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兄弟△ はばたき山」(2023/04/24 (月) 02:31:08) の最新版変更点

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|  [[繁華街>兄弟△ 繁華街]] | [[森林公園>兄弟△ 森林公園]] | [[はばたき山>兄弟△ はばたき山]] | [[臨海地区>兄弟△ 臨海地区]] | [[その他>兄弟△ その他]]  | *はばたき山 #contents **動物園 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「ほら、早く入ろう。早く!」 琥一「待て待て! 逃げやしねぇんだからよ……」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。じゃあ今日は、なに見たい?」 〇〇「えぇと……ゾウ!」 琉夏「さすが、わかってんね。じゃ、コウは?」 琥一「あ? いいんじゃねぇか、ゾウで。」 琉夏「コウ、やる気ねぇなら帰れ!」 琥一「ちょっと待て。まず意味が分かんねぇ。」 〇〇「琉夏くん、動物園が大好きなんだね……」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「腹減ったな……ね?」 〇〇「お弁当作って来たよ?」 琉夏「やった。おにぎりある?」 〇〇「あるよ。たらこと、ツナと、梅干し。」 琥一「おにぎりねぇ……」 琉夏「コラ。文句のあるヤツは梅干しのしかやらない。」 琥一「あ? なんでテメェが仕切ってんだよ? ツナ食わせろ。」 〇〇「はいはい、たくさんあるから!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「よし、じゃあ今日は、なにから見る? はい、〇〇ちゃん。」 〇〇「じゃあ……カバ!」 琉夏「いいね。」 琥一「景気づけにライオンでも見ねぇか? カバよりよ。」 琉夏「バカ!」 琥一「はぁ? なんでだよ?」 琉夏「まだ餌付けの時間じゃねぇよ。ホント、バカだなコウは。」 琥一「知らねぇだろ、フツー!」 〇〇「琉夏くん、動物園くわしいね……」}} **遊園地 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「まずはジェットコースター、ゴーカートチェイスと……お化け屋敷!」 琥一「……一つ余計だな。行くぞ。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ハァ……怖かった。ジェットコースターはもういいよね?」 琉夏「じゃあわかった。最後の一回ね?」 〇〇「もう……ねぇ、琥一くん!」 琥一「あと一回だ。ガマンしろ。」 〇〇「琥一くんもジェットコースター中毒か……」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「次はメリーゴーランド!」 琉夏「乗った! っていうか、乗ろう。」 琥一「オマエら2人で行って来い。」 〇〇「えぇ……」 琉夏「えぇ……」 琥一「行けよ。見ててやる。離れたとこでよ。」 〇〇「そんなに恥ずかしい?」 琥一「恥ずかしいだろーが、フツーはよ!」 琉夏「コウはカッコつけだからね。いいよ、わかった。」 〇〇「残念。」 琉夏「3人で乗ってるとこ写真撮ってもらおう。……あ、スイマセーン!」 琥一「待て待て! ぜんぜん、わかってねーじゃねぇか!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「ルカ。ゴーカートでレースするぞ。」 琉夏「〇〇ちゃん、賞品やって?」 〇〇「わたしが賞品なの? じゃあ、一緒にメリーゴーランドだ!」 琥一「待て待て……負けたらだよな?」 琉夏「勝ったらでしょ。」 〇〇「そうだよ?」 琥一「じゃ、勝てねぇじゃねぇか!」 琉夏「じゃ、コウの負け。行くぞ!」 琥一「待てコラ!」}} ・お化け屋敷オープン時期限定 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「そうそう、そしたら俺が後ろから……」 琥一「おう、わかってる……ククッ。」 〇〇「ねぇ!」 琉夏「なに?」 〇〇「なんの相談?」 琥一「気にすんな。」 〇〇「……やっぱり入るの? お化け屋敷?」 琉夏「入るよそりゃ。な、コウ?」 琥一「入んねぇでどうすんだ。」 〇〇「う~ん……なんか企んでない?」 琉夏「コウ、企んでる?」 琥一「何をだ? ほら、行こうぜ。」 琉夏「早く!」 〇〇「や~だ~……」}} **はばたき山(紅葉) #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「お、いい色になってやがんな。」 琉夏「ゆっくり行こう。足元に気をつけて、〇〇ちゃん。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「……」 〇〇「琉夏くんなに? 思い出し笑い?」 琉夏「子供の頃のこと。コウ、ここで栗拾ったの憶えてる?」 琥一「あぁ、ここだったか? 拾ったな。」 琉夏「栗、焼いたな?」 琥一「おぉ、焼いたな。あぁ……」 〇〇「琥一くん、どうしたの?」 琥一「言うな、その先は言うな。」 〇〇「???」 琉夏「なんでも?」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「わぁ、きれいだね……」 琥一「まあな? TVのニュースでやるくらいだからな。」 琉夏「…………」 〇〇「琉夏くん、どうかした?」 琉夏「いや、あり得ねぇなと思って。」 琥一「なにがだ。」 琉夏「コウと紅葉の組み合わせ。」 琥一「オマエもな?」 〇〇「ふふ!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ハァ……よく歩いたね? ちょっと疲れちゃった。」 琉夏「おんぶしてやろうか?」 〇〇「え? 琉夏くん疲れちゃうよ?」 琉夏「その時は、おんぶしてる俺をコウがおんぶする。」 〇〇「ふふ、ヘンなの。」 琥一「ややこしいな、おい。そん時は、俺がこいつを直接おぶえばいいだろうが。」 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「なに?」 琉夏「コウってあのツラでスケベだから注意な?」 琥一「テメェに言われたくねぇんだよ。」}} **はばたき山(スキー) #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「いいコンディションだ。行くぞ!」 琉夏「オッケー。行くよ、〇〇ちゃん。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「次、チューチュートレインね。」 琥一「チューチューってオマエ、あれか、くっついて滑るヤツか。」 琉夏「そう、そのチューチュー。」 〇〇「危なくない?」 琉夏「平気。一番後ろにつかまってな。俺が先頭でコウが真ん中な?」 琥一「ちょっとよ、こっ恥ずかしくねぇか?」 琉夏「恥ずかしくない! 行こう! ときめきを運ぶぜ!」 琥一「だとよ?」 〇〇「ふふっ、琉夏くん、すごく楽しそうだね?」 琥一「寒がりのくせにな? スキーは物心ついた頃からやってたらしい。」 〇〇「へぇ……ん? “らしい”?」 琥一「あ? あぁ……ほら、行くぞ!」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ふぅ……やっと下までついた。」 琥一「おい、ルカどこ行った?」 〇〇「琉夏くん? あれ、そう言えば――わっ!?」 琥一「冷てっ!!」 〇〇「もう! 琉夏くん!」 琥一「テメェ……」 琉夏「スノボに替えてきた! スノボ雪合戦だ!」 琥一「上等だ、コラ。来い、行くぞ!」 〇〇「おう!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「ハァ! 腹減った!」 〇〇「そろそろお昼にしよう?」 琥一「おう、ラーメン喰いに行くぞ。」 琉夏「俺カレー喰う。」 琥一「ウマそうなラーメンコーナーがあんだよ。」 〇〇「山菜そばが名物だってよ?」 琉夏「俺カレー喰う。」 琥一「バカ、スキー場来たらラーメンって決まってんだよ。来い。」 〇〇「山菜そば!」 琉夏「俺カレー喰う!」}} **はばたき城 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「やっぱ天守閣だろ?」 琥一「高けりゃいいんだろ? テメェは。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「遠くまで良く見えるね……」 琥一「晴れてっからな。海まで良く見える。」 〇〇「West Beachは見える?」 琉夏「こっからだと、岬の陰になってて見えない。」 〇〇「そっか、残念……」 琉夏「コウ、ちょっとどけて来て。」 琥一「できねぇな。」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。もし忍者だったらさ、どうする?」 〇〇「え? 忍者だったら? えぇと……」 琉夏「じゃ、コウは?」 琥一「どうでもいいし、まず意味がわかんねぇ。」 琉夏「俺なら、この瓦の上走るね。」 琥一「じゃ、走って来い。」 琉夏「いい?」 〇〇「ダメ!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「戦国時代か……」 〇〇「なになに?」 琥一「いや、俺らがその頃生まれてたらどんなもんかと思ってよ。」 琉夏「コウは南蛮人だな。」 琥一「意味がわかんねぇ。」 琉夏「デカいから。」 〇〇「じゃあ、わたしは?」 琉夏「やんちゃ姫。」 〇〇「普通のお姫様じゃダメなんだ……」 琥一「じゃ、テメェはなんだ?」 琉夏「俺? 俺は忍者だな。」 琥一「俺はなぁ、歴史ロマンみてぇな想像がしてぇんだよ。」 琉夏「南蛮人とやんちゃ姫と忍者だろ? ……ロマンチックじゃん。」 琥一「そうか。俺はなんだか泣けてきたぜ。」}} **牧場 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「いつ来てものどかでいいね。」 琥一「おう。ちっと厩舎にも顔出してみるか。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「あそこにいるの、ロバかな? ねぇ、この牧場って馬の他に何がいるの?」 琉夏「ヤギと、ガチョウもいる。」 琥一「牛もいるだろ。」 琉夏「ああ、いるいる。コウ、喰うなよ?」 琥一「喰わねぇよ!」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ハァ! 家からこんな近いところに牧場があるって、いいね?」 琥一「ま、田舎ってことだ。」 琉夏「ガキの頃はよく来たな? オヤジに連れられて。」 琥一「あ? ……そうだったか?」 琉夏「ゴメン、この話は無しだな?」 琥一「…………」 〇〇「なんかあったの?」 琉夏「初めはコウ、馬怖がって大変だったんだ。」 琥一「ウルセー。大げさなんだよ、オマエは。」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「そういえば、琉夏くんたちの馬、どうしてる?」 琉夏「クリストファー? 元気だよ。」 琥一「行くか?」 琉夏「行こう。クリストファーに挨拶だ。」 〇〇「わたしも行っていい?」 琉夏「もちろん。」 琥一「蹴られねぇようにな?」 〇〇「……蹴るの?」 琉夏「コウ。冗談だよ。行こう。」}}
|  [[繁華街>兄弟△ 繁華街]] | [[森林公園>兄弟△ 森林公園]] | [[はばたき山>兄弟△ はばたき山]] | [[臨海地区>兄弟△ 臨海地区]] | [[その他>兄弟△ その他]]  | *はばたき山 #contents **動物園 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「ほら、早く入ろう。早く!」 琥一「待て待て! 逃げやしねぇんだからよ……」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。じゃあ今日は、なに見たい?」 〇〇「えぇと……ゾウ!」 琉夏「さすが、わかってんね。じゃ、コウは?」 琥一「あ? いいんじゃねぇか、ゾウで。」 琉夏「コウ、やる気ねぇなら帰れ!」 琥一「ちょっと待て。まず意味が分かんねぇ。」 〇〇「琉夏くん、動物園が大好きなんだね……」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「腹減ったな……ね?」 〇〇「お弁当作って来たよ?」 琉夏「やった。おにぎりある?」 〇〇「あるよ。たらこと、ツナと、梅干し。」 琥一「おにぎりねぇ……」 琉夏「コラ。文句のあるヤツは梅干しのしかやらない。」 琥一「あ? なんでテメェが仕切ってんだよ? ツナ食わせろ。」 〇〇「はいはい、たくさんあるから!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「よし、じゃあ今日は、なにから見る? はい、〇〇ちゃん。」 〇〇「じゃあ……カバ!」 琉夏「いいね。」 琥一「景気づけにライオンでも見ねぇか? カバよりよ。」 琉夏「バカ!」 琥一「はぁ? なんでだよ?」 琉夏「まだ餌付けの時間じゃねぇよ。ホント、バカだなコウは。」 琥一「知らねぇだろ、フツー!」 〇〇「琉夏くん、動物園くわしいね……」}} **遊園地 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「まずはジェットコースター、ゴーカートチェイスと……お化け屋敷!」 琥一「……一つ余計だな。行くぞ。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ハァ……怖かった。ジェットコースターはもういいよね?」 琉夏「じゃあわかった。最後の一回ね?」 〇〇「もう……ねぇ、琥一くん!」 琥一「あと一回だ。ガマンしろ。」 〇〇「琥一くんもジェットコースター中毒か……」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「次はメリーゴーランド!」 琉夏「乗った! っていうか、乗ろう。」 琥一「オマエら2人で行って来い。」 〇〇「えぇ……」 琉夏「えぇ……」 琥一「行けよ。見ててやる。離れたとこでよ。」 〇〇「そんなに恥ずかしい?」 琥一「恥ずかしいだろーが、フツーはよ!」 琉夏「コウはカッコつけだからね。いいよ、わかった。」 〇〇「残念。」 琉夏「3人で乗ってるとこ写真撮ってもらおう。……あ、スイマセーン!」 琥一「待て待て! ぜんぜん、わかってねーじゃねぇか!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「ルカ。ゴーカートでレースするぞ。」 琉夏「〇〇ちゃん、賞品やって?」 〇〇「わたしが賞品なの? じゃあ、一緒にメリーゴーランドだ!」 琥一「待て待て……負けたらだよな?」 琉夏「勝ったらでしょ。」 〇〇「そうだよ?」 琥一「じゃ、勝てねぇじゃねぇか!」 琉夏「じゃ、コウの負け。行くぞ!」 琥一「待てコラ!」}} ・お化け屋敷オープン時期限定 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「そうそう、そしたら俺が後ろから……」 琥一「おう、わかってる……ククッ。」 〇〇「ねぇ!」 琉夏「なに?」 〇〇「なんの相談?」 琥一「気にすんな。」 〇〇「……やっぱり入るの? お化け屋敷?」 琉夏「入るよそりゃ。な、コウ?」 琥一「入んねぇでどうすんだ。」 〇〇「う~ん……なんか企んでない?」 琉夏「コウ、企んでる?」 琥一「何をだ? ほら、行こうぜ。」 琉夏「早く!」 〇〇「や~だ~……」}} **はばたき山 ***紅葉狩り #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「お、いい色になってやがんな。」 琉夏「ゆっくり行こう。足元に気をつけて、〇〇ちゃん。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「……」 〇〇「琉夏くんなに? 思い出し笑い?」 琉夏「子供の頃のこと。コウ、ここで栗拾ったの憶えてる?」 琥一「あぁ、ここだったか? 拾ったな。」 琉夏「栗、焼いたな?」 琥一「おぉ、焼いたな。あぁ……」 〇〇「琥一くん、どうしたの?」 琥一「言うな、その先は言うな。」 〇〇「???」 琉夏「なんでも?」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「わぁ、きれいだね……」 琥一「まあな? TVのニュースでやるくらいだからな。」 琉夏「…………」 〇〇「琉夏くん、どうかした?」 琉夏「いや、あり得ねぇなと思って。」 琥一「なにがだ。」 琉夏「コウと紅葉の組み合わせ。」 琥一「オマエもな?」 〇〇「ふふ!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ハァ……よく歩いたね? ちょっと疲れちゃった。」 琉夏「おんぶしてやろうか?」 〇〇「え? 琉夏くん疲れちゃうよ?」 琉夏「その時は、おんぶしてる俺をコウがおんぶする。」 〇〇「ふふ、ヘンなの。」 琥一「ややこしいな、おい。そん時は、俺がこいつを直接おぶえばいいだろうが。」 琉夏「〇〇ちゃん。」 〇〇「なに?」 琉夏「コウってあのツラでスケベだから注意な?」 琥一「テメェに言われたくねぇんだよ。」}} ***スキー #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「いいコンディションだ。行くぞ!」 琉夏「オッケー。行くよ、〇〇ちゃん。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「次、チューチュートレインね。」 琥一「チューチューってオマエ、あれか、くっついて滑るヤツか。」 琉夏「そう、そのチューチュー。」 〇〇「危なくない?」 琉夏「平気。一番後ろにつかまってな。俺が先頭でコウが真ん中な?」 琥一「ちょっとよ、こっ恥ずかしくねぇか?」 琉夏「恥ずかしくない! 行こう! ときめきを運ぶぜ!」 琥一「だとよ?」 〇〇「ふふっ、琉夏くん、すごく楽しそうだね?」 琥一「寒がりのくせにな? スキーは物心ついた頃からやってたらしい。」 〇〇「へぇ……ん? “らしい”?」 琥一「あ? あぁ……ほら、行くぞ!」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ふぅ……やっと下までついた。」 琥一「おい、ルカどこ行った?」 〇〇「琉夏くん? あれ、そう言えば――わっ!?」 琥一「冷てっ!!」 〇〇「もう! 琉夏くん!」 琥一「テメェ……」 琉夏「スノボに替えてきた! スノボ雪合戦だ!」 琥一「上等だ、コラ。来い、行くぞ!」 〇〇「おう!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「ハァ! 腹減った!」 〇〇「そろそろお昼にしよう?」 琥一「おう、ラーメン喰いに行くぞ。」 琉夏「俺カレー喰う。」 琥一「ウマそうなラーメンコーナーがあんだよ。」 〇〇「山菜そばが名物だってよ?」 琉夏「俺カレー喰う。」 琥一「バカ、スキー場来たらラーメンって決まってんだよ。来い。」 〇〇「山菜そば!」 琉夏「俺カレー喰う!」}} **はばたき城 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「やっぱ天守閣だろ?」 琥一「高けりゃいいんだろ? テメェは。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「遠くまで良く見えるね……」 琥一「晴れてっからな。海まで良く見える。」 〇〇「West Beachは見える?」 琉夏「こっからだと、岬の陰になってて見えない。」 〇〇「そっか、残念……」 琉夏「コウ、ちょっとどけて来て。」 琥一「できねぇな。」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「〇〇ちゃん。もし忍者だったらさ、どうする?」 〇〇「え? 忍者だったら? えぇと……」 琉夏「じゃ、コウは?」 琥一「どうでもいいし、まず意味がわかんねぇ。」 琉夏「俺なら、この瓦の上走るね。」 琥一「じゃ、走って来い。」 琉夏「いい?」 〇〇「ダメ!」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 琥一「戦国時代か……」 〇〇「なになに?」 琥一「いや、俺らがその頃生まれてたらどんなもんかと思ってよ。」 琉夏「コウは南蛮人だな。」 琥一「意味がわかんねぇ。」 琉夏「デカいから。」 〇〇「じゃあ、わたしは?」 琉夏「やんちゃ姫。」 〇〇「普通のお姫様じゃダメなんだ……」 琥一「じゃ、テメェはなんだ?」 琉夏「俺? 俺は忍者だな。」 琥一「俺はなぁ、歴史ロマンみてぇな想像がしてぇんだよ。」 琉夏「南蛮人とやんちゃ姫と忍者だろ? ……ロマンチックじゃん。」 琥一「そうか。俺はなんだか泣けてきたぜ。」}} **牧場 #blockquote(){#divclass(hide){ 琉夏「いつ来てものどかでいいね。」 琥一「おう。ちっと厩舎にも顔出してみるか。」}} ・1 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「あそこにいるの、ロバかな? ねぇ、この牧場って馬の他に何がいるの?」 琉夏「ヤギと、ガチョウもいる。」 琥一「牛もいるだろ。」 琉夏「ああ、いるいる。コウ、喰うなよ?」 琥一「喰わねぇよ!」}} ・2 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「ハァ! 家からこんな近いところに牧場があるって、いいね?」 琥一「ま、田舎ってことだ。」 琉夏「ガキの頃はよく来たな? オヤジに連れられて。」 琥一「あ? ……そうだったか?」 琉夏「ゴメン、この話は無しだな?」 琥一「…………」 〇〇「なんかあったの?」 琉夏「初めはコウ、馬怖がって大変だったんだ。」 琥一「ウルセー。大げさなんだよ、オマエは。」}} ・3 #blockquote(){#divclass(hide){ 〇〇「そういえば、琉夏くんたちの馬、どうしてる?」 琉夏「クリストファー? 元気だよ。」 琥一「行くか?」 琉夏「行こう。クリストファーに挨拶だ。」 〇〇「わたしも行っていい?」 琉夏「もちろん。」 琥一「蹴られねぇようにな?」 〇〇「……蹴るの?」 琉夏「コウ。冗談だよ。行こう。」}}

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