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丼3

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「真砂子!」
 麻衣は、胸の付近までお湯に浸している体を膝で立たせ、目の前にいる真砂子の頬を両手でやさしく触れる。そして、真砂子を見下ろし彼女の唇を見つめ、自分の唇をそこへ近づけた。
「んっ!ん……ん!」
 キスに慣れてない麻衣は息苦しいが、必死に唇と唇を密着させる。
 真砂子から一時たりとも離れたくなかった。真砂子も両腕を麻衣の首の後ろへ回し、しがみつく様にしてお互いの体を強く引き合わせた。
 麻衣は左手で真砂子の背中を支え、右手で彼女の乳房を下から持ち上げるように触れた。脱衣所で目を奪われ渇望したものだ。
 柔らかくて暖かい。しかしすぐに、ただ触れるだけでは物足りないと感じるようになった。
「ん……ぷはぁ」
 麻衣は唇を離し、二人は息を大きくはいた。
 今度は麻衣のほうが低い体制になり、真砂子が膝立ちする。麻衣の目の前には、やさしく触れていた新雪のように真っ白な乳房と、その色に引き立てられた桃色の突起が映る。
 それが無性に欲しくなった麻衣は左のほうをむしゃぶりつく。右のほうもただ触れるだけじゃなくて、少し強くつかんで回すようにした。
「麻衣さん……ん……ん」
 キスから開放された真砂子の口から声が漏れる。真砂子は目を閉じてどこか苦しそうな表情だ。
 麻衣が彼女の体に刺激を送るたび、それを過敏に反応しているようで全身を震わせている。
「真砂子、隣のお風呂まで遠いし、それにお湯が流れる音もしているから、もう少し声を出しても大丈夫だよ」
 麻衣の口から乳房が離れると、その先が麻衣の唾液でしっとりと濡れて艶やかになっていた。
 麻衣はこういうときの真砂子の声を聞きたいと思っている。恥かしさと気持ちよさが同居しているこの声を。
 再び乳房をほおばり、キスをしたときに真砂子の舌をねじ伏せるように絡み付けた自分の舌で、乳首を転がすようになめまわした。右手で包んでいる方の乳房も、その先を親指と人差し指でついばむ様にして弄る。
「あっあっ……麻衣……もっと」
 真砂子は麻衣の頭を両手で押さえつけて、自分の胸へもっと引き寄せるようとする。麻衣の舌と指の速さが増す。
 麻衣は右手を、彼女の胸から腹、お湯につかっているお尻まで下げて、そこも胸と同じように優しく撫で回した。
 柔らかい感触を堪能した後、更に手を下の方へ伸ばし、股の間に入り込もうとすると――
「麻衣、そこは……私、怖い……」
 真砂子が麻衣の侵入を拒む所は、女にとって大切な部分。いままでそこを自分以外の者に触れさせたことはあったかもしれないが、それでも信頼できる人以外は触れさせたくない、と彼女は思っているだろう。
 真砂子はこれ以上の麻衣との進展をためらった。
「真砂子、大丈夫だって、私も女よ。いくら私が不器用だって扱いぐらい手馴れているわよ」
「でも」
「あ、そうか。お風呂の中だから、指を入れたらお湯が入っちゃうよね」
「麻衣さんのバカ!!」
 考えていることをそのまま口に出した麻衣を怒鳴った。麻衣はムードというのを全く理解していない。
「でも、ここで終わりじゃ嫌だよね? 真砂子」
「……こんのエロオヤジ!」
 情事の雰囲気に慣れてきたのだろうか、自分たちのペースを取り戻している。

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