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丼6

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「あんたたち! 何やってるの!?」
 ジョンがモニターをのぞこうとした刹那、出入り口方向から女性の大きな声が聞こえてきた。
「げぇー! 綾子はん!!」「ま、松崎さん!!」「綾子ぉ!」
 四人の男たちは、びっくりして一斉にその方向へ向いた。
 それぞれ呼び方が違うが、そこには綾子が立っていた。ここは男湯なのに。
「全くあんたたちは、修学旅行の中坊かい!」
 あっけにとられる男たちの所へ綾子は歩いてくる。彼女は入浴するような格好、つまり全裸だった。
「ど、どうして綾子はんが男湯に!? それにその格好……」
 坊さんの肩車から降ろされたジョンは真っ裸の彼女に質問をした。彼らは綾子の姿に目のやり場に困っている
「混浴じゃなくてがっかりしてると思って、文字通りお姉さんが一肌脱いだのよ。ありがたく思いなさい」
 彼らに対して体を正面から少し斜めにして立ち、胸を張り、自分の裸体を見せ付けるようなポージングをした。
 恥かしく思いながら、男たちはちらちらと彼女の裸を目に入れた。
 意外と着やせするタイプで、彼らが大好きなおっぱいは、彼女の場合は思ったより大きくて少し垂れている。先についている乳首は、乳輪は大きく、黒ずんでいてやや下向きだ。
 スイカのようなおっぱいをスイカップと呼ばれることがあるが、彼女のは同じウリ科のヘチマを太くしたような感じだ。
 男たちは、海水パンツを履いているジョン以外は、白いタオルを腰に巻き、同性同士でもあまり見せたくないところを隠している。
 しかし、綾子は同じ白いタオルを、右手で端を掴み担ぐように右肩にかけていて、自慢のボディを隠す気など全く無かった。
「まるでアマゾンだな」
 綾子の下半身をこっそりと眺めるナルが、ボソッともらす。彼女の、自分たちがタオルで隠している位置と同じところには、黒い海草のようなものがびっしり生い茂っている。
 それは男にも同じように生える、無数のちぢれた太い体毛だった。個人差はしょうがないと思いながらも、ナルは自分のが薄くさらさらストレートで、男らしさを感じられない劣等感を抱いる。
 綾子の、珍獣が生息する大密林地帯が如く雄々しい剛毛をうらやましいく思った。
「おらおら、あんたたちもタオルなんて取っちゃいなさい。特にジョン、温泉で海水パンツなんて日本文化を馬鹿にしているのと同じよ!」
 厳しい口調でジョンのマナー違反を注意する。
「か、勘弁してください。そ、そんなん、わ、わて恥かしいですわ……」
 ジョンは、はいている海水パンツを抑えるように掴んだ。
「さては、まだ剥けてないのね? どれどれ、お姉さまに見せなさい」
 身をかがめているジョンに綾子が迫ってくる。
「や、やめてくんなはれ!」
「坊さん! ジョンを捕まえなさい!」
 後ろを向きになり逃げ出そうとするジョンを、綾子は坊さんに捕まえさせようとする。坊さんは彼女の気迫に圧倒されたようで服従した。
「か、堪忍したってぇ、綾子はん! わての見たっておもろないわー!」
 坊さんに羽交い絞めされたジョンは必死に抵抗する。
 綾子はジョンのパンツ内側についている蝶結びの紐を解き、一気にパンツをずり降ろそうとするが、途中で何か長くて太い棒状のものが引っかかる。
「あらまあ、こんなに大きくさせちゃって」
 パンツを引っ掛けているジョンの棒は、腹部の方へ跳ね上がろうとするする力が強く、綾子は苦戦する。それでも彼女は強引にパンツから外そうとする。
「ごっつ痛いですわ! 折れてまうぅ!」
「往生際が悪いわねぇ!」
 引っかかった棒は、パンツが下がると共に無理やり下へ向かされた。さらに強くパンツを下へ引っ張ると、ようやく棒から離すことができた。
 押さえつけたものが無くなると、ジョンの棒は反動で勢いよく跳ね上がり腹部に当たった後、少しの間小刻みに上下していた。
「酷いですわ、酷いですわ……綾子はん。ウチ、もうお婿に行けへん」
 ジョンは恥かしさで両手で顔を覆い、わんわんと泣き出してしまったが、海水パンツに隠されていた、重力に逆らって反り立つジョンのモノを見て一同は絶句する。
「ま、負けた……」
 ジョン以外の三人の男は何かの敗北感に浸っている。いったいナニに負けたのだろうか。
「隠れた名器とはこのことね。ジョン、お姉さんがたっぷりと可愛がってあげるわ」
 綾子は高級チン味を目の当たりにしているように、舌なめずりをし、よだれを垂らしている。
「堪忍してくれやす、堪忍してくれやす! 滝川はん、ナル、リンさん、助けてくんなはれー! うわわーーーん!」
 首の周りに綾子の腕が回されたジョンは、ずるずると彼女が行く方向へ引きずられていった。
「ジョンはもう助からない! リン、坊さん、僕たちは撤退するぞ!」
「おうよ! ジョン、お前の犠牲は無駄にしない!」
「ジョンさん、あなたの霊は後で私か原さんが降ろして、すみやかに成仏させますので御安心ください」
 ナル、坊さんとリンさんは、強大な猛獣の悪霊に食い殺されそうなジョンを見捨てて、脱衣所へ逃げだした。
「ア、アマゾンや! 密林の奥深く潜む猛獣が、わてを喰らおうとしてはる!」
「何がアマゾンよ、失礼ねぇ! ところで、あんたのはやっぱり金髪ね」
「ひいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃ!!」
 急いで着衣している最中に、ジョンの断末魔の叫びが脱衣所まで届き、三人は恐怖で身を悶えた。

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