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はばたき山

動物園

琉夏「ほら、早く入ろう。早く!」
琥一「待て待て! 逃げやしねぇんだからよ……」
琉夏「〇〇ちゃん。じゃあ今日は、なに見たい?」
〇〇「えぇと……ゾウ!」
琉夏「さすが、わかってんね。じゃ、コウは?」
琥一「あ? いいんじゃねぇか、ゾウで。」
琉夏「コウ、やる気ねぇなら帰れ!」
琥一「ちょっと待て。まず意味が分かんねぇ。」
〇〇「琉夏くん、動物園が大好きなんだね……」
琉夏「腹減ったな……ね?」
〇〇「お弁当作って来たよ?」
琉夏「やった。おにぎりある?」
〇〇「あるよ。たらこと、ツナと、梅干し。」
琥一「おにぎりねぇ……」
琉夏「コラ。文句のあるヤツは梅干しのしかやらない。」
琥一「あ? なんでテメェが仕切ってんだよ? ツナ食わせろ。」
〇〇「はいはい、たくさんあるから!」
琉夏「よし、じゃあ今日は、なにから見る? はい、〇〇ちゃん。」
〇〇「じゃあ……カバ!」
琉夏「いいね。」
琥一「景気づけにライオンでも見ねぇか? カバよりよ。」
琉夏「バカ!」
琥一「はぁ? なんでだよ?」
琉夏「まだ餌付けの時間じゃねぇよ。ホント、バカだなコウは。」
琥一「知らねぇだろ、フツー!」
〇〇「琉夏くん、動物園くわしいね……」

遊園地

琉夏「まずはジェットコースター、ゴーカートチェイスと……お化け屋敷!」
琥一「……一つ余計だな。行くぞ。」
〇〇「ハァ……怖かった。ジェットコースターはもういいよね?」
琉夏「じゃあわかった。最後の一回ね?」
〇〇「もう……ねぇ、琥一くん!」
琥一「あと一回だ。ガマンしろ。」
〇〇「琥一くんもジェットコースター中毒か……」
〇〇「次はメリーゴーランド!」
琉夏「乗った! っていうか、乗ろう。」
琥一「オマエら2人で行って来い。」
〇〇「えぇ……」
琉夏「えぇ……」
琥一「行けよ。見ててやる。離れたとこでよ。」
〇〇「そんなに恥ずかしい?」
琥一「恥ずかしいだろーが、フツーはよ!」
琉夏「コウはカッコつけだからね。いいよ、わかった。」
〇〇「残念。」
琉夏「3人で乗ってるとこ写真撮ってもらおう。……あ、スイマセーン!」
琥一「待て待て! ぜんぜん、わかってねーじゃねぇか!」
琥一「ルカ。ゴーカートでレースするぞ。」
琉夏「〇〇ちゃん、賞品やって?」
〇〇「わたしが賞品なの? じゃあ、一緒にメリーゴーランドだ!」
琥一「待て待て……負けたらだよな?」
琉夏「勝ったらでしょ。」
〇〇「そうだよ?」
琥一「じゃ、勝てねぇじゃねぇか!」
琉夏「じゃ、コウの負け。行くぞ!」
琥一「待てコラ!」
  • お化け屋敷オープン時期限定
琉夏「そうそう、そしたら俺が後ろから……」
琥一「おう、わかってる……ククッ。」
〇〇「ねぇ!」
琉夏「なに?」
〇〇「なんの相談?」
琥一「気にすんな。」
〇〇「……やっぱり入るの? お化け屋敷?」
琉夏「入るよそりゃ。な、コウ?」
琥一「入んねぇでどうすんだ。」
〇〇「う~ん……なんか企んでない?」
琉夏「コウ、企んでる?」
琥一「何をだ? ほら、行こうぜ。」
琉夏「早く!」
〇〇「や~だ~……」

はばたき山

紅葉狩り

琥一「お、いい色になってやがんな。」
琉夏「ゆっくり行こう。足元に気をつけて、〇〇ちゃん。」
琉夏「……」
〇〇「琉夏くんなに? 思い出し笑い?」
琉夏「子供の頃のこと。コウ、ここで栗拾ったの憶えてる?」
琥一「あぁ、ここだったか? 拾ったな。」
琉夏「栗、焼いたな?」
琥一「おぉ、焼いたな。あぁ……」
〇〇「琥一くん、どうしたの?」
琥一「言うな、その先は言うな。」
〇〇「???」
琉夏「なんでも?」
〇〇「わぁ、きれいだね……」
琥一「まあな? TVのニュースでやるくらいだからな。」
琉夏「…………」
〇〇「琉夏くん、どうかした?」
琉夏「いや、あり得ねぇなと思って。」
琥一「なにがだ。」
琉夏「コウと紅葉の組み合わせ。」
琥一「オマエもな?」
〇〇「ふふ!」
〇〇「ハァ……よく歩いたね? ちょっと疲れちゃった。」
琉夏「おんぶしてやろうか?」
〇〇「え? 琉夏くん疲れちゃうよ?」
琉夏「その時は、おんぶしてる俺をコウがおんぶする。」
〇〇「ふふ、ヘンなの。」
琥一「ややこしいな、おい。そん時は、俺がこいつを直接おぶえばいいだろうが。」
琉夏「〇〇ちゃん。」
〇〇「なに?」
琉夏「コウってあのツラでスケベだから注意な?」
琥一「テメェに言われたくねぇんだよ。」

スキー

琥一「いいコンディションだ。行くぞ!」
琉夏「オッケー。行くよ、〇〇ちゃん。」
琉夏「次、チューチュートレインね。」
琥一「チューチューってオマエ、あれか、くっついて滑るヤツか。」
琉夏「そう、そのチューチュー。」
〇〇「危なくない?」
琉夏「平気。一番後ろにつかまってな。俺が先頭でコウが真ん中な?」
琥一「ちょっとよ、こっ恥ずかしくねぇか?」
琉夏「恥ずかしくない! 行こう! ときめきを運ぶぜ!」
琥一「だとよ?」
〇〇「ふふっ、琉夏くん、すごく楽しそうだね?」
琥一「寒がりのくせにな? スキーは物心ついた頃からやってたらしい。」
〇〇「へぇ……ん? “らしい”?」
琥一「あ? あぁ……ほら、行くぞ!」
〇〇「ふぅ……やっと下までついた。」
琥一「おい、ルカどこ行った?」
〇〇「琉夏くん? あれ、そう言えば――わっ!?」
琥一「冷てっ!!」
〇〇「もう! 琉夏くん!」
琥一「テメェ……」
琉夏「スノボに替えてきた! スノボ雪合戦だ!」
琥一「上等だ、コラ。来い、行くぞ!」
〇〇「おう!」
琉夏「ハァ! 腹減った!」
〇〇「そろそろお昼にしよう?」
琥一「おう、ラーメン喰いに行くぞ。」
琉夏「俺カレー喰う。」
琥一「ウマそうなラーメンコーナーがあんだよ。」
〇〇「山菜そばが名物だってよ?」
琉夏「俺カレー喰う。」
琥一「バカ、スキー場来たらラーメンって決まってんだよ。来い。」
〇〇「山菜そば!」
琉夏「俺カレー喰う!」

はばたき城

琉夏「やっぱ天守閣だろ?」
琥一「高けりゃいいんだろ? テメェは。」
〇〇「遠くまで良く見えるね……」
琥一「晴れてっからな。海まで良く見える。」
〇〇「West Beachは見える?」
琉夏「こっからだと、岬の陰になってて見えない。」
〇〇「そっか、残念……」
琉夏「コウ、ちょっとどけて来て。」
琥一「できねぇな。」
琉夏「〇〇ちゃん。もし忍者だったらさ、どうする?」
〇〇「え? 忍者だったら? えぇと……」
琉夏「じゃ、コウは?」
琥一「どうでもいいし、まず意味がわかんねぇ。」
琉夏「俺なら、この瓦の上走るね。」
琥一「じゃ、走って来い。」
琉夏「いい?」
〇〇「ダメ!」
琥一「戦国時代か……」
〇〇「なになに?」
琥一「いや、俺らがその頃生まれてたらどんなもんかと思ってよ。」
琉夏「コウは南蛮人だな。」
琥一「意味がわかんねぇ。」
琉夏「デカいから。」
〇〇「じゃあ、わたしは?」
琉夏「やんちゃ姫。」
〇〇「普通のお姫様じゃダメなんだ……」
琥一「じゃ、テメェはなんだ?」
琉夏「俺? 俺は忍者だな。」
琥一「俺はなぁ、歴史ロマンみてぇな想像がしてぇんだよ。」
琉夏「南蛮人とやんちゃ姫と忍者だろ? ……ロマンチックじゃん。」
琥一「そうか。俺はなんだか泣けてきたぜ。」

牧場

琉夏「いつ来てものどかでいいね。」
琥一「おう。ちっと厩舎にも顔出してみるか。」
〇〇「あそこにいるの、ロバかな? ねぇ、この牧場って馬の他に何がいるの?」
琉夏「ヤギと、ガチョウもいる。」
琥一「牛もいるだろ。」
琉夏「ああ、いるいる。コウ、喰うなよ?」
琥一「喰わねぇよ!」
〇〇「ハァ! 家からこんな近いところに牧場があるって、いいね?」
琥一「ま、田舎ってことだ。」
琉夏「ガキの頃はよく来たな? オヤジに連れられて。」
琥一「あ? ……そうだったか?」
琉夏「ゴメン、この話は無しだな?」
琥一「…………」
〇〇「なんかあったの?」
琉夏「初めはコウ、馬怖がって大変だったんだ。」
琥一「ウルセー。大げさなんだよ、オマエは。」
〇〇「そういえば、琉夏くんたちの馬、どうしてる?」
琉夏「クリストファー? 元気だよ。」
琥一「行くか?」
琉夏「行こう。クリストファーに挨拶だ。」
〇〇「わたしも行っていい?」
琉夏「もちろん。」
琥一「蹴られねぇようにな?」
〇〇「……蹴るの?」
琉夏「コウ。冗談だよ。行こう。」

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最終更新:2023年04月24日 02:31