ナンパ

男?「こんにちは。いいお天気ね?」
〇〇「えっ? ええ……そうですね」
男?「あぁっ、カワイイッ! 真夏の太陽から生まれた恋の天使みたい!」
〇〇「あの……なんですか?」
紺野「うん、僕もそう思います」
〇〇「あ……紺野先輩!?」
紺野「お笑い芸人の方ですか? すごいですね、その特殊メイク」
男?「だ、誰が芸人よッ!? あとこれは地顔よ! 失礼しちゃうわねッ!!」
紺野「今日はオフですか? それとも”お笑いの仏様オン・ザ・ビーチ”に参加を?」
〇〇「そんなイベントないですよ!」
紺野「はは、いいツッコミだな! 僕らも参加できるんじゃないか?」
男?「ちょっと! 無視しないでよッ!!」
〇〇「あ、芸人さん。ごめんなさい……」
男?「だから芸人じゃ……もぉ……知らないッ!! そこで夫婦漫才続けてなさい!!」
紺野「夫婦漫才ね……やれやれ、変なナンパだったな」
〇〇「え、ナンパ!?」
紺野「本気で気付いてなかったのか。彼も可哀想に……」
〇〇「だって……」
紺野「まあいいや、もう行こう。あと僕が遅れたせいで、ごめん」

金髪

金髪「ちょっといいですか~? ねえカノジョ。ひょっとしてナンパ待ち?」
〇〇「いえ、待ち合わせですから。」
金髪「そっか。オレを待ってたんだ。ごめん、お待たせ♡」
〇〇「あの、やめて下さい……」
紺野「〇〇さん、遅れてごめん。……あれ、そっちの人は?」
〇〇「紺野先輩。いきなり話しかけられて、困っちゃって……」
紺野「ナンパか……人の恋愛のやり方に口を出す気はない。だが彼女は”困ってる”と言った」
金髪「だったらなんだよ……どうするつもりだ?」
紺野「とりあえず出るとこに出ようか。」
金髪「へっ、な~んだそれ。そんなの怖くもなんともねーし。」
紺野「僕は乱暴なことをしたくないだけだ。でも、君がそういう態度なら、実力行使だってかまわない。」
金髪「ぐっ……カノジョ~。こんなおっかない奴やめて、俺と遊ぼうぜ!」
〇〇「イヤです!」
金髪「……はっきりかよ。もういいよメンドくせー。じゃーな!」
〇〇「助かりました。ありがとうございます。」
紺野「僕が遅れたせいだからな。弱い相手でよかったよ。行こうか。」

斎藤

斎藤「見つけちゃった! 俺のきゅんきゅんエンジェーゥ♡」
〇〇「あの……何かご用ですか?」
斎藤「あれー、オレのこと知らない? 業界じゃちょっと知れたPなんだけど?」
斎藤「ま、そんなことは無問題! そこのミーセーでメーシーしながらキミのデビューについてMTGっちゃおう♪」
紺野「〇〇さん。遅れてごめん! ……あれ?なにかトラブル?」
〇〇「紺野先輩! ちょっと、この人が……」
斎藤「なんなの、キミ? ウチのアイドル候補生は忙しいから、どっか行って!」
紺野「な! アイドルになったら一緒にいられる時間がなくなるじゃないか……」
斎藤「あぁ、引き留めるパターン? 大人になって、カノジョのサクセス応援してよ」
紺野「“みんなのアイドル”なんて、僕は耐えられない」
斎藤「でも大事なのは本人の気持ち♪ キミも自分の魅力をいかしたいよね? ねっ?」
〇〇「お二人には悪いんですけど……わたし、アイドルになんてなる気ありませんよ?」
紺野「なんだ……僕の早とちりだったのか。それじゃ、行こうか!」
〇〇「はいっ♡」
斎藤「えっ、ちょっと待って! 話は終わってないっての! ちょっとカノジョぉ!」



更新日時:2018/10/17 15:34:44
wikiトップ▲ページ TOP

メモ欄

  • 枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます。
メモ





タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2018年10月17日 15:34