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その他

  • 琉夏
琉夏「〇〇ちゃん、ようこそ。部屋、バッチリ片付けといたから。」
琥一「……俺がな?」
  • 琥一
琥一「まぁ、入れ。」
琉夏「昨日遅くまで掃除してたんだ。……コウがね?」

琉夏の部屋

  • 友情
〇〇「ねぇ、あそこに飾ってあるの、2人の子供の頃の写真でしょ?」
琉夏「あれ? あぁ、そうだ。」
琥一「あれは……おう、丁度オマエがここに居た頃のだな。」
〇〇「うん、なんとなく覚えてるかも。もっと古いのもある?」
琥一「…………」
〇〇「あの……」
琉夏「中学時代のならあるよ? コウのアタマ、スゲェから見てみ。」
琥一「あ? ちょ――待て、ヤメロ!」
〇〇(古い写真、見られたくないのかな……)
  • 愛情
琥一「…………」
〇〇「琉夏くんの部屋は、相変わらずだね……」
琉夏「カッコいいってこと?」
琥一「片付けろってことだ。」
琉夏「ちゃんと片付いてるだろ?」
琥一「どこがだよ? あぁ、もう……着るもんくらい、キチンとしろ……」
琉夏「という具合に時どきコウが片付けてくれる。」
〇〇「もう……ダメだよ、自分でしなきゃ。ほら、琉夏くんも!」
琉夏「メンドクセー……」
琥一「アァっ!? テメェ、このジャケット!」
琉夏「あぁ、それ。コウがあんまり着ないから着てやった。」
琥一「バカ! ビンテージだ、つってんだろーが!」
〇〇(琉夏くんは本当に弟って感じだな)

琥一の部屋

  • 友情
琥一「とまあ、こんな感じだ。」
琉夏「終わった? よし、じゃあそろそろ外に――」
〇〇「いい曲だね! レコードの音もいい感じ。」
琉夏「あ~あ……」
〇〇「?」
琥一「わかるか? じゃ、ちょっと待ってろ。次のはな、あぁ……そうだ、58年の棚だ。」
琉夏「もう止まんないよ? レコード自慢。」
〇〇「そうなんだ……」
  • 愛情
〇〇「琥一くんの部屋は、いつも片付いてるね?」
琉夏「そうそう、片付き過ぎてて落ち着かないよな?」
琥一「じゃ、出てけ。コーヒー置いとくぞ。」
〇〇「あ、ありがとう!」
琉夏「俺、レコードかけてやる。」
琥一「あぁ、待て待て! 俺がやる、触んな!」
〇〇「琥一くんも気苦労が絶えないな……」

1階

  • 友情
〇〇「ここからの夕日はいつもきれいだね……」
琥一「このボロ屋の唯一の取り柄だからな。」
琉夏「ボロって言うな。我が家だろ?」
琥一「我が家ねぇ?」
〇〇「ねぇ……2人はいつまでここに住むつもり?」
琥一「どうすんだ、ルカ?」
琉夏「どうだろうな……」
琥一「だとよ?」
〇〇「そっか。」
琉夏「どっちみち、もうすぐ壊されんだ、ここ。」
〇〇「え?」
琥一「親父の持ちもんだからな、土地の買い手がついたら、しかたねぇ。」
琉夏「最後まで誰かが住んでやんなきゃ、可哀想だ。」
〇〇「そうだったんだ……」
琉夏「でも、それまでは我が家だ。」
〇〇(我が家か……)
  • 愛情
〇〇「ねぇ、2人で居る時は、いつもこの部屋に居るの?」
琥一「あ? どうだろうな、ルカ?」
琉夏「飯喰う時くらいだろ?」
琥一「おぉ、まあそうだな? なんでだ?」
〇〇「この部屋は、いつも片付いてるなと思って。」
琥一「そうだ、ルカ、オマエ今週掃除当番だろーが。」
琉夏「そうだっけ?」
琥一「そうなんだよ。やれ。」
琉夏「チェ、じゃあコウなんか作れよ。」
琥一「しょうがねぇな……大したもん出来ねぇぞ?」
〇〇(ふふっ、2人で居る時はいつもこんな調子なんだろうな)

ショッピング系共通会話

琥一「そう言えばルカ、さっきのヒューズ、あれ、どうだったよ?」
琉夏「ダメ。型はおなじだけどアンペアが違う。」
琥一「チッ、またかよ……」
〇〇「?」
琉夏「レコードプレイヤーの部品。古いアメリカのだから、その辺の電気屋じゃ扱ってない。」
〇〇「へぇ……見つからないとどうなるの?」
琉夏「我が家から音楽が消える。ヒューズが切れたらね? だからコウ、CDプレイヤー買えよ?」
琥一「俺はいらねぇ。テメェが買やいいだろ。」
〇〇(……ポリシーかな?)
琉夏「コウ、あのスイングトップさ、やっぱ例のアレ?」
琥一「いや、どう見てもレプリカだ、ありゃ。」
琉夏「でもさ、スゲェ古かったよ? 色も褪せてるし。」
琥一「古いレプリカってのがあんだよ。」
〇〇「なになに?」
琉夏「コウが欲しがってる服。ビンテージじゃなきゃダメなんだ。」
〇〇「こだわりだね……琉夏くんもたまに着てるよね、そういうの?」
琉夏「俺はなんでもいいんだけどね、ほら、コウが買わないと着るもの増えないじゃん。」
琥一「テメェで買え!」
〇〇「あ、このぬいぐるみカワイイ! 白いウサギと黒いウサギ、」
琉夏「ホントだ。コウ見てみ、コウと俺みたい。」
琥一「ウサギってガラじゃねぇだろ?」
琉夏「まあコウはね? 俺はアリだ。ね?」
〇〇「そうだな……う~ん。」
琉夏「ほら、ちょっとシュールだけどさ、可愛くて憎めない感じ?」
琥一「テメェで言うな、バカ。」

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最終更新:2024年01月21日 17:52