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桜井 琉夏 文化祭」(2023/04/23 (日) 22:29:44) の最新版変更点

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#contents *文化祭会話 ***1年目 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(あ、琉夏くんだ。) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「琉夏くん、クラス展示の見物?」 琉夏「仕事中。なんかさ、困ったこと無い?」 〇〇「困ったこと? えぇと……特にないけど?」 琉夏「じゃあさ、迷子になってたりしない?」 〇〇「迷子? ここ学校だよ? ねぇ……なにしてんの?」 琉夏「案内係。困った人の手伝いすんだ。」 〇〇「へぇ、そうだったんだ! 偉いね?」 琉夏「まぁね。会長に頼まれて、断れなくて……いろいろ。」 〇〇「ふふっ……あれ? でも、そういうのはお客さんにした方がいいんじゃないの?」 琉夏「え? あぁ、そっか。そんじゃあ……お、いた。ねぇねぇ、アンタ、なんか困ってない?」 男性客「は? え、俺ですか?いや、べつに……」 琉夏「冷たいこと言うなって。よく考えてみ? なんか困ってんだろ?」 男性客「そ、そんなこと言われても……」 〇〇(琉夏くん、かえって困らせてるような……)}} ***2年目 #blockquote(){#divclass(hide){ ???「困ったお客さんいるー? 困ったお客さーん……」 〇〇(ん? ……あ!) 〇〇「琉夏くん!」 琉夏「〇〇ちゃん。ねぇ、困ったお客さんいない?」 〇〇「こっちは大丈夫だよ? 今年も困ったお客さんのお手伝い?」 琉夏「まあね。聞いて、去年のアンケートでさ俺、褒められてたんだって。案内してくれて助かったって。」 〇〇「へぇ、すごい!」 琉夏「もっと褒めて。」 〇〇「琉夏くん、偉い!」 琉夏「じゃあ次は、手を後ろで組んで首をちょっと――」 女性客A「すみませ~ん! 案内係の人ですか?」 琉夏「お、案内係呼んでる。はいはーい!」 女性客B「体育館に行きたいんですけど。」 琉夏「あいよ。2名様ごあんなーい!」 女性客A「ねぇねぇ、超カッコよくない?」 女性客B「ホント……なんか得しちゃったね?」 〇〇(なんか趣旨が変わってるような……でも、いいことだよね?)}} ***3年目 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇(あ、琉夏くん!) 〇〇「今年も困ってるお客さんの案内係? がんばってるね?」 琉夏「シーッ!」 〇〇「?」 女性客A「案内係さんいた?」 女性客B「見失っちゃった~! 体育館の方、探してみる。」 女性客A「じゃあ、わたし第2校舎に行ってみる!」 〇〇「なんだかモテモテだね……」 琉夏「まぁね……今年は俺の方が困ってる感じ……」 琉夏「……行ったか。よし、そんじゃね?」 〇〇「でも、大丈夫?」 琉夏「ダイジョブ。本当に困ってる人、探してくる。」 〇〇「そっか。うん、がんばって!」 〇〇(琉夏くん、ちょっと変わったな)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} *出展 **クラス出展 ***1年目・メイド喫茶 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました。」 〇〇(ふぅ……こんなにお客が来るなんて想像してなかった……) 琉夏「へぇ……」 〇〇「あっ、琉夏くん。いらっしゃいませ!」 琉夏「おっ、メイドさんだ。カーワイイー♡ 」 〇〇「もうっ! ……ホントに?」 琉夏「マジ。それじゃ、ご主人様に、コーヒーとホットケーキをもらおう。」 〇〇「ふふっ。申し訳ございません。ホットケーキは扱っておりません。」 琉夏「そっか、残念。じゃ、とりあえずコーヒーね。」 〇〇「かしこまりました!」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました。」 〇〇(ふぅ……こんなにお客が来るなんて想像してなかった……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。いらっしゃいませ!」 琉夏「わっ……メイドさんだ。」 〇〇「うん、女子みんなで揃えたんだよ?」 琉夏「へぇ、ホント……ヤベェ……やっぱ一番かわいい……」 〇〇「なに?」 琉夏「なんでも? コーヒーちょうだい?」 〇〇「かしこまりました! 他に、サイドメニューもございますが?」 琉夏「あ、そうか。えぇとね……やっぱいい。」 〇〇「……? ブレンドコーヒーひとつ、入りまーす!」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「コーヒー、うまいね。」 〇〇「ホント? よかった。」 琉夏「メイドさんもカワイイし……ねぇねぇ、あのサンドイッチも、うまそうだね?」 〇〇「あ、サンドイッチはわたしが作ったんだよ!」 琉夏「マジ? メイドさんが? それは食わなきゃ。」 〇〇「ふふっ、ほら、そこに、メニューにあるでしょ?」 琉夏「あ、ホントだ。あぁ、なるほどね……お友だち割引ってあったっけ?」 〇〇「…………」 〇〇(でも、喜んでもらえたみたい。よかった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「スッパ苦い……」 〇〇「えっ?」 琉夏「コーヒー、煮詰まってる。」 〇〇「あっ! ポット、間違えたかも……」 琉夏「目は得したけど、ベロが可哀そうなことに……」 〇〇(うう……大失敗……)}} ***2年目・お化け屋敷 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「世にも恐ろしいよ~お化け屋敷だよ~」 〇〇(ふぅ……お化けになって客寄せは大変だ……) 琉夏「あっ、お化けだ。」 〇〇「あ、琉夏くん! お化け屋敷だよ~」 〇〇「どう? 」 琉夏「入ってもいいけど、俺、お化けの方がいい。」 〇〇「じゃあ、お化けになったつもりで! お客様一名、入りまーす!」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「世にも恐ろしいよ~お化け屋敷だよ~」 〇〇(ふぅ……お化けになって客寄せは大変だ……) ???「お化けください。」 〇〇「あ、琉夏くん! 入って入って!」 琉夏「お化けも付いて来る?」 〇〇「わたしは客寄せだよ。」 琉夏「じゃ、ヤダ。」 〇〇「もう、入って!」 琉夏「それいい……入ろうっと。」 〇〇「お客様、ごあんなーい!」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん! ずいぶん長くいたね? 面白かった?」 琉夏「面白い。あのさ、コンニャクもっと無い?」 〇〇「裏にいけばあるよ?」 琉夏「とって来よう。楽しい~!」 〇〇(参加してる……でも、大成功かな!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「あれ、出口だ。」 〇〇「あ、琉夏くん。どうだった?」 琉夏「どうってなにが?」 〇〇「怖かったとか、面白かったとか……」 琉夏「どうだっけ? それよりほら、さっきのやって?」 〇〇(ぜんぜんダメみたい……失敗しちゃったかな)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **吹奏楽部 ***1年目・クラシック ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(も、もう少しで始まっちゃう……どうしよう、緊張してきた……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「それ、吹くの?」 〇〇「うん。」 琉夏「スゲェ。楽器できるやつってさ、尊敬する。」 〇〇「そうかな?」 琉夏「ちょっとさ、吹いてみて。プーって。」 〇〇「ダメだよ! もう始まっちゃうから――」 琉夏「ケチ。そんじゃ、後でね。」 〇〇(もう……あれ、でも緊張がおさまったかも……) 〇〇(よーし、がんばるぞ!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(も、もう少しで始まっちゃう……どうしよう、緊張してきた……) 琉夏「スゲェ、その楽器吹くんだ。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「楽器できんのって、尊敬する。」 〇〇「そ、そう?」 琉夏「……緊張してる?」 〇〇「うん、ちょっと……」 琉夏「じゃあさ、一緒に逃げちゃう?」 〇〇「え!? ダメだよ、そんなの!」 琉夏「どうしても?」 〇〇「だって――」 琉夏「チェッ、じゃあ、諦めるか。」 〇〇(もう……あれ、でも緊張がおさまったかも……) 〇〇(よーし、がんばるぞ!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(良かった! 初舞台、大成功みたい!) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。どうだった?」 琉夏「スゲェ。 クラシックの曲だろ? なんかさ、こう……」 〇〇「うん。」 琉夏「寝そうになった。いや、良い意味で。ゴメン、バカで。」 〇〇(やった! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ハァ……大失敗……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「逃げた方がいい。他の部員にボコられる前に。」 〇〇(ううっ、もっと練習しとけば良かった……)}} ***2年目・ゲームミュージック ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(去年よりは少し落ち着いてるかな。でも、やっぱり緊張する……) 琉夏「よっ、〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。聞きに来てくれたんだ。」 琉夏「いや、見に来た。緊張してるとこ。」 〇〇「もう……」 琉夏「あれ? 本当に緊張してた? じゃあさ、演奏中どうしようもなくなったら、俺の方見て。」 〇〇「琉夏くんの方?」 琉夏「そう。ヘンな顔してやる。」 〇〇「え!?」 琉夏「ほら、もう始まる。そんじゃ、がんばって。」 〇〇(もう、琉夏くん……) 〇〇(よし! がんばるぞ!!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(去年よりは少し落ち着いてるかな。でも、やっぱり緊張する……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。聞きに来てくれたんだ。」 琉夏「まあね。緊張してるかと思って。」 〇〇「うん……やっぱり、ちょっと。」 琉夏「あらら。じゃあさ、演奏中どうしようもなくなったら、合図して?」 〇〇「合図?」 琉夏「大声で応援してやる。ガンバレーって。」 〇〇「ダメだよ! そんなことしちゃ――」 琉夏「冗談。ほら、始まる。行って?」 〇〇(琉夏くん、緊張をほぐしに来てくれたんだ……) 〇〇(よし! がんばるぞ!!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(うん、去年よりいい演奏が出来たかも!) 琉夏「やるな。」 〇〇「あ、琉夏くん。どうだった?」 琉夏「スゲェ。なんかゲームの曲だろ? 燃えた。」 〇〇「よかった!」 琉夏「うん。今度さ、また聞かせて? West Beachでコンサートやって。」 〇〇(やった! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(はぁ……去年よりダメだったかも……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「凹んじゃった。俺は面白かったよ? ほら、ヒムロッチがキリキリしてて。」 〇〇(ううっ、もっと練習しとけば良かった……)}} ***3年目・サード・ストーリー ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年は落ち着いていけそう。三年間、がんばってきたおかげかな?) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。来てくれたんだ。」 琉夏「あれ、今年は落ち着いてる。」 〇〇「うん、今年が最後だし、三年生がしっかりしなきゃ。」 琉夏「じゃあさ、今年はこっから見てていい?」 〇〇「いいけど……どうして?」 琉夏「いいじゃん。最後だし。ね?」 〇〇「でも――」 琉夏「ほら、始まる。そんじゃ、後で。がんばれ。」 〇〇「あっ、琉夏くん……」 〇〇(最後の演奏会……よし! おもいっきり楽しむぞー!!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年は落ち着いていけそう。三年間、がんばってきたおかげかな?) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。来てくれたんだ。」 琉夏「あれ、今年は落ち着いてる。」 〇〇「うん、今年が最後だし、三年生がしっかりしなきゃ。」 琉夏「そっか……ねぇ、今年はさ、こっから見てていい? 大人しくしてるから。」 〇〇「いいけど……どうして?」 琉夏「オマエの横顔が好きだから。前からずっと、そうしたかったんだ。」 〇〇「……え?」 琉夏「ほら、始まる。じゃあ、後でね。」 〇〇「あっ、琉夏くん……」 〇〇(最後の演奏会……よし! おもいっきり楽しむぞー!!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(三年間で一番いい演奏が出来た。よかった……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「琉夏くん!」 琉夏「お疲れ様。」 〇〇「ありがとう! ……演奏、どうだった?」 琉夏「あ……ゴメン、オマエのこと見てたら、ちゃんと聴くの忘れてた。」 〇〇「もう!」 琉夏「でも、オマエはきれいだった。すごく真剣な顔してて、あぁ、俺はこの人が好きだなって思った。」 〇〇「琉夏くん……」 琉夏「今度さ、またちゃんと聴かせて? West Beachで。」 〇〇(やったー! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(失敗しちゃった……高校生活最後の舞台だったのに……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。わたし……」 琉夏「うん、がんばった。」 〇〇「…………」 琉夏「こんなのさ、ちょっとプレーオフで負けたようなもんだ。三年間、がんばってたじゃん。」 〇〇「うん……」 琉夏「よし、じゃあ今度さ、うちで演奏会やろう。その時、ちゃんと聴かせて。で、今日はとりあえず……」 琉夏「甘いもの食いに行こう。ハートに効くらしいよ?」 〇〇(最後に失敗しちゃったけど、三年間続けられて良かったな)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **美術部 ***1年目・デッサン展 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はデッサン展示。ちょっと地味だけど……) 琉夏「美術部、ここ?」 〇〇「あ、琉夏くん! 観に来てくれたの?」 琉夏「まあね。なんかさ……地味?」 〇〇「うん、今年は、ちょっとね?」 琉夏「ふぅん……オマエの絵、観てこよ。どこ?」 〇〇「そこのデッサン展示の中に……」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はデッサン展示。ちょっと地味だけど……) 琉夏「〇〇ちゃん、来たよ。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「絵、描いたんだろ? 見せて。」 〇〇「うん、わたしのはデッサンだから、ちょっと地味かも。」 琉夏「デッサン? へぇ、なんかカッコいいじゃん。どこ?」 〇〇「そこの展示の中に……」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。……どうだった?」 琉夏「スゲェ。ビックリした。」 〇〇「本当!?」 琉夏「うん。サイノーあんだな。あんなのどうやって描くの?」 〇〇「そ、そうかな?」 琉夏「俺も絵描くの好きだけど、下手っぴだからさ、教えて?」 〇〇(やった! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「琉夏くん。……どうだった?」 琉夏「石膏像と花瓶だろ? もう、大丈夫。」 〇〇「……え?」 琉夏「分かりづらいからさ、説明書きしといた。絵の中に。」 〇〇「えぇっ!?」 〇〇(ううっ……もっと丁寧に描けばよかった)}} ***2年目・油絵展 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はお客さんがいっぱい来てるみたい……) 琉夏「なんか、盛況じゃん。」 〇〇「あっ、琉夏くん。来てくれたんだ。」 琉夏「まあね。今年も、なんか描いた?」 〇〇「今年は油彩画だよ。」 琉夏「お、なんか芸術っぽい。観て来よう。」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はお客さんがいっぱい来てるみたい……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あっ、琉夏くん! 来てくれたんだ。」 琉夏「そりゃ、見せてもらわなきゃ。今年も描いたんだろ?」 〇〇「今年は油彩画だよ。」 琉夏「へぇ、本格的。それでか。最近ゲージュツ家っぽくなってきたと思った。」 〇〇「ふふ、あっちだよ?」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん、観てきた。」 〇〇「あ、琉夏くん。……どうだった?」 琉夏「ウツクシかった。カレンさんだろ?」 〇〇「よかった!」 琉夏「今度さ、俺も描いて。ウツクシーくね。」 〇〇(えっと……これって遠回しに褒められたのかな?)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「観てきた。」 〇〇「……どうかな?」 琉夏「あれは……人?」 〇〇「え? あの、花椿さんなんだけど……」 琉夏「あぁ、そうか……ピカソみたいなこと?」 〇〇(ううっ……もっと丁寧に描けばよかった……)}} ***3年目・壁画展 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(高校最後の文化祭。美術部伝統の壁画だけど……) ???「わっ、混んでるな……」 〇〇「あ、琉夏くん。観に来てくれたんだ!」 琉夏「まあね。なんか、スゲェらしいじゃん。壁画だっけ?」 〇〇「うん、3年全員で制作したの。よく観て行ってね?」 琉夏「オッケー。観て来る。」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(高校最後の文化祭。美術部伝統の壁画だけど……) ???「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。観に来てくれたんだ!」 琉夏「まあね。今日のためにさ、ずいぶん長いこと描いてたろ?」 〇〇「うん、3年全員の力作だよ。よく観て行ってね?」 琉夏「そんな顔されると――あ、ダメ、ウルッと来ちゃった……」 〇〇「ふふ、感想聞かせて?」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「スゲェな、あれ……」 〇〇「うん。美術部のみんなでがんばったから……」 琉夏「なぁ、花畑の中に教会があるだろ? あれは?」 〇〇「わたしのアイディア。うちの教会の周りはそうじゃないけど、なんかそんなイメージがあって。」 琉夏「そっか。……うん、俺もそんな感じがする。」 〇〇「琉夏くんも?」 琉夏「ああ。いい絵だな……」 〇〇(琉夏くんにほめられちゃった! 三年間続けてきて良かったな……)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「ひでぇな、あれ……」 〇〇「えっ!? ……そんなに?」 琉夏「ちがうちがう、落書きのこと。花畑に白い絵具で描いてある。酷いことするヤツがいるな?」 〇〇「それ、落書きじゃなくてわたしが描いたところ……」 琉夏「……え?」 〇〇(ハァ……三年間続けて来たのに、これで良かったのかな……)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **生徒会執行部 ***1年目・雑用 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ふぅ……迷子案内のポスターも貼り終わったし、あとは……) ???「へぇ……ここが迷子センターか。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「〇〇ちゃん。あれ、オマエも迷子?」 〇〇「違います……生徒会執行部だから、ここで迷子係だよ。どうしたの?」 琉夏「迷子連れてきた。」 迷子「お母さ~ん!」 〇〇「わっ、先に言ってよ!!」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ふぅ……迷子案内のポスターも貼り終わったし、あとは……) ???「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「良かった、オマエが居てくれて……」 〇〇「……?」 迷子「お母さ~ん!」 〇〇「わっ!? ボク、どうしたの?」 琉夏「たぶん、迷子。張り紙みて連れて来たんだ。助けて……」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「お母さん見つかって良かったね? バイバイ!」 迷子「バイバーイ!」 琉夏「もう泣くなよ?」 〇〇「良かった。すぐお母さんが来てくれて。」 琉夏「ああ。オマエさ、子供アヤすの上手いのな。」 〇〇「そうかな?」 琉夏「上手いよ。俺も迷子になれば良かった。」 〇〇(琉夏くん……でも、良かった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 迷子「バイバーイ!」 〇〇「良かった。すぐお母さんが来てくれて。」 琉夏「あのさ、そこのジュースとお菓子、俺ももらっていい?」 〇〇「ダメ! 迷子のためにおいてあるんだよ?」 琉夏「俺も迷子だよ? 張り紙の地図見てたら、ここまで来るのスゲェ、迷った。」 〇〇(うっ……大失敗……)}} ***2年目・資材担当 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 女子生徒「すいませ~ん! 暗幕破れちゃったんだけど!」 〇〇「はーい! ちょっと待ってください!」 〇〇(今年は資材係。忙しくて目が回りそう……) 琉夏「やべぇ、どうしよう……」 〇〇「あ、琉夏くん。……どうしたの?」 琉夏「それが、道に迷っちゃって。俺、迷子?」 〇〇「………迷子係の一年生!」 男子生徒「オッス! なんすか?」 琉夏「ウソでした。ゴメンなさい……」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 女子生徒「すいませ~ん! 暗幕破れちゃったんだけど!」 〇〇「はーい! ちょっと待ってください!」 〇〇(今年は資材係。忙しくて目が回りそう……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。あれ、その子もしかして……」 琉夏「そう、オマエなら安心だから。な? このお姉ちゃんと遊んでな?」 迷子「ママがいな~い!」 〇〇「あらら……それが、今年の迷子係は……」 男子生徒「オッス! なんすかっ?」 琉夏「うわっ、こいつ?」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「はい、暗幕はこのテープで補強して。」 女子生徒「ありがとうございました!」 〇〇「ジュース美味しい? もうすぐママ来るって。」 迷子「うん!」 琉夏「へぇ。」 〇〇「なに?」 琉夏「なんかさ、良妻賢母って感じ。グッと来た。」 〇〇(ちょっと照れるけど……よし、頑張ろう!!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 迷子「恐い~!」 男子生徒「先輩、泣きやまないっす!」 〇〇「ちょ、ちょっと待って!」 女子生徒「ねぇ! 暗幕は?」 〇〇「えぇと、確かテープが……」 琉夏「おいで、お兄ちゃんと遊ぼう?」 迷子「うん……」 琉夏「ほら、この子と遊んでるから、今のうちに。」 〇〇「ゴメン、助かるよ……」 琉夏「貸しとく。」 〇〇(ううっ……大失敗)}} ***3年目・フロア担当 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 男子生徒「先輩、ガムテ、切れたんすけど!」 〇〇「確か、もうひと箱予備が――」 女子生徒「先輩、迷子のお母さんから、まだ連絡が……」 〇〇「校内放送、頼んだ?」 迷子「ウワーン!!」 〇〇「ごめんね、ちょっと待って?」 ???「先輩、俺もかまって。」 〇〇「はいはい! ちょっと待って――ん? あ、琉夏くん!」 琉夏「ウソウソ。なんか、手伝おうか?」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 男子生徒「先輩、ガムテ、切れたんすけど!」 〇〇「確か、もうひと箱予備が――」 女子生徒「先輩、迷子のお母さんから、まだ連絡が……」 〇〇「校内放送、頼んだ?」 迷子「ウワーン!!」 〇〇「ごめんね、ちょっと――」 ???「こっちおいで、イケメンのお兄ちゃんとジュース飲も?」 迷子「うん……」 〇〇「琉夏くん!」 琉夏「助っ人参上。ほら、みんな待ってるよ?」 〇〇「ありがとう!」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「はぁ……とりあえず、一段落……」 琉夏「お疲れ。」 〇〇「琉夏くんこそ。ごめんね、手伝わせちゃって。」 琉夏「なんの。俺はほら、ジュースとお菓子目当てだから。それより――」 琉夏「仕事している時のオマエさ、普段とぜんぜん違うのな?」 〇〇「そうかな?」 琉夏「みんなが頼りにしてた。後輩たちがさ、目、きらきらさせてオマエのこと見てた。」 〇〇「本当?」 琉夏「うん、カッコ良かった。可愛くてカッコイイ。さすが、俺の彼女。」 〇〇「もうっ、また!」 〇〇(三年間、ずっと生徒会でがんばって良かったな!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「はぁ……」 琉夏「さんざんだったな。」 〇〇「琉夏くん……ありがとう、助けてくれて。」 琉夏「なんの。オマエがあわあわしてんの、面白かった。」 〇〇「…………」 琉夏「ゴメン、泣くなって。三年間続けただけで立派だ。偉い。いい思い出にしなきゃな?」 〇〇(ハァ……でも三年間、生徒会を続けられたんだな……)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **手芸部 ***1年目・カジュアル服 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ギリギリ仕上がったけど、いよいよランウェイ……緊張しちゃうな……) 琉夏「応援に来たよ。」 〇〇「あ、琉夏くん! ありがとう。」 琉夏「きれいなカッコしてんね? モデルさんてこと?」 〇〇「うん、まあね。自分で作った服なんだけど。」 琉夏「それを!? スゲェ……」 〇〇「ありがとう。」 琉夏「あ、メイクしてる。ヘンなの。へぇ……よく見とこう。」 〇〇「もう! あ、もう始まっちゃう! また後でね?」 〇〇(よーし、がんばろう……)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ギリギリ仕上がったけど、いよいよランウェイ……緊張しちゃうな……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「!!」 〇〇「ありがとう。応援に来てくれたの?」 琉夏「え? あぁ、うん。そうだけど……いつもと違うね。」 〇〇「……? お化粧のせいかな。」 琉夏「うん。なんか照れる……きれいなんだもん。」 〇〇「そんなこと言われたら、わたしの方が……」 〇〇「あ、もう始まっちゃう!また後でね?」 〇〇(よーし、がんばろう……)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(よかった、なんとか成功したみたい!) 琉夏「おかえり。」 〇〇「あ、琉夏くん! 見ててくれた?」 琉夏「スゲェ、カッコ良かった。もう一回やってみ? ほら、クルッって回るヤツ。」 〇〇(やった、大成功!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(転んじゃった……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「ぜんぜん有りだ。ほら、コケティッシュ? あ、ダジャレじゃなくて。」 〇〇(琉夏くん、慰めてくれてる……ハァ、大失敗……)}} ***2年目・パーティードレス ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(初めて作ったドレス。自信はあるつもりだけど……) 琉夏「見っけ。」 〇〇「? あ、琉夏くん!」 琉夏「応援に来たよ。へぇ……ドレスってこと?」 〇〇「う、うん……どうかな?」 琉夏「どれどれ?」 〇〇「…………」 琉夏「……まあまあ。」 〇〇「まあまあか……」 〇〇「あっ、もう行かなきゃ!」 琉夏「わっ、背中がまた――」 〇〇「えっ?」 琉夏「…………まあまあ。」 〇〇(よ、よーし……がんばろう!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(初めて作ったドレス。自信はあるつもりだけど……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「…………」 〇〇「今年はドレスなんだけど……」 琉夏「……うん。」 〇〇「あの……どう?」 琉夏「ギュッてしちゃダメ? ……ちょっとだけ。」 〇〇「えっ!? あっ、もう行かなきゃ!」 〇〇(よ、よーし……がんばろう!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(よかった、なんとか成功したみたい!) 琉夏「〇〇ちゃん、おかえり。」 〇〇「琉夏くん! 見ててくれた?」 琉夏「大人の女の人みたいだった。 そのドレスもサイコーに、カッコよく見えた。」 〇〇「やった!」 琉夏「ちょっと、こっち。」 〇〇「……?」 琉夏「え? いや、抱き心地はどんなかなって。」 〇〇(もう! でも、琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(転んじゃった……ドレスもダメになっちゃったし……) 琉夏「おかえり。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「足、ひねんなかった?」 〇〇「ありがとう、大丈夫。」 琉夏「そっか……飴ちゃんあげる。舐めるとさ、ちょっとだけ幸せになるよ?」 〇〇(琉夏くん、慰めてくれてる……ハァ、大失敗……)}} ***3年目・ウェディングドレス ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はウエディングドレス。これで最後なんだ……ゼッタイ成功させなきゃ!) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん! 来てくれたんだ。」 琉夏「スゲェ…… ウエディングドレスだ。」 〇〇「うん、3年生恒例なんだよ?」 琉夏「へぇ……」 〇〇「あの……」 琉夏「食べたい……ケーキみたい。」 〇〇「えっ!?」 〇〇「じゃ、行ってくるね!」 〇〇(よーし……高校最後のショー。しっかりしなきゃ!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はウエディングドレス。これで最後なんだ……ゼッタイ成功させなきゃ!) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「……花嫁さんだ。」 〇〇「うん、3年生恒例なんだよ? ……どうかな?」 琉夏「ヤバい。」 〇〇「えぇと、それは……どっちの意味?」 琉夏「俺の花嫁さんだったらいいのになって意味。」 〇〇「えっ!?」 琉夏「……始まるよ?」 〇〇「うん……」 琉夏「行って? 客席から見てるから。」 〇〇(よーし……高校最後のショー。しっかりしなきゃ!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(やったー! 大成功!) 琉夏「〇〇ちゃん、おかえり。」 〇〇「琉夏くん! 見ててくれた?」 琉夏「見てたよ?」 〇〇「どうだった?」 琉夏「お姫様みたいだった。 誘拐したくなった。」 〇〇「ふふっ、ありがとう。」 琉夏「でももう、その他大勢の役で見るのはヤダ。」 〇〇「琉夏くん?」 琉夏「なんでも? ほら、写真撮ってやる。」 〇〇(良かった……三年間、手芸部続けて、本当に良かった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(転んじゃった……最後のステージだったのに……) 琉夏「怪我は?」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「足、捻ったりしてない?」 〇〇「うん、大丈夫。」 琉夏「うん……大丈夫。本番ではさ、ちゃんと支えてくれる人がいる。」 〇〇「…………」 琉夏「おいで? あっち、人いないから。」 〇〇「えっ?」 琉夏「ギュッてしてあげる。そんで、涙が止まったら、甘いもの食べに行こう。 な?」 〇〇(琉夏くん、慰めてくれてる……)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} *学園演劇 **主役 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(もうすぐ始まっちゃう……ハァ、やっぱり緊張するな) 琉夏「ジュリエット。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「誰それ? ロミオだよ? ……あれ、緊張してる?」 〇〇「そう、かな? 琉夏くんは大丈夫そうだね?」 琉夏「ロミオだってば。ドキドキしてるよ? ジュリエット可愛過ぎるから。」 〇〇「ありがとう。ロミオだって、すごく素敵だよ?」 琉夏「ねぇ、恐いなら、俺のことだけ見てろよ。そうすれば、練習の時と変わんない。」 〇〇「そっか……そうだよね!」 琉夏「だろ?」 放送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」 琉夏「ほら、始まる。行こう。」 : キャピュレット夫人「汚らわしいモンタギュー! 早く消えておしまい!」 〇〇「ああ、そんな! あの方が、モンタギュー家だなんて! 出会いは早すぎて、知った時には遅すぎたなんて!」 : 〇〇「おぉ、ロミオ……なぜあなたはロミオなの? あの言葉が真実なら、家を捨ててただのロミオに……」 〇〇「月の女神様、どうか気まぐれに、わたしのロミオをここへ……」 〇〇「!! そこにいるのは、誰!?」 琉夏「あなたのロミオです。月に誘われて来ました。」 : 〇〇(わかってはいたけど、すごい人気……) 琉夏「大好きなジュリエット。あなたが僕の名を呼んでくれた。」 〇〇(本当、きれいだな、王子様みたい……) 琉夏「〇〇ちゃん、リラックス。」 〇〇(いけない! 集中しなきゃ!) 〇〇「女神様が聞いてくださったのね! でも、でも! 見つかったらあなたは殺されてしまう!」 琉夏「あなたに会えたから、悔いはありません。いつ死んだって構わない。」 〇〇「そんなことをおっしゃらないで! 私を愛してくださるなら、生涯をともに生きて。」 琉夏「…………」 〇〇「ねぇ、ロミオ……」 琉夏「…………」 〇〇(どうしよう、琉夏くん、台詞忘れちゃったのかな……) 琉夏「不思議だ……あなたにそう言われると、希望に満たされていく……」 〇〇(良かった……) 〇〇「あぁ、運命の再会をしても、あなたはモンタギュー家……お願いです。家を捨て、ただのロミオになって下さい。」 琉夏「月に誓って、そうします。甘い口づけを交わした時から、もう、僕はあなたのものだ。」 〇〇「待って、これではあまりにも唐突。誓わないで。次に会う時に、恋のつぼみが花開くまで。」 琉夏「そうしよう。でも、僕はまだあなたの返事を聞いていない。」 〇〇「いじわる……わたしの独り言を聞いていたくせに。」 琉夏「それでも、もう一度だけ、お願いです!」 〇〇「……愛しています。」 〇〇(うぅ……しばらく女子の目が怖いかも) キャピュレット夫人「ジュリエット? そこに誰かいるのですか?」 〇〇「いけない、お母様よ! もう戻らなくては……」 琉夏「このままあなたをさらってしまいたい……」 〇〇「そうして欲しいけど……今は我慢してください。明日、必ず……」 琉夏「明日、必ず……おやすみ、ジュリエット。」 〇〇「待って、恋人同士のお別れの言葉を思い出せない……」 琉夏「それでは、思い出すまでここに居ましょう。」 〇〇「じゃあ、思い出さない。……ああ、意地悪をして、ずっとあなたを帰したくない。」 琉夏「あなたのかごの鳥になれたら……きっと明日、夢の続きをみよう。」 : 〇〇(琉夏くんってすごいな……お芝居だって分かってても、泣けてきちゃった……)}} **裏方 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ふぅ……なんとか間に合ったみたい……) ???「どんな感じ?」 〇〇「あ、琉夏くん。どこ行ってたの?」 琉夏「プラプラ見てた。」 〇〇「もう……ちゃんと手伝った?」 琉夏「手伝ったよ?」 〇〇「……本当?」 琉夏「ホント、ホント。」 放送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」 琉夏「ほらね、無事に始まった。」 〇〇(もう……でもみんな焦ってないし、いいのかな?) : ジュリエット「月の女神様、どうか気まぐれに、わたしのロミオをここへ……」 ジュリエット「!! そこにいるのは、誰!?」 ロミオ「あなたのロミオです。月に誘われて来ました。」 : 〇〇(うん、二人ともいい感じ!) 琉夏「どう?」 〇〇「あ、琉夏くん! これから丁度、名シーンだよ?」 琉夏「うん、ホントだ。」 : ジュリエット「でも、でも! 見つかったらあなたは殺されてしまう!」 ロミオ「あなたに会えたから、悔いはありません。いつ死んだって構わない。」 : 〇〇「ロミオってすごいな……殺されちゃうかもしれないのに会いに来るなんて。」 琉夏「ああ。でも、ジュリエットがそうさせたんだ。ほら、ここ。」 : ロミオ「あなたの言葉が、僕を生きる希望で満たすのです!」 : 〇〇「うん……二人とも、すごく情熱的だよね?」 琉夏「でもロミオはね、きっとジュリエットに出会うまで生きてる感じがしなかったんだ。」 〇〇「そう言えば、ジュリエットに出会うまで、軽薄な感じだった。」 琉夏「でも、変われた。……そうだろ?」 〇〇「うん、だから世界中の恋人の憧れになったんだね?」 琉夏「やっぱり、ジュリエットやりたかった?」 〇〇「うん……ちょっとね?」 琉夏「じゃあ、ここから、聞いてて。」 〇〇「……?」 : ジュリエット「待って、恋人同士のお別れの言葉を思い出せない……」 ロミオ「それでは、思い出すまでここに居ましょう。」 ジュリエット「じゃあ、思い出さない。……ああ、意地悪をして、ずっとあなたを帰したくない。」 ロミオ「あなたのかごの鳥になれたら……きっと明日、夢の続きをみよう。」 : 琉夏「憶えた?」 〇〇「う、うん、だいたいだけど……」 琉夏「よし。」 〇〇「……?」}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} 更新日時:&update(format=Y/m/d H:i:s) &link_toppage(wikiトップ)|&link_up(▲ページ TOP) ---- ・メモ欄 -枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます。 - #comment(noname,title_msg=メモ,vsize=2) ---- &link_toppage(wikiトップ)|&link_up(▲ページ TOP) ----
#contents *文化祭会話 ***1年目 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(あ、琉夏くんだ。) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「琉夏くん、クラス展示の見物?」 琉夏「仕事中。なんかさ、困ったこと無い?」 〇〇「困ったこと? えぇと……特にないけど?」 琉夏「じゃあさ、迷子になってたりしない?」 〇〇「迷子? ここ学校だよ? ねぇ……なにしてんの?」 琉夏「案内係。困った人の手伝いすんだ。」 〇〇「へぇ、そうだったんだ! 偉いね?」 琉夏「まぁね。会長に頼まれて、断れなくて……いろいろ。」 〇〇「ふふっ……あれ? でも、そういうのはお客さんにした方がいいんじゃないの?」 琉夏「え? あぁ、そっか。そんじゃあ……お、いた。ねぇねぇ、アンタ、なんか困ってない?」 男性客「は? え、俺ですか?いや、べつに……」 琉夏「冷たいこと言うなって。よく考えてみ? なんか困ってんだろ?」 男性客「そ、そんなこと言われても……」 〇〇(琉夏くん、かえって困らせてるような……)}} ***2年目 #blockquote(){#divclass(hide){ ???「困ったお客さんいるー? 困ったお客さーん……」 〇〇(ん? ……あ!) 〇〇「琉夏くん!」 琉夏「〇〇ちゃん。ねぇ、困ったお客さんいない?」 〇〇「こっちは大丈夫だよ? 今年も困ったお客さんのお手伝い?」 琉夏「まあね。聞いて、去年のアンケートでさ俺、褒められてたんだって。案内してくれて助かったって。」 〇〇「へぇ、すごい!」 琉夏「もっと褒めて。」 〇〇「琉夏くん、偉い!」 琉夏「じゃあ次は、手を後ろで組んで首をちょっと――」 女性客A「すみませ~ん! 案内係の人ですか?」 琉夏「お、案内係呼んでる。はいはーい!」 女性客B「体育館に行きたいんですけど。」 琉夏「あいよ。2名様ごあんなーい!」 女性客A「ねぇねぇ、超カッコよくない?」 女性客B「ホント……なんか得しちゃったね?」 〇〇(なんか趣旨が変わってるような……でも、いいことだよね?)}} ***3年目 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇(あ、琉夏くん!) 〇〇「今年も困ってるお客さんの案内係? がんばってるね?」 琉夏「シーッ!」 〇〇「?」 女性客A「案内係さんいた?」 女性客B「見失っちゃった~! 体育館の方、探してみる。」 女性客A「じゃあ、わたし第2校舎に行ってみる!」 〇〇「なんだかモテモテだね……」 琉夏「まぁね……今年は俺の方が困ってる感じ……」 琉夏「……行ったか。よし、そんじゃね?」 〇〇「でも、大丈夫?」 琉夏「ダイジョブ。本当に困ってる人、探してくる。」 〇〇「そっか。うん、がんばって!」 〇〇(琉夏くん、ちょっと変わったな)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} *出展 **クラス出展 ***1年目・メイド喫茶 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました。」 〇〇(ふぅ……こんなにお客が来るなんて想像してなかった……) 琉夏「へぇ……」 〇〇「あっ、琉夏くん。いらっしゃいませ!」 琉夏「おっ、メイドさんだ。カーワイイー♡ 」 〇〇「もうっ! ……ホントに?」 琉夏「マジ。それじゃ、ご主人様に、コーヒーとホットケーキをもらおう。」 〇〇「ふふっ。申し訳ございません。ホットケーキは扱っておりません。」 琉夏「そっか、残念。じゃ、とりあえずコーヒーね。」 〇〇「かしこまりました!」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「紅茶とサンドイッチ、お待たせしました。」 〇〇(ふぅ……こんなにお客が来るなんて想像してなかった……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。いらっしゃいませ!」 琉夏「わっ……メイドさんだ。」 〇〇「うん、女子みんなで揃えたんだよ?」 琉夏「へぇ、ホント……ヤベェ……やっぱ一番かわいい……」 〇〇「なに?」 琉夏「なんでも? コーヒーちょうだい?」 〇〇「かしこまりました! 他に、サイドメニューもございますが?」 琉夏「あ、そうか。えぇとね……やっぱいい。」 〇〇「……? ブレンドコーヒーひとつ、入りまーす!」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「コーヒー、うまいね。」 〇〇「ホント? よかった。」 琉夏「メイドさんもカワイイし……ねぇねぇ、あのサンドイッチも、うまそうだね?」 〇〇「あ、サンドイッチはわたしが作ったんだよ!」 琉夏「マジ? メイドさんが? それは食わなきゃ。」 〇〇「ふふっ、ほら、そこに、メニューにあるでしょ?」 琉夏「あ、ホントだ。あぁ、なるほどね……お友だち割引ってあったっけ?」 〇〇「…………」 〇〇(でも、喜んでもらえたみたい。よかった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「スッパ苦い……」 〇〇「えっ?」 琉夏「コーヒー、煮詰まってる。」 〇〇「あっ! ポット、間違えたかも……」 琉夏「目は得したけど、ベロが可哀そうなことに……」 〇〇(うう……大失敗……)}} ***2年目・お化け屋敷 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「世にも恐ろしいよ~お化け屋敷だよ~」 〇〇(ふぅ……お化けになって客寄せは大変だ……) 琉夏「あっ、お化けだ。」 〇〇「あ、琉夏くん! お化け屋敷だよ~」 〇〇「どう? 」 琉夏「入ってもいいけど、俺、お化けの方がいい。」 〇〇「じゃあ、お化けになったつもりで! お客様一名、入りまーす!」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「世にも恐ろしいよ~お化け屋敷だよ~」 〇〇(ふぅ……お化けになって客寄せは大変だ……) ???「お化けください。」 〇〇「あ、琉夏くん! 入って入って!」 琉夏「お化けも付いて来る?」 〇〇「わたしは客寄せだよ。」 琉夏「じゃ、ヤダ。」 〇〇「もう、入って!」 琉夏「それいい……入ろうっと。」 〇〇「お客様、ごあんなーい!」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん! ずいぶん長くいたね? 面白かった?」 琉夏「面白い。あのさ、コンニャクもっと無い?」 〇〇「裏にいけばあるよ?」 琉夏「とって来よう。楽しい~!」 〇〇(参加してる……でも、大成功かな!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「あれ、出口だ。」 〇〇「あ、琉夏くん。どうだった?」 琉夏「どうってなにが?」 〇〇「怖かったとか、面白かったとか……」 琉夏「どうだっけ? それよりほら、さっきのやって?」 〇〇(ぜんぜんダメみたい……失敗しちゃったかな)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **吹奏楽部 ***1年目・クラシック ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(も、もう少しで始まっちゃう……どうしよう、緊張してきた……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「それ、吹くの?」 〇〇「うん。」 琉夏「スゲェ。楽器できるやつってさ、尊敬する。」 〇〇「そうかな?」 琉夏「ちょっとさ、吹いてみて。プーって。」 〇〇「ダメだよ! もう始まっちゃうから――」 琉夏「ケチ。そんじゃ、後でね。」 〇〇(もう……あれ、でも緊張がおさまったかも……) 〇〇(よーし、がんばるぞ!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(も、もう少しで始まっちゃう……どうしよう、緊張してきた……) 琉夏「スゲェ、その楽器吹くんだ。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「楽器できんのって、尊敬する。」 〇〇「そ、そう?」 琉夏「……緊張してる?」 〇〇「うん、ちょっと……」 琉夏「じゃあさ、一緒に逃げちゃう?」 〇〇「え!? ダメだよ、そんなの!」 琉夏「どうしても?」 〇〇「だって――」 琉夏「チェッ、じゃあ、諦めるか。」 〇〇(もう……あれ、でも緊張がおさまったかも……) 〇〇(よーし、がんばるぞ!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(良かった! 初舞台、大成功みたい!) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。どうだった?」 琉夏「スゲェ。 クラシックの曲だろ? なんかさ、こう……」 〇〇「うん。」 琉夏「寝そうになった。いや、良い意味で。ゴメン、バカで。」 〇〇(やった! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ハァ……大失敗……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「逃げた方がいい。他の部員にボコられる前に。」 〇〇(ううっ、もっと練習しとけば良かった……)}} ***2年目・ゲームミュージック ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(去年よりは少し落ち着いてるかな。でも、やっぱり緊張する……) 琉夏「よっ、〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。聞きに来てくれたんだ。」 琉夏「いや、見に来た。緊張してるとこ。」 〇〇「もう……」 琉夏「あれ? 本当に緊張してた? じゃあさ、演奏中どうしようもなくなったら、俺の方見て。」 〇〇「琉夏くんの方?」 琉夏「そう。ヘンな顔してやる。」 〇〇「え!?」 琉夏「ほら、もう始まる。そんじゃ、がんばって。」 〇〇(もう、琉夏くん……) 〇〇(よし! がんばるぞ!!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(去年よりは少し落ち着いてるかな。でも、やっぱり緊張する……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。聞きに来てくれたんだ。」 琉夏「まあね。緊張してるかと思って。」 〇〇「うん……やっぱり、ちょっと。」 琉夏「あらら。じゃあさ、演奏中どうしようもなくなったら、合図して?」 〇〇「合図?」 琉夏「大声で応援してやる。ガンバレーって。」 〇〇「ダメだよ! そんなことしちゃ――」 琉夏「冗談。ほら、始まる。行って?」 〇〇(琉夏くん、緊張をほぐしに来てくれたんだ……) 〇〇(よし! がんばるぞ!!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(うん、去年よりいい演奏が出来たかも!) 琉夏「やるな。」 〇〇「あ、琉夏くん。どうだった?」 琉夏「スゲェ。なんかゲームの曲だろ? 燃えた。」 〇〇「よかった!」 琉夏「うん。今度さ、また聞かせて? West Beachでコンサートやって。」 〇〇(やった! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(はぁ……去年よりダメだったかも……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「凹んじゃった。俺は面白かったよ? ほら、ヒムロッチがキリキリしてて。」 〇〇(ううっ、もっと練習しとけば良かった……)}} ***3年目・サード・ストーリー ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年は落ち着いていけそう。三年間、がんばってきたおかげかな?) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。来てくれたんだ。」 琉夏「あれ、今年は落ち着いてる。」 〇〇「うん、今年が最後だし、三年生がしっかりしなきゃ。」 琉夏「じゃあさ、今年はこっから見てていい?」 〇〇「いいけど……どうして?」 琉夏「いいじゃん。最後だし。ね?」 〇〇「でも――」 琉夏「ほら、始まる。そんじゃ、後で。がんばれ。」 〇〇「あっ、琉夏くん……」 〇〇(最後の演奏会……よし! おもいっきり楽しむぞー!!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年は落ち着いていけそう。三年間、がんばってきたおかげかな?) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。来てくれたんだ。」 琉夏「あれ、今年は落ち着いてる。」 〇〇「うん、今年が最後だし、三年生がしっかりしなきゃ。」 琉夏「そっか……ねぇ、今年はさ、こっから見てていい? 大人しくしてるから。」 〇〇「いいけど……どうして?」 琉夏「オマエの横顔が好きだから。前からずっと、そうしたかったんだ。」 〇〇「……え?」 琉夏「ほら、始まる。じゃあ、後でね。」 〇〇「あっ、琉夏くん……」 〇〇(最後の演奏会……よし! おもいっきり楽しむぞー!!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(三年間で一番いい演奏が出来た。よかった……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「琉夏くん!」 琉夏「お疲れ様。」 〇〇「ありがとう! ……演奏、どうだった?」 琉夏「あ……ゴメン、オマエのこと見てたら、ちゃんと聴くの忘れてた。」 〇〇「もう!」 琉夏「でも、オマエはきれいだった。すごく真剣な顔してて、あぁ、俺はこの人が好きだなって思った。」 〇〇「琉夏くん……」 琉夏「今度さ、またちゃんと聴かせて? West Beachで。」 〇〇(やったー! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(失敗しちゃった……高校生活最後の舞台だったのに……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。わたし……」 琉夏「うん、がんばった。」 〇〇「…………」 琉夏「こんなのさ、ちょっとプレーオフで負けたようなもんだ。三年間、がんばってたじゃん。」 〇〇「うん……」 琉夏「よし、じゃあ今度さ、うちで演奏会やろう。その時、ちゃんと聴かせて。で、今日はとりあえず……」 琉夏「甘いもの食いに行こう。ハートに効くらしいよ?」 〇〇(最後に失敗しちゃったけど、三年間続けられて良かったな)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **美術部 ***1年目・デッサン展 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はデッサン展示。ちょっと地味だけど……) 琉夏「美術部、ここ?」 〇〇「あ、琉夏くん! 観に来てくれたの?」 琉夏「まあね。なんかさ……地味?」 〇〇「うん、今年は、ちょっとね?」 琉夏「ふぅん……オマエの絵、観てこよ。どこ?」 〇〇「そこのデッサン展示の中に……」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はデッサン展示。ちょっと地味だけど……) 琉夏「〇〇ちゃん、来たよ。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「絵、描いたんだろ? 見せて。」 〇〇「うん、わたしのはデッサンだから、ちょっと地味かも。」 琉夏「デッサン? へぇ、なんかカッコいいじゃん。どこ?」 〇〇「そこの展示の中に……」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。……どうだった?」 琉夏「スゲェ。ビックリした。」 〇〇「本当!?」 琉夏「うん。サイノーあんだな。あんなのどうやって描くの?」 〇〇「そ、そうかな?」 琉夏「俺も絵描くの好きだけど、下手っぴだからさ、教えて?」 〇〇(やった! 琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「琉夏くん。……どうだった?」 琉夏「石膏像と花瓶だろ? もう、大丈夫。」 〇〇「……え?」 琉夏「分かりづらいからさ、説明書きしといた。絵の中に。」 〇〇「えぇっ!?」 〇〇(ううっ……もっと丁寧に描けばよかった)}} ***2年目・油絵展 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はお客さんがいっぱい来てるみたい……) 琉夏「なんか、盛況じゃん。」 〇〇「あっ、琉夏くん。来てくれたんだ。」 琉夏「まあね。今年も、なんか描いた?」 〇〇「今年は油彩画だよ。」 琉夏「お、なんか芸術っぽい。観て来よう。」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はお客さんがいっぱい来てるみたい……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あっ、琉夏くん! 来てくれたんだ。」 琉夏「そりゃ、見せてもらわなきゃ。今年も描いたんだろ?」 〇〇「今年は油彩画だよ。」 琉夏「へぇ、本格的。それでか。最近ゲージュツ家っぽくなってきたと思った。」 〇〇「ふふ、あっちだよ?」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん、観てきた。」 〇〇「あ、琉夏くん。……どうだった?」 琉夏「ウツクシかった。カレンさんだろ?」 〇〇「よかった!」 琉夏「今度さ、俺も描いて。ウツクシーくね。」 〇〇(えっと……これって遠回しに褒められたのかな?)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「観てきた。」 〇〇「……どうかな?」 琉夏「あれは……人?」 〇〇「え? あの、花椿さんなんだけど……」 琉夏「あぁ、そうか……ピカソみたいなこと?」 〇〇(ううっ……もっと丁寧に描けばよかった……)}} ***3年目・壁画展 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(高校最後の文化祭。美術部伝統の壁画だけど……) ???「わっ、混んでるな……」 〇〇「あ、琉夏くん。観に来てくれたんだ!」 琉夏「まあね。なんか、スゲェらしいじゃん。壁画だっけ?」 〇〇「うん、3年全員で制作したの。よく観て行ってね?」 琉夏「オッケー。観て来る。」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(高校最後の文化祭。美術部伝統の壁画だけど……) ???「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。観に来てくれたんだ!」 琉夏「まあね。今日のためにさ、ずいぶん長いこと描いてたろ?」 〇〇「うん、3年全員の力作だよ。よく観て行ってね?」 琉夏「そんな顔されると――あ、ダメ、ウルッと来ちゃった……」 〇〇「ふふ、感想聞かせて?」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「スゲェな、あれ……」 〇〇「うん。美術部のみんなでがんばったから……」 琉夏「なぁ、花畑の中に教会があるだろ? あれは?」 〇〇「わたしのアイディア。うちの教会の周りはそうじゃないけど、なんかそんなイメージがあって。」 琉夏「そっか。……うん、俺もそんな感じがする。」 〇〇「琉夏くんも?」 琉夏「ああ。いい絵だな……」 〇〇(琉夏くんにほめられちゃった! 三年間続けてきて良かったな……)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「ひでぇな、あれ……」 〇〇「えっ!? ……そんなに?」 琉夏「ちがうちがう、落書きのこと。花畑に白い絵具で描いてある。酷いことするヤツがいるな?」 〇〇「それ、落書きじゃなくてわたしが描いたところ……」 琉夏「……え?」 〇〇(ハァ……三年間続けて来たのに、これで良かったのかな……)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **生徒会執行部 ***1年目・雑用 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ふぅ……迷子案内のポスターも貼り終わったし、あとは……) ???「へぇ……ここが迷子センターか。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「〇〇ちゃん。あれ、オマエも迷子?」 〇〇「違います……生徒会執行部だから、ここで迷子係だよ。どうしたの?」 琉夏「迷子連れてきた。」 迷子「お母さ~ん!」 〇〇「わっ、先に言ってよ!!」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ふぅ……迷子案内のポスターも貼り終わったし、あとは……) ???「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「良かった、オマエが居てくれて……」 〇〇「……?」 迷子「お母さ~ん!」 〇〇「わっ!? ボク、どうしたの?」 琉夏「たぶん、迷子。張り紙みて連れて来たんだ。助けて……」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「お母さん見つかって良かったね? バイバイ!」 迷子「バイバーイ!」 琉夏「もう泣くなよ?」 〇〇「良かった。すぐお母さんが来てくれて。」 琉夏「ああ。オマエさ、子供アヤすの上手いのな。」 〇〇「そうかな?」 琉夏「上手いよ。俺も迷子になれば良かった。」 〇〇(琉夏くん……でも、良かった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 迷子「バイバーイ!」 〇〇「良かった。すぐお母さんが来てくれて。」 琉夏「あのさ、そこのジュースとお菓子、俺ももらっていい?」 〇〇「ダメ! 迷子のためにおいてあるんだよ?」 琉夏「俺も迷子だよ? 張り紙の地図見てたら、ここまで来るのスゲェ、迷った。」 〇〇(うっ……大失敗……)}} ***2年目・資材担当 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 女子生徒「すいませ~ん! 暗幕破れちゃったんだけど!」 〇〇「はーい! ちょっと待ってください!」 〇〇(今年は資材係。忙しくて目が回りそう……) 琉夏「やべぇ、どうしよう……」 〇〇「あ、琉夏くん。……どうしたの?」 琉夏「それが、道に迷っちゃって。俺、迷子?」 〇〇「………迷子係の一年生!」 男子生徒「オッス! なんすか?」 琉夏「ウソでした。ゴメンなさい……」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 女子生徒「すいませ~ん! 暗幕破れちゃったんだけど!」 〇〇「はーい! ちょっと待ってください!」 〇〇(今年は資材係。忙しくて目が回りそう……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん。あれ、その子もしかして……」 琉夏「そう、オマエなら安心だから。な? このお姉ちゃんと遊んでな?」 迷子「ママがいな~い!」 〇〇「あらら……それが、今年の迷子係は……」 男子生徒「オッス! なんすかっ?」 琉夏「うわっ、こいつ?」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「はい、暗幕はこのテープで補強して。」 女子生徒「ありがとうございました!」 〇〇「ジュース美味しい? もうすぐママ来るって。」 迷子「うん!」 琉夏「へぇ。」 〇〇「なに?」 琉夏「なんかさ、良妻賢母って感じ。グッと来た。」 〇〇(ちょっと照れるけど……よし、頑張ろう!!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 迷子「恐い~!」 男子生徒「先輩、泣きやまないっす!」 〇〇「ちょ、ちょっと待って!」 女子生徒「ねぇ! 暗幕は?」 〇〇「えぇと、確かテープが……」 琉夏「おいで、お兄ちゃんと遊ぼう?」 迷子「うん……」 琉夏「ほら、この子と遊んでるから、今のうちに。」 〇〇「ゴメン、助かるよ……」 琉夏「貸しとく。」 〇〇(ううっ……大失敗)}} ***3年目・フロア担当 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 男子生徒「先輩、ガムテ、切れたんすけど!」 〇〇「確か、もうひと箱予備が――」 女子生徒「先輩、迷子のお母さんから、まだ連絡が……」 〇〇「校内放送、頼んだ?」 迷子「ウワーン!!」 〇〇「ごめんね、ちょっと待って?」 ???「先輩、俺もかまって。」 〇〇「はいはい! ちょっと待って――ん? あ、琉夏くん!」 琉夏「ウソウソ。なんか、手伝おうか?」}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 男子生徒「先輩、ガムテ、切れたんすけど!」 〇〇「確か、もうひと箱予備が――」 女子生徒「先輩、迷子のお母さんから、まだ連絡が……」 〇〇「校内放送、頼んだ?」 迷子「ウワーン!!」 〇〇「ごめんね、ちょっと――」 ???「こっちおいで、イケメンのお兄ちゃんとジュース飲も?」 迷子「うん……」 〇〇「琉夏くん!」 琉夏「助っ人参上。ほら、みんな待ってるよ?」 〇〇「ありがとう!」}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「はぁ……とりあえず、一段落……」 琉夏「お疲れ。」 〇〇「琉夏くんこそ。ごめんね、手伝わせちゃって。」 琉夏「なんの。俺はほら、ジュースとお菓子目当てだから。それより――」 琉夏「仕事している時のオマエさ、普段とぜんぜん違うのな?」 〇〇「そうかな?」 琉夏「みんなが頼りにしてた。後輩たちがさ、目、きらきらさせてオマエのこと見てた。」 〇〇「本当?」 琉夏「うん、カッコ良かった。可愛くてカッコイイ。さすが、俺の彼女。」 〇〇「もうっ、また!」 〇〇(三年間、ずっと生徒会でがんばって良かったな!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「はぁ……」 琉夏「さんざんだったな。」 〇〇「琉夏くん……ありがとう、助けてくれて。」 琉夏「なんの。オマエがあわあわしてんの、面白かった。」 〇〇「…………」 琉夏「ゴメン、泣くなって。三年間続けただけで立派だ。偉い。いい思い出にしなきゃな?」 〇〇(ハァ……でも三年間、生徒会を続けられたんだな……)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} **手芸部 ***1年目・カジュアル服 ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ギリギリ仕上がったけど、いよいよランウェイ……緊張しちゃうな……) 琉夏「応援に来たよ。」 〇〇「あ、琉夏くん! ありがとう。」 琉夏「きれいなカッコしてんね? モデルさんてこと?」 〇〇「うん、まあね。自分で作った服なんだけど。」 琉夏「それを!? スゲェ……」 〇〇「ありがとう。」 琉夏「あ、メイクしてる。ヘンなの。へぇ……よく見とこう。」 〇〇「もう! あ、もう始まっちゃう! また後でね?」 〇〇(よーし、がんばろう……)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ギリギリ仕上がったけど、いよいよランウェイ……緊張しちゃうな……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「!!」 〇〇「ありがとう。応援に来てくれたの?」 琉夏「え? あぁ、うん。そうだけど……いつもと違うね。」 〇〇「……? お化粧のせいかな。」 琉夏「うん。なんか照れる……きれいなんだもん。」 〇〇「そんなこと言われたら、わたしの方が……」 〇〇「あ、もう始まっちゃう!また後でね?」 〇〇(よーし、がんばろう……)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(よかった、なんとか成功したみたい!) 琉夏「おかえり。」 〇〇「あ、琉夏くん! 見ててくれた?」 琉夏「スゲェ、カッコ良かった。もう一回やってみ? ほら、クルッって回るヤツ。」 〇〇(やった、大成功!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(転んじゃった……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「ぜんぜん有りだ。ほら、コケティッシュ? あ、ダジャレじゃなくて。」 〇〇(琉夏くん、慰めてくれてる……ハァ、大失敗……)}} ***2年目・パーティードレス ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(初めて作ったドレス。自信はあるつもりだけど……) 琉夏「見っけ。」 〇〇「? あ、琉夏くん!」 琉夏「応援に来たよ。へぇ……ドレスってこと?」 〇〇「う、うん……どうかな?」 琉夏「どれどれ?」 〇〇「…………」 琉夏「……まあまあ。」 〇〇「まあまあか……」 〇〇「あっ、もう行かなきゃ!」 琉夏「わっ、背中がまた――」 〇〇「えっ?」 琉夏「…………まあまあ。」 〇〇(よ、よーし……がんばろう!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(初めて作ったドレス。自信はあるつもりだけど……) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「…………」 〇〇「今年はドレスなんだけど……」 琉夏「……うん。」 〇〇「あの……どう?」 琉夏「ギュッてしちゃダメ? ……ちょっとだけ。」 〇〇「えっ!? あっ、もう行かなきゃ!」 〇〇(よ、よーし……がんばろう!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(よかった、なんとか成功したみたい!) 琉夏「〇〇ちゃん、おかえり。」 〇〇「琉夏くん! 見ててくれた?」 琉夏「大人の女の人みたいだった。 そのドレスもサイコーに、カッコよく見えた。」 〇〇「やった!」 琉夏「ちょっと、こっち。」 〇〇「……?」 琉夏「え? いや、抱き心地はどんなかなって。」 〇〇(もう! でも、琉夏くんにほめられちゃった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(転んじゃった……ドレスもダメになっちゃったし……) 琉夏「おかえり。」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「足、ひねんなかった?」 〇〇「ありがとう、大丈夫。」 琉夏「そっか……飴ちゃんあげる。舐めるとさ、ちょっとだけ幸せになるよ?」 〇〇(琉夏くん、慰めてくれてる……ハァ、大失敗……)}} ***3年目・ウェディングドレス ・友好 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はウエディングドレス。これで最後なんだ……ゼッタイ成功させなきゃ!) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん! 来てくれたんだ。」 琉夏「スゲェ…… ウエディングドレスだ。」 〇〇「うん、3年生恒例なんだよ?」 琉夏「へぇ……」 〇〇「あの……」 琉夏「食べたい……ケーキみたい。」 〇〇「えっ!?」 〇〇「じゃ、行ってくるね!」 〇〇(よーし……高校最後のショー。しっかりしなきゃ!)}} ・好き以上 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(今年はウエディングドレス。これで最後なんだ……ゼッタイ成功させなきゃ!) 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「あ、琉夏くん!」 琉夏「……花嫁さんだ。」 〇〇「うん、3年生恒例なんだよ? ……どうかな?」 琉夏「ヤバい。」 〇〇「えぇと、それは……どっちの意味?」 琉夏「俺の花嫁さんだったらいいのになって意味。」 〇〇「えっ!?」 琉夏「……始まるよ?」 〇〇「うん……」 琉夏「行って? 客席から見てるから。」 〇〇(よーし……高校最後のショー。しっかりしなきゃ!)}} &bold(){成功} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(やったー! 大成功!) 琉夏「〇〇ちゃん、おかえり。」 〇〇「琉夏くん! 見ててくれた?」 琉夏「見てたよ?」 〇〇「どうだった?」 琉夏「お姫様みたいだった。 誘拐したくなった。」 〇〇「ふふっ、ありがとう。」 琉夏「でももう、その他大勢の役で見るのはヤダ。」 〇〇「琉夏くん?」 琉夏「なんでも? ほら、写真撮ってやる。」 〇〇(良かった……三年間、手芸部続けて、本当に良かった!)}} &bold(){失敗} #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(転んじゃった……最後のステージだったのに……) 琉夏「怪我は?」 〇〇「あ、琉夏くん……」 琉夏「足、捻ったりしてない?」 〇〇「うん、大丈夫。」 琉夏「うん……大丈夫。本番ではさ、ちゃんと支えてくれる人がいる。」 〇〇「…………」 琉夏「おいで? あっち、人いないから。」 〇〇「えっ?」 琉夏「ギュッてしてあげる。そんで、涙が止まったら、甘いもの食べに行こう。 な?」 〇〇(琉夏くん、慰めてくれてる……)}} #right(){&link_up(▲ページトップ)} *学園演劇 **主役 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(もうすぐ始まっちゃう……ハァ、やっぱり緊張するな) 琉夏「ジュリエット。」 〇〇「あ、琉夏くん。」 琉夏「誰それ? ロミオだよ? ……あれ、緊張してる?」 〇〇「そう、かな? 琉夏くんは大丈夫そうだね?」 琉夏「ロミオだってば。ドキドキしてるよ? ジュリエット可愛過ぎるから。」 〇〇「ありがとう。ロミオだって、すごく素敵だよ?」 琉夏「ねぇ、恐いなら、俺のことだけ見てろよ。そうすれば、練習の時と変わんない。」 〇〇「そっか……そうだよね!」 琉夏「だろ?」 放送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」 琉夏「ほら、始まる。行こう。」 : キャピュレット夫人「汚らわしいモンタギュー! 早く消えておしまい!」 〇〇「ああ、そんな! あの方が、モンタギュー家だなんて! 出会いは早すぎて、知った時には遅すぎたなんて!」 : 〇〇「おぉ、ロミオ……なぜあなたはロミオなの? あの言葉が真実なら、家を捨ててただのロミオに……」 〇〇「月の女神様、どうか気まぐれに、わたしのロミオをここへ……」 〇〇「!! そこにいるのは、誰!?」 琉夏「あなたのロミオです。月に誘われて来ました。」 : 〇〇(わかってはいたけど、すごい人気……) 琉夏「大好きなジュリエット。あなたが僕の名を呼んでくれた。」 〇〇(本当、きれいだな、王子様みたい……) 琉夏「〇〇ちゃん、リラックス。」 〇〇(いけない! 集中しなきゃ!) 〇〇「女神様が聞いてくださったのね! でも、でも! 見つかったらあなたは殺されてしまう!」 琉夏「あなたに会えたから、悔いはありません。いつ死んだって構わない。」 〇〇「そんなことをおっしゃらないで! 私を愛してくださるなら、生涯をともに生きて。」 琉夏「…………」 〇〇「ねぇ、ロミオ……」 琉夏「…………」 〇〇(どうしよう、琉夏くん、台詞忘れちゃったのかな……) 琉夏「不思議だ……あなたにそう言われると、希望に満たされていく……」 〇〇(良かった……) 〇〇「あぁ、運命の再会をしても、あなたはモンタギュー家……お願いです。家を捨て、ただのロミオになって下さい。」 琉夏「月に誓って、そうします。甘い口づけを交わした時から、もう、僕はあなたのものだ。」 〇〇「待って、これではあまりにも唐突。誓わないで。次に会う時に、恋のつぼみが花開くまで。」 琉夏「そうしよう。でも、僕はまだあなたの返事を聞いていない。」 〇〇「いじわる……わたしの独り言を聞いていたくせに。」 琉夏「それでも、もう一度だけ、お願いです!」 〇〇「……愛しています。」 〇〇(うぅ……しばらく女子の目が怖いかも) キャピュレット夫人「ジュリエット? そこに誰かいるのですか?」 〇〇「いけない、お母様よ! もう戻らなくては……」 琉夏「このままあなたをさらってしまいたい……」 〇〇「そうして欲しいけど……今は我慢してください。明日、必ず……」 琉夏「明日、必ず……おやすみ、ジュリエット。」 〇〇「待って、恋人同士のお別れの言葉を思い出せない……」 琉夏「それでは、思い出すまでここに居ましょう。」 〇〇「じゃあ、思い出さない。……ああ、意地悪をして、ずっとあなたを帰したくない。」 琉夏「あなたのかごの鳥になれたら……きっと明日、夢の続きをみよう。」 : 〇〇(琉夏くんってすごいな……お芝居だって分かってても、泣けてきちゃった……)}} **裏方 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇(ふぅ……なんとか間に合ったみたい……) ???「どんな感じ?」 〇〇「あ、琉夏くん。どこ行ってたの?」 琉夏「プラプラ見てた。」 〇〇「もう……ちゃんと手伝った?」 琉夏「手伝ったよ?」 〇〇「……本当?」 琉夏「ホント、ホント。」 放送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」 琉夏「ほらね、無事に始まった。」 〇〇(もう……でもみんな焦ってないし、いいのかな?) : ジュリエット「月の女神様、どうか気まぐれに、わたしのロミオをここへ……」 ジュリエット「!! そこにいるのは、誰!?」 ロミオ「あなたのロミオです。月に誘われて来ました。」 : 〇〇(うん、二人ともいい感じ!) 琉夏「どう?」 〇〇「あ、琉夏くん! これから丁度、名シーンだよ?」 琉夏「うん、ホントだ。」 : ジュリエット「でも、でも! 見つかったらあなたは殺されてしまう!」 ロミオ「あなたに会えたから、悔いはありません。いつ死んだって構わない。」 : 〇〇「ロミオってすごいな……殺されちゃうかもしれないのに会いに来るなんて。」 琉夏「ああ。でも、ジュリエットがそうさせたんだ。ほら、ここ。」 : ロミオ「あなたの言葉が、僕を生きる希望で満たすのです!」 : 〇〇「うん……二人とも、すごく情熱的だよね?」 琉夏「でもロミオはね、きっとジュリエットに出会うまで生きてる感じがしなかったんだ。」 〇〇「そう言えば、ジュリエットに出会うまで、軽薄な感じだった。」 琉夏「でも、変われた。……そうだろ?」 〇〇「うん、だから世界中の恋人の憧れになったんだね?」 琉夏「やっぱり、ジュリエットやりたかった?」 〇〇「うん……ちょっとね?」 琉夏「じゃあ、ここから、聞いてて。」 〇〇「……?」 : ジュリエット「待って、恋人同士のお別れの言葉を思い出せない……」 ロミオ「それでは、思い出すまでここに居ましょう。」 ジュリエット「じゃあ、思い出さない。……ああ、意地悪をして、ずっとあなたを帰したくない。」 ロミオ「あなたのかごの鳥になれたら……きっと明日、夢の続きをみよう。」 : 琉夏「憶えた?」 〇〇「う、うん、だいたいだけど……」 琉夏「よし。」 〇〇「……?」}}

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