
新名「……この人の後姿。夕焼けで逆光になって、影絵みたいな……イイ感じの。」
不二山「ふーん。そっか。」
新名「……あれ? それだけ……?」
不二山「…………それはおまえだけのもんだろ? 大事にしまっとけ。」
新名「……なんだかな。オレってガキくさ。」
○○(新名くん……?)

■温水プール

  • 不二山
不二山「あー、疲れた。」
○○「周りが気になって?」
不二山「正確には、妙な視線からおまえを遮るのが大変で。」
○○「えっ、わたし?」
新名「ダメっスよ、嵐さん。この人、なーんもわかってねぇから。」
不二山「まあな。……俺らだけがわかってりゃいい。」
新名「押忍!」
○○(???)
  • 新名
新名「……次から2人乗りのウォータースライダー、禁止にしようぜ。」
○○「えっ、どうして? あっ、1人、余っちゃうから?」
新名「…………」
○○「そうだよね……あ、じゃあ今度は2人で行って? わたしのことは気にせずに。ね!」
新名「え。」
不二山「なるほどなー。斜め上の発想。俺ら、見習わねーと。」
新名「押忍……」
○○(あれ? ヘンなこと言った?)

■スケート

  • 不二山
○○「今日も楽しかったね。」
不二山「…………」
○○「不二山くん?」
不二山「ん? ああ。楽しかったな。3人でバカやって……」
不二山「ずっとこんな風にいられりゃいいのに。」
新名「……ムリなんスか?」
不二山「…………どうだろうな? わかんねーよ。」
○○(不二山くん……)
  • 新名
新名「プロスケーターがさ、演技終わったあと氷上でパートナーにプロポーズするCM、見たことある?」
○○「うーん、どうだったかな?」
新名「そういうの、やっぱ女の子は憧れる?」
○○「うん。恥ずかしいかもしれないけど一生の思い出になるよね?」
不二山「……なるほどな。」
新名「あ、なにこっそり聞いてんの!? ダメダメ!」

■博物館

  • 不二山
不二山「なあ。」
○○「ん?」
不二山「ああいうの、好きか? 特別展示にあったような指輪。」
○○「うん、嫌いじゃないけど……どうして?」
不二山「ああいうのを実際に見てどうだ? って聞ける機会。そうそうねーから。」
○○「ふぅん……?」
新名「さりげねぇよなぁ……素でやれるんだもん、超ウラヤマ。」
  • 新名
新名「あのさ。今日……あんがと。」
新名「ホラ。ちょっとコワいコーナーんとき、手ーー」
○○「あ、うん。気にしないで?」
不二山「ん? なんて?」
新名「なんでもないッス!」
○○「……どうしたの?」
新名「その、さ。オレらだけの秘密にしときてぇかなー、みたいな? だから。」
○○(新名くん……?)

■植物園

  • 不二山
不二山「新名。さっきの写真、絶対送れよ?」
新名「あ、押忍。」
○○「さっきの写真って?」
不二山「植物園で撮った写真。おまえの。花と並んでるやつ。」
○○「撮ったっけ……?」
新名「あー、嵐さん! その話はまた後で!」
○○(???)
  • 新名
新名「アンタ、チョウチョにもモテモテだったね?」
○○「もう、人ごとだと思って。」
新名「ハハッ。でもなんだろ。なんか甘い匂いでもすんのかな?」
○○「そんなことないと思うけど……」
新名「まあ少なくとも? それに誘われて、2匹ほど虫がついてるからなんかあるとは思うけど?」
新名「ね、嵐さん。」
不二山「知らねーよ。」
○○(虫……2匹?)

■フリマ

  • 不二山
不二山「おまえ、変わったよな。」
新名「えっ、オレ?」
不二山「うん。すげぇいい男になったと思う。」
新名「ちょっ……なんか、すっげムズ痒いんですけど?」
不二山「本当のことだ。見た目はチャラいまんまだけどな。」
不二山「おまえみたいなタイプの友達はいなかったし、初めはちょっと誤解してたこともあったけど、おまえと長いこと一緒にいていろいろ教えてもらったことがある。」
新名「……押忍。オレもっすよ、嵐さん。」
○○(なんか男同士の友情っていいな……)
  • 新名
新名「嵐さんはさ、この人と出会わなかったら、自分は今どうなってたと思う?」
不二山「なんだよ、突然。」
新名「……なんかさ、最近よく考えちゃうんだよね。この人の存在価値。」
○○「わたし?」
新名「そ、アンタ。アンタと出会ってなかったらきっと全然違う高校生活を送ってたと思うし、オレ。」
新名「嵐さんはそういう風に思ったこと、ない?」
不二山「あるな。柔道のこともそうだけど、今みたいなーー」
新名「うん。こういう関係なんか、絶対なんなかったと思う。」
○○(……こういう関係?)


更新日時:2022/02/07 05:24:14
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最終更新:2022年02月07日 05:24